動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

下腿三頭筋に積載する体重

*こんにちわ、妄想家のフジマツです。

*心意六合拳はいきなり歩き出してはいけません。まずは、起勢から鶏歩になります。鶏歩から、後ろ足は全く変化せずに、前足だけ高く挙げます。ここに、勁力の真実が隠されています。(これが前回のお話です。)

*鶏行歩でも、鶏撲食でも、熊吊膀でも同じです。(違う場合もありますが、それは後ほど) 

*その意味することは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載する、ということです。これが勁力の発生となります。

*それだけで撃てます。それからは、前腕の鷹爪だけで撃ちます。

*では、どうして撃てないのか? それは、前方へ体重移動してしまうからなのです。前のめりになってしまうのです。それがヒトの日常的動きなんですが、それを変えてしまいます。そのために、虎の指行性とニワトリの一本足時間があるのです。

*後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載します。それで撃ちます。体重移動はしてはいけません。

*心意六合拳の鷹捉も、鷹抓把も、虎撲も、単把も、単虎抱頭の劈も、虎抱頭の肘も、みんな同じです。そして、宋氏形意拳の崩拳(五行拳) も同じです。ほとんどの技は同じ構造です。

*しかし、物事には例外があります。

*それが、宋氏形意拳の半歩崩拳です。心意六合拳の未完成鶏歩による打撃です。それらは、前足の下腿三頭筋に体重を積載します。

*どうしてこんなものが生まれたのか? それらは、半歩崩拳では、順歩崩拳の成り損ないと考えれば整理できます。その前足は後ろ足になるべきだったのが、途中で止めて撃ってしまった結果なのです。

*あるいは、心意六合拳の逆歩の成り損ないともいえます。逆歩の技、例えば蛇行歩などはジグザグに進みます。その時、(一回目は) 鶏歩から後ろ足を進めます。それで、未完成鶏歩になります。これは途中経過なんですが、未完成鶏歩なので、前足の下腿三頭筋に体重を積載します。

*それから、後ろ足が進むのですが、その前に未完成鶏歩で撃ってしまった、と考えることもできます。

*基本的には、どのような場合でも、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載する、ということが勁力の原則となります。

*そのために、心意六合拳の鶏歩があります。宋氏形意拳の六合歩があります。

*そのために、足首は折れ曲がります。

*鶏歩から、後ろ足は変化せずに、前足だけ上げるとは、さらに、体重を下腿三頭筋に積載せよ、という要求なのです。もちろん、立ち上がってはいけません。ということは、さらに、足首が折れ曲がる結果となります。そのことを要求しているのです。

*ということは、姿勢の勁力は、ヒトの日常的動きに反することです。特に現代日本人の歩き方に反します。だから、不自然勁力となります。ヒトは蹠行性(せきこうせい) なのに、現代日本人は純粋蹠行性なのに、虎の指行性とニワトリの一本足時間を取り入れたわけですから、当然、不自然です。

*もちろん、蹠行性勁力は自然勁力です。沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、などは自然勁力となります。

*不自然勁力ですから、学習・訓練しなければいけません。それが、動物武術の練習となります。

*ここを認識しないと、ヒト武術ではなく動物武術だと認識しないと、心意六合拳も宋氏形意拳も蹠行性武術に、ヒト武術に変質してしまいます。

*話しを戻して、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載して撃つ、ということは、単虎抱頭の劈で、簡単に検証できます。体育館の練習で実験してみます。
[PR]
by tiger-hawk | 2016-03-18 05:34 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31