動物武術の虎鷹拳院日誌

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実は脇で撃ちます

*私には格闘技の才能も武術の素質も欠落しています。これは生まれつきなので、どうしようもない。そこで、勁力を追求しました。

*もしも格闘技の才能がある人だったら、それでもう十分です。格闘技に勁力なんか要りませんから。

*ただ、私は心意六合拳を始めて一年過ぎてから、勁力が出て来ました。だから、普通の人もその位で勁力ができるだろうと考えていました。これは、私の大きな勘違いでした。申し訳ありません。

*宋氏形意拳の熊の1号も、教えてみたら、なかなかできないのであきらめてしまいました。熊の2号となると、絶望的でした。そうなると、宋氏形意拳の五行拳は絶望的です。

*心意六合拳の鶏行歩は、できたと思ったら、次週には駄目になっていました。とっても不思議でした。それでイライラしてしまい、ごめんなさい。微妙な違いなので、自覚できないようでした。

*結局、ヒトは大腿直筋で歩きます。それは大腿直筋で直立二足歩行を始めたからです。だから、ランニングもウォーキングも、大腿直筋主導です。がに股の人は外側広筋主導になります。馬歩も外側広筋主導です。

*私は下腿三頭筋主導にすんなり移行できました。私はモノマネが上手いんです。それも、本質的モノマネです。どうも着眼点が他の人とは違うようです。

*みなさんは、一生懸命に欠点を探します。そして、その欠点に本質を見ようとします。

*私は欠点には目を瞑ります。見て見ぬフリです。そして、本質を探します。だから、武式太極拳の本質も簡単に見つけました。もちろん、宋氏形意拳と心意六合拳の経験が効果的でしたけど。

*中国では、宋氏形意拳の失敗者も観察しました。心意六合拳の失敗者も観察しました。どちらも浮いていました。下腿三頭筋に体重が降りていませんでした。大腿直筋で歩いています。

*武式太極拳では、失敗者がたくさんいました。どうも僑松茂先生は教える気が無いようでした。でも私は部外者でしたので、どうでも良かったのですけど。

*病気してからは、動物学に興味が湧きました。すると、動物の歩き方は様々だと知りました。ニワトリ(鳥類) や恐竜は指行性でした。ネコ科(虎) も指行性でした。ヒトは蹠行性でした。(蹄行性もあります。羊さん山羊さんやバレリーナは蹄行性です。) 

*鶏歩と鶏行歩は指行性でした。心意六合拳の弓歩も指行性でした。ヒト本来の蹠行性では勁力が出ません。だから、沈墜勁などの発勁動作が必要となります。

*蹠行性のヒトも、階段を下る時は指行性になります。階段を登る時は蹠行性です。(面白いので、やってみてください。) 以前、鶏行歩は平地で下り運動をする、と直感しましたが、正しかったのです。下り運動なので、地面を蹴る必要がありません。重力と体重に任せます。

*前のめりとは違います。前のめりとは、実は地面を蹴っているのです。もちろん、本人は気がつきません。重力活用法としては、このほうがコストは優秀なんですけど。(筋肉が弱ったお年寄りの歩き方です。) 

*心意六合拳の鶏歩の意味が、はっきりと解りました。しかし、私の鶏行歩を見ると、踵も使っているではないか、と疑問を持たれました。やっぱり、表面的にしか動作を見ることができないのです。とても残念ですが、まあ普通の人は、そんなものでしょう。

*後ろ足勁力のネーミングは失敗でした。普通の人は後ろ足というと、後ろ足の大腿直筋しか思い浮かべません。蹠行性なので、当然そうなります。下腿三頭筋は忘れ去られています。

*しかも、通常、足首が折れ曲がることはありません。そのために、足指に体重がかかりません。すると、下腿三頭筋が覚醒することはありません。

*鶏行歩を低く歩くのは、足首が折れ曲がることを期待しているからです。ところが、地面を蹴ってしまうと、大腿直筋で歩く結果となります。馬歩の変形みたいなものです。

*しかも、がんばるとヒトは地面を蹴ってしまいます。だから鶏行歩はがんばってはいけません。体重と重力に任せてしまいます。ここが理解の難しいところです。武術らしくない、ので承服できないようです。

*別に武術らしくないとしても、私は一向に構わないのですが。そもそも、心意六合拳は武術らしくありません。中国人でも笑う人がいます。虎抱頭とか熊吊膀とか、それ武術? なんて動作です。しかし、武術らしくやると勁力的には失敗します。

*沈墜勁などの発勁動作で、体重を瞬間的に増やす必要もありません。そのままの体重でいいんです。4kgの鈍器でヒトを殴れば死んでしまいます。腕の重さは約4kgだそうです。

*ところが、肩に力が入っていると腕は軽くなります。体幹も軽くなります。勁力は死にます。

*そこで、肩の力を抜く必要があります。でも、肩の代わりのものを造らなければいけません。それが前鋸筋なのです。前鋸筋が大きいほうが効果的ですが、実は普通に勁力を出すには、そのままの前鋸筋でも間に合います。

*要するに、そのままの前鋸筋が覚醒すればいいのです。実用としてはそれで間に合います。

*そこで、心意六合拳の鷹抓把や搖閂把が重要となってきます。鷹抓把や搖閂把は、腕の伸縮が全く無い代表的な技です。で、何処を使うかというと、脇なのです。脇の前鋸筋なんです。そこで、腕を支えます。すくい投げも、脇で投げます。

*パンチ・キックの応酬ではない闘い方が心意六合拳にはあります。現象的には腕の打撃なんですが、実は脇で撃ちます。実際に脇で撃つ技もあります。それを支えるのは指行性です。

*そして、それがディフェンスにもなります。しかし、勁力が無いとディフェンスにはなりません。ディフェンスができないと、闘うことはできません。典型的なのが、鷹抓把や搖閂把です。
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by tiger-hawk | 2016-06-01 06:25 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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