動物武術の虎鷹拳院日誌

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2016年 11月 27日 ( 1 )

弱いバネを造ります

(昨日の体育館から)

*Hさんが武式太極拳やりたがっていたので、特別枠で武式太極拳教えようと思っていたら来なかった。来週は来てね。

*というわけで、みんなで前足の着地を練習しました。みんなといっても人少な過ぎで体育館が寒い。ウフフ

*主に心意六合拳・鶏行歩における前足の着地ですが、心意六合拳全般に共通する課題です。宋氏形意拳にも共通します。武式太極拳ではそれほど問題になりません。(武式太極拳は完全に歩いていない。) 

*これさえできれば撃てます。というのは極論ですが、とても大切な課題です。もちろん私は誰にも教わったことありませんけど、自然にできました。でも一般的には無理なようです。

*圧倒的に多い例が、ペタッと着地する人です。踵からつま先までペタッと着地します。ヒトは蹠行性(セキコウセイ) だから当然なんですけど。

*もうこれだけで撃てなくなります。

*本人は意識していませんが、前足に力が入っています。主に前足の膝に力が入っています。

*鶏行歩を膝で歩いているのです。日頃も膝で歩いていると考えられます。

*日常歩法も含めて、膝で踏み込む歩法を止めるべきです。

*移動距離は後ろ足で稼ぎます。その後ろ足は地面を蹴りません。足首が折れ曲がります。

*この歩法だと、限界が来ます。つぶれる瞬間が訪れます。というわけで、つぶれる寸前に着地します。(つぶれると沈墜勁や震脚に発展します。つぶれることを虎鷹拳院では墜落とも称します。)

*下腿三頭筋で地面を蹴ると、つぶれることはありません。しかし、姿勢勁力の心意六合拳としては間違いです。下腿三頭筋であっても、地面を蹴ってはいけません。(八卦掌にあるようです。)

*肝心の着地です。前足の力を抜きます。踵は地面に触れるか触れないかという微妙なところです。

*そのままつま先で立ちます。その瞬間は、前足一本足になります。鶏行歩としては、足の交替期ですが、撃つ場合は即時撃ちます。

*この足裏の移動が問題です。以前は足裏時間と称していました。ペタッと着地する人は、足裏時間が長過ぎるというわけです。踵から着地しているから、当然そうなります。

*といっても、つま先で着地するわけではありません。踵から着地ではなく、"接地"します。わずかに地面に触れます。とても微妙なところです。

*即時、つま先で立ちます。趾球と足指先です。足指先を意識します。足指の第一関節から先の部分です。この部分だけは速く実行します。

*一本足になっているところは、ゆっくりと練習しましょう。そこから瞬時につま先で着地します。

*すると歩型がきれいに決まります。弓歩にしろ、鶏歩にしろ、宋氏形意拳・六合歩にしろ、問題ありません。すると簡単に撃てます。

*つま先で地面をつかむ必要はありません。つかんではいけません。でも、とても軽いストッパーとなります。ブレーキではありません。そんな重い負荷は要りません。ベビーカーのストッパーよりも軽いストッパーです。

*この前足の着地を練習しました。簡単な掌で、拳で、そして、最後は心意六合拳・燕子点水の技で。

*燕子点水をジャンプして、パンチング・ミットを撃ちます。でも、みんなジャンプからの着地がヘタクソなので、ジャンプ抜きでやりました。(燕子点水の技の練習は後日やります。それだけで一時間はかかりそうです。特にジャンブからの着地が難しそうです。ふわっと軽く着地します。) 

*ジャンプしてもしなくても、撃つ瞬間は同じなので"とりあえず"大きな問題はありません。(本当は問題を孕んでいます。)

*下腿三頭筋を軽いバネとして用います。できない人は腕力だけとなります。

*みんな、下腿三頭筋を重くて強いバネとして用います。それだと決定的に駄目です。

*とても弱いバネを造ります。強いバネは不要です。障害となります。

*強く撃とうとして、強いバネを造ります。それが間違いの元です。軽くて弱いバネが欲しいのです。弱い力が欲しいのです。

*そこのところをぜひ理解してください。理解できなくても、受け入れてください。姿勢勁力に強い力・強いバネは要りません。強い力・強いバネは姿勢勁力を殺します。

*弱い力・弱いバネを造りましょう。
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by tiger-hawk | 2016-11-27 06:57 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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