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動物武術の虎鷹拳院日誌

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突きが存在しません

*いわゆる"力こぶ"を造るには、腕を肘のところから曲げます。すると、上腕の内側が盛り上がります。

*腕を短縮させて筋肉を収縮させます。だから、これは上腕二頭筋の短縮性収縮です。

*もちろん、腕を伸ばして"力こぶ"を造ることもできます。拳をにぎって、あるいは掌を広げて腕を伸ばします。すると、上腕の外側が盛り上がります。

*腕を伸張させて筋肉を収縮します。だから、これは上腕三頭筋の伸張性収縮です。

*いわゆる"突き"は腕を伸ばします。だから、上腕三頭筋の伸張性収縮を用います。

*ところが、心意六合拳と宋氏形意拳の"姿勢勁力"では、上腕三頭筋の伸張性収縮を用いません。

*するとこれはもう"突き"ではありません。力を抜いて腕が伸びるだけです。したがって、姿勢勁力には"突き"が存在しません。

*しかし、前腕の筋肉は用います。拳をにぎり、あるいは掌を広げて、前腕の筋肉を収縮させます。指を前腕の筋肉で操作します。これが心意六合拳の"鷹爪"です。

*撃つのは前腕の筋肉だけを用います。前腕の筋肉は、上腕三頭筋とも上腕二頭筋とも強い関係を持ちません。(これを極端にしたのがフニャフニャ崩拳です。)

*しかし、脇腹の前鋸筋と繋がります。前鋸筋が前腕を、鷹爪を最後に支えます。また、背中の僧帽筋が"壁"となります。

*すると、前腕は体幹と一体化します。つまり、体幹の拳・体幹の掌が造られます。全体のバランスの要は腹横筋です。

*これが心意六合拳の馬形拳、宋氏形意拳の崩拳(五行拳) となります。そこに存在するのは"突き"ではなく、体幹の拳・掌となります。

*腕は肩で支えられるのではなく、前鋸筋で支えられます。結果、腕は肩から生えるのではなく、腕は脇腹から、前鋸筋から生えて来ます。

*その基本功が、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の基本功1号・2号となります。

*武式太極拳(喬式太極拳) も心意六合拳の鷹爪を用います。鷹爪の用語はありませんが、同じことを喬松茂先生から教わりました。すると、同じ構造となります。

*姿勢勁力は突きが存在しない武術なのです。
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by tiger-hawk | 2017-01-21 07:35 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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