動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 02月 08日 ( 1 )

足首が折れ曲がる時

*武式太極拳は歩いているのか? 武式太極拳は歩いていません。

*それは、虚歩から弓歩へ変化するだけです。歩いていないので、姿勢勁力の入門に最適だと考えます。(だから太極拳はカウンター専門ともいわれます。)

*なぜなら、ヒトは歩くとどうしても浮いてしまうからです。(武式太極拳でも浮いている先生もいます。) 

*尻尾のないサルは四つん這いから直立しました。すると、重心がとても高くなりました。

*さらに、大腿直筋で地面を蹴って進みました。地面を蹴ると、浮き上がります。だから、今日のウォーキングもランニングも浮き上がっています。

*でも、浮き上がっているとやがて墜落します。それが現代日本人の歩き方です。浮き沈みを繰り返します。え? お前には浮いた話の一つも無い? ホットイテンカ ! あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! 

*恐竜=鳥類も二足歩行ですが、体幹が横になっているので、重心はかなり低くなります。(四足歩行の恐竜は二次的に発生しました。本来は二足歩行です。ヒトと比べると恐竜=鳥類は前へ倒れています。)

*武式太極拳が浮いているのか、浮いていないのか? 簡単に見分けられます。

*そして、沈墜勁や震脚を使う武術は、全て浮いています。浮いているから沈まなければなりません。

*たとえ、馬歩で低くなっても、大腿直筋で立っているので、浮いているのです。(それがヒトの自然な姿です。だから、動的勁力は自然な勁力です。反対に静的勁力は不自然な勁力です。) 

*高く見えても下腿三頭筋で立っていると、浮いていません。下腿三頭筋は足首の近くにあるからです。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩です。(鶏歩や三体式でも沈むことが可能です。それは墜落した状態です。勁力は発生しません。あるいは勁力の終わった姿です。) 

*宋氏形意拳は歩いているのか? 五行拳を見ると歩いていないようです。でも、虎形拳や馬形拳を見ると、歩いているみたいです。

*歩いている・歩いていない、の中間のようです。

*心意六合拳は歩いているのか? これは明確に歩いています。古い拳譜にも、心意六合拳の歩法は全て鶏行歩、とあります。(だから軽快なフットワークが求められます。) 

*これが厄介な問題を起こします。なにしろ、ヒトは歩くと浮いてしまうのです。

*これを解決するために導入された概念が、ニワトリの指行性一本足です。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。

*鶏歩では、後ろ足の足首が折れ曲がります。すると、足首と足指に体重が降りてきます。しかし、足首と足指は筋肉ではありませんから、実際の仕事は下腿三頭筋が担います。

*そこから、いきなり歩き出すと、足首は伸びてしまいます。すると、下腿三頭筋が担っていた体重は消えてしまいます。もちろん、体重そのものが消えるわけではありません。

*その体重は、前足の大腿直筋に移動してしまいます。空っぽの下腿三頭筋では、勁力が発生しません。

*そこで、鶏歩の後ろ足の状態をできるだけ維持します。それでも、左右の足は交替する時を迎えます。

*そこで、中間動作を導入します。それが、前足一本足状態です。鶏歩から前足を前進させて、後ろ足が浮いた状態です。

*これは中間動作なので、そこから前足の足首が折れ曲がります。この前足はすぐに後ろ足になります。でも、動作の始まりは前足一本足状態なのです。

*鶏歩は後ろ足の足首が折れ曲がります。しかし、鶏行歩は前足一本足状態の足首が折れ曲がります。そこから鶏行歩は始まる、ともいえます。ここを理解しないと混乱します。

*足首が折れ曲がる時、姿勢勁力は始まります。
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by tiger-hawk | 2017-02-08 05:56 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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