動物武術の虎鷹拳院日誌

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2016年 03月 15日 ( 10 )

両拳の内実は体幹

*心意六合拳にはパンチがありません。どうしてパンチが無いのでしょうか? それは、右拳も左拳も独立していないからです。全ては両拳でできているからです。

*たとえ片拳であっても、両拳で撃っているからです。それが、心意六合拳と宋氏形意拳の馬形拳に現れています。

*心意六合拳の原点は、挑領と鷹捉と虎撲です。それは収勢を構成しています。どれも実は体幹で撃ちます。そのうちの一つの虎撲は両掌で撃ちます。体幹と両掌が一体化しています。

*虎撲から発展した単把も、当たる所は前掌の掌根ですが、その実、両掌で撃ちます。

*鷹捉も、両掌で撃ちます。その腕は、肩からではなく、体幹から(前鋸筋から) 生えています。龍=ワニ=爬虫類の前肢です。挑領も、実は両腕で撃っています。

*心意六合拳と宋氏形意拳の打撃は、全て体幹で撃ちます。だから腕は、肩からではなく体幹から(前鋸筋から) 生えています。それが、龍腰・龍身の正体です。それを理解できない人は、失敗します。

*そのことを理解するために、宋氏形意拳の龍形基本功があります。熊の1号・3号・2号があります。

*「片拳でも両拳」ということを信じてもらうために(会員のみんなは私の言うことを信じていないみたいなので、プププ) 、心意六合拳の馬形拳をやってみました。

*心意六合拳の馬形拳といってもたくさんあるので(宋氏形意拳の馬形拳は一個だけ、楽 ! ) 、その中から馬形◯道を練習しました。

*この馬形◯道なんですけど、◯の字が日本語では使わないようです。中国語の音は、cuan、で声調は第四声です。でもその後ろの字も第四声の道なので、連続すると、たぶん第四声にはならないと思います。

*え? 発音はどうでもいい? こりゃまた失礼いたしましたあー あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! 

*◯の字は、足ヘンで穴カンムリに鼠です。この穴カンムリに鼠は、漢和辞典で見ると、サンと読むらしい。読んでも使わない字ですね。足が付くと、もう普通の漢和辞典には載ってません。え? 諸橋轍次先生の大漢和辞典を見ろや? やですよ、持ってないし、メンドー臭い。意味解んない。

*で◯の字の意味は、跳ねる、です。馬が跳ねるように走る、ようにやれやボケ ! という意味らしいです。しかし、跳躍というよりも、躍動に近い。

*実際、連続して刮地風で、馬が疾駆するようにやります。そのようにやれ、と師匠にも言われました。

*で、躍動という意味なので、日本語としては、馬形躍道、でもいいんじゃね? と勝手に思いました。それで、馬形躍道、ということにしました。躍動だから躍道、ナンチャッテ ! え? 真面目にやれ? どうもすんまへん、旦はん。

*もう、大日本帝国の大本営の決定なので、死んでも覆りません。玉砕しても問題ありません。ホントかい? 文句言う奴は電波停止や !  

*意味は跳ねるなんですが、実際には跳ねません。ジャンプしません。見た感じ、そんなようにやれ、というだけです。疾駆するようにしなさい、ということです。

*馬形躍道は、両拳で撃ちます。この感じで、片拳でも撃てるようにします。これ、実際には、背中の張りで撃ちます。両腕の外側から背中が張ります。つまり、宋氏形意拳の龍形基本功と同じです。

*宋氏形意拳の馬形拳は、前拳と後ろ拳が別れます。でも、両拳が動きます。片拳=前拳だけ動くということがありません。これでも、「片拳でも両拳撃ち」が学べます。

*形意拳の馬形拳は、馬の手綱を持っているような感じです。え? オレは片手で手綱を持ち、片手で拳銃を撃つ? こりゃまた失礼いたしました。まさに、馬賊ですね。馬賊の旦那はともかく、動物武術は、両拳・両掌で撃ちます。

*両掌・両拳の内実は体幹です。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:29 | 心意六合*形意

三本の矢(姿勢の勁力)

*アベノミクスはもろくも砕け散ったそうでございますが、その三本の矢の例えを借りまして、姿勢の勁力の三本の矢を明らかにしたいと考えます。

<一の矢・・・指行性勁力>

*姿勢の勁力の根本となる指行性勁力です。それは、ニワトリの一本足時間と虎の指行性に象徴されます。歩く時、左右の足は交替するので、誰でも一本足になる時間があります。しかし、その時間が短過ぎるために、一本足に体重が集中することはできません。

*また蹠行性(せきこうせい) では、姿勢の勁力は発生しません。そこで、一本足時間に低い指行性ウォークを取り入れます。それが、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*指行性勁力では、後ろ足の足首が折れ曲がります。体重は足首に降りて来ます。しかし、足首は関節なので、下腿三頭筋が体重を支える結果となります。すると、趾球・足指ー足首ー下腿三頭筋の勁力トライアングルが形成されます。

*太もも表=大腿直筋の力が邪魔となります。大腿直筋を使い過ぎると蹠行性になってしまいます。そこで、太もも裏=大腿二頭筋を覚醒させます。これは、指行性ウォークと心意六合拳・弓歩と鶏行歩で実行されます。

<二の矢・・・体幹勁力>

*体幹の勁力は、体幹の絞り(龍腰・龍身) と十文字呼吸法により構成されます。

*体幹の絞りとは、脇腹の前鋸筋から、反対側の鼠蹊部へ向けての切り込みです。その基本功は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号となります。また、心意六合拳の熊吊膀と龍形挿把となります。もちろん、全ての動作に共通してあります。

*十文字呼吸法とは、まず腹横筋で、ヘソを中心にして腹を左右横へ引っ張ります。そして、腹直筋で体幹を立てます。(いわゆる逆腹式呼吸法は全く役に立たないので、捨てましょう。)

*腹横筋で同時に、尻を巻き上げて尻を収めます。これがいわゆる提肛となります。

*もちろん、肩の力と胸の力は邪魔となるので、抜きます。すると、肩が暴走することが無くなります。肩は尻に従います。肩の力と胸の力は、指行性勁力にとっても邪魔となります。

<三の矢・・・鷹爪勁力>

*指を前腕の筋肉で遠隔操作します。特に、指の第二関節で指を広げます。前腕の筋肉は緊張しているけど、上腕の筋肉は弛緩している状態を造ります。力を肘まで到達させてはいけません。肘が緊張すると、肩まで緊張してしまいます。

*鷹爪で掌を造ります。拳を造ります。最後は前腕だけで撃ちます。体重移動してはいけません。

*体幹と鷹爪は鉄牛耕地で仕上げます。腕立て伏せは肩で実行されますので、決定的に無駄です。

*この三本の矢が、動物武術の姿勢の勁力を構築します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:28 | 姿勢勁力

静かな勁力

*心意六合拳には様々な傾向があります。宋氏形意拳にも様々な傾向があります。それらは流派ともいうべきものです。

*つまり、心意六合拳には様々な流派があります。宋氏形意拳にも様々な流派があります。

*しかし私は、心意六合拳と宋氏形意拳の本質的部分に気付きました。

*それは、第一に素晴らしい先生方に出会えたことによります。第二に、中国での多くの失敗例を反面教師にしました。

*そして、伝統とか、拳譜とか、秘伝とか、伝説とかに捕われることなく、撃てるようになるためには、どうすればよいか? との一点に着目したからです。

*その一つは、宋氏形意拳の龍形基本功に代表される「体幹勁力」です。胸ぐらをつかまれるとか、肩をつかまれるとか、袖をつかまれるとか、手首をつかまれるとか、に対しての逆技がいろいろとあります。しかし、相手の腕力が優れていた場合、技をかけることができません。

*ところが、龍形基本功を応用すると、簡単に相手をつぶせます。それは、腕力で劣っていても、体幹勁力で勝っているからです。この体幹勁力が、心意六合拳と形意拳でいわれるところの「龍腰・龍身」でした。それはもちろん、自分一人で解明しました。

*この体幹勁力が、拳や掌や様々な技となります。

*体幹勁力には、根本勁力が必要となります。それが、足の勁力です。それは、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩に代表される、ニワトリの一本足時間と虎の指行性です。これについては、張克強先生の鶏歩と鷹抓把と、回族の陳先生のアドバイスから、解明しました。

*そしてさらに、前腕の鷹爪です。前腕の筋肉で指を遠隔操作します。特に、指の第二関節に意識集中して指を広げます。すると、前腕の筋肉は緊張するけれど、上腕の筋肉は弛緩しているという状態を造ります。最後は前腕だけで、鷹爪だけで撃ちます。

*発勁の瞬間には、趾球と足指の間の距離と時間を用います。究極の指行性です。この短い距離と時間で撃ちます。これは、心意六合拳の虎抱頭を練習する中で、自分一人で解明しました。宋氏形意拳の崩拳も同様です。

*これは、前足と前手を同着させる技術です。タイミングを合わせます。体重移動のことではありません。これに、趾球と足指ー足首ー下腿三頭筋の、勁力トライアングルを組み合わせます。

*先生方から基本功とヒントをもらいました。それを自分の中で熟成させて、最後は自分一人で解明・整理できました。

*私は馬鹿で才能もありませんが、撃てるように成りたいとの一心で解明しました。だから、みなさんも、撃てるようになるとの執念があればできるようになります。この執念が欠落していると、成功は望めません。

*あるいは、沈墜勁など発勁動作のある蹠行性勁力を選択することも、一つの道ではあります。ヒトは元々蹠行性(せきこうせい) なので、こちらのほうが広い門となっています。これらは虎鷹拳院では取り扱いません。

*ヒト武術=蹠行性の勁力、動物武術=指行性の勁力、という構図になります。

*みなさんの成功を祈ります。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:27 | 心意六合*形意

鶏行歩の三段階構造

*心意六合拳の鶏行歩は、三段階の運動構造になっています。

*鶏行歩は鶏歩から始まります。この鶏歩が第一段階です。

*鶏歩では、後ろ足の下腿三頭筋のダウンフォースが効いています。そのために、足首のくびれがあります。これは、自分の体重を利用します。筋力は直接には必要ありません。足首が緊張すると、下腿三頭筋が過緊張します。すると、失敗します。

*第二段階では、鶏歩の後ろ足の感覚はそのままに、前足が前へ出ます。すると、下腿三頭筋のダウンフォースだけでは間に合わなくなります。すると、後ろ足の大腿二頭筋のダウンフォースが効いて来ます。これが未完成弓歩状態です。

*未完成弓歩といっても、前足はまだ着地していません。後ろ足一本で立っています。

*第三段階では、いよいよ耐えられなくなって、前足が趾球で着地します。すると、後ろ足が少し引き寄せられます。しかし、後ろ足は浮いたままです。前足の一本足状態です。これが、未完成鶏歩状態です。すなわち、ニワトリの一本足時間のことです。

*通常の技では、この直後に鶏歩になります。鶏行歩では、鶏歩にならず、そのまま後ろ足は前足を通り越して、第二段階の未完成弓歩状態になります。

*どの段階においても、地面を蹴ってはいけません。自分の体重に従います。

*どの段階においても、太もも表=大腿直筋を使い過ぎてはいけません。墜落状態になってしまいます。つまり、蹠行性(せきこうせい) になってしまいます。姿勢の勁力は死にます。

*蹠行性とは、階段を上がる時の状態です。指行性とは、階段を下る時の状態です。

*鶏行歩は、平地を低い指行性で歩きます。低い姿勢になると蹠行性になる危険性があります。最初は解りにくいので、指行性ウォークから始めるのが良いでしょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:26 | 姿勢勁力

体重を集中する

*体重を勁力に変換するためには、そのままの身体ではいけません。分散している体重を集中する必要があります。

*まず、ニワトリの一本足時間と虎の指行性を参考にします。そこで、一本足の趾球と足指に体重を集中します。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、となります。実際にそれを担うのは、主に下腿三頭筋です。そのために、足首は折れ曲がります。

*内転筋でバランスを取ります。それが、心意六合拳の弓歩です。さらに、半腱半膜様筋と大腿二頭筋、が補強します。そして、内側広筋も補強します。それが、宋氏形意拳の六合歩です。

*体幹もそのままでは使えません。十文字呼吸法で、体幹を絞ります。腹横筋で腹を左右横へ張ります。引っ張るようにします。

*腹直筋で体幹を立てます。腹横筋はそもそも横に付いています。腹直筋は縦に付いています。つまり、そのあるがままの形にしたがいます。それを極端にするだけです。動物武術の呼吸法は、発勁、排打功、雷声(心意六合拳) 、の全てにおいて同じです。(いわゆる逆腹式呼吸法は、使い物になりません。)

*さらに、体幹を絞ります。前鋸筋から、反対側の鼠蹊部へ、雑巾を絞るようにします。これを両側から実行します。これが、心意六合拳と形意拳の称するところの龍腰です。当然、腹斜筋も使います。

*実際に、勁力を届けるのは、手と足です。手は鷹爪となります。すなわち、前腕の筋肉で指を遠隔操作します。

*前腕の筋肉で掌を造ります。前腕の筋肉で拳を造ります。これは、指の第二関節がカギとなります。第二関節を広げて、掌を造ります。第二関節で拳を造ります。打撃では、体重移動を徹底的に排除します。

*自分を四足歩行動物として考えると、前腕の筋肉は足では下腿三頭筋となります。蹴りは、足首と下腿三頭筋で蹴ります。蹴りを膝の伸縮で蹴るのは、拳を腕の伸縮で撃つのと同様に、論外です。

*姿勢の勁力の障害となるのは、主に肩の力と太もも=大腿直筋の力です。これは、ヒトの直立二足歩行に由来しています。つまり、習性みたいなものです。

*肩を使わないようにします。例えば、肩で撃つ動作も、肩は使いません。体幹の絞りを使います。心意六合拳の熊吊膀や龍形挿把などの技も、肩で撃つのではなく、体幹の絞りで撃ちます。

*拳で撃つ技も、掌で撃つ技も、腕で撃つ技も、体幹の絞りで撃ちます。(体重移動を排除します。)

*それを、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号、3号、2号、で学びます。

*太もも=大腿直筋を使ってしまうと,地面を蹴ってしまいます。地面を蹴ると、ジャンプするのと同じですから、身体は浮いてしまいます。すると、勁力として使える体重が激減してしまいます。つまり、ランニングとウォーキングは使えません。蹠行性でも指行性でも、地面を蹴ると使えません。

*太ももも大切なのですが、姿勢を維持するためだけに使います。勁力としては下腿三頭筋を重視します。しかし、下腿三頭筋も地面を蹴ってはいけません。ゆるい下り坂を降りるようなイメージを用います。心意六合拳の鶏行歩は、地面を蹴るのではなく、体重だけ運搬します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:25 | 姿勢勁力

鰐の体幹、虎の足、鷹の爪

*動物武術(心意六合拳と宋氏形意拳) は、どのような身体を目指すのでしょうか? 

*それを、ワニの体幹、虎の足、鷹の爪、とまとめてみました。

*もはや、人間ではありません(笑) 。怪物です。怪物に人体を改造する計画、それが動物武術です。

*ワニの体幹とは、龍腰・龍身のことです。龍腰・龍身と表現すると、身体をくねくねすることだと誤解されてしまいますが、そもそも龍とは、古代ワニの化石から想像された動物です。顔もワニに似ています。

*龍にも足がありますが、ワニと同様に脇腹から生えています。これは爬虫類の特徴です。つまり、肩がありません。

*動物武術の姿勢の勁力の最大の障害は、肩の力です。肩で勁力を詰まらせてしまいます。爬虫類と同様に、肩は無いものと考えればいいのです。

*龍腰・龍身とは、身体をくねくねさせるものではありません。体幹を絞るためのものです。そのために、蛇よりもワニの体幹を想像します。龍は古代ワニの化石から生まれました。

*体幹は、脇の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞られます。これは、左右の運動路線となります。右脇の前鋸筋から左側の鼠蹊部へ、左脇の前鋸筋から右側の鼠蹊部へ、走ります。

*ワニの体幹は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号、などから造られます。また、心意六合拳の熊吊膀、龍形挿把、などから造られます。そして、鉄牛耕地で仕上げます。(腕立て伏せは肩で実行するので、やってはいけません。鉄牛耕地は腹と前腕=鷹爪で実行します。)

*鶏腿(鶏歩と鶏行歩) は、ニワトリの一本足時間から生まれました。しかし、ニワトリの一本足時間だけでは、決定的に不足しています。

*これに、虎(ネコ科) の指行性を加えます。指行性とは、趾球と足指(肉球) で、立ち、歩くことです。ニワトリの一本足時間は止まっていますが、虎の指行性により、一本足時間は、経過運動となります。(鳥類も指行性ですけど) 

*虎の足は、心意六合拳の鶏歩、弓歩、鶏行歩、宋氏形意拳の六合歩、などから造られます。

*鷹の爪=鷹爪とは、前腕の筋肉で指を遠隔操作することです。前腕の筋肉で、鷹爪の掌を造ります。前腕の筋肉で、鷹爪の拳を造ります。前腕の筋肉は鉄牛耕地で鍛えます。

*まずは鷹の掌を造ります。指の第二関節で、手を広げます。

*次は、指の第二関節で、拳を造ります。これが、鷹爪の拳となります。手首はフラットになります。手の甲の皮膚が張ります。

*これで、動物武術の身体が完成します。ワニの体幹、虎の足、鷹の爪、の三つの要素です。

*姿勢の勁力のネックは、肩の力ともう一つ、太もも(大腿直筋) の力です。一般の人は、太ももに力を入れ過ぎています。これが、鶏行歩の失敗の最大の原因です。

*これは、肩の力と同様に、ヒトの直立二足歩行に由来しています。ヒトは、太ももを人体最大の筋肉として、太ももで地面を蹴って、樹上生活から草原生活へと進出しました。

*さらに、サルは元々、蹠行性(セキコウセイ) ですから、ヒトも踵で立って、踵で歩きます。現代日本人はそれを極端に押し進め、足指を全く使わなくなりました。その結果、ホンダのアシモ君が生まれました。

*これを、足指を使って歩くように改造します。指行性ウォークです。さらに、虎の指行性に改造します。鶏行歩です。すると、太もも=大腿直筋よりも下腿三頭筋に負担がかかります。

*鶏行歩は、自分の体重だけ運搬すればいいのですが、一般の人は太ももで地面を蹴ることにより、余計なことをしてしまいます。当然、太ももは過緊張となっています。これが、姿勢の勁力の障害となります。

*太ももの力を緩めます。すると、足首に体重が降りて来ます。さらに足首の力も緩めます。すると、フクラハギなど下腿三頭筋が覚醒します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:24 | 心意六合*形意

ダウンフォースが勁力を生む

*姿勢の勁力におけるダウンフォースとは何か? それは文字通り、姿勢を造る決め手となります。すると、ダウンフォースそのものが勁力を生み出します。

*心意六合拳の鶏行歩における未完成鶏歩では、主に大腿二頭筋がダウンフォースを造ります。

*心意六合拳の鶏歩と、宋氏形意拳の六合歩では、主に下腿三頭筋がダウンフォースを造ります。

*心意六合拳の弓歩では、主に内転筋がダウンフォースを造ります。

*ダウンフォースは、浮き上がる力を制圧します。しかし、墜落するための力ではありません。だから、沈墜勁や十字勁ではありません。ダウンフォースは常に効いています。だから、発勁動作ではありません。

*ダウンフォースですから、当然、地面を蹴ることはできません。地面を蹴ることは、文字通り、浮き上がることです。すなわち、ジャンプすることです。これが、ランニングとウォーキングとなります。

*では、前進するためには何を使うのか? それは、自分の体重と姿勢の維持と重力となります。

*ダウンフォースは、自分の体重によって生じます。筋肉はそれを支えるためのもので、積極的に関わるものではありません。

*例えば、大腿二頭筋のダウンフォースは、低い一本足を支えるために生じます。だから、無意識に使っています。しかし、意識することによって、より姿勢が崩れにくくなります。

*姿勢の崩れとは、体重が前後することです。ですから、体重を前後させてはいけません。その姿勢から、勁力を引き出します。

*したがって、合気上げをしてはいけません。体重浴びせ=寄りかかり発勁をしていけません。それらは、姿勢の勁力を弱くしてしまいます。

*最後は、前腕の鷹爪が勁力を導き出します。だから、外勁力を用いることは無くなります。

*撃てないことは、浮き上がることによって生じます。その解決法を外勁力に頼るのではなく、姿勢のためのダウンフォースによって、制圧します。

*しかし、力は要りません。自分の体重があります。その体重にしたがうだけです。

*力はダウンフォースの障害となります。特に、肩の力、胸の力、腰の力、肘の力などがダウンフォースの障害となります。一番の障害は、肩の力です。

*突きにおける腕の伸縮は、不要となります。すると、突きは突きでなくなります。長い距離は不要となります。蹴りにおける膝の伸縮も不要となります。

*突きは、体幹で実行されます。蹴りも体幹で実行されます。すると、体幹の重さが使えるようになります。

*この時、体幹がバラバラでは使えません。そのために、体幹の絞り=龍腰を用います。

*体幹の絞りは、心意六合拳ではいきなり完成形を要求されます。そのために、体幹の絞りに無知な人は、身体を回転させてしまいます。肩と胸の力を使ってしまいます。腰を回転させてしまいます。その結果、勁力は死にます。

*宋氏形意拳では、体幹の絞りに過程運動があります。六合歩では、体幹の絞りは未完成なのです。(後ろ足が少し開いています。) 

*そのために、龍形基本功と、基本功としての熊の1号と2号が存在します。そのために、体幹の絞りを理解しやすくなっています。(私はそのために助かりました。) 

*龍形基本功を龍形拳の基本功として理解すると、失敗します。熊の1号・2号を、熊形拳の基本功として理解すると、失敗します。それらの基本功は、体幹の絞りとして存在しています。

*すると、心意六合拳の熊吊膀において、身体が回転することはあり得ません。全ての技において、身体が回転することはあり得ません。身体の回転、腰の回転は、技と勁力の崩壊を意味します。

*身体の回転、腰の回転は、直接には腹横筋によって阻止されます。これが、雷声の呼吸法となります。

*しかし、実際の闘いにおいては、呼吸にこだわってはいけません。呼吸は乱れてきますから、無理に合わせる必要はありません。腹横筋は、息を吐いた時も、息を吸った時も、常に使っていることになります。腹横筋と前腕の鷹爪だけは、リラックスする時がありません。

*実は、前腕の鷹爪を使わなくても「押す」ことはできます。しかし、すぐに限界が来ます。自分より少し重い相手には全く通用しなくなります。もちろん、「撃つ」ことはできません。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:24 | 姿勢勁力

指行性の発勁力

*心意六合拳の三盤落地をちゃんとやってみて解ったこと・・・後ろ足になる足の足指に、いかにして全体重を載せるか? これが指行性の発勁力です。

*後ろ足になる足の足指に、全体重を載せること・・・これが、静かな発勁力の全てです。心意六合拳と宋氏形意拳の勁力のカギです。

*これが、体重を勁力に変換させるカギとなります。

*とても単純です。たったこれだけのことです。

*あまりにも単純なので、武術者は、これが世の中に広まることを嫌いました。悪用を恐れたのです。

*そのために秘密にされたのかもしれません。だから古拳譜にも記載されていません。というか、あまりにも単純だったので、あえて指摘した人がいなかった、のかもしれません。

*しかも、これは指行性です。ニワトリ(鳥類) も虎も指行性です。

*その昔、回族は靴を履かないで心意六合拳を練習したそうです。ですから、心意六合拳には、つま先蹴りがありません。趾球で蹴ります。靴を履かないで練習したため、指行性に違和感はありませんでした。

*しかし、支配民族の漢族は靴を履いて武術を練習します。そのために、蹠行性(せきこうせい) になりました。指行性は問題外です。馬歩も蹠行性です。そこで蹠行性の発勁動作が課題となりました。そのために、沈墜勁や震脚、纏絲勁や抽絲勁、十字勁や開合、などの発勁動作が研究されました。

*問題は、一本足の足指に全体重を載せることだけです。そのための注意点はたくさんありますが、とりあえず、体重を足指に集中させることが必要となります。だから、蹠行性ではなく指行性なのです。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:23 | 姿勢勁力

ダウンフォースの謎

ダウンフォース (down force) は、走行する自動車に対して空力によって発生する、負の揚力、つまり自動車が地面に押さえつけられる向きに発生する力である。  (ウキペディア)

*心意六合拳の鶏歩と鶏行歩は、浮き上がってはいけません。宋氏形意拳の六合歩は、浮き上がってはいけません。しかし、歩くと、どうしても浮いてしまいます。

*そこで、ダウンフォースが必要となります。拙著「発勁力」で書いたところの、スポイラー勁のことです。

*特に、心意六合拳の三盤落地は浮き上がりやすい。三盤落地の中の、飢虎撲羊と、三盤落地にある鶏行歩は,浮き上がりやすい。この、浮き上がりやすい性質が、三盤落地を困難にしています。

*そのために、押さえ付けるようなイメージ法を用います。手を前へ出して、押さえ付けるイメージです。

*ところが、実際に押さえ付けるのは、手ではなく足なのです。

*では、足の何処の筋肉を用いるのでしょうか?

*太ももの表=大腿直筋でしょうか? 太ももの表の筋肉で押さえ付けることは、とても簡単です。

*なぜなら、通常、ヒトは太ももの表の筋肉で、地面を蹴って歩いているからです。ウォーキングも、そのようにできています。そして、ランニングも同様です。だから、それをちょっと変えればいいことです。

*ところが、鶏行歩を失敗している人を観察してみると、太ももの表の筋肉でダウンフォースを発生させています。

*さらに、沈墜勁や十字勁や震脚のダウンフォースも、太ももの表の筋肉です。

*となると、太ももの表の筋肉は、動物武術では使えません。大腿直筋でダウンフォースを発生させてはいけません。それは、蹠行性(せきこうせい) を意味します。

*指行性になるためには、どうすればいいのか?

*自分の鶏行歩の動きを観察してみました。すると、太ももの裏の筋肉=大腿二頭筋を使っていることが解りました。大腿二頭筋でダウンフォースを発生させています。

*指行性ウォークでも、大腿二頭筋を活用しています。

*さらに、浮き上がりやすい三盤落地でも、大腿二頭筋を十分に活用させて、ダウンフォースを発生させています。

*この、裏のダウンフォースが、姿勢の勁力の発生に直結します。太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースがあるために、勁力は生きてきます。

*反対に、太ももの表=大腿直筋のダウンフォースは、姿勢の勁力を殺してしまいます。蹠行性になってしまうからです。

*太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースを開発しましょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:22 | 心意六合*形意

鉄牛耕地と腕立て伏せ

*腕立て伏せは、肩と腕の伸縮で実行します。

*そのために、普通の突きは、肩と腕の伸縮で実行しています。

*動物武術の鉄牛耕地は、腹と前腕で実行します。

*そのために、動物武術の突きは、普通の突きとは違います。

*動物武術の突きは、肩と腕の伸縮を用いません。

*動物武術の突きは、腹と前腕で実行されます。

*腹は十文字呼吸法です。

*腹横筋で左右横へ引っ張ります。

*腹直筋で体幹を縦に立てます。

*そのために、動物武術の突きは、体幹と前腕の鷹爪の突きとなります。

*これが、心意六合拳の虎撲と単把と馬形拳となります。

*これが、宋氏形意拳の虎形拳と馬形拳となります。

*腕立て伏せをやってはいけません。鉄牛耕地を実行しましょう。

*肩と腕の伸縮を使わない突きは、宋氏形意拳の熊の1号でも学びます。肩で撃つのに、肩を使わないのです。これは、心意六合拳の熊吊膀でも、龍形挿把でも同様です。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:21 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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