動物武術の虎鷹拳院日誌

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筋力をリセット

*心意六合拳を開始してから一年半位で、勁力はできました。心意六合拳を本格的に始めたのは38歳の春でした。

*人より馬鹿で、人より身体能力が劣るフジマツができたのだから、誰でもできると信じ込みました。ところが、とんでもない間違いでした。

*何処で間違えたのだろうか? 

*私は若い頃から、人の歩き方を観察していました。歩き方に勁力の要領があると、勝手に判断していました。それは、半分当たっていました。

*踵にある自分の体重、土踏まずにある体重、趾球にある体重、足指にある体重、それらを使い分けることが自然にできていました。

*だから、蹠行性から指行性への移行も自然にできました。それは、一歩の中に存在していました。だから、蹠行性でもあり指行性でもある、という歩き方です。

*踵が地面に触れるのは、ほんの一瞬で、すぐに趾球で立ちます。趾球から足指へ移行します。足指に体重が載ることを確認します。そして、後ろ足が前へ送られます。

*ところが、力強く歩くと、自分の体重が何処にあるのか、はっきりとしません。それは地面を蹴ってしまうからです。

*この歩き方に、心意六合拳・鶏歩の要領が加わります。すなわち、足首の折りたたみです。すると、足首に体重が掛かります。しかし、足首は関節なので、その負荷に耐えられません。そこで、下腿三頭筋が体重を支える結果となります。

*しかし、下腿三頭筋を問題とすると、今度は下腿三頭筋に力を加える人たちが現れました。ほとんどはそんな人でした。

*チカラ要らないのになあ? どうして力を入れるのだろう? とても疑問でした。しかし、それが普通の人の反応なのです。その現実を受け入れるしかありません。

*上海のモスクで演武させられた時、師匠があきれて激怒していました。その頃は、勁力なんかありませんから、とにかく力を抜いて実行しました。

*力を入れてしまうと駄目になることは解っていました。しかし、師匠は、やる気があるのか? と激怒です。まあ、叱られるだろうなあ、と覚悟はしていました。確信犯です。

*宋氏形意拳の熊の1号は、とても優秀な基本功です。これだけで勁力が出ます。これだけで、心意六合拳の熊吊膀を撃てます。これだけで、拳も掌も撃てます。

*しかし、肩の力を入れてしまいます。腕の力を入れてしまいます。それが、普通の人の反応です。生活習慣病です。あるいは本能か?

*というわけで、メンドー臭いので、腕の動作をほとんど無くして、熊の0号を造りました。要点は、脇腹から鼠蹊部への切り込み、鼠蹊部の折りたたみ、足首の折りたたみ、などです。

*肩の力を抜いて、体幹の主導権を脇腹へ譲ります。ところが、頭が化石化している人には難しいようです。頭のマッサージをしましょう。私が頭と肩を軽くマッサージしてあげます。

*でも、一部の頑固おじさん以外は、簡単に勁力が出てしまいます。これは、めっちゃ楽しいです。

*この熊の0号は、相撲と共通点があります。(同じではありません。) 蹲踞の姿勢による、鼠蹊部の折りたたみです。そこから、立ち合いの姿勢になります。その時に、足首が折り畳まれます。もしも足首が折り畳まれないと、いわゆる腰高の姿勢になります。

*腰高とは不正確な表現です。足首が伸びている、と表現すべきです。

*足首が折り畳まれることにより、指行性となります。

*これだけだとまだ大腿直筋主導型ですので、下腿三頭筋主導型に変換させます。

*この時に、筋力をリセットします。一旦、白紙に戻します。それは禅密功でもいいです。他の方法でもいいです。なんでもいいですが、リセットします。

*それから、心意六合拳の鶏歩を造ります。膝を折り畳まずに、足首を折り畳みます。慎重に実行します。すると、下腿三頭筋主導に切り替えることができます。

*熊の基本功(0号から3号まで) でも、腕の力は要りません。もしも固まっていたら、ゆるめてください。筋力をリセットします。

*さらに、フニャフニャ鶏歩してみます。軽く上下にゆらします。足首が折り畳まれるのを確認してください。
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by tiger-hawk | 2016-07-20 06:26 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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