動物武術の虎鷹拳院日誌

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後ろ足発勁と前足発勁

(昨日の体育館から)

*臨時練習しました。その時に質問されたので、後ろ足発勁と前足発勁についてまとめてみます。これは、指行性勁力における話しです。なお、フジマツはインチキだ、と決定されている方には全く理解できない話しなので、読まないことをおすすめします。時間の無駄です。まあ、どうでもいいんですけど。あっきれいなオネーサンにはぜひ読んでいただきたいのココロ。プププ どうもいつもすいません。

*ところで、18日(土) の練習は学校体育館が使えないので、平和台体育館で19時から練習します。私は18時30分から練習しています。以後の開進第一中学校体育館は、通常通り使用させていただく予定です。見学体験はその時に受け付けます。平和台体育館は狭いので、見学体験はご遠慮ください。

*練習は武式太極拳から始めました。套路はその時にアドリブで短く作りました。まあ、4個位の技しかありませんけど、プププ。それで十分かと。

*武式太極拳の場合、どのように弓歩を形成するか? に全てが掛かっています。この弓歩は、もちろん指行性勁力の弓歩です。そして、問題は後ろ足です。

*後ろ足は、まず第一に、足指と趾球から下腿三頭筋が伸びます。そして、大腿二頭筋が伸びます。さらに、内転筋が膨らみます。全て、裏側と内側の筋肉です。

*そうすると、中身の詰まった後ろ足ができ上がります。これでもう撃てます。撃ち放題です。

*武式太極拳は太極拳ですから、カウンター主体です。となると、その指行性勁力は後ろ足発勁だけとなります。これは単純で良いです。解りやすいです。

*宋氏形意拳は六合歩だけです。そうなると、これも後ろ足発勁だけです。だから、定歩で練習できます。これも解りやすい。(例外があります。それは半歩崩拳です。それはまた別の機会に。) 

*ところが、心意六合拳は積極的に撃って出ます。カウンター主体ではありません。自分から撃ちます。最初の一撃は誘いの打撃です。それでもフェイントは使いません。しっかり撃ちます。

*そして、心意六合拳には鶏行歩があります。となると、とたんに問題がややこしくなります。(なお、弓歩の場合は活歩でも同じです。武式太極拳と同様になります。後ろ足発勁だけです。) 

*鶏行歩は、前足が後ろ足になり、後ろ足が前足になります。すると、後ろ足発勁があります。前足発勁もあります。どちらでも撃てます。

*鶏歩で定歩の場合は、後ろ足発勁だけなんですが、鶏歩は歩きます。それが鶏行歩です。

*この前足発勁は、寄りかかり発勁ではありません。体当たり発勁でもありません。前のめり発勁でもありません。もちろん、沈墜勁でも十字勁でも纏絲勁でも震脚でもありません。

*前のめり発勁の場合は、前足の大腿直筋に体重があります。指行性勁力の場合は、前足の下腿三頭筋に体重があります。小さな違いですが、これが大きな違いとなります。

*また、前段動作も勁力を決定づけます。これが重要です。

*すなわち、後ろ足になる予定の足の下腿三頭筋に体重が積載されていること、との条件です。後ろ足になる予定の足とは、前足のことです。

*この前足が後ろ足になっても、体重は下腿三頭筋に積載されたままです。

*つまり、体重は常にどちらかの足の下腿三頭筋に積載されています。つまり、一本足の下腿三頭筋に体重が積載されています。

*その一本足が後ろ足の場合があります。前足の場合があります。どちらにせよ、その下腿三頭筋に体重が積載されています。

*そして、途中で体重が行方不明になってはいけません。行方不明になるということは、浮いているということです。

*これはヨタ話ではありません。とても単純な話しです。秘伝もウンコもありません。

*しかし、そもそも体重を下腿三頭筋に降ろすことが難しい。

*ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を始めたからです。700万年の歴史があります。個人的には、少なくとも20年以上の個人史があります。それを転換するのですから、難しい。脳神経回路を組み立て直す必要があります。

*幸か不幸か、私は頭が空っぽでした。ハイ、アホです。そのために、脳神経回路の組み立て直しは楽でした。元々、大した脳神経回路ではありませんから。組み立て直してみたら、正常に少し近づいただけです。

*でも頭の硬いオジサンには難しいかと思います。頭が硬いとは、真面目だということです。

*これを簡単に考えると、鶏歩は延長する。延長して、そして交替する、と考えればいいんです。

*でも、実際の技で考えてみます。鶏撲食を例にします。かなりややこしくなります。

*撃つ前の瞬間は、後ろ足の下腿三頭筋に体重が積載されています。そして、後ろ足の一本足状態です。前足は浮いています。

*撃つ瞬間、前足の下腿三頭筋に体重が積載されます。前足の一本足状態です。でも、それは一瞬だけです。

*撃ち終わった瞬間、後ろ足の下腿三頭筋に体重が積載されています。その瞬間、鶏歩になります。

*どうですか? 細かく考えるとかなりメンドー臭いですね。でも、鶏歩は延長される。そして、交替する、と考えればいいんです。

*ところで、撃つ瞬間の動作だけ取り出した練習法があります。それが未完成鶏歩の馬形鑽拳と搖閂把です。でもこれ、フットワークが悪いので、実際に使うことはありません。未完成鶏歩で止まらずに、鶏歩になればいいのです。

*しかし、勁力の理解のためには良い練習法です。私にはとても良い練習法でした。私はこれで勁力を理解した、と言っても過言ではありません。これはもちろん前足発勁です。

*以前からこんなことを考えていたのか? と問われると、そんなことはありません。後ろ足の下腿三頭筋には気がついていました。それだけです。それだけで自分には十分でした。それだけで撃てました。

*なにしろアホなもので。しかし鶏行歩があります。すると、前足・後ろ足の区別が無くなります。前足は後ろ足となり、後ろ足は前足となります。それで、後ろ足勁力の概念が破綻します。そして、鶏歩は指行性でした。そこで、指行性勁力の名称となりました。

*指行性勁力には、体幹の問題が含まれていません。鷹爪の問題=前腕の筋肉のこともあります。それで、総体として姿勢勁力となりました。

*なお、鶏行歩を指行性とするためには、前足の踵に体重を降ろしてはいけません。つまり、足裏時間を極端に短くします。即時、趾球と足指に体重を降ろします。突然、滑らかに未完成鶏歩の一本足となります。それでもヒトの骨格は蹠行性ですから、踵は地面に触れます。

*ネコさんやイヌさんと違い、ヒトの骨格は蹠行性です。あの方たちの踵(に相当する関節) は高い位置にあるので、地面に触れることはありません。羊さんや馬さんたちも同様です。彼らは蹄があるので、蹄行性となります。バレリーナさんも蹄行性ですが、あの方たちはヒトなので、踵が地面に付く時もあります。

(註) 後ろ足発勁にしろ前足発勁にしろ、後ろ足に指行性勁力が存在していることが前提条件です。つまり、後ろ足の下腿三頭筋に体重が降りていることが必須条件です。となると、心意六合拳の鶏歩や宋氏形意拳の六合歩の練習が必要となります。なお、後ろ足の下腿三頭筋に一生懸命に力を入れている人が見られます。この場合は、勁力が死にます。あくまで使うのは自分の体重だけです。
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by tiger-hawk | 2016-06-17 05:09 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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