*地面を蹴るのは、ヒトの本能的習性ですが、地面を蹴らないと、どうなるのか?
*地面を蹴るのは大腿直筋です。これは指行性のランニングでも、蹠行性のウォーキングでも変わらない。日常歩行でも変わらない。
*そして、大腿直筋はジャンプする筋肉です。だから一般的にはスクワットもします。
*大腿直筋で地面を蹴るのだから、身体は浮きます。
*宋氏形意拳を学んだ時、フジマツの身体は浮いていました。さりとて、浮かない方法については無知でした。
*そのために、歩くことはあきらめました。(この発想が馬鹿のフジマツです。)
*六合歩の定歩でひたすら五行拳を撃ちました。
*肩と上腕の力を徹底的に抜きました。その結果、小学生も倒せない五行拳ができあがりました。
*心意六合拳を学んでみて、身体が浮かない方法をおぼろげながら理解しました。
*それは、今の表現だと、折れ曲がる鼠蹊部と折れ曲がる足首、となります。
*心意六合拳の鶏歩だと、折れ曲がる鼠蹊部と折れ曲がる足首の学習が、かなり直接的になります。宋氏形意拳の六合歩だと、心意六合拳・鶏歩よりもさらに足首の折れ曲がりが要求されます。これは後に解ったことですが。フジマツ馬鹿なので、かなり時間が掛かります。
*指行性のランニングだと、ジャンプ運動ですから、こんな面倒くさい作業は不要です。
*心意六合拳の鶏行歩は、地に呪われた運動なので、身体の改造が必要となります。
*姿勢勁力にとっての根っことは何か?
*どのような勁力であっても、利用するのは体重です。
*例えば、腕の重さは約4kgあります。4kgの鈍器で殴られたら、死んでしまいます。
*ところが、腕に力が入っていると、腕の重さはかなり軽くなります。もはや4kgの鈍器ではありません。使えません。
*だから、4kgの重さを生かすために、力を抜いてしまいます。
*ところが4kgの棒を生かすためには、単にダラダラすればいいわけではありません。それでは棒になりません。
*指先だけは張ります。その指先は指で張ってはいけません。前腕の筋肉で指先を張ります。それが心意六合拳の鷹爪の意味です。当然、拳も掌も、指先を張ります。その指先は前腕の筋肉で張ります。
*この前腕の筋肉を鍛えるために、鉄牛耕地します。肩を使わないので、前鋸筋、腹横筋、僧帽筋なども刺激されます。
*さて、地面を蹴らない運動はどうなるのか?
*それは、足首に体重を降ろすことです。そこから全ては始まります。そのための、心意六合拳・鶏歩、宋氏形意拳の六合歩です。
*学習した頃は、全く無知でした。だから、長い時間が掛かりました。
*そして、足首は折れ曲がります。そこで初めて指行性となります。
*すると、裏の勁力運動線ができあがります。普通の運動は大腿直筋のジャンプ運動ですから、表の道です。姿勢勁力は裏の道となります。
*ところが、表の道のほうが近道です。裏の道は遠回りです。遠回りのお陰で、勁力運動線が長くなります。すると、勁力運動量が大きくなります。裏の道のほうが勁力が大きくなります。
*しかし、姿勢勁力は姿勢が元なので、動きが外から見えません。
*ジャンプ運動ではない指行性は、かなり厄介です。ヒトの骨格は蹠行性ですから、いろいろと訓練しなければなりません。
(註) 普通の勁力は動作勁力です。それは、ヒトの直立二足歩行に基づいているので自然運動です。それが、沈墜勁、震脚、十字勁、纏絲勁、開合、などになります。姿勢勁力はニワトリの指行性一本足に基づいているので不自然運動です。姿勢勁力の体幹は、虎の指行性四足歩行に基づいています。これも不自然運動です。
追伸
来月、腹の超音波検査をする、と医者が通告してきました。心臓じゃなくて腹? あのう妊娠はしていないのですが・・・赤ちゃんできないし・・・相手もいないし・・・ついにメタボ腹の内部が明らかになる? こっ怖い・・・逃げるか?
追伸2
開進第一中学校体育館では、炮拳やろうかな? と考えています。これも力を入れ過ぎると失敗しますけど。前鋸筋で撃つ快感を覚えてください。