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動物武術の虎鷹拳院日誌

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肩から脇腹へ改造します

*身体の裏ルートを記述していたら、上半身の裏ルートと下半身の裏ルートが内転筋で結合しているのを発見しました。

*それまではなんとなく鼠蹊部だろうと考えていました。でも、書いているうちに内転筋だと気付いたアホのフジマツです。

*中山うり十周年祭(サムザ阿佐ヶ谷) で内転筋がツッたのも、去年のボブ・ディランのライブで内転筋がツッたのも、関係あるかもしれません。結合点になる内転筋の負担が大きいのかな? 

*上半身=体幹の裏ルートにはポイントがあります。それが脇腹の前鋸筋です。前鋸筋から腕を生やします。=心意六合拳と形意拳の龍身 前鋸筋から鼠蹊部へ切り込みます。鼠蹊部でクロスして内転筋へ至ります。=心意六合拳と形意拳の龍腰

*というわけで、脇腹の前鋸筋が重要なポイントになります。でも、別に前鋸筋に力を込めるわけではありません。

*肩で動く人が圧倒的多数なんですが、それだと姿勢勁力が死んでしまいます。肩にある意識を捨てて、前鋸筋に意識を移します。宋氏形意拳の龍形基本功、熊の基本功1号なども、前鋸筋主導にします。

*言葉というものは便利なんですが、言葉にしてしまうと弊害もあります。例えば、後ろ足の足指、なんて言葉があります。すると、そこに力を込めてしまう人がいます。下腿三頭筋なんて言葉を使うと、そこに力を込めてしまう人がいます。

*なんにも言葉を使わないほうがいいのかな? とさえ思います。みなさん、力を込めるのが好きなんです。それが武術だと勘違いしています。

*少なくとも指行性の姿勢勁力では、力を込めてはいけません。あくまで自分の体重を利用します。でも、体重を直接使うわけではありません。それだと、体重を浴びせる結果となります。前のめりになります。同様に、自分の拳に体重を乗せてはいけません。それだと、身体が浮いてしまいます。

*体重は足首に降ろします。その時も、足首に力を込めてはいけません。弱い雪がシンシンと降るように、体重が足首に降りてきます。

*そんな言葉を使うと、膝を前へ突っ込む人がいます。この時も、膝に意識があります。いつも、膝に意識があるので、そんなことをしてしまいます。

*そんな時は、鼠蹊部が折れ曲がっていません。切り込まれていません。鼠蹊部のことはすっかり忘れています。

*結局、現代日本人は、上半身は肩で、下半身は膝で動いているのです。それをそのままにしておいて、技を練習しても無駄というものです。

*上半身は脇腹の前鋸筋で、下半身は下腿三頭筋で動きます。しかし、そこに力を込めても無駄なことです。

*何処にも力を込めてはいけません。一番象徴的なのが、心意六合拳の熊吊膀です。腕を振り回している中国の先生がいます。なにも解っていません。残念な結果です。形意拳の崩拳も力を込めてはいけません。

*足首に体重が降りてきたら、足首が折れ曲がるようにします。すると、足指が覚醒します。指行性になります。これが、心意六合拳・鶏歩の目的です。宋氏形意拳・六合歩の目的です。武式太極拳・弓歩の目的です。

*ヒトは蹠行性(せきこうせい) なので太ももの大腿直筋と膝で歩きます。それが指行性になると、下腿三頭筋と足指で歩きます。

*直立二足歩行のヒトは、肩と膝で動きます。それを脇腹・前鋸筋と足首に改造します。改造といっても手術するわけではありません。頭の回路を改造するだけです。

お知らせ

7月8日(土) 19時~、開進第一中学校体育館が使えません。そのために平和台体育館地下武道場に変更します。

7月10日(月) 13時~、平和台体育館が休館です。そのために11日(火) 13時~、平和台体育館に変更します。

by tiger-hawk | 2017-07-04 08:58 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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