ゆるく立ちます・ゆるく歩きます
*そんな人はほとんどいません。少なくとも意識的にやっているのはアホのフジマツだけです。
*ところが、これは実はとても簡単なんです。足首の力を抜くだけでできてしまいます。地面に反発しなければいいんです。
*足首が地面に反発しないと、足裏は地面にベターと吸い付きます。
*でも普通は足首が地面に反発しています。すると、身体は浮いてしまいます。
*でも浮くことは無理からぬことです。ヒトは歩くと浮くのです。それは鼠蹊部と足首が伸びてしまっているからです。
*それこそが、鼠蹊部と足首が伸びていることこそが、直立二足歩行の特徴なのです。
*つまり、直立二足歩行は浮き上がるのです。それが直立二足歩行の宿命なのです。
*だから、ウォーキングもランニングも浮き上がります。だから、指行性の姿勢勁力としては使えません。使い物になりません。
*だから、鶏歩と鶏行歩が生まれました。心意六合拳と形意拳が人間武術ではなく、動物武術だったからです。
*人間は、常時直立二足歩行したから、浮き上がったから"生まれた"のです。
*地上から浮き上がったヒトは、どの高さで歩くのでしょうか?
*それは膝の高さで歩きます。膝を支点にして歩くのです。それが一般的太極拳や合気道です。あのヒトたちは膝で歩いています。だから当然、浮いています。
*武術の基礎といわれる馬歩も、膝の高さで立っています。膝を支点にして立っています。だから、筋肉としては大腿直筋を使います。
*浮き上がっているから沈墜勁するのです。浮き上がっているから震脚するのです。
*でももしも浮き上がっていなかったら、沈墜勁する必要がありません。震脚する必要はありません。動的勁力は要りません。
*四足歩行ならば浮き上がりません。でも四足歩行はできません。既に骨格が直立二足歩行用になっていますから。
*そこで、足首が折れ曲がります。鼠蹊部も切り込まれます。すると、足指が復活します。隠れ指行性となります。
*直立二足歩行の呪いから、700万年経って解放されるのです。自由になるのです。
*でもそれは意外に簡単です。足首の力をゆるめるだけです。
*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩などは、足首の力をゆるめることによって、成立しています。
*つまり、ゆるく立ちます。ゆるく歩きます。
*こんなことを考えるのはフジマツだけです。だからアホのフジマツなんです。かんにんしてや~~