動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 07月 03日 ( 1 )

上半身と下半身の裏ルート

*「ものごとには裏と表があるんだよ ! 」と豊田真由子先生に叱られたアホのフジマツは、裏のルートを公開しました。

*裏のルートには、上半身=体幹と下半身=足の二つがあります。

*上半身=体幹の裏ルートは、肩と胸を素通りします。腕は肩からではなく、脇腹の前鋸筋から生やします。もうこれで人間ではありません。これは龍=爬虫類です。だから、心意六合拳と形意拳では「龍身」と称します。

*その裏ルートは前腕の筋肉と直結します。前腕の筋肉は指先(指の第一関節) と直結します。これを心意六合拳では「鷹爪」と称します。

*脇腹の前鋸筋は鼠蹊部へ向かって切り込まれます。体幹は絞り込まれます。この裏ルートは鼠蹊部でクロスして内転筋に直結します。これは、宋氏形意拳の熊基本功1号で学びます。心意六合拳の熊吊膀(ゆうちょうぼう) などでも、その他の技でも同様です。武式太極拳のヨウシツヨウホでも同様です。

*下半身=足の裏ルートは、後ろ足の足指(第一関節) から始まります。いわゆる拇指球ではありません。だから、人間の蹠行性ではなく、虎や鷹の指行性が必要となります。

*足指からの裏ルートは、足首を通りヒラメ筋に直結します。ヒラメ筋は下腿三頭筋の下部です。さらに、下腿三頭筋から半腱半膜様筋・大腿二頭筋を通り、内転筋に達します。

*内転筋に至り、上半身=体幹の裏ルートと繋がりました。内転筋で、上半身と下半身が結合します。

*表のルートでは、腰で上半身と下半身が結合します。したがって裏ルートでは腰を使いません。裏ルートでは、腰は尻の一部となります。

*この指行性の姿勢勁力は何が良いかというと、発勁のエネルギーが少なくて済みます。それは、フジマツが怠け者だからとシロクマさんは言いますが、それとは関係ありません。怠け者というのは事実ですけど。ナンヤネン ! 

*姿勢勁力は動物武術だということを忘れてはいけません。野生動物は日々、飢餓に苦しめられています。補食動物も例外ではありません。待ち伏せして襲うにせよ(虎などネコ科) 、追跡して襲う(オオカミ) にせよ、エネルギー消費は少なくしなければなりません。

*沈墜勁と震脚とか、発勁のエネルギー消費が大きい動作勁力は、人間の武術です。動物武術は、だからエネルギー消費の大きい動作勁力を避けます。

*動物武術は農耕民の発想ではありません。それは野生動物と日々接する遊牧民の発想です。遊牧民が中国に多数流入したのは、元=モンゴル帝国の時代です。ペルシャからも中央アジアからも人々が移住しました。当時、ユーラシアはモンゴル帝国で一つになりました。モンゴル帝国の時代から、イスラーム回族が形成されました。心意六合拳が回族の中から生まれたのは、偶然ではありませんでした。それは漢族(一般中国人) の中から生まれるはずもありませんでした。

*この姿勢勁力はいつからか、多くは失伝してしまいました。そこで、人間武術の動作勁力が流入しました。今日の心意六合拳や形意拳に、沈墜勁や震脚が見られるのは、そうした事情によるものです。

*しかも、姿勢勁力は見てもわかりません。その動作は身体内部に隠れているからです。この裏ルートを整理して発表したのは、アホのフジマツが最初だと考えています。

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by tiger-hawk | 2017-07-03 08:40 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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