動物武術の虎鷹拳院日誌

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姿勢勁力原論(構造としての勁力)

*姿勢勁力は、姿勢の構造そのものが勁力となります。姿勢勁力=構造勁力ということです。

*この点が動作勁力と決定的に異なるところです。動作勁力とは、いわゆる沈墜勁、震脚、纏絲勁、十字勁、開合、などの動作に基づく勁力のことです。一般的武術は全て動作勁力です。

*例えば、心意六合拳の弓歩で立つ、心意六合拳の鶏歩で立つ、宋氏形意拳の六合歩で立つ、それだけで発勁状態となっています。だから、立つ練習が基礎となります。

*このことを理解していないと、余計な動作を加えて姿勢勁力を崩壊させてしまいます。すなわち、動作を加えることによって、姿勢が崩れてしまいます。

*そのために、肩から発勁することが姿勢勁力の原形となります。この時、肩は動きません。動いてはいけません。肩が動いたら、姿勢勁力の構造が壊れてしまいます。(このことに無知な中国の先生も少なくありません。) 

*そのために、宋氏形意拳・熊の基本功1号が発勁の原形となります。心意六合拳の熊吊膀が発勁の原形となります。どちらも肩が動いてはいけません。

*拳・掌で撃つ場合は、前腕だけが動きます。前腕の筋肉で撃ちます。それが心意六合拳の鷹爪ということです。前腕の筋肉で指を操作します。

*この時、上腕の筋肉は動きません。前腕の筋肉だけ動きます。動作勁力の場合、上腕の筋肉も動きます。上腕の筋肉が重要な役割となります。

*どうして上腕の筋肉は動かないのか? それは上腕の筋肉が動くと、肩も動いてしまうからです。肩が動くと、姿勢の構造が崩れてしまいます。

*肩で当たるのに、肩が動いてはいけません。それが心意六合拳の熊吊膀です。でもそれでは当たりません。相手との距離があると、当たりません。

*そこで、身体全体がそのままの状態で前進します。すなわち歩きます。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*鶏行歩は、姿勢の構造を崩さずに歩きます。ですから、地面を蹴ってはいけません。余計な運動を加えてはいけません。

*だから、勢いを加えません。勢いは殺します。そのために、前足の足指がストッパーとなります。

*体当たりを主張する心意六合拳もありますが、それは動作勁力だからです。姿勢勁力の場合、体当たりはあり得ません。

*肩で当たる場合、肩を動かしたり、前のめりになったりする人がいますが、それは姿勢勁力の構造勁力としての意味を理解していません。

*姿勢勁力は、その構造のための骨格を造ります。それは内骨格となります。脊椎動物と同じ内骨格です。

*動作勁力は、その構造上、外骨格となります。すなわち、運動としては身体外側のラインを使います。

*姿勢勁力の内骨格とは、心意六合拳と形意拳でいうところの龍身・龍腰です。

*龍身とは、腕を脇腹の前鋸筋から動かします。腕と前鋸筋を直結させます。すると、肩をスルーします。

*龍腰とは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞り込みます。このラインは鼠蹊部でクロスして内転筋に繋がります。

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by tiger-hawk | 2017-06-23 08:30 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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