動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 02月 23日 ( 1 )

裏弓歩から足指の出現へ

*武式太極拳(喬式太極拳) の弓歩は、「裏弓歩」です。心意六合拳の弓歩も裏弓歩です。

*裏弓歩が姿勢勁力の始まりとなります。

*それは足指から始まります。しかし、現代日本人は足指を使って歩かないので、なかなか気がつきません。ワラジを履いた昔日の日本人は、足指を使って歩いていたそうです。(byちくわさん)

*それは歩き方に関連しているので、五本指の靴下は無関係です。靴も無関係です。普通のスニーカーで十分です。

*裏側の下腿三頭筋を生かすためには、足指を使って歩く必要があります。しかし、足指で地面を蹴ってしまっては無意味です。地面を蹴ってしまうと、足首が伸びてしまうからです。

*足首が折れ曲がると、下腿三頭筋が伸張性収縮します。ここに注目したのが、心意六合拳の鶏歩です。宋氏形意拳の六合歩です。

*すなわち、鶏歩と六合歩は、裏弓歩の発展形となります。

*裏弓歩は、裏側の下腿三頭筋・大腿二頭筋・半腱半膜様筋と、内側の内転筋・内側広筋などから構成されます。

*表側の大腿直筋と外側広筋も使いますが、主要な筋肉ではありません。表弓歩では、大腿直筋と外側広筋が主要な筋肉となります。

*表弓歩では身体が浮いてしまいます。なぜなら、大腿直筋で地面を蹴っているからです。これは、ジャンプ運動です。ランニングを見ると、ジャンプしているのがはっきりと解ります。ウォーキングも大腿直筋で地面を蹴るのでジャンプしています。

*ジャンプすれば、地面に墜落します。この墜落を強調したのが、沈墜勁や震脚です。

*足指を使わない現代日本人は、無意識にジャンプから墜落しているのです。その意味で、沈墜勁や震脚は日本人にすんなり受け入れられました。多くの人は疑問に感じなかったのです。

*しかし、アホのフジマツは沈墜勁に疑問を感じました。なんであんなものが必要なのだろうか? 要らないだろう、と感じました。

*姿勢勁力の心意六合拳をやってみると、身体が浮くことはありません。特にその基本歩法の鶏行歩は、戦車のキャタピラのように歩きます。

*身体が浮かないのだから、沈む必要もありません。ここで、沈墜勁も震脚も不要になりました。(もちろん、浮く心意六合拳も存在します。ネット動画にもたくさんあるそうです。)

*宋氏形意拳の「静」の拳理が理解できました。静的勁力は、浮かない身体ではじめて成立します。(もちろん、浮く宋氏形意拳も残念ながら存在します。そこに勁力は存在しません。)

*中国には、浮く心意六合拳も浮く宋氏形意拳も存在します。つまり、中国ではこの問題は解決していません。

*この問題は、つぶれそうな虎鷹拳院とアホのフジマツが解決しました。

*しかし、心意六合拳・鶏歩は、宋氏形意拳・六合歩は難しい。その点、武式太極拳の裏弓歩は姿勢勁力を理解しやすいと考えます。なにしろ、蹠行性(せきこうせい) から指行性への移行動作があります。

*蹠行性では足首が折れ曲がらないので、表弓歩へ通じます。指行性では足首が折れ曲がるので、裏弓歩へ通じます。

*面白いことに、裏弓歩では前足指のストッパーが自動的に働きます。身体が流れることはありません。すると、膝を壊す心配もありません。ただし、普通の歩き方では身体が流れてしまいます。

*身体が流れてどうしようもないので、沈墜勁するわけです。

*浮かない身体を造ります。その第一歩は地面を蹴らないことです。そのために、足首は折れ曲がります。すると、足指が出現します。
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by tiger-hawk | 2017-02-23 07:52 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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