動物武術の虎鷹拳院日誌

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圧腿と隠れた勁力

*圧腿は、少林拳や長拳の基本功として練習します。特に、蹴りの基本功として重要です。

*私は若い頃、故佐藤聖二さんに少林拳を教えてもらいました。その時に、圧腿も習いました。(佐藤聖二さんは後年、太気拳・意拳の先生として活躍しました。少林拳は高校生の佐藤さんに習いました。感謝しています。なお私は太気拳・意拳と無関係です。念のため) 

*この圧腿なんですが、姿勢勁力の足裏側筋肉の伸張性収縮にもたいへん役に立ちます。

*心意六合拳には、捲地風、刮地風、掃辺風、の低い蹴りがあります。これらは低い蹴りのため、それほど圧腿の必要性を感じられません。

*しかし、踵の前蹴り(馬形拳) 、踵の横蹴り(馬形拳、猴形券) 、踵の後ろ蹴り(馬形拳) などもあります。これらは足の裏側が伸びないと蹴ることができません。

*そのために、圧腿の練習が必要となります。股関節をやわらかくするのではなく、下腿三頭筋と大腿二頭筋を伸ばすためです。

*しかし、蹴りのためだけでなく、足の裏側が硬くなっていると、心意六合拳の弓歩ができません。弓歩で足を伸ばすことができません。足の裏側が縮んだままです。

*足の膝裏側が縮んだままです。特にガチガチおじさんの特徴です。

*さらに、心意六合拳の鶏歩も、宋氏形意拳の六合歩もできません。

*鶏歩と六合歩は、足が伸びないので圧腿の必要性が感じられません。ところが、足裏側筋肉の可動幅が狭いと、動きが制限されてしまいます。

*実は、鶏歩と六合歩でも、下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮するのです。これは見た目では解りません。実際、足の裏側は伸びません。しかし、内部で筋肉が伸びます。ほんの少し伸びます。

*心意六合拳の鶏行歩でも、内部で足の裏側筋肉が伸びます。すると、太もも表側の大腿直筋の呪縛から解放されます。

*縮んだ足裏では、心意六合拳の鶏行歩ができません。すると、表側の大腿直筋に頼る結果となります。そして、ガチガチの硬い鶏行歩ができあがります。

*もちろん、足首も硬いままです。すると、足首が折れ曲がりません。すると、足首と足指に体重が降りてきません。すると、勁力が発生しません。

*圧腿は蹴りのためだけではありませんでした。圧腿は、足裏側筋肉の伸張性収縮を実現させてくれます。

*圧腿は心意六合拳の弓歩のためだけではありませんでした。

*圧腿は、足の裏側筋肉で歩く心意六合拳の鶏行歩を実現させてくれます。

*圧腿は少林拳・長拳のためだけではありませんでした。

*圧腿は、心意六合拳・鶏歩、宋氏形意拳の六合歩における、隠れた伸張性収縮を助けてくれます。すると、地面を蹴る呪縛から解放されます。

*なお、武術は地面を蹴るものだ、心意六合拳は力強く表現するものだ、という思考に捕われていると姿勢勁力は発見できません。

*見た目の雰囲気に騙されてはいけません。力強く表現しても良く、やわらかく表現しても良いのです。それは個人的好みの問題です。そこにある隠された伸張性収縮に気付くべきです。

*力強く表現するのは、相手を威嚇するためです。やわらかく表現するのは、相手を騙すためです。それだけではありませんが、そのような効果もあります。

*力強い表現そのものに勁力はありません。やわらかい表現そのものに勁力はありません。隠れた勁力を発見してください。
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by tiger-hawk | 2017-01-22 06:59 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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