クソ真面目、がむしゃら、ガチガチ
*でも、やらないことは永遠にできない、ということもあるので、鶏行歩もその他の技も平行してやったほうがいいかと愚考します。
*私の場合は、鶏撲食と鷹抓把で勁力ができちゃったんですが。相互作用ということもあります。
*これは心意六合拳の場合です。
*宋氏形意拳になると、完全に「立てないと撃てない」という図式になります。六合歩で立てないと、崩拳など五行拳が撃てない、という構造です。
*特に六合歩はみなさん辛そうです。私の場合、とにかく徹底的に六合歩で立ちました。六合歩で読書、なんてこともやりました。
*六合歩で35分以上、五行拳を撃つということもやりました。足はたいへんなことになるので、時々左右交替します。
*なぜか、みんな六合歩を嫌がります。それで、心意六合拳が中心になります。(心意六合拳のほうが闘いやすい、ということもあります。空間を制御できます。)
*実際、宋氏形意拳は体幹を絞る過程があります。心意六合拳はいきなり体幹を絞ります。心意六合拳のほうが単純なんです。
*これは、心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩の違いとなって現れます。
*心意六合拳の鶏歩は、体幹がきっちりと絞られています。宋氏形意拳の六合歩は、曖昧です。曖昧な体幹が絞られる過程があります。その過程で崩拳(五行拳) を撃ちます。
*そのために、熊の1号と2号の基本功が生まれました。この基本功が心意六合拳の理会に、たいへん役に立ちました。
*心意六合拳は、いきなり完成形を求められます。そのために、失敗も少なくありません。
*体幹の絞りに無知なために、身体が開いてしまうのです。これは、鶏歩と起勢に典型的に現れます。
*結果的に、肩が開きます。大胸筋を使ってしまいます。そんな先生が少なくありません。でも指摘したら怒らせてしまいますから、絶対に言えません。(内緒にしてください。)
*体幹の絞りは、いわゆる沈肩墜肘・含胸拔背とは違います。沈肩墜肘は、肘と肩を縮ませます。含胸拔背は、胸を縮ませます。本来はそうではないのでしょうが、どうも日本の中国拳法ではそうなっているようです。
*これは言葉を文字だけで解釈したのでは? と思われます。胸が縮むということで、結果的に大胸筋を使ってしまいます。肩甲骨も使ってしまいます。悪夢の肩甲骨発勁へ繋がります。
*体幹の絞りは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞られます。これは左右で実行します。徹底させるために、左右でクロスするようにします。右の前鋸筋から左の鼠蹊部へ、左の前鋸筋から右の鼠蹊部へ、という具合です。
*これを熊の1号と2号で学びます。これは自分で整理できました。典型的なのが、心意六合拳の熊吊膀と龍形挿把です。熊吊膀は順歩となり、龍形挿把は逆歩となります。蛇行歩も同様です。
*体幹の絞りはとても微妙です。日本人はクソ真面目なので、がむしゃらにやるのが好きです。そのために、ガチガチになります。沈肩墜肘と含胸拔背も身体をガチガチにします。
*クソ真面目、がむしゃら、ガチガチ、などは虎鷹拳院では禁止です。失敗の素です。もっと、緩やかに練習しましょう。それが姿勢勁力への道です。
*秘伝とか、古拳譜とか・・・どうでもいいですよ~~ 寝言は無視しましょう。所詮、中身はありませんからあー
*東南アジアの、風と水のリズムに身を任せましょう。椰子の木陰で昼寝しましょう。沖縄三線の音色で、歌い踊りましょう。
*私の場合は、いい加減過ぎるので、それもどうかと思うのですが。申し訳ありません。逃げろ~~