動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 02月 27日 ( 1 )

隠れ蹠行性

*姿勢勁力はとても楽しい。なにしろ、原動力の下腿三頭筋・伸張性収縮はほとんど外から見えません。それを見えるようにしてくれたのが、武式太極拳(喬式太極拳) です。

*武式太極拳の場合、必ず、虚歩からそのまま弓歩になります。そのために、小さい弓歩になりました。武式太極拳には姿勢勁力のための動作があります。それでも見えにくいのですが。

*見えにくいのは、大腿直筋で地面を蹴る動作が染み込んでいるからです。特に現代日本人は足指を使わないで歩くので、純粋蹠行性(せきこうせい) になってしまいました。

*下腿三頭筋の伸張性収縮が発動するためには、指行性が必要です。四足歩行動物の指行性です。ネコ科・イヌ科の指行性です。ニワトリの指行性です。特にニワトリは二足歩行します。恐竜の頃から指行性二足歩行です。

*そこから、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩が生まれたと推測できます。ニワトリはあまり飛ばなく成ったので、元の恐竜に戻った部分もあるのでしょう。

*ところが、沈んでしまう鶏歩があります。鶏歩が沈んでしまうと、勁力は発生しません。まるで、沈墜勁や震脚すると、勁力が途切れるみたいな症状です。

*どちらも沈むことに変わりはありません。

*どうして沈んでしまうのか? それは指行性ではないからです。それは、後ろ足の踵で立っていました。見た目、踵は地面から離れているのですが、しっかり踵に体重が掛かっています。隠れ蹠行性です。

*先日の土曜日、wさんの鶏歩を修正しようとしてできなかったのですが、アホ頭を絞って、やっと解りました。練習時間内に解らなくて、どうもすいません。次回には修正できます。

*人の気持ちが解らないアスペルガーのフジマツです。姿勢勁力は心意六合拳を始めてから一年と少しで解りました。でも、上手く言葉で表現できません。馬鹿なんです。だから、後ろ足勁力なんて称してました。

*呉氏八極拳の先生に、誰にも後ろ足はある、と叱られました。その通りです。申し訳ありませんでした。

*でも八極拳には感謝しています。その震脚が姿勢勁力へ導いてくれました。全く真逆な道ですが、切っ掛けは八極拳です。1980年から85年にかけて練習しました。古い話ですいません。え? まだ生まれていない? 失礼いたしましたあー 

*形意拳の場合、蹠行性か? 隠れ指行性か? 比較的簡単に見分けられます。なにしろ、後ろ足の踵が地面と接触しています。もちろん、宋氏形意拳の先生にも蹠行性は見られます。宋氏形意拳も様々です。

*心意六合拳の場合、後ろ足の踵が地面から離れているので、一見、指行性に見えてしまいます。でも、隠れ蹠行性もありました。

*しかし、動物学は便利です。動物の立ち方・歩き方の違いが、動物武術に役立ちます。心意六合拳と形意拳の理解に最適です。さらに、太極拳の理解にも役立ちます。

*このblog には指行性や蹠行性の解説が無いので、シロクマさんに叱られました。センセー、わざわざ調べましたヨー、と言われました。申し訳ありません。でも、調べてよかったでしょ。アハハ

*一般の読者には、動物学はウザイようです。もっと直接的な武術の話しをしろや~~ となるみたいです。

*なにしろ、蹠行性は霊長類の発生から始まります。サルのご先祖様からです。まだ、樹上にいます。なかなか地上に降りてきません。なかなかヒトの武術へ行きません。

*でも、ヒト武術と動物武術は基本的概念が違います。特に心意六合拳は武術に見えません。わけわかりません。

*それを解るようにしてくれるのが、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の基本功1号・2号なのです。

*肩を使ってしまう問題もあります。それも、隠れ蹠行性から来ていると考えられます。隠れ蹠行性だと、相手の体重を受け止められません。受け止める足首のバネがありません。それで肩で受け止めてしまうのです。

*不幸なのは、過去に肩甲骨発勁を練習した人たちです。もう肩を使うことが習慣になっています。無意識に肩を使ってしまいます。修正にはかなり時間が必要です。

*私は肩甲骨発勁をやったことがありません。震脚も姿勢勁力へ向かうバネとなりました。その点では幸せでした。(でも肩甲骨発勁は見るからに気持ち悪いです。やれと言われてもやらなかったでしょう。なにしろ、小学一年生の頃から先生の言うことを無視していましたから。アホやねん)
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by tiger-hawk | 2017-02-27 07:39 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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