動物武術の虎鷹拳院日誌

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反本能・前肢の覚醒

*私は四両発千斤の本当の意味を解明しようと考えました。そのためには、古拳譜だけでは不十分です。そこで、心意六合拳と宋氏形意拳の動物に着目しました。


*それは、ヒトの直立二足歩行で得た物と失った物を考察することです。そこで、動物学と化石人類学に教わりました。それは、学者先生の成果に頼っただけです。


*つまり、自分独自の新しい理論は何もありません。私は馬鹿なので、独自の理論なんかとても無理なのです。ただ、現象としての四両発千斤=勁力を解明しようとしただけです。そこに新しい理論はありません。新しい理論を作る意図もありません。馬鹿なフジマツが背伸びしたところで、無駄な努力なのです。


*勁力を教える過程で、どうして肩に力を入れてしまうのだろうか? ととても大きな疑問がありました。肩の力を抜いて、と要求しても、どうしても肩に力が入ってしまいます。


*やがて、これはヒトの本能なのだと結論しました。だから、四両発千斤はヒトの本能に反する行為です。


*根本原因は足で地面を蹴ることです。地面を蹴ることにより、前のめりになります。すると、体重を浴びせる結果となります。すると、自分を支えるために肩に力が入ってしまいます。


*これを積極的に肯定したのが、肩甲骨発勁です。つまり、肩甲骨発勁はなんの解決にもなりません。事態は悪化するばかりです。


*直立二足歩行ですから、後肢で地面を蹴ります。そして、前肢は失われました。前肢は無くなり手となりました。この手がヒトの文化・文明を作り出しました。


*この失われた前肢を取り戻すために、心意六合拳の鷹爪があります。鷹爪は指先と前腕の筋肉を直結させるためにあります。それは筋肉ではなく腱だ、という人がいます。腱ならば訓練することなく、誰にでもすぐにできます。ところが、鷹爪はなかなか難しい。すぐにできるものではありません。


*鷹爪のためには、前腕の筋肉を覚醒させる必要があります。そのための訓練が鉄牛耕地なのです。一般の腕立て伏せは、肩と胸を鍛えます。しかし、前肢を取り戻すためには、肩と胸の力を抜く必要があります。だから、腕立て伏せはやってはいけません。


*鉄牛耕地は指を立て気味にします。すると、指を鍛えると誤解する人がいます。鉄牛耕地は指を鍛えません。あくまで、前腕の筋肉を鍛えます。だから、指に負荷を求めません。ベターと手を着くと、手首と肩に負荷が掛かります。それを避けるために、指を立て気味にします。


*肩と胸は連動します。だから、肩の力を抜くためには、大胸筋を抜くことが効果的です。大胸筋を完全に抜いてしまいます。これがいわゆる含胸拔背の意味です。いわゆる沈肩墜肘も同じ意味です。


*これに無知だと、大胸筋を縮めて固めてしまいます。そんな間違った含胸拔背が普及しています。


*胸がゆるむと、鎖骨の下の部分が凹みます。これが正しい含胸拔背です。


*大胸筋と肩を使わないので、代わりの物が必要となります。それが前鋸筋です。


*すなわち、腕を肩からではなく、脇腹の前鋸筋から生やします。


*脇腹というと、横腹を想定する人がいますが、この場合はもっと上です。


*脇の下のちょっと下のところです。これは小胸筋も関係しているからだと考えられます。


*これが心意六合拳と形意拳の称するところの、龍身のことです。


*肩から腕を生やすと、腕はとても軽くなります。本来の腕の重さよりも軽くなります。


*前鋸筋から腕を生やすと、腕の本来の重さを生かすことができます。


*これをディフェンスにも応用できます。相手の攻撃を上へ叩き、下へ叩きます。顔面に来た攻撃は上へ叩き上げます。胴体に来た攻撃は下へ叩き落とします。


*もちろん、拳も掌も重く成ります。


*龍は古代ワニの化石から想像されたというワニ学者の説があります。ワニは爬虫類です。爬虫類は脇腹から前肢を生やします。そして、龍も爬虫類です。


*それをヒトに適用すると、前肢=腕は脇腹の前鋸筋から生やします。これにより、失われた前肢が覚醒します。


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by tiger-hawk | 2017-11-21 08:09 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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