直立二足歩行という過ち
*誰も見たことのない風景を見てしまったので、もう後戻りはできません。アッハ
*もちろん先生方には感謝していますが、中国人へのコンプレックスはありません。そして日本人へのコンプレックスもありません。日本人は足指を失ってしまったので、とても残念です。
*指行性の姿勢勁力を言葉として整理したので、65歳の今でも後退することはありません。ただ、病気してしまったので、持続力は落ちています。これから、心意六合拳の十大形套路を連続してできるように改造します。
*指行性の姿勢勁力は、ヒトの直立二足歩行によって失われたものを取り戻すことによって、成立しています。
*滅びてしまったアフリカの類人猿が直立二足歩行を始めた時、身体の何処が変化したのでしょうか?
*それは曲がっていた大腿骨が真っ直ぐになり、大腿直筋が大きくなりました。そのように化石人類学の本に書いてありました。
*では、骨と筋肉ではなく、姿勢はどのように変化したのでしょうか?
*それは四足歩行動物を観察するとわかります。例えば、ハイハイする赤ちゃん、ネコ、イヌ、などです。
*その特徴は、鼠蹊部が切り込まれていることです。そして、足首が折れ曲がっていることです。
*直立二足歩行するヒトは、鼠蹊部が伸びてしまっています。足首も伸びてしまっています。
*そして、鼠蹊部と足首を補正することによって、指行性の姿勢勁力が生まれます。直立二足歩行の過ちを、部分補正するのです。
*この二つ(鼠蹊部と足首の補正) が、心意六合拳の鶏歩・弓歩、宋氏形意拳の六合歩、の必須条件です。
*世間一般の人は、低い姿勢を取れば勁力が生まれると信じています。しかしそれは、大いなる間違いです。
*低い姿勢でも、しゃがんでいれば無意味です。墜落していれば無駄なことです。
*私の鶏歩と鶏行歩は、心意六合拳者によって批判されました。フジマツの姿勢は高過ぎる、というわけです。
*たとえ、姿勢が高くても、二つの要素があれば勁力は生まれます。反対に、低い姿勢でしゃがんでいたら、墜落していたら、勁力は死んでいます。墜落している姿勢は、膝を壊す危険性があります。
*ところが、鼠蹊部と足首の補正は、一般の人には無理です。私は誰にも指摘されずに補正できましたが、それは希有な例です。
*鼠蹊部の切り込みなんて、生まれてから今日までやったことがありません。足首の折れ曲がりなんて、経験したことがありません。そんなプログラムが存在していません。
*というわけで、鼠蹊部が抵抗します。さらに足首の抵抗はかなり強いものです。そんなことはご免だ、とばかりに抵抗します。人類700万年の歴史に逆らうのか、とばかりに反発します。
*私にはこの抵抗が欠落していました。それはなぜか?
*宋氏形意拳を学習した時、力を入れれば力は出ない、ということを直感的に理解できました。だから、徹底的に力を抜きました。結果として小学生も倒せない崩拳ができあがりました。
*それでも後悔はしませんでした。どうせ力を入れても無駄だ、と解っていたからです。
*直立二足歩行の過ちを部分補正できたのは、心意六合拳と形意拳が動物武術だったからです。だから、直立二足歩行そのものを問題として認識できました。
*これが人間武術だったら、直立二足歩行を問題とすることはできませんでした。
*しかし今更、四足歩行へは戻れません。そこで直立ではないけれど、二足歩行の恐竜=鳥類を参考にしました。特にあまり飛ばないニワトリに学びました。ニワトリの指行性一本足です。
*そこから、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩が生まれました。
@ この表題は、「明治維新という過ち」という本からいただきました。江戸時代300年は海外侵略しなかったけど、戦争大好きな長州政権により太平洋戦争まで突き進み日本が滅んだそうです。そして、会津戦争は、長州の色気違い司令官が発端だそうです。レイプ事件も起こしています。会津戦争では凄まじいたくさんのレイプが実行されたそうです。ということは、慰安婦問題は長州が発端ともいえます。日本軍のレイプが凄まじかったので慰安婦制度が作られたといわれています。そして今も日本は長州政権です。とても興味深い本でした。