動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 08月 05日 ( 2 )

奇妙な弓歩の造り方

「指と前腕の筋肉」のつづきです。今日の第二弾です。

*「面白くて眠れなくなる解剖学」坂井建雄 著、の中に面白い記述を見つけました。これで、心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩を説明できるかもしれません。

 何といっても太ももの前面を覆って目立っているのが、「大腿四頭筋」です。目立つくらいに大きいとはいっても、一つの筋肉ではありません。文字通り筋肉が四つの頭に分かれており、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋、で構成されています。これら四つの筋肉はすべて膝蓋骨に集まり、さらに脛骨の前面の脛骨粗面につながっています。脛骨の前面は大腿骨の後面と同様に、ザラザラとした粗線が入っており、ここに筋肉が付いています。

 大腿四頭筋は膝を伸ばす働きをしています。例えば、サッカーボールを蹴り飛ばすような強い働きです。

 太ももの前面が膝を伸ばす働きをしているのに対して、後面の筋肉は膝を曲げる働きをしています。一般にはハムストリングといわれる筋肉で、「ハム」は太もも、「ストリング」はヒモという意味です。これも一つの筋肉ではなく、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、の三つで構成されています。ただし、大腿二頭筋には長頭と短頭があるため、数え方によっては四つの筋肉ともいえます。

 これらの筋肉は、椅子に座ったときに座面に触れる坐骨結節という骨から起こり、膝の後ろ側で左右に分かれています。膝の後ろから外側の腓骨に向かうのが大腿二頭筋で、内側の腓骨に向かうのが半腱様筋と半膜様筋です。この中で、大腿二頭筋の短頭だけは大腿骨から起こります。
 ハムストリングは膝を曲げる強力な筋肉ですが、よく肉離れを起こすことでも知られています。(177、178ページ)

*長い引用ですいません。さて、大腿四頭筋は膝を伸ばす筋肉です。これによって、弓歩の膝は大腿四頭筋によって伸ばされるわけです。しかし、これは普通の弓歩の話しです。

*ところが、心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩は、大腿四頭筋だけでなく、裏側の大腿二頭筋と半腱半膜様筋がこれに加わり弓歩となります。むしろ意識的には、裏側筋肉を主体とします。

*そのために、膝を伸ばす運動は足指から始まります。足指ー趾球ーヒラメ筋ー下腿三頭筋とつながります。そして、半腱半膜様筋と大腿二頭筋へつながります。

*大腿直筋など大腿四頭筋ではなく、裏側筋肉から動くので、身体が浮き上がることはありません。とても奇妙な動きなんです。これは、なかなか見る機会がありません。虎鷹拳院に見学に来たら、見られます。

*膝を伸ばす筋肉は大腿四頭筋なので、この奇妙な動きで最後に動くのは大腿四頭筋です。それまでは、裏側筋肉が動きます。それは膝を伸ばす運動そのものではありません。

*となると、膝が伸びなくても問題ありません。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、ということです。

*膝が伸びないので、その動きは外から見えません。これが見えない内部運動の中身です。

*え? なあんだ、そんなものか ! どうもすいません。そんなものです。

*でも、注意して見るととても奇妙な動きです。ヘンタイといわれても、否定できません。アハハ

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by tiger-hawk | 2017-08-05 08:44 | 姿勢勁力

指と前腕の筋肉

*こんにちわ、フジマツのインチキ通信です。

*暑くてこのところサボっていた、心意六合拳の鶏行歩散歩を再開しました。やはり鶏行歩やらないと、体力低下しますから。

*光が丘公園の林の中を鶏行歩散歩、さらに光が丘体育館の中を歩くつもりでしたが、挫折しました。アハハ 次回はやります、たぶん。

*DVDの撮影を11月にやるつもりでしたが、ちくわさんが東京を離れるそうで、来年2月に延期になるかもしれません。ちくわさんには、鈍行夜行列車(あるのか? ) の電車賃とコンビニ弁当代をあげるから、一時帰国をお願いするつもりです。新幹線代は出せない。でも、ちくわ会館ができてしまうと相手にしてもらえないなあ・・・

*アホのフジマツは突っ走ると周囲と合わなくなるので、なるべくのんびりやるつもりです。のんびりだと、生来の怠け者の性格が全面的に出てしまうのですが。突っ走るか、怠けるのか、どうも極端な性格です。

*中山うりさんの、のんびり系の歌を聴きながら、やっていきます。突っ走るとたいてい失敗します。

*最近、心意六合拳の単把が鋭くなってきました。シロクマさんやオジサンXには力負けします。そこで、どんどん力を抜く方向を進めています。すると、技の切れが良くなりました。宋氏形意拳の崩拳の教え方も解りました。オシッコの切れは悪くなりましたが。ウフフ 前立腺ガンか? 

*みんなも、どんどん力が抜ければ、勁力力量が向上します。でも、身体が浮いてはいけません。世間の力を抜くというのは、身体が浮く方向へ行くようです。

*これは、心意六合拳の鷹爪の欠如から来ます。折れ曲がる足首、折れ曲がる鼠蹊部、前鋸筋から生える腕、などの欠落から来ます。

*中国武術者に心意六合拳の鷹爪を教えたら、前腕の筋肉ではなく「腱」ですね、と反論していました。使えないなあ、中国武術者。もしかしたら南拳系の人とだったら付き合えるかもしれない。内家拳信者はもうやだ。アハハ 勝手にキーキー言ってください。

内家拳信者は自転車オヤジ、いつでも道場をキィキィ走る・・・ナンチャッテ ! 気=心理学と勁力をゴッチャにしないでください。老婆心より・・・しかし、遅れているなあ・・・

*「面白くて眠れなくなる解剖学」坂井建雄 著、という本を見かけたので、読んでみました。

 手指を動かす筋肉がどこにあるかというと、実は二カ所に分かれているのです。手は握らずに指だけで力いっぱい曲げてみてください。そして、片方の手で触ってみると、指のどこにも力こぶはできませんね。今度は、指をしっかり曲げて握りこぶしをつくってみてください。すると、前腕の筋肉が固くなっているはずです。
 指を動かす筋肉は、一つは手の平にあり、もう一つは手首と肘の間の前腕にあるからです。指全体の曲げ伸ばしは、主に付け根の関節を動かしており、このときは手の平の筋肉が働いているので力こぶはできません。これに対して指を固く握ってこぶしをつくるときは、指の中の関節が動いていて、指から離れている前腕の筋肉が、指の骨まで腱を長く伸ばしてつながって動かします。(130ページ)

*この文章の、付け根の関節とは、指の第三関節のことです。そして、心意六合拳の鷹爪では、動かし方が異なります。すなわち、指全体の曲げ伸ばしを前腕の筋肉で実行します。だから、掌でも前腕の筋肉が固くなります。武式太極拳の掌も同様です。これは非常識な動かし方ですね。指と前腕の筋肉を直結させます。

*そして、拳でも掌と同様に造ります。すなわち、指の第一関節に意識集中します。すると、拳の中に空気がわずかに入ります。これが心意六合拳・鷹爪の拳です。ですから、空手の拳とも違うことになります。(ではまたね)

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by tiger-hawk | 2017-08-05 08:41 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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