動物武術の虎鷹拳院日誌

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結果としての下腿三頭筋

(昨日の体育館から)

*先に体育館に来ていたHさん、「勁力ができたら武式太極拳を習いたい」と言います。いえいえ、心意六合拳がてきれば武式太極拳は簡単です。僑松茂先生の武式太極拳は私が解明してしまいましたから。

*というより、回族の陳先生が教えてくれた勁力こそが武式太極拳そのものだったのです。陳先生、後ろ足の踵を上げて降ろしました。そして一言、この勁で撃つ、と言いました。

*その一言で私は理会しました。それは、心意六合拳の鶏歩的状態から、直接弓歩になる方法です。その時に、大腿直筋ではなく下腿三頭筋で弓歩になります。それだけのことです。

*たったそれだけのことなんですが、昔、教えることに挫折しました。みんな、下腿三頭筋ではなく大腿直筋を使ってしまいます。地面を蹴ってしまうのです。それで、長い間、この方法を教えることをあきらめていました。でも、クッキーさんはあっさりできてしまいました。「センセー、これですよね」と再現していました。

*この方法は、心意六合拳の鶏歩ができてしまえば簡単なんです。ところが、みんな、鶏歩ができません。鶏歩でも地面を蹴ってしまうからです。

*どういうことでしょうか? それは、後ろ足の下腿三頭筋に力を込めてしまうのです。いわば、下腿三頭筋で地面を蹴ってしまうのです。そんなことは教えていないのですけど・・・なんだかなあ・・・

*下腿三頭筋で地面を蹴ってはいけません。もちろん、大腿直筋でも地面を蹴ってはいけません。大腿直筋で地面を蹴るのは、ランニングやウォーキングです。そして、普通のヒトの歩行です。下腿三頭筋で地面を蹴るのは、どうやら八卦掌の方法です。

*心意六合拳の鶏歩では、後ろ足の足首を折り曲げます。この時に、足首に力を込めてはいけません。ただ、足首に体重を降ろします。すると、足首は関節ですから、その体重に耐えることはできません。(それで膝を使ってしまう人もいます。すると膝を痛めます。) 

*そこで、自然に下腿三頭筋が体重を支える結果となります。これは、あくまで"結果"なのです。積極的に下腿三頭筋を使ってはいけません。ただ、体重は雪が音も無く降るように、下腿三頭筋に降りてきます。それだけのことです。

*すると、この自分の体重を勁力として利用できます。しかし、地面を蹴ることによって、下腿三頭筋にあった体重は移動してしまいます。すると、そこにあった体重は移動してしまいますから、勁力も消えてしまいます。雪が解けるように消えてしまいます。(春になったら、冬の恋は消えてしまいます。昔、サイモンとガーファンクルが歌っていました、「4月になったら彼女は」。プププ 逃げろ~~)

*同様に、前のめりになっても下腿三頭筋にあった体重は消えてしまいます。寄りかかっても、下腿三頭筋にあった体重は消えてしまいます。だから、相手に寄りかかってはいけません。だから、体当たりは無効なのです。だから、助走してはいけません。助走して体当たりする心意六合拳? の動画がありましたが、愚かなことです。

*鶏行歩は助走ではありません。鶏行歩は、鶏歩の足が左右交替するだけのことです。寄りかかり発勁は簡単なので、みなさん実行しますが、無駄なことです。そんなこと500年練習しても、勁力は得られません。千年練習しても、無意味です。

*寄りかかってはいけない、と何度注意してもHさんは寄りかかってしまいます。でも、Hさんはオジサンなので見捨てません。まあ、若い人なら見捨てるかもしれませんけど。オジサン、頭が硬くなっています。想像力が枯渇しています。

*さて、陳先生は、鶏歩から弓歩になりましたが、これは勁力を"見せた"のだと考えられます。アホのフジマツに見せてくれたのです。実際には、鶏歩であれば撃てます。これは宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*つまり、下腿三頭筋に体重が降りていさえばすれば撃てます。たったそれだけのことです。秘伝もクソもありません。古拳譜にも書いてありません。古拳譜は文学的に書いてあるので、直接表現は避けています。ところが、フジマツは即物的人間なので、直接表現します。それだけのことです。

*実はHさん、他にも病気を抱えています。胸で立ってしまうのです。胸でバランスを取るので、肩が張ってしまいます。そのために、肩が詰まってしまいます。肩を当てる時に肩を使ってはいけない、ということがどうしても理会できません。そのために、全ての技ができません。拳も掌も、肩を詰まらせます。

*これは、カイロプラクターのちくわさんが脇の下辺りをゴニョゴニョやってくれたら、治ってしまいました。前鋸筋が目覚めました。ちくわさん親切です。でも、自分で治したのではないので、来週元に戻っているかもしれません。ぜひ、自分で治して欲しいところです。すると、鎖骨が使えるようになります。鎖骨で腕を支えることができるようになります。(ちくわさん、他の人も治療してくれました。ありがとう。しかし、一抹の不安が・・・自分で治したものではないので・・・) 

*みなさんも自分で治してください。自分で治さないと、自分のものにはなりません。これはHさんだけの症状ではなく、みなさんの症状です。

*これは、宋氏形意拳の龍形基本功でも治せます。熊の3号でも治せます。前腕と腹立て伏せ=鉄牛耕地でも治せます。つまり、全ての基本功は同じことです。つまり、一つのことができなければ、全てのことはできません。
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by tiger-hawk | 2016-05-15 05:11 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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