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動物武術の虎鷹拳院日誌

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ダウンフォースの謎

ダウンフォース (down force) は、走行する自動車に対して空力によって発生する、負の揚力、つまり自動車が地面に押さえつけられる向きに発生する力である。  (ウキペディア)

*心意六合拳の鶏歩と鶏行歩は、浮き上がってはいけません。宋氏形意拳の六合歩は、浮き上がってはいけません。しかし、歩くと、どうしても浮いてしまいます。

*そこで、ダウンフォースが必要となります。拙著「発勁力」で書いたところの、スポイラー勁のことです。

*特に、心意六合拳の三盤落地は浮き上がりやすい。三盤落地の中の、飢虎撲羊と、三盤落地にある鶏行歩は,浮き上がりやすい。この、浮き上がりやすい性質が、三盤落地を困難にしています。

*そのために、押さえ付けるようなイメージ法を用います。手を前へ出して、押さえ付けるイメージです。

*ところが、実際に押さえ付けるのは、手ではなく足なのです。

*では、足の何処の筋肉を用いるのでしょうか?

*太ももの表=大腿直筋でしょうか? 太ももの表の筋肉で押さえ付けることは、とても簡単です。

*なぜなら、通常、ヒトは太ももの表の筋肉で、地面を蹴って歩いているからです。ウォーキングも、そのようにできています。そして、ランニングも同様です。だから、それをちょっと変えればいいことです。

*ところが、鶏行歩を失敗している人を観察してみると、太ももの表の筋肉でダウンフォースを発生させています。

*さらに、沈墜勁や十字勁や震脚のダウンフォースも、太ももの表の筋肉です。

*となると、太ももの表の筋肉は、動物武術では使えません。大腿直筋でダウンフォースを発生させてはいけません。それは、蹠行性(せきこうせい) を意味します。

*指行性になるためには、どうすればいいのか?

*自分の鶏行歩の動きを観察してみました。すると、太ももの裏の筋肉=大腿二頭筋を使っていることが解りました。大腿二頭筋でダウンフォースを発生させています。

*指行性ウォークでも、大腿二頭筋を活用しています。

*さらに、浮き上がりやすい三盤落地でも、大腿二頭筋を十分に活用させて、ダウンフォースを発生させています。

*この、裏のダウンフォースが、姿勢の勁力の発生に直結します。太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースがあるために、勁力は生きてきます。

*反対に、太ももの表=大腿直筋のダウンフォースは、姿勢の勁力を殺してしまいます。蹠行性になってしまうからです。

*太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースを開発しましょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:22 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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