*姿勢勁力の生まれる瞬間とは? いつ生まれるのか?
*それは、心意六合拳の鶏歩で立った瞬間、宋氏形意拳の六合歩で立った瞬間、武式太極拳の弓歩で立った瞬間、にうまれます。
*立てれば生まれます。でも、それではなんのことやら、さっぱりわかりません。
*そこで、もっと直接的な瞬間は無いのか?
*それがあるんです。鶏歩から鶏行歩が始まります。鶏歩から鶏撲食が始まります。鶏歩から熊吊膀が始まります。
*その時、一番始めにやることがあります。それは何か?
*それは前足を挙げることなんです。まずは前足を挙げます。その瞬間、勁力が生まれます。
*その瞬間、後ろ足は全く変化しません。微動だにしません。後ろへ後退してはいけません。浮き上がってはいけません。後ろ足の踵を降ろしてはいけません。
*すると、どうなるか? 指行性一本足になります。指行性一本足になった瞬間、勁力が生まれます。
*心意六合拳は、ニワトリがゆっくり歩く姿から生まれました。だから、鶏歩、鶏行歩と称します。
*ニワトリは鳥類です。鳥類は恐竜の頃から指行性です。その指行性のニワトリは、ゆっくりと歩く時、一本足になります。
*それが指行性一本足です。
*それは、鶏歩からだと、前足を挙げる動作によって指行性一本足になります。
*勁力が生まれない人は、後ろ足がほんのわずか動いてしまうのです。これは無意識にやりますので、指導者が必要です。
*また、鶏歩の後ろ足を体得していないと、これはできません。
*踵はわずかに浮いて、足首の内側へ体重が降りています。その結果、指行性となります。そして、ヒラメ筋が覚醒します。
*鶏歩からも撃てます。それは鶏歩がほとんど指行性一本足だからです。それをはっきりさせる動作が、前足を挙げる動作となります。
*みなさんも、勁力が生まれる瞬間を体験してみてください。これか ! とびっくりします。
追伸・・・木戸銭千円講習会、次回6月は心意六合拳を予定しています。予定定員6名