*こんにちわ、インチキのフジマツです。
*本日は、やわらかい弱いバネの造り方です。
*姿勢勁力の根本は、勁力トライアングルです。
*それは、足指・趾球ー足首ー下腿三頭筋、で構成された三角形です。
*その造り方は、足首に体重が降りることによって始まります。
*そして、足首が折れ曲がります。これは体重が掛かり、足首が折れ曲がるからです。
*しかし、何処かに力を入れると、体重は降りてきません。
*第一の関門は、太ももの大腿直筋です。
*武術の基礎といわれる馬歩は、大腿直筋と外側広筋で支えられています。
*地面を蹴るのも大腿直筋です。ジャンプするのも大腿直筋です。スクワットするのも大腿直筋です。
*姿勢勁力としては、スクワットは良くありません。止めましょう。
*問題はここからです。
*足指の力を抜きます。だから、足指で地面をつかんではいけません。
*趾球の力を抜きます。もちろん、足首の力を抜きます。そして、下腿三頭筋の力を抜きます。
*下腿三頭筋で地面を蹴ることも可能です。そんな流派もあるようです。姿勢勁力としては、それも止めます。
*力をゆるめるから、体重が足首に降りてきます。すると、足指がはっきりしてきます。
*ここで、足指を使ってはいけません。足指は、はっきりと出現すればいいのです。それだけです。すると、指行性になります。
*体重が足首に降りてきても、蹠行性(せきこうせい) のままではいけません。そんな人は、大腿直筋で身体を支えています。
*そんな人の鶏行歩は、ペッタン、ペッタン、と踵で歩く結果となります。
*足首をゆるめ、下腿三頭筋をゆるめ、趾球をゆるめ、足指をゆるめます。
*すると、やわらかい弱いバネが生まれます。それが勁力トライアングルとなります。
*慣れていない場合、撃つ瞬間にさらにゆるめると、足指がはっきりと見えてきます。
*普段、歩く時もゆるんでいるように心がけます。
*心意六合拳の鶏歩だけでなく、宋氏形意拳の六合歩も同様です。
*全身をゆるませて、やわらかい弱いバネを造ります。
*強いバネを造ってはいけません。強いバネは姿勢勁力を殺してしまいます。