動物武術の虎鷹拳院日誌

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人工的不自然武術

*心意六合拳の鷹爪は武式太極拳の手型と同じです。武式太極拳の僑松茂先生にも、同じような手型の指導を受けました。

*その要領は、指を大きく開いて指先だけ緊張させるというものです。指先とは指の第一関節から先ということです。で、実際に教えてみると、指の第三関節を緊張させる人が大部分でした。結果、指先の第一関節は使えません。

*そして、肘も肩も固めてしまいます。上腕三頭筋と上腕二頭筋も緊張させてしまいます。

*鷹爪を教えると、どんどん悪くなる、という結果でした。

*肘も肩もゆるめる必要があります。上腕三頭筋も上腕二頭筋もゆるめる必要があります。

*指の第三関節もゆるめる必要があります。

*鷹爪を教えると、真逆のことをやってしまうようです。

*これ、形意拳と心意六合拳の龍腰でも経験したことです。

*龍腰を教えると、脇腹から身体を捻ってしまうという結果になりました。

*龍腰も鷹爪も、教えるべきではなかった。どんどん悪くなる一方でした。

*足指についても同様でした。足指を意識する、と教えると足指を硬直させてしまいます。

*結局、何かを教えると硬直してしまうようです。反応が硬直しかありません。

*身体を固めることしかできないみたいです。

*そして、ゆるめることを要求すると、全てをゆるめてしまいます。結局、寝るしかありません。

*身体の各部位を部分的に使う、というのが原則です。

*鷹爪ならば、指先の第一関節だけ使う。龍腰ならば、脇腹をゆるめる。足指もゆるめる。足指ウォーキングも心意六合拳・鶏行歩も、やわらかい足指が必要となります。

*全ての筋肉を使う、なんては最低の行為です。筋肉も使い分けします。普通の人は、筋肉の話しを全部の筋肉と受け取ってしまうようです。それでは、身体が硬直してしまいます。

*全ての筋肉を美しくする必要はありません。カラダを見せる仕事をしているわけではありません。

*自分が快適であれば、それでいいんです。

*特に必要なことが、足の筋肉の使い分けです。裏と内の筋肉を主体とします。表の筋肉は意識する必要がありません。

*ところが、現代日本人は表の筋肉で立って歩いています。これを裏と内の筋肉で立って歩くように改造します。それが心意六合拳の鶏歩と弓歩と鶏行歩です。宋氏形意拳の六合歩です。

*これがなかなか難しいようです。私は馬鹿なので、一年半位かかりました。

*表の筋肉で歩くと身体が浮いてしまいます。それは大腿直筋がジャンプの筋肉だからです。ジャンプとは地面を蹴ることです。だからウォーキングもランニングもジャンプしています。

*下腿三頭筋は姿勢を維持する筋肉なので、普通はジャンプに使いません。中には下腿三頭筋で地面を蹴る人もいますけど。どうも八卦掌はそうらしいです。というわけで、八卦掌と心意六合拳は相性が悪いようです。八卦掌を練習するのなら、心意六合拳は止めたほうがよろしいようです。

*鶏行歩は地面を蹴らないので、そのままだと踵から墜落してしまいます。つまり、蹠行性(せきこうせい) だと墜落してしまいます。そこで、蹠行性をあきらめて指行性に近づけます。

*そのために、踵は地面に触れるだけですぐに趾球で立ちます。さらに足指で立ちます。

*本来のヒトは、大腿直筋で地面を蹴って歩きます。だから、自然のままだと沈墜勁や震脚などの選択しかありません。それが蹠行性のヒトの自然です。

*心意六合拳と宋氏形意拳はニワトリの指行性一本足に学んだので、ヒトとしては不自然になります。自然にあるものではなく、人工的なものです。動物武術は自然的武術ではなく、人工的武術です。

*余談ですが、日頃食べている野菜も自然なものではなく人工的なものです。ヒトが数百年以上かけて加工したものを現在食べています。自然な植物には毒物が多いそうです。だからジャングルでは餓死する危険があります。果物は不味いし虫がたくさん入っています。
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by tiger-hawk | 2016-12-25 07:47 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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