IE9ピン留め

虎鷹拳院日誌<虎は爪を顕さず>

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癒し効果ゼロ

*心意六合拳の鶏行歩は、必ず落下します。誰でも落下します。もちらん、落下してはいけません。おいらの鶏行歩は、落下しません。鶏行歩ができる、ということは落下しない、ということです。

*ところが、この落下ということ、なかなか理解できません。無理もありません。今まで生きてきて、落下しない歩行なんてことは、未経験だからです。しかも、鶏行歩は不可逆性ではありません。自転車とは違います。ある程度の筋力も必要です。

*心意六合拳が、震脚&沈墜勁へ堕落することは、必然的ともいえます。落下を理解することも、解決することも難しいので、積極的に落下してしまいます。現実に妥協してしまいます。

*また、鶏歩は低ければ低いほど良い、という傾向があるので、落下を理解できずに低くします。すると、後ろ足の踵が高くなり、前足に体重が掛かります。これで、鶏歩の時点で完全落下します。後ろ足は、もちろん死んでいます。心意六合拳の本来の勁力は、永遠に現出しません。

*鶏行歩は、がむしゃらに頑張ったところで、効果はありません。注意深く、一本足で立ち、一本足で歩くことです。後ろ足の意識が抜けると、落下してしまいます。ところが、後ろ足の意識なんて、実はありません。自分で作るしかありません。これ、鶏歩で作ります。

*生きて行く上で、日常生活で、鶏歩は全く必要ありません。そして、鶏歩は可逆性なので、カラダはすぐに鶏歩を忘れてしまいます。できる人も、すぐにできなくなります。ヒトにとって、生活に不要な、不自然な勁力運動なのです。

*太極拳とかその他の武術は、自然や宇宙と溶け込む悟りの武術だそうですけど、心意六合拳の鶏歩は、宋氏形意拳の六合歩(三体式) は、反自然運動です。だから、癒しの効果はゼロです。もしも癒しの時間があるとすれば、それは練習が終わった瞬間です。あるいは、死ぬ時です。

*心意六合拳はリラックスしてはいけない、と師匠から教わりました。心意六合拳は、緊張であり、ストレスであり、快感もありません。

*鶏歩には、練習という言葉が似合いません。それは、まさに「訓練」という言葉がぴったりです。

*訓練といえば、鬼教官がいて、強制的にやらされるというイメージですが、鶏歩には鬼教官はいません。自分で時間を見つけて、自分で自分を縛ります。鶏歩はやらなければやらないで済みます。誰も見ていません。軍隊の訓練ではありません。

*鶏歩におけるフクラハギの発見も、おいらが教えることはできません。指導することはできません。自分で見つけるしかありません。やらなければ、分かりません。

*文章や映像を見ても、理解は不可能です。ヒントはあります。おいらも、先生からヒントをもらいました。

*鶏歩におけるフクラハギの発見も、先生から鶏歩を教わったから、です。六合歩(三体式) における内側広筋の発見も、先生から六合歩を教わったからです。

*お陰で、多くの形意拳家が陥る間違いも、発見しました。逆歩の崩拳における、後ろ足の膝の問題です。後ろ足の膝が足の親指より内側に入ってしまい、基礎の土台が歪んでしまいます。これは、龍腰を理解していないためです。

*弓歩における内転筋の発見は、師匠から教わりました。ですが、いきなり内転筋の発見は難しいので、大腿二頭筋の発見から実行してみてください。これだけは鶏歩や六合歩と違って体重を利用できないので、かなり意識的な自己訓練となります。

*鶏歩と六合歩ができないと、おいらには大きなストレスとなります。毎日、最低の練習として、鶏歩と六合歩と弓歩をします。
# by tiger-hawk | 2012-02-13 07:26 | 心意六合*形意 | Comments(3)

指行性と指行性勁力

*19日の、通背拳の常松勝先生の道場(日中武術交流協会) 設立三十周年記念会へ行くことにしました。ネリマのひきこもりに声を掛けてくれる数少ない先生なので、顔を出してきます。コボクマシーン1号も誘ったのですが、仕事だそうです。おいらも仕事なのですが、同窓会ということで、午後から逃げることにしました。心意六合拳の鷹と虎を演武します。(あれから30年、おいらもジジイになりました。一体、何をしてきたのか? 恥ずかしい間違いだらけの人生でした。涙・・・)

*指行性と指行性勁力の違いは、フクラハギの発見と覚醒です。でも、指行性のほうが、フクラハギを発見しやすい。踵のある蹠行性では、発見できません。馬歩系武術 (少林拳・太極拳・八極拳など) だと無理です。

*このフクラハギの発見、毎日鶏歩のコボクマシーン1号でも半年掛かったそうなので、指行性勁力セミナーやっても、無意味かもしれません。

*虎鷹拳院の会員でも、毎日鶏歩していない人は、五年過ぎても発見できません。その前に消えてしまいますが・・・。残酷というか、結果ははっきりとしています。でも、フクラハギの発見=勁力の獲得です。そこには、武術の喜びがあります。

*しかも、練習を止めてしまうと、勁力も消えます。不可逆性ではありません。これは、ある程度の筋力も必要だということです。ところが、筋トレをやっても無意味です。鶏歩しかありません。ここは面白いところです。

*つまり、鶏歩で力を込めても無駄なことです。バランスも最悪ですけど、バランスを取っても無意味です。何もしなくていいのです。というか、何かしてはいけません。何かすると、失敗します。

*鶏歩や鶏行歩で力を込める人がいますが、最悪の結果を招きます。力は獲得できますが、勁力は一生獲得できません。力強いけど、のろまな心意六合拳が出来上がります。通背拳などにボコボコにやられてしまいます。南無阿弥陀仏・・・

*筋力の大小や体格の大小は人により様々ですが、誰にでも体重はあります。体重も様々ですが、自分に合った体重で十分です。その体重を利用すればいいのです。

*太極拳に、「意を用いて力を用いず」なんて言葉があります。とても曖昧な言葉です。こんな言葉で人を惑わす太極拳のセンセーはろくな者ではありません。くだらない言葉です。つまらない存在です。中身が空っぽなので、難しいこと言って、人を騙すのです。

*意なんて言わずに、体重と言えばいいのです。体重を用いるのは簡単なことではありませんが、とても単純なことです。何もしなければいいのです。

*ところがヒトは何かをしたがります。おいらなんぞ怠け者なので、何もしなければいい、となれば、何もしないのですけど。

*実際のところ、心意六合拳の鶏歩は半身で作ります。でも、胸を開いて肩を張って半身を作る人もいます。龍腰に無知だからです。

*尻が出てしまう人もいます。龍腰ができていないからです。

*ですから、とりあえず、半身は作らずに、正面の鶏歩から始めましょう。それでいいです。鶏行歩も正面でいいです。
# by tiger-hawk | 2012-02-10 06:57 | 指行性勁力 | Comments(8)

蹠行性と指行性 その2

*ヒトは蹠行性なのですが、走る時は指行性になります。指行性でないと速く走ることができません。

*これ、少し問題がある、と前回指摘しました。そんなに簡単には、指行性で走ることはできません。特に小学生の頃、学習する必要があります。そうしないといつまでも、蹠行性で走る、ということになります。

*おいらは運動音痴なので、いつまでもドタドタみっともなく走っていました。そこで、心意六合拳の鶏行歩を応用したら、上手く走ることができました。

*でも、鶏行歩とは、指行性で歩く、ということです。特に、地面を蹴らないこと、上下動しないこと、などを心がけてきたので、ちょっと変な走りになりました。でも、もうメンドー臭いので、このままでいいです。

*蹠行性のヒトが指行性で歩くということは、かなり難しい面があります。(特に、日本人は足の指を使わないで歩く、という特徴があります。) しかも、鶏行歩は勁力を要求されます。カラダが前へ突っ込むと、勁力運動は消えてしまいます。正確には、フクラハギ(など下腿三頭筋) が覚醒していないので、勁力がありません。

*このフクラハギの発見と覚醒は、鶏歩の練習をする以外に解決の道はありません。とにかく、毎日、ひたすら鶏歩です。仕事や勉学に忙しいでしょうけど、最低、15分位は毎日やります。

*鶏歩的な動きは、日常生活運動には存在していないので、毎日やらないと、とたんに落ちます。技がヘタクソになります。極端な話、技なんかやらなくてもいいです。とにかく鶏歩です。

*宋氏形意拳が上手くなるには、ひたすら六合歩(三体式) です。飽きたら、時たまそのまま五行拳を撃ちます。歩く必要はありません。

*同様に、心意六合拳が上手くなりたかったら、ひたすら鶏歩です。一週間に一回か二回、体育館に来たところで、進歩しません。

*縮んだ歩型の鶏歩の中に、勁力は生まれます。技そのものの中に、勁力は生まれません。技ができても勁力が無ければ、それは手足バタバタ運動です。武術なんかする必要はありません。ラジオ体操やテレビ体操してください。

*鶏歩をやっているか、やっていないか、はすぐにバレてしまいます。バレたくなかったら、体育館に来ないほうがいいです。アハハ バレてもいい人は体育館に来てください。

*普通の武術は、技の練習をして勁力を作ります。心意六合拳と宋氏形意拳は、ただ立っているだけで勁力を作ります。なんだか、変っているのかもしれません。
# by tiger-hawk | 2012-02-06 08:32 | 指行性勁力 | Comments(8)

蹠行性と指行性

*蹠行性と指行性というと、何やら難しそうですけど、そんなことはありません。とても簡単なことです。

*要するに、踵が有るのか無いのか? 踵を使うのか使わないのか? ということだけです。

*心意六合拳の鶏歩に踵が無いことは、以前から気付いていました。宋氏形意拳の六合歩(三体式) が踵を使わないことは、昔から気付いていました。心意六合拳の鶏行歩で、踵を使わないことは、早くから分かっていました。(でも、蹠行性と指行性の言葉は知りませんでした。無知とは恐ろしいですね。)

*踵がある、踵を使う状態とは何か? それは中国武術で言えば、馬歩であり、沈墜勁であり、震脚です。

*鶏行歩では、落下してはいけません。墜落してはいけません。それでは勁力運動が終了してしまいます。落下=墜落であり、=沈墜勁の沈墜です。沈墜勁すれば、ハイ、終わりです。お疲れさまでした。

*もっと簡単な例を見てみましょう。

*ヒトは蹠行性の動物ですが、走る時は指行性となります。蹠行性では速く走れないからです。

*でも、そんなに単純でもありません。

*公園などでランニングしている人たちの中には、蹠行性で走っている人もいます。特に中年男性で、自己流に走っている人にいます。ドタドタと着地して、前足に体重が載り、その前足全体を降ろします。その結果、一歩と次の一歩に関連性・連続性がありません。一歩は一歩で終わりです。見ていても、きれいな走り方とは言えません。

*小学生の低学年には、蹠行性で走る子供がたくさんいます。先生も個人指導なんかしないので(できない? ) 、そのまんまです。もちろん、速く走ることは無理です。すると、中には高学年でも、蹠行性で走っている子供もいます。(保育園の運動会だと、指行性で走る子供を見つけるのは、なかなか困難です。)

*さすがに、小学校高学年のクラス代表の子供になると、きれいな指行性で走ります。個人的に自然に学習したのでしょうね。

*え? お前は何時、何処で観察したのか? おいらには娘がいるので、保育園や小学校の運動会で見ていました。みなさんも、時間がありましたら、小学校の運動会を見学してみてください。なかなか面白いですよ。でも、不審者に見られないように、カメラは持参しないほうがいいです。保育園の運動会は警察に通報される危険性があるので、止めたほうがいいです。アハハ

*どうですか? 見分け方はとても簡単ですね。

*これを鶏行歩で見てみると、蹠行性の鶏行歩では、踵に体重の載る時間が生じます。その結果、足裏時間が長くなります。上下動が生まれます。つまり、フワフワと浮きます。これはどんなに低く歩いても解決できません。また、低く歩くことを主要な目的とすると、落下・沈墜してしまいます。具体的には、前足に体重が載ってしまいます。そして、後ろ足のフクラハギは死にます。

*落下・沈墜すると、一歩と次の一歩に関連性・連続性が消えてしまいます。連打・連続攻撃なんて、とても無理です。もちろん、それらしい疑似的な連打はできますけど、かなり無理があります。

*鶏行歩を未完成弓歩で歩くのは、弓歩運動を防ぐためもありますが、踵を消して、足裏時間を短くするためでもあります。さらにこれを未完成鶏歩にすれば、足裏時間をほとんど消すことができます。そうすれば、さらに技の切れが良くなります。

*つまり、体重は常に小アーチにあります。踵は、立つ時も、歩く時も使いません。これが指行性の動物拳です。
# by tiger-hawk | 2012-02-03 00:08 | 指行性勁力 | Comments(4)

心意形意は一本足で撃て !

*心意六合拳と宋氏形意拳は、一本足状態から撃ちます。

*心意六合拳の鶏歩と、宋氏形意拳の六合歩(三体式) は、後ろの一本足状態です。でも、前足が地面と接触しているではないか? との疑問もあるでしょう。

*そこで、具体的な技から見てみましょう。

*宋氏形意拳の虎形と馬形は、撃つ前に足を一本足状態にします。それが典型的な形なのですが、全体的に動作が小さく歩幅も狭いので、一本足の習得は難しい。

*心意六合拳は動作が大きく歩幅も広いので、理解が簡単です。

*挑領の場合・・・挑領は、虚歩から弓歩へ変化します。でも、挑領の虚歩は戦術的な要請の問題なので、虚歩から撃つわけではありません。

*では何処から撃つのか? 虚歩の次の瞬間、前足をやや高く挙げます。その一本足状態から撃ちます。その時、後ろ足の踵は地面から離れています。実際には、一本足状態で止まってしまうと、時間が掛かり過ぎるので、止まらないでやります。え? そんなこと心意六合拳の先生は言わないぞ? ハイ、大秘伝公開です。アハハ

*鶏撲食や熊吊膀の場合・・・この時、前足から一歩進みます。すると、未完成鶏歩となります。前足の一本足状態です。この前足は後ろ足になる予定ですが、その間の運動線は、途切れることなく続きます。つまり、前足の未完成鶏歩から、鶏歩までの運動線を統一します。

*この時大切なのは、始めの一歩をなんとなくやり過ごすのではなく、その一本足に全体重を賭けることです。つい、慣性力で走ってしまうのですが、あくまで一歩を大切に歩くことです。

*身体が浮かないように、なんとなく連続して歩いてはいけません。鷹抓把も単虎抱頭も同様です。鷹抓把や単虎抱頭は、上から撃ちますが、歩型は高くしてはいけません。同じ未完成鶏歩、同じ鶏歩です。なんとなく歩型を高くしてしまいがちですが、注意してください。

*蛇行歩の場合・・・後ろ足から前進します。この時、未完成鶏歩になります。この一本足に全体重を掛けます。ここを流してはいけません。

*勢いよく迫力を出して練習する人がいますが、そんなこと、何時でも誰でもできます。勢いよく迫力を出すことに、深い意味はありません。せいぜい、素人を脅かす、騙す位でしょうか? 中身の無い迫力は、見透かされます。

*全体として、流さないこと、です。一本足状態を大切に作ります。
# by tiger-hawk | 2012-01-30 08:59 | 心意六合*形意 | Comments(2)

瞬発力も爆発力も要りません

*寒いですねえ。虎鷹拳院も練習の出席者が激減しています。まあ、元々、つぶれそうな虎鷹拳院なので、体育館がさらに寒々としています。おいらも風邪をひき、治らないので、耳鼻科で薬を処方してもらいました。え? 抗生剤なんか飲むな ! ごっごめんなさい。つい、誘惑に負けてしまいました。日頃、陰陽五行説を馬鹿にしていた罰が当たったんですう。これからは、信仰に生きる真面目なアナキストになりますう。(偉大なるサラディン様、ワンスイ ! )

*先日、あるblog読者の方から電話もらいました。その方、おいらとは違って真面目に武術を研究している人です。で、M先生の著書も参考にしているそうです。で、M先生の勁力理論と虎鷹拳院の指行性勁力は、全く無関係です、と言ったらビックリしていました。

*おいらのblog読者ならば、その位は先刻承知だと思っていたので、こちらもビックリ。

*で、原点に戻りましょう。題して、「瞬発力も爆発力も要りません」です。

*心意六合拳の鶏歩&鶏行歩とは、鶏歩で立って鶏行歩で歩くだけ、ということです。「立って歩くだけ」、ですから、瞬発力も爆発力も養成できません。ではどうすんだよ ! アホの藤松 !

*いえ、瞬発力も爆発力も要らないのです。そもそも、そんなものは要らなかったのです。瞬発力とか爆発力とか、そうした概念が間違いの始まりでした。そんなことを考えるから、力が入ってしまいます。勁力を阻害します。つまり、瞬発力とか爆発力とかは、あくまで、「結果論」なのです。瞬発力とか爆発力を「目的論」としては、いけません。

*鶏行歩は歩くだけ、です。秘伝も神秘もウンコもありません。歩く中から大きな勁力を作り出します。それだけです。

*地面との衝突(=震脚) も、地面への落下(=沈墜勁) も、身体を開くこと(=十字勁) も、螺旋形運動(=纏絲勁) も、何も要りません。ただ、歩くだけです。

*歩く運動の中から、最も効率よく運動力量を生み出します。そのために、鶏歩により、エンジンを作ります。エンジンとは、フクラハギ(など下腿三頭筋) のことです。

*このエンジン、姿勢や運動体勢により、すぐに死んでしまいます。とても、繊細なエンジンです。だから、鶏歩で作ります。馬歩では作れません。スポーツ・ジムでは作れません。単純な筋肉量では、測れません。それが、「フクラハギの発見」です。

*どうして地面を蹴ってはいけないのか? 速く走るためには、地面を蹴ります。ジャンプするためには、地面を蹴ります。

*運動力量は、跳躍運動に取られてしまい、上方へ消えてしまいます。同時に、フクラハギのエンジンも消えてしまいます。だから、宋氏形意拳の鑽拳は、見た目、上へ撃っているようですが、実はその根本運動線は真っすぐなのです。心意六合拳の挑領も、上へ撃っているように見えて、その実、真っすぐに撃ちます。

*鶏行歩において、上下動を消すのは、運動力量の損失を防ぐためです。同時に、エンジンを殺さないためです。でも、そのために、根本運動まで消してはいけません。つまり、抜き足差し足の泥棒歩きになってはいけません。忍者歩きになってもいけません。

*鶏行歩において、弓歩運動は絶対に禁止です。弓歩運動は、フクラハギを殺してしまいます。だから、膝の裏は伸びません。

*心意六合拳にも、弓歩で終わる技があります。あれ、実は弓歩運動ではありません。弓歩としては、死んでいます。つまり、地面を蹴っていません。
# by tiger-hawk | 2012-01-26 22:15 | 指行性勁力 | Comments(8)

原点回帰

*練習の成果が出る人、出ない人がいるので、体育館の練習では原点回帰することにしました。

*弓歩・六合歩・鶏歩は、全体で合同練習します。

*心意六合拳・鶏行歩・・・全体で合同練習します。

*排打功・・・全体で合同練習します。

*基本単練法・・・全体で合同練習します。

*鶏撲食、熊吊膀、単虎抱頭、鷹抓把、猴縮身、龍形裹風、燕子双抄水、

*宋氏形意拳は別伝として、個人教授的にやります。

*4月頃から、動物太極拳はじめます。その時、弓歩・六合歩・鶏歩・鶏行歩の過程まで、全体で合同練習します。

*合同練習は、7時~8時頃までに終了します。よろしくお願いいたします。
# by tiger-hawk | 2012-01-23 09:51 | 心意六合*形意 | Comments(2)

掟破りの正面鶏歩

*さあ、掟破りの正面鶏歩です。ついにやってしまいました。業界のタブーを犯すアホの藤松です。心意六合拳にそんなものは無い? んなことはどうでもいいのだ。ジジイ心と冬の空よ ! え? 秋の空? まあ、春夏秋冬、人の心は移ろいで行くのダアー !

*掟破り、なんて昔のプロレス用語です。今やプロレス人気も凋落の一途。中国武術は雑誌から作られた、元から幻のようなもの。ルール破り、のほうがよかったかな?

*正面鶏歩は、以前から一人でやっていました。正面鶏行歩も少しだけやっていました。まあ、準備体操みたいなものです。ですから、10秒で十分です。おいらの場合は、10秒もやりませんけど。

*心意六合拳の鶏歩というと、肩を開き、胸を張り、いかにも強そうに作る人がいます。まさに虚勢を張る、みたいにして。で、そのままドスドス歩きます。

*なんだかなあ? と感じますけど、威勢はいいんですけど? まあ、他人様のことはどうでもいいんですけど。

*とりあえず、自分さえよければ、それでいいんです。自分が駄目な時は、他人や社会との関わりどころではありません。

*鶏歩はとても難しいようです。第一に、とても不安定です。バランス最悪です。それに加えて、半身になります。逆歩ならば、誤摩化せますが、順歩だと正確な龍腰を要求されます。もちろん、尻を収める提肛も要求されます。

*正面を向いての提肛は、かなり難しいようです。その点、陳式太極拳は巧く解決しています。弓歩もしくは弓歩風の歩型でも、少し斜めになります。こうすると、簡単に提肛できます。

*二十四式太極拳は、真面目に正面弓歩しようとして、完全に出っ尻状態になっています。北京の大先生も出っ尻万歳です。(センセー、腰、大丈夫ですかあ?) 心意六合拳の弓歩では、ここを巧く処理しています。

*龍腰は、不器用なおいらにとってハードルが高かったのですが、龍形裹風でなんとか体得しました。え? 宋氏形意拳ではやらなかったのか? 宋氏形意拳でもやったのですけど、心意六合拳のほうが単純で強制的なので、比較的簡単でした。すいません。(だからかなあ? 宋光華先生の弟子でも、全然龍腰のできていない人がいたけど・・・元気ですかあ? )

*さて、元に戻して、正面鶏歩です。とりあえず、難しい龍腰を回避します。提肛は、正面鶏歩にしてしまうと、比較的簡単です。で、朝起きてカラダの動かない時に、準備体操として10秒間位やってみます。それから、本来の鶏歩をします。

*あるいは、初心者に教えてもいいかもしれません。今まで実行したことないのですが、これからやってみます。

*これ、師匠に習ったことありません。おいらの準備体操です。でも、撃った瞬間は、正面を向く技も多いようです。もちろん、そうではない場合もたくさんあります。

*手型としては、虎擺尾を撃つ前の手の形にして、下腹部の前あたりに置きます。あるいは、虎撲を撃つ前の手の形にします。どちらでもいいです。おいらは虎擺尾です。

*そのまま歩けば、正面鶏行歩です。これらは、あくまで準備体操です。これを主役にしてしまうと、進歩しません。

*ここから派生して、手型はそのままで大人歩きをします。手は振らずに、鷹爪を保持したまま歩きます。
# by tiger-hawk | 2012-01-20 08:01 | 心意六合*形意 | Comments(6)

ひねくれ者でしょうか?

*コメント、ありがとうございます。良くある質問、なんて感じなので、本文でお答えします。

・・・こんにちは。「発勁力」、ためになりました。ただ、力の源は重心移動だと思い込んでいたので、後足ケイリョクが理解できませんでした。最近、このブログで指行性論を展開されてるのを拝見し、かじりつくように読んでいます。ふくらはぎに体重が降りる、というのは、太ももなんかには力が入ってないけれど、ふくらはぎがプルプル言ってる状態で正しいでしょうか?(カカトをあげると、言わなくなります)
また、体重を利用して撃つ、というのは、体重を浴びせるとのは違うようですが、移動しない体重を、どういう仕組みで打撃に利用するのでしょうか?これが理解できれば、ようやく積年の疑問が解けるんじゃないかと期待しています。本当は実際に習いに伺いたいのですが、関西在住でままなりません。・・・

*「発勁力」はなんとか理論化してみようとして、滑った部分もありました。まあ、後ろ足勁力とか指行性勁力といったところで、全てを正確に表現できているわけでもありません。

*体重を利用して撃つ、というのは現実問題としては、それしかないわけです。いろいろ理屈を付けても、それだけです。これは、相撲を考えると、分かります。つまり、浴びせ倒しは絶対に禁止です。前みつを取り寄り切る、これだけです。使っていいのは寄り切りだけです。

*おいらはある日、後ろ足で撃てばいいのだ、と気付きました。この後ろ足、震脚すると死んでしまいます。沈墜勁すると、死んでしまいます。地面を蹴ると、死んでしまいます。力を込めると、死んでしまいます。体重移動すると、死んでしまいます。

*で、これらのことを排除すればいいのです。体重移動すると死ぬのは、小アーチとフクラハギです。でも、もしも二十歳ならば、生まれてから19年間、前のめりに歩いてきた習慣を変えるのは、たいへんです。

*だいたい全ての人は、前のめりに歩いています。これが顕著なのは、幼児と高齢者です。それが一番楽だからです。試しに、街の雑踏で、歩いている人を観察してください。ほとんど全ての人は、前のめりです。それが楽だし、速く歩けるのです。

*おいらは大人歩きを考案しました。これは一歩の概念が違います。前足が着地する前の、一本足状態の時が一歩です。でもこれでは速く歩けません。(北朝鮮や中国の軍隊の歩き方とは、違います。)

*指行性勁力は、ただ歩くだけの勁力です。それは、心意六合拳の鶏行歩で訓練します。それは、着地する前の一本足時間を大切にします。この時、小アーチとフクラハギを酷使します。ところが、フクラハギはがんばってはいけません。

*ここが、外見上、矛盾しているところです。フクラハギが頑張ると、もう余力がありません。この余力が大切なのです。スポーツでリラックスせよ、というのと同じです。リラックスしないと実力が出ません。

*でも、元の力が5ならば、使える力は小さいものです。元の力が10ならば、使える力は大きくなります。だから、立つだけの練習が必要となります。それが心意六合拳の鶏歩であり、宋氏形意拳の六合歩(三体式) です。なお、一般的な形意拳の三体式は、全て前のめりです。あれでは、体重移動終了しているので、後ろ足は死んでいます。心意六合拳でも宋氏形意拳でも、このあたりは理論化していないので、失敗している人も多いようです。

*指行性勁力と言いながら、猫や犬は発勁できません。踵の位置が高過ぎて、フクラハギを利用できないのです。でも、犬や猫には踵がありませんから、あれが最も合理的なのです。蹠行性のサル・クマ・ヒトが踵に転用した関節はあります。(おいらの写真と、犬の骨格の写真を比べてください。踵とフクラハギの位置がかなり違います。)

*つまり、指行性勁力とは、蹠行性のヒトが指行性の歩行をすることによって生まれた、奇妙な勁力なのです。でもこれ、立って歩くだけの勁力です。外見上、とても単純です。

*勁力の出発点において、小アーチとフクラハギは必要不可欠です。ここが抜けると失敗します。だから、体重移動してはいけないのです。そして、鶏行歩においても、この部分が抜けないように、最後まで使い切ります。

*太もも(大腿直筋など大腿四頭筋) も大切です。でも、太ももは使わざる得ないので、特に強調しませんでした。つまり、自然に使ってしまいます。これが顕著なのが未完成鶏歩です。馬歩訓練のような、意識的練習は不要です。

*コメントにあった、フクラハギがブルブルする状態になったら、一旦中止します。それから、また始めます。

*先日見学に来た方が、「心意六合拳は肘・膝・体当たりだと思ってた」と不満顔だったそうです。こちらとしては、丁寧に鶏歩と弓歩の解説をしただけですけど。

*肘・膝・体当たりならばケンカの常套手段ですから、ケンカ師に習うべきです。心意六合拳にも肘・膝・体当たりみたいな技があります。でも、習得は難しいです。

*心意六合拳の肘には、有名な虎抱頭があります。この虎抱頭、一日でできたのは、一人だけでした。彼はテッコンドーの選手で、後に台湾の散打大会で優勝しました。武術の才能があったのですね。

*蛇行歩という肘撃ちあります。弓歩の虎抱頭もあります。これらは、鶏行歩ができないと、全く使えません。

*力の源が重心移動だとしたら、それはもう幼児でもやっていることだから、武術を学習する必要もないのでは? と考えるおいらは、ひねくれ者でしょうか?
# by tiger-hawk | 2012-01-16 00:32 | 指行性勁力 | Comments(10)

馬形と虎形

*宋氏形意拳の馬形と虎形は、とても簡単なので、十二形拳の学習の時は、最初に教えています。なお、猴形などはとても面白いのですけど、ちょっと複雑です。

*この馬形については、腕の外側を緊張させます。しかし、虎形は、腕の内側を緊張させます。宋光華先生に、そのように教わりました。確かに、外形的には、見た目はその通りです。でも、実際に、虎形の時、内側を緊張させると、不自由になります。カタチは整うのですけど、次の動作があるとしたら、少し不自由です。

*それでおいらとしては、馬形も虎形も、カタチは違っても、本質的には同じ、と考えました。そのように考えると、熊形基本功その一、とも虎形は矛盾しません。

*外形的には、宋光華先生が正しいのですが、本質論からは外れます。え? お前は先生に逆らうのか? 逆らうわけではありませんけど、本質的には、おいらのほうが正しいだけです。

*おいらは武術の才能が欠落しているのですが、性格がしつこいので、本質については、見える時があります。粘着性なので、それが悪い方に出ると、過去の出来事をイジイジ蒸し返します。良い方に出ると、外形から内形が見えてしまいます。

*武術の才能と、勁力の感覚はイコールではありません。武術の才能という円があるとしたら、勁力の感覚の円と重なりますが、ズレているところもあります。おいらの場合、かなりズレています。本当に強い人は、二つの円が完全に重なっているのでしょう。

*コボクマシーン1号を見ると、自分のスタイルを確立したなあ、と感じます。武術は、最終的には自分のスタイルを作るものだ、といわれますが、それは意識的にやるものではありません。必然的にそうなります。もちろん、それで成功する場合もありますが、失敗する場合もあります。誤解した表現が癖になってしまうと、修正が困難になります。(え? 無責任だ? どうもすいません、なるべく成功するように指導します。)

*心意六合拳の鶏行歩・・・師匠の鶏行歩、おいらの鶏行歩、コボクマシーン1号の鶏行歩、みんな違います。違ってもいいんです。本質的には、同じですから。

*弓歩の作り方にも、二種類あります。

*通常は、曖昧な鶏行歩で一歩前へ出ます。例えば、虎抱頭の弓歩は、そんな感覚で上手くできます。この時、後ろ足あるいは後ろ足になる足に、全体重を載せるようにできれば、問題ありません。

*でも、後ろ足に全体重を載せるのは難しいので、練習は二歩構成になっています。最初の一歩の足に全体重を載せます。最初の一歩とは、後ろ足になる予定の足です。この足が、実は未完成鶏歩なのです。(未完成弓歩でもいいんですけど、速度が落ちます。)

*もう一つの方法は、未完成弓歩から直接弓歩を作るやり方です。これは、回族の陳先生から習いましたが、難しいようですので、教えていません。混乱するからです。大腿直筋(前もも) を使うタイミングが難しいようです。(おいらはこの方法で、勁力を理解しました。)

*いつもフクラハギばかり強調しますが、大腿直筋も重要です。でも、最初から意識的に大腿直筋を使うと失敗します。使うタイミングがあります。大腿直筋(前もも) が直接的に顕著になるのは、未完成鶏歩の時です。あるいは、寒鷹蹲架の虚歩、挑領の虚歩、などです。

*宋氏形意拳でも、後ろ足になる予定の足に全体重を載せます。これが顕著なのが馬形と虎形なのです。はじめの一歩で、両足が揃い片足(前足になる予定の足) は浮いています。もう片方の足だけで立ちます。この立っている片足に全体重を載せます。

*でも、なんとなく片足で立つこともできます。通常は、なんとなく片足になってしまいます。かなり意識的練習が必要です。え? お前はそれを誰に習ったのか? だから、誰にも直接習っていません。そんなこと、自分で理解できることです。
# by tiger-hawk | 2012-01-13 07:22 | 心意六合*形意 | Comments(3)
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