動物武術の虎鷹拳院日誌

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仮説からの内部勁力運動

*蒸し暑い日が続きます。まずは、アリソン・クラウスの甘い歌声とショーン・コルヴィンのさわやかな歌声をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=hci5q3G6-FA


*S&Gのボクサーです。最初見た時、あれ何処かで見たような? と想ったら、ボブ・ディラン30周年記念コンサートに出ていたショーン・コルヴィンでした。あの時、めっちゃ古びたギターで歌っていたのが印象的でした。(ボブ・ディランがほとんど出てこないので、彼をあまり好きでない人にもおすすめのDVDです。)


*え? オメエのインチキ武術の話しをしろ? ヘイヘイ旦那様。


*見えない内部勁力運動を発見したアホのフジマツですが、それには伏線がありました。


*若い頃、勁力は歩きに隠されている、という仮説を立てました。もちろん、何の根拠もありません。でもそのほうが、歳取ったおじいさん先生にぴったりです。なにげなくチョコンと撃って、相手がなにげなく倒れる、なんて絵になります。アハハ


*実際には、八極拳を学習したり、通背拳を学んだり、紆余曲折しました。そして、震脚とは真逆の静かな形意拳に出会いました。山西省の宋氏形意拳です。


*しかし、宋氏形意拳の六合歩の隠された勁力運動は、私には見えませんでした。でも、沈墜勁も震脚も、十字勁も纏絲勁も、開合もありません。動作勁力がありません。


*何か無くてはどうしようもありません。しかし、その時点では見つかりませんでした。ただ、力を抜かなくてはいけない、と解りました。力の入った先輩は身体が浮いていました。それでひたすらフニャフニャ崩拳(五行拳) を撃ちました。小学生も倒せない崩拳です。


*二年後、心意六合拳の先生と出会いました。警察学校の教官でした。それから一年して、なんとなく後ろ足の裏側に気付きました。それが、陳先生のお陰もあって、裏側筋肉の伸張性収縮に気付きました。


*それを用いて宋氏形意拳の崩拳を撃つと、上手くいきました。フニャフニャだけど強い崩拳です。これで、宋氏形意拳と心意六合拳の共通の、内部勁力運動が解明されました。


*これは、心意六合拳の鶏行歩に現れます。でも、見つけることは困難です。それで、見つけられない人は動作勁力へ流れます。中国の先生は、詳しいことは教えないですから。


*「師匠は弟子に餌を与える(教え育てる) 。やがて成長した弟子は師匠を倒す。」なんていう恐ろしい成句が心意六合拳にあります。(ということは、コボクマシーン1号やちくわさんは、フジマツを倒してしまいます。シロクマさんもそのうちには、と狙っているかもしれません。恐ろしや~~ 逃げろ~~)


*「一子相伝」なんて言葉もあります。後継者は一人(長男) だけで、その人だけに真伝を伝えます。他の弟子には伝えません。でも、息子はたいてい出来が悪い。いっしょに生活している父親の欠点を見てしまっています。だから、真面目に練習しません。というわけで、本当の後継者には成れない場合が多い。


*私は外国人なのが幸いしました。そして、当時の先生は無名でした。私は古い拳譜にはこだわりませんでした。とにかく、撃てるようになる、とだけ考えました。もちろん、古拳譜も参考になります。私は心意六合拳の素朴な動物生態論から、指行性と蹠行性の問題に気付きました。古拳譜が動物学に導いてくれました。


*さて、心意六合拳の鶏行歩は、鶏歩から前足を送り出して大きい鶏歩になります。この鶏歩から大きい鶏歩に成る過程に、内部勁力運動があります。


*鶏行歩は、後ろ足を前に出して歩き始めても良さそうです。でも、最初の一歩は、前足から、です。それには、訳があるのです。


*そして、心意六合拳の多くの技、形意拳の多くの技、も最初に前足を送り出します。それにも理由があるのです。


*それが後ろ足裏側の筋肉の伸張性収縮です。


*ところが、ここに落とし穴があります。ちゃんと落とし穴が準備されているのです。なんて親切なんでしょう。感謝すべきかな? 


*それは、後ろ足の表側=大腿直筋でも前足を送り出すことが可能なことです。しかも、ヒトは通常そのように歩きます。


*しかし、大腿直筋はジャンプする筋肉です。ということは、身体が浮いてしまいます。(だから、ウォーキングも身体が浮いてしまいます。) 結果、後ろ足裏側の筋肉は眠ったままです。目覚めることはありません。


*さて、後ろ足表側筋肉を用いると、身体が浮いてしまいます。そして、前へ倒れ込みます。これが普通の正常な歩き方です。


*では、後ろ足裏側筋肉を用いると、どうなるのか? これが一本足になります。前足は浮いた状態で後ろ足一本足です。その次は、前足が着地して、後ろ足が浮いています。前足一本足状態です。


*何か思い出しませんか? ニワトリの一本足状態です。ニワトリは鳥類ですから、恐竜からの伝統で指行性です。指行性一本足となります。これが鶏歩と鶏行歩の正体です。


*ところが、いきなり体重移動すると、後ろ足裏側筋肉が使えません。そこで、心意六合拳の熊吊膀(ゆうちょうぼう) などでは、一番最初に前足を上げろ、と教わります。その意味は、体重移動せずに一本足になれということです。


*もちろん、こんな解説は付けてくれません。先生はただ、命令するだけです。私も教えてもらったことはありません。フジマツは誰にでも教えるので、blog でも公開しています。


*内部勁力運動は、仮説から辿り着きました。仮説の実現に10年以上掛かりました。証明には、20年以上掛かりました。それはフジマツがアホで怠け者だからです。申し訳ありません。でも、達人ではないことが幸いしました。ボンクラ頭だから、できたことです。そんなこと威張るな ! バカかオマエは(豊田先生風に) 


*なお、鶏歩からの弓歩を成功させるためには、さらに折れ曲がる足首、を用います。するとヒラメ筋が覚醒します。これが無いと大腿直筋運動になってしまいます。


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by tiger-hawk | 2017-07-31 08:44 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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