馬形拳の誕生(インチキ理論)
*しかし、世界で初めて"姿勢勁力"を明らかにしたフジマツと虎鷹拳院は、このまま座して死を待つ、ほどには悟っていません。
*老子のように、国境を越えて消えるほどにはあきらめていません。大日本帝国や中華帝国などの帝国主義にも興味はありません。せっかく心不全から生還したので、ふらふらと生きていきます。
*若い頃、徐文忠先生の自宅で練習していました。すると内弟子の徐先進さんの拳は風を切って音を出していました。腕が抜ける? と心配しましたがそんなことはありません。ぴったりしたシャツでしたので、衣服の擦れる音ではありません。少林拳て、風を切るんだ、とびっくりしました。
*自分にはできないなあ、と想いました。その時から、姿勢勁力に導かれていたのかもしれません。
*徐文忠先生の震脚半歩崩拳にもがっかりしました。八極拳でさんざん震脚はやったので、形意拳で震脚をやる気持ちは残っていませんでした。もちろん、心意六合拳で震脚をやるのも考えられません。
*だから、山西省太谷県で静かな宋氏形意拳に出会ったのは、偶然だけではありません。自分が無意識に求めていたのです。
*だから自分の心意六合拳も、どんどん力が抜けていきました。以前の自分とはかなり違います。病気も糧となりました。
*静かというと太極拳を思い出しますが、一般的太極拳は、足の裏側・内側の筋肉が抜けてしまっています。空っぽの足です。だから、膝や腰を痛めるのは当然です。膝で立って、膝で歩いているのです。
*心意六合拳の鶏歩でも、膝で立っていると膝を痛めます。膝ではなく、足首に体重を降ろします。そのために、ドスコイ鶏歩を考案しました。だから、膝を折り曲げるのではなく、足首が折れ曲がります。
*相撲の腰割りは、内転筋で立っています。心意六合拳の弓歩と共通した要素があります。その発見から、ドスコイ鶏歩が生まれました。
*鶏歩が解らない人も、ドスコイ鶏歩からやると鶏歩を理会できます。それは、折り曲がる足首です。
*宋氏形意拳の熊の基本功も、足首が折れ曲がります。鼠蹊部は切り込まれます。すると簡単に勁力が出ます。
*ここで障害となるのが、体重移動と肩の力です。どうしても習慣的に体重移動してしまいます。これは習慣的問題なので、足首に意識集中します。
*実は体重移動すると、足首は少し伸びてしまっています。本人は気付いていませんが。
*あくまで足首に体重が降りていると、体重移動できなくなります。
*肩の力を抜くと、力が出ません。そのために肩の力を抜くことを嫌がります。それでは勁力は出ません。
*肩に力が入るのは、腕を肩から生やしているからです。これを改めて、腕を脇腹の前鋸筋から生やします。そのように改造します。
*それが、宋氏形意拳・龍形基本功の目的なのです。龍=爬虫類の腕=前肢は、肩から生えていません。脇腹から生えています。
*すると、少林拳や空手の突きからは離れてしまいます。動物武術の馬形拳の誕生です。すなわち、心意六合拳と宋氏形意拳の馬形拳です。形意拳の五行拳も馬形拳から生まれました。
<インチキ道場の練習予定>・・・予約なしで遊びにおいでませ~ ユルイ練習ですいません~
10月1日(土) 19時~開進第一中学校体育館
10月2日(日) 10時~光が丘公園
10月3日(月) 13時~光が丘公園芝生広場端北口方面、道のそばに石のテーブルがあります、
10月5日(水) 19時~開進第一中学校体育館