動物武術の虎鷹拳院日誌

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表の筋肉か? 裏の筋肉か?

*表の筋肉か? 裏の筋肉か? それが問題だ。・・・いきなりシェイクスピアのハムレットではありませんが、姿勢勁力の核心に入ります。

*動物武術の姿勢勁力は、表側の筋肉ではなく、裏側の筋肉を主に用います。それが肝心なところです。

*そんなことは武術雑誌にも武術本にも載っていないぞ ! それは姿勢勁力について無知だからです。心意六合拳と宋氏形意拳について無知だからです。

*膝を折り曲げるのではなく、足首を折り曲げる。・・・すると、オバチャンBの反論です。・・・そんなことは矛盾している。膝と足首は連動している。足首が折れ曲がれば、膝も折れ曲がる。当然、みなさんも納得できないと思われます。

*実はここに姿勢勁力の真実が隠されています。

*膝が折れ曲がると、やや前方へ体重移動します。ほんの少しだけ、ですけど。すると、膝上では、太ももの大腿直筋が働きます。そして、膝下では、表側の前脛骨筋(ぜんけいこつきん) が支えることになります。

*これは、ほとんど解りません。見た目は同じなんですけど、膝下の表側の筋肉が主に働きます。

*ここにおいて、姿勢勁力は崩壊します。前提条件が崩れ去ります。

*ところが、前方へ移動しないで、足首が折れ曲がると、膝下では裏側の筋肉=下腿三頭筋が主に支える結果となります。

*そのためには、鼠蹊部も折れ曲がる必要があります。腹横筋で下腹部を持ち上げる必要があります。すると、尻も持ち上がり収まります。

*表側の筋肉=前脛骨筋か? 裏側の筋肉=下腿三頭筋か? これは見た目には解りません。もちろん、訓練された人には見えます。しかし、普通の人には、未経験の人には見えません。ほんのわずかの差なので、写真でも解りにくい。

*しかし、ここが姿勢勁力の生死の別れ目なのです。これが、心意六合拳・鶏歩の真実、宋氏形意拳・六合歩の真実なのです。

*膝の上を見てみましょう。太ももの大腿直筋ではなく、裏側の大腿二頭筋と半腱半膜様筋を主に用います。

*太もも外側の外側広筋ではなく、内側の内側広筋と内転筋を主に用います。

*体幹を見てみましょう。

*大胸筋ではなく、裏側の僧帽筋を主に用います。見えない部分の前鋸筋・小胸筋を主に用います。

*腕を見てみましょう。上腕二頭筋・上腕三頭筋ではなく、前腕の小指側延長線の筋肉を用います。それが心意六合拳の鷹爪です。宋氏形意拳の龍形基本功です。(上腕二頭筋・上腕三頭筋には別の役割があります。) 

*表側の筋肉ではなく、裏側・内側の筋肉が姿勢を支えます。すると、勁力が発生します。これが姿勢勁力の真実の姿です。

註・・・沈墜勁や震脚の世界は、表側の筋肉の世界です。ですから、真逆の世界となります。どちらでもいいのですが、違う世界だとの認識が必要です。
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by tiger-hawk | 2016-07-29 05:47 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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