動物武術の虎鷹拳院日誌

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2016年 12月 31日 ( 2 )

姿勢の勁力の由来

*体重移動すると、足の指行性勁力は死んでしまいます。それは、後ろ足の下腿三頭筋にあった体重が他へ移動してしまうからです。他とは、前足の太もも表=大腿直筋のところです。あるいは、後ろ足の大腿直筋のところです。あるいは両足の大腿直筋です。(それがいわゆる武術の基礎とされる馬歩です。)

*したがって、心意六合拳の鶏歩で撃つ時も、心意六合拳の弓歩で撃つ時も、宋氏形意拳の六合歩で撃つ時も、体重移動してはいけません。

*ここが一般の人から理解を得られないところでもあります。そもそも、体重移動しないでどのように撃つのか? 想像できません。

*それはその通りでして、ヒトは生まれながらにして蹠行性(せきこうせい) なのです。蹠行性の常時二足歩行の特殊な動物なのです。こんな動物は他にはいません。(一部のサルは一時的に二足歩行します。サルもヒトも、首が背中の真ん中に付いているからです。)

*恐竜やその子孫のニワトリ(鳥類) は、二足歩行ですけど、指行性です。(四足歩行の恐竜は、二足歩行の恐竜から派生しました。)

*で、その蹠行性の二足歩行が体重移動するとどうなるか? それは、それ以前が指行性状態であったとしても、蹠行性に戻ってしまうのです。蹠行性になると沈墜勁など発勁動作が必要となります。つまり、元の木阿弥、ということです。蹠行性では、体重移動しないと撃てません。

*そのためには指行性を維持することが必要となります。指行性の姿勢を維持するのです。これが、心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩の由来です。(六合歩は隠れ指行性です。)

*もちろん、体重を集中させることが必要です。二足歩行ですから、一本足状態を造ります。それがニワトリの一本足時間となります。これが、心意六合拳の鶏行歩の由来です。

*しかし、それだけでは足りません。そこで、体幹の絞りを用います。体幹を絞ることによって、体幹を固定してしまいます。それが、いわゆる龍腰・龍身といわれるものです。

*ですから、龍腰とは腰がくねくね動くことではありません。腰が回転することではありません。身体が回転することでもありません。龍腰・龍身とは、体幹を固定するために、体幹を絞ることだったのです。龍=古代ワニの体幹です。

*これでもまだ足りません。そこで鷹爪勁力を用います。前腕の筋肉で指を遠隔操作します。指の第二関節で、指を大きく広げます。こうすることにより、指と前腕が一体化します。この鷹爪で、掌も拳も造ります。

*最後は、鷹爪の前腕だけで撃ちます。こうして姿勢が崩れることはありません。動くのは前腕だけですから。これが、鷹爪の勁力です。これらが姿勢の勁力の由来です。

*なお、心意六合拳も形意拳も蹠行性勁力が多数派だと考えられます。ヒトは蹠行性ですから、当然の結果です。もちろん、いわゆる中国武術・中国拳法も、蹠行性勁力が多数派だと考えられます。蹠行性武術者が指行性勁力を理解することは、困難です。
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by tiger-hawk | 2016-12-31 15:37 | 姿勢勁力

ニワトリに変態しよう !

*来年はトリ年です。というわけで・・・ニワトリに変態しよう! キャンペーンを開始します。

*え? オメーのインチキブログ、見ている奴なんてイネーヨ ! そうなんですか? まあ、なにをやっても否定されるので、どうでもいいんですけど。あーきれいなオネーサン、帰らないでくださーい !

 
*心意六合拳はニワトリの指行性一本足歩行に学びました。というわけで、心意六合拳の鶏行歩を前足一本足歩行にしてみます。鶏歩は後ろ足裏側立ち、なんですけど。

*前足一本足だと、浮いているか浮いていないかがはっきり自覚できます。その後の踏み出しでも、浮いているとすぐに解ります。

*大きい鶏歩で止まる鶏行歩、を教えてみたのですが、あまり効果はありませんでした。どうもすいません。

*そこで、一気にニワトリに変態してみたいと考えています。私も短気なんで、このほうがいいかな、と考えました。これからは、前足一本足鶏行歩です。

*そのまま、前足一本足の技に移行します。心意六合拳の馬形鑽拳です。

*虎鷹拳院に来る人、なかなか練習しないので、やりにくいのですけど。私は先生に指示されると、止まれといわれるまで30分でも一時間でも一つの技を練習していました。

*とにかく先生の指示が絶対でした。でも、日本人はすぐに止めてしまいます。あっ違う、とか言い出してごまかします。私がやらないとやりません。幼稚園レベルです。

*上海では、6時から18時まで、一つの技だけを練習した時期もあります。その間、先生はお茶飲んだり新聞見たり、来客の相手をしたり、出かけたり、消えたり、していました。

*そもそも発勁の方法なんて教わったことありません。宋氏形意拳では、基本功を頼りに、歩くのをあきらめてひたすら六合歩の定歩で五行拳を撃っていました。

*心意六合拳では、師匠の技を盗みました。鷹抓把や鶏撲食を頭の中でイメージして、地面を蹴らない伸びない後ろ足を発見しました。唯一見せてくれたのが、陳先生の踵上げて降ろして、の動作でした。それを見て、後ろ足裏側の伸張性収縮を確信しました。

*それを伸びない後ろ足で実行します。その後ろ足は、前足一本足から始まります。

*でも、日本人には期待できないので、ていねいに教えることにしています。中国人の教え方だと、あまり効果ありませんし。中国の先生にも駄目な人はたくさんいます。結局、姿勢勁力を体得できないのです。

*でも最後は自分の感覚が頼りです。私の膝の角度や腰の高さを見ても、無駄なんです。自分の感覚を覚醒させて、自分の体重を探します。あなたの感覚まで、私は入り込めません。そんな超能力はありませんから。

*ところでwさんから、センセー字間違えていますよー、と指摘されました。僑松茂先生なんですが、僑の字ニンベン要りませんでした。ごめんなさい。喬が正しい。というわけで、武式太極拳と称することにします。自分が習った時は武式太極拳でした。そのままにします。訂正してお詫びいたします。

<正月特訓>
キチガイ水は飲まず、テレビは捨てて、動物武術しましょう。
1月2日(月) 12時~光が丘公園芝生広場端北口方面、道のそばに石のテーブルがあります、
誰でも歓迎します。お年玉は出ませんけど。

稽古初め・・・1月4日(水) 19時~開進第一中学校体育館

@ シロクマさんから、お年賀いただきました。ありがとうございます。DVDもありました。「心意神功」戴氏心意拳らしい。この人、首振りオジサンだっけ? 戴氏心意拳も動的勁力ですね。沈墜勁の一種みたい。実は1989年に山西省へ行った時、山西省形意拳協会の会長に、よかったら戴氏心意拳の先生紹介してやる、と言われました。一瞬迷いましたが、行きませんでした。今思うと、静的勁力で良かったと想います。
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by tiger-hawk | 2016-12-31 07:03 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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