動物武術の虎鷹拳院日誌

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龍とは何者か?

*心意六合拳と形意拳には、龍身と龍腰の言葉がある。これがよく解らない。

*先生に聴かされても、中国語の文献を読んでみても、さっぱり解らない。具体的にイメージが湧かない。

*そもそも、龍が何者なのか? 解らない。神話・伝説の動物で、皇帝のシンボルとされている。それ以上、詳しいことは解らない。皇帝のシンボルとは、民間から皇帝権力が取り上げた結果だろう。

(註) 皇帝権力とは国家権力ではない。昔の中国に国家は無い。あったのは王朝です。国家らしいものができたのは、毛沢東以降のこと。毛沢東は最後の皇帝となる。日本に国家ができたのは、明治維新以降です。

*動物武術の心意六合拳と宋氏形意拳としては、現実的なイメージが欲しい。形意拳にはよく解らない動物もあるが、元の心意六合拳は十種の動物がはっきりしている。龍を除いては、だけど。

*中国では、俗に蛇のことを小龍と呼ぶ。だとしたら、龍は大蛇なのか? 確かに絵では胴体が長く描かれている。いかにも、空を飛ぶような感じだ。

*しかしある日、龍は古代ワニの化石から想像された、との説を知った。ワニ学者の説だ。

*確かに、顔はワニとてもよく似ている。というか、ワニにそっくりだ。

*龍は地中に棲む、というが、化石だったら地中に棲んでいる。胴体が長くなったのは、蛇の影響だろう。蛇は爬虫類だ。足の痕跡もある。そして、ワニも爬虫類だ。

*ということは、龍は爬虫類ということになる。なにしろワニなのだ。

*爬虫類は直立しない。前肢と後肢は横から生えている。恐竜の足は直立する。そこが爬虫類と区別される。

*人間から見ると、ワニの前肢=腕は脇腹から生えている。これが、龍身の意味だと理解した。脇腹にあるのは前鋸筋だ。

*なぜそんなことを思いついたのか? それは、宋氏形意拳の龍形基本功と心意六合拳の龍形裹風(=雲龍裹風、うんりゅうかふう) からです。

*龍形基本功の腕は、始めは脇腹にくっ付いている。そこから腕を伸ばす。

*龍形裹風の腕は、撃つ時に脇腹にくっ付いたままだ。これでは腕力が全く使えない。体幹そのもので撃つしかない。そこから、私は姿勢勁力を理解できた。

*すると、姿勢勁力の腕は脇腹の前鋸筋から生えている。腕は肩から生えていない。これで肩の力が抜ける。

*腕を肩から生やすから、肩に力が入ってしまう。すると、姿勢勁力は死んでしまう。腕を脇腹の前鋸筋から生やせばいいのだ。龍の、爬虫類の前肢=腕に学べばいいのだ。

*すると、拳・掌も脇腹の前鋸筋から撃つことになる。これで体幹で撃つ、ということが実現する。拳・掌は拳・掌で撃つのではなく、体幹で撃つ。これで太極拳のロウシツヨウホも撃てるようになる。

*前腕の筋肉の根っこは、前鋸筋にある。これで、心意六合拳の鷹爪と龍身が直結する。上腕三頭筋を使わないで済む。これで、宋氏形意拳の五行拳が撃てる。

*龍腰と何か? 身体を捻ると体幹は分裂してしまう。間寛平ちゃんのイヤンイヤンになる。だから、龍腰とは身体を捻ることではない。

*となると、身体は絞られる。身体を絞るのなら、宋氏形意拳の熊の1号と心意六合拳の熊吊膀のことだ。

*どちらも肩を当てるのだが、身体が回転すると失敗する。(失敗している中国の先生は少なくない。本人は知らないけど。そんな先生に習う日本人は不幸だ。でもその日本人は知らないのだから、幸せかもしれない。無知の幸福だ。)

*身体が回転するというのは、身体が開くということだ。開かないためには、絞ればいい。

*何処から絞るのか? それは腕の付け根から。ということは、脇腹の前鋸筋から絞る。身体が開いてはいけないのだから、前鋸筋から鼠蹊部へ向かって、両側から絞る。このラインは鼠蹊部でクロスして、内転筋へ至る。内転筋で上半身と下半身が合体する。これで身体が一つになる。

*これが龍腰の意味となる。これで、龍身と龍腰が解明された。それは、龍が古代ワニの化石という事実から導き出される。

どうでもいい追伸

歯医者にて、オネーサンに掃除してもらう。医者が検品に来て、どうしても治療しなければいけない虫歯を発見。歯ブラシが届かないところに穴が空いているそうだ。これは大工事になるなあ。被せものを取って、虫歯のところを削って、型とって、なんてやるわけだ。一ヶ月では終わらないなあ。まあ歯はガタガタです。左下の奥歯はもう抜けそう。みなさん、歯は大事にしてください。オラのようにならないようにね。



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by tiger-hawk | 2017-10-14 08:43

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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