動物武術の虎鷹拳院日誌

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用意不用力???

*太極拳の有名な成句に、「用意不用力」というものがあります。意を用いて力を用いず、と読みます。

*以前、アホのフジマツはこの成句を好意的に解釈しようとしました。しかし、それは無駄なことでした。この成句には根本的な間違いがあるのです。

*それは何か? 

*「意」とか「気」とかの言葉の意味は、心理学の領域に属します。それに対して「力」とは物理学の領域です。心理学と物理学をごちゃまぜにしてはいけません。特に勁力論においてはごちゃまぜにしてはいけません。混乱するだけです。仮にごちゃまぜにするとしたら、宗教や超能力の世界へ行ってしまいます。

*あるいは、太極拳や中国武術の世界の人は、宗教や超能力の世界に棲んでいるのかもしれませんが、私はそっちの世界へ行きたくありません。

*例えば、幽体離脱したい、なんてことを考える人がいますが、簡単なことです。死ねばいいんです。私はまだ死にたくないので、幽体離脱に興味がありません。幽体離脱したい人は、どうぞ、すぐに死にましょう。きっと楽しいことでしょう。ウフフ

*さて、意を用いて力を用いず、は大間違いなので、私が正しい答えを用意しました。

*それは、体重を用いて力を用いず、ということです。

*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、そして、心意六合拳の鶏行歩、などは力を入れずに体重に任せます。

*力を入れると、身体が浮いてしまいます。身体が浮いてしまうと、姿勢勁力は死んでしまいます。

*しかし、ヒトは地面を蹴りたいのが本能というものです。だから、鶏行歩はたいへん難しくなります。特に、心意六合拳は勇猛果敢、というイメージがあるので、ガンガン鶏行歩をしてしまいます。

*すると、完全に身体が浮いてしまいます。浮いた身体は沈むしかありません。すると、選択肢は沈墜勁か震脚ということになります。それしか残されていません。

*身体が沈むとは、しゃがんでしまう状態になります。それは鶏歩においては、後ろ足の膝が折れ曲がって足首は折れ曲がらない状態となります。足首は硬直したままです。踵が上がっているのですが、内実は蹠行性(せきこうせい) のままです。

* ガンガン鶏行歩は、中国でも一般的です。ユーチューブでも普通の光景です。そのほうが強そうに見えます。

*でも、虎鷹拳院ではやりません。姿勢勁力ですから、ガンガン鶏行歩はやりません。

*ところが、ペタペタ鶏行歩をやる人がいます。それでは撃てません。押すこともできません。そこで、なんでペタペタ歩くのだろう? と思って自分でも真似してみました。フジマツは真似が得意なんです。ホンダのアシモ君の真似なんか秀逸です。ペタペタ鶏行歩もアシモ君も蹠行性ですから。(ガンガン鶏行歩も蹠行性ですけど。)

*で、解りました。下腿三頭筋に力を入れてしまうのです。ガンガン鶏行歩は大腿直筋で歩きます。アシモ君も大腿直筋で歩きます。これは日本のオニイサン、オジサンによく見られます。

*で、ペタペタ鶏行歩は下腿三頭筋で歩いてしまうのです。すると、姿勢勁力は死にます。ご臨終です。

*下腿三頭筋を使え、とフジマツがいつも主張していることだろう。アホか ! フジマツは確かにアホですが、下腿三頭筋に力を入れてはいけません。下腿三頭筋に力を入れると、やはり身体が浮いてしまいます。

*捲地風の低い蹴りが蹴れないのも、同じ理由です。蹴れても、とても軽い蹴りで実用になりません。

*スポーツ・ジムの訓練が無駄なのも、下腿三頭筋に力を入れてしまうからです。訓練を受けたことないので、たぶん、ですけど。

*鶏行歩でも、体重を用いて力を用いず、なのです。

*結果、私の鶏行歩はフニャフニャ鶏行歩になりました。しかし、フニャフニャだけど沈みません。ガンガン鶏行歩も、ペタペタ鶏行歩も沈んでしまいます。だから、動作を加えないと撃てません。

*フニャフニャだけど撃てます。姿勢で撃てます。それは指行性だからです。足首が折れ曲がっているからです。

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by tiger-hawk | 2017-08-08 08:17 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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