動物武術の虎鷹拳院日誌

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2016年 06月 27日 ( 1 )

暴力か? 勁力か?

*暴力で問題の解決を計ってはいけません。それは、国際関係では"戦争"となります。人間関係では"傷害・殺人"となります。

*そして、武術関係では"腕力"と"体格・体力"となります。

*ところが、肩に力を入れてしまう人がいます。すると、腕力に頼ることになり、体幹力を生かすことができません。足指は完全に忘れ去られてしまいます。指行性勁力は消えてしまいます。これは腕力の弱い強いとは関係ありません。

*そもそも、技が成立しません。心意六合拳も宋氏形意拳も、その技が消えてしまいます。

*そして、対人練習をやらせると、相手のことを無視して暴走します。それでは、技ではなく暴力です。

*相手の力の方向を感じ取らなければいけません。自分勝手に暴走してはいけません。

*でも、注意を聞かない人もいます。今まで生きてきた習慣に頼ることは"楽"なんです。だから、"楽"な方向へ行きます。それだと、自分よりも軽い体重の人にも負けてしまいます。

*でも、何度も注意しても改めない人には、こちらも飽きてしまいます。

*そもそも、中国ではどんな具合でしょうか? 中国では材料=技・套路を提供してくれます。そこから、どのように料理=理解するかは、任されています。

*失敗するかどうかは、その人次第です。先生は感知しません。そこで、弟子は盗みます。

*先生や先輩の仕事=技を盗み見ます。鍋の底に残った煮汁を味わってみます。

*私は"勁力"を教わったことはありません。唯一のヒントは、回族の陳先生がくれました。私にウソ単把を教えてくれた陳先生です。

*後ろ足の踵を上げて降ろしました。「この勁で撃つ」と言いました。それで全てを理解しました。

*心意六合拳でも武式太極拳でも、そんなことはしません。それは内部操作で済むことだからです。でもそうなると、見ることはできません。だから、陳先生は見せてくれました。

*その頃、私は心意六合拳の鷹抓把で気付いていました。それは、地面を蹴らない後ろ足のことです。だから、陳先生のヒントを理解できました。

*前進するためには、地面を蹴ることが必要です。それを勁力としたのが"沈墜勁"とか"十字勁"とか"震脚"です。

*でも、地面を蹴らないで前進する方法がありました。それは、姿勢を維持して前進する方法です。それが、"折れ曲がる足首"です。それは体重だけを利用します。(前のめり歩行も体重を利用しますが、その場合は足首が折れ曲がることはありません。足首は硬直します。お年寄りの歩き方です。重力をフル利用できるので楽です。筋肉要りません。骨だけでいいです。) 

*後ろ足(になる足) の足首は折れ曲がります。すると、足指と趾球が地面と接触します。踵は少し浮きます。足首に体重が掛かります。しかし、足首は関節なので、体重を支えることはできません。そこで、実際にはフクラハギなど下腿三頭筋が体重を支えます。

*すると、勁力が発生します。地面を蹴らない後ろ足ができあがります。すると、大腿直筋で地面を蹴ることがありません。すると、浮き上がることがありません。

*武式太極拳でも、心意六合拳でも、宋氏形意拳でも、浮き上がる人がいます。中国にもそんな先生がたくさんいます。それは、大腿直筋で地面を蹴っているからです。

*それは、ジャンプしているのと同じなんです。ところが、見た目はジャンプしていません。そのために、本人も気付いていません。

*ウォーキングも大腿直筋で地面を蹴ります。だから、ジャンプしているのです。でも見た目は全くジャンプしていません。だから、本人もジャンプしているなんて気付きません。「あなたジャンプしています」なんて余計なこと言えば、キチガイだと思われます。警察に通報されるので、止めましょう。

*フワフワとしている太極拳も、地面を蹴っています。つまり、ジャンプしています。でも、もちろん本人も周囲もジャンブしているなんて解りません。まさか、太極拳がジャンプしているなんて?

*ところが、アホのフジマツには見えてしまいます。幽霊は見えませんが、動きの本質は見えてしまいます。目の付けどころが違います。え? 変態? ほっといてんか !

*心意六合拳は大きく前進しますが、浮き上がることはありません。鷹抓把は上から叩き込みますが、浮き上がることはありません。挑領は下から上へ撃ちますが、浮き上がることはありません。

*ところが、地面を蹴る鷹抓把は浮き上がります。そんな先生もいます。それが勇猛果敢だと勘違いしています。

*心意六合拳の鶏行歩では、浮き上がることを大腿直筋で抑制する人もいます。こうなると、表面的には浮き上がることがありません。でも、足首は硬直しています。ややこしいです。プププ

*そこに勁力は存在していません。暴力は存在しています。暴力は簡単なので、安易な方法に流れる人も少なくありません。もちろん、本人に自覚はありません。というか、自覚できません。

*低い姿勢になる時、膝を折り曲げて造ってはいけません。足首を折り曲げて造ります。心意六合拳の鶏歩でも、弓歩でも、宋氏形意拳の六合歩でも同様です。

*でも"鈍い"人は、膝を折り曲げてしまいます。すると、心意六合拳の鶏歩で膝を痛めます。あるいは、体重移動してしまいます。そして、本人は気がつきません。そんな人が先生になると、負の連鎖となります。
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by tiger-hawk | 2016-06-27 05:07 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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