動物武術の虎鷹拳院日誌

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固定観念を捨てます

*私は宋氏形意拳と心意六合拳の学習の中から、体重を勁力に変換する方法を再発見しました。それは、たいへんなことのようですが、実は大したことはありません。

*現実を受け入れただけです。私は反射神経が鈍く、頭も悪い。だから、人に簡単に騙されます。もちろん、身体能力も低い。となると、格闘技の才能はありません。

*というわけで、勁力の獲得を目指しました。勁力で撃てなければ、どうしようもありませんでした。普通に闘ったのでは、絶対に勝てません。反射神経を鍛えたところで、それは生まれつきのものです。どうしようもありません。(反射神経に頼らないで闘う方法が、心意六合拳には存在しています。後に知ったのですが。)

*宋氏形意拳を学んだ時、沈墜勁も十字勁も纏絲勁も震脚もありませんでした。宋氏形意拳は「静」だと教わりました。つまり、なんにもありません。

*あるのは、六合歩(三体式) と、龍形基本功、熊の1号・2号だけでした。素材はこれだけです。つまり、発勁動作がありません。

*いわゆる秘伝なんてものは、はったりです。まあ、嘘っぱちです。そんなものを期待しても無駄です。せいぜい、戦術的コツです。戦略的問題を解決するものではありません。

*心意六合拳を学習してみて、原点は鶏歩だと解りました。それは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を落とすことでした。すると、宋氏形意拳の六合歩も氷解しました。勁力は、後ろ足の下腿三頭筋に体重を落とすだけで発生します。なんて単純なんでしょうか ! 秘伝は何処? だからありませんから、そんなもん。犬のクソみたいなもんです。

*しかし、邪魔をするものがあります。いわゆる固定観念です。発勁動作はあってしかるべきもの、体重移動はあるべきもの、地面は蹴るべきもの、といった固定観念です。

*姿勢の勁力には、発勁動作がありません。もし発勁動作を導入してしまうと、姿勢が崩れてしまいます。体重移動を導入してしまうと、地面を蹴ってしまうと、同様に姿勢が崩れてしまいます。つまり、迫力や勢いは必要ありません。

*鶏歩をやっていても、地面を無意識に蹴る人がいます。もう習慣化しているのです。自分の体重に全てを任せてしまいます。逆らってはいけません。全てを神様に委ねます。ウフフ、じゃなくて、全てを自分の体重に委ねます。加工はしてはいけません。体重を衝撃や勢いで増やしてはいけません。ありのままの自分の体重で十分なのです。

*そして最後は、前腕の鷹爪だけで撃ちます。すると、姿勢が崩れてしまうことはありません。この前腕の筋肉は前鋸筋と直結させます。上腕の筋肉も肩もスルーしてしまいます。ここはたいへん重要です。

*どうしても肩を使ってしまう人がいます。肩を使わない発勁なんて、絶対に信じられないのです。意識の最下部で、妄想家フジマツの言うことが受け入れられません。ところが、初心者でも素直な人は、すぐに勁力が出ます。

*頑固な人は、どうしても肩を使ってしまいます。性格が直に現れます。いい人とか悪い人とか、関係ありません。頑固なのか、素直なのか、だけです。これは意識の最下部に潜んでいる問題なので、見ても解りません。長い期間付き合っても、解らないものです。

*でも練習で相手を押してもらうと、一瞬で解ります。ああ、肩を使っているなあ、この人は頑固なんだな、と解ります。頑固な人は真面目です。素直な人も真面目なんですが。私はひねくれ者なんですが、武術にだけは素直でした。それは自分に才能が無いことを理解していたからです。

*才能が無くても、反射神経や秘伝に頼らなくても、姿勢の勁力は誰にでもできます。それは、現実を受け入れるだけです。固定観念を捨てるだけです。もちろんプライドも捨てます。

*肩を使う人は、本当に残念です。地面を蹴る人も、本当に残念です。固定観念を捨てるのは、自分自身なので、最終局面では私は無力です。

*肩を使う人には、後ろから両脇腹を叩いてあげます。すると、肩を使わずに前にいる相手を押すことができます。それでも、一人でやらせてみると、やはり肩を使ってしまいます。

*これは鉄牛耕地からも修正できます。腕立て伏せは肩と胸を使います。鉄牛耕地は、前腕と前鋸筋と腹横筋を使います。肩と胸の代わりに前鋸筋と腹横筋を使います。

*そのために、意識集中します。才能は無くても、意識で補うことができます。勁力の邪魔をするのは、固定観念やプライドです。
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by tiger-hawk | 2016-03-28 05:24 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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