動物武術の虎鷹拳院日誌

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裏ルートを開発します

*気の太極拳とか、推手とか、合気道とか、それらは心理学に基づいています。

*でも、昔は心理学なんて言葉はありませんでした。そこで、古代の占いを起原とする「気」という言葉を借りてきました。あるいは、「意」という言葉を借りてきました。

*だから、「意を用いて力を用いず」なんて言葉も太極拳にありました。

*しかし、心理学でも気でも意でも、実際の力も必要となります。そうしないと純粋な宗教になってしまう危険性があります。

*その実際の力が、蹠行性(せきこうせい) と大腿直筋です。

*700万年前、類人猿は大腿直筋と膝で直立しました。そして直立二足歩行を始めました。元より霊長類は蹠行性です。蹠行性は踵で立ちます。すると踵は大腿直筋に直結します。それがやがてヒトとなりました。

*この自然の力を利用します。この力は、蹠行性と太ももの表=大腿直筋を主体とするので表のルートとなります。

*しかし、もう一つの隠されたルートがありました。それは指行性と下腿三頭筋を主体とする裏のルートです。

*霊長類は蹠行性なので、指行性になることは変態です。そんな変態を実行したのが、心意六合拳と宋氏形意拳と武式太極拳でした。心意六合拳と宋氏形意拳はルーツを同じにします。それは動物武術です。動物の姿勢に学びます。虎と鷹の指行性、ニワトリの指行性一本足のことです。

*蹠行性のヒトは踵が直立しています。そのままでは指行性になれないので、足首が折れ曲がります。すると、足指が出現します。この足指は下腿三頭筋を覚醒させます。ただ重力に抵抗していただけの筋肉が、勁力の素となります。

*足首からヒラメ筋へ下腿三頭筋へ、そして、半腱半膜様筋・大腿二頭筋へ、内転筋へ、という裏のルートが開発されます。

*この裏ルートは足指から始まります。足指の指行性です。

*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩は、裏ルートの開発のためにあります。

*裏ルートは、心意六合拳の鶏行歩で完成されます。鶏行歩は鶏歩から始まります。

*地面を蹴ると、たちまち表のルートになってしまいます。大腿直筋に直結してしまいます。

*そこで、地面を蹴らずに足首が折れ曲がります。すると、足指からヒラメ筋への道が出現します。この道を拡大延長します。すると、内転筋まで到達します。

*しかし、腰を用いると裏ルートは断ち切れてしまいます。肩を用いると裏ルートは断ち切れてしまいます。腰も肩も用いてはいけません。

*すると、裏ルートは前腕まで到達します。後は、前腕から出すだけです。この裏ルートが姿勢勁力の勁力です。

*裏ルートの勁力はエネルギーが少なくて済みます。コストがあまり掛かりません。そのために、力をほとんど用いていないのに相手を軽く押せる(撃てる) という不思議な感覚が現れます。

*これは姿勢の力だからです。そのために、地面からの力を使うことができます。だから、足指は地面と密着します。しかし、地面をつかんではいけません。もちろん、地面を蹴ってはいけません。地面と密着するためには、自分の体重を利用します。

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by tiger-hawk | 2017-07-02 08:02 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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