*肩に力が入ってしまうと、姿勢勁力は死んでしまいます。
*そこで、肩の代わりのものを用意します。
*それが脇腹の前鋸筋です。腕を肩からではなく、前鋸筋から生やします。
*それが心意六合拳と形意拳の称する「龍身」です。
*具体的には、前鋸筋で体幹を制御します。その訓練が、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の基本功1号と2号です。
*心意六合拳の全ての技も、体幹を前鋸筋で制御します。
*太極拳のロウシツヨウホも前鋸筋から撃ちます。
*全ての拳・掌は前鋸筋から撃ちます。
*前鋸筋の次に腹横筋が登場します。体幹の始まりは前鋸筋なのです。拳・掌の始まりは前鋸筋です。
*足の始まりは、足指と直結したヒラメ筋です。
*足指ーヒラメ筋の直結のために、鼠蹊部が折れ曲がり、足首が折れ曲がります。それが、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。宋氏形意拳の六合歩も同様です。
*足指とヒラメ筋、前鋸筋と腹横筋、この組み合わせが姿勢勁力となります。
*したがって、いわゆる丹田が根源ではありません。体幹は前鋸筋が根源となります。
*鉄牛耕地は、前腕の筋肉と前鋸筋を鍛えます。腕立て伏せは肩甲骨を使ってしまうので、やってはいけません。虎鷹拳院では禁止です。肩甲骨発勁は、最も愚かな発勁です。
*前鋸筋から腕が生えることにより、真実の含胸拔背が実現します。