動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 08月 23日 ( 1 )

肩から? それとも足指から?

*こんにちわ、心意六合拳の鶏行歩をフニャフニャにしてしまったアホのフジマツでございます。

*想えば、それは宋氏形意拳の崩拳(五行拳) から始まりました。山西省太谷県の宋光華先生の自宅で習っていた私は、近所に住む宋光華先生のお弟子さんを参考にしました。

*その切れの無いハエが止まるような五行拳を見て、ああなってはおしまいだなあ、と感じました。また、身体がフワフワと浮いていました。

*ハエの止まる拳の原因は、上腕と肩に力が入っているからです。実際、その先輩の腕力はたいへんなものでした。彼が本気で締めれば、私の腕は骨折するのでは? なんて感じです。

*でもあんな遅い拳では実際のところ、当たらないだろうなあ、と感じていました。当てる方法は一つだけあります。相手の手首や頭髪、皮膚や衣服をつかんで撃つことです。それでも相手も同時に撃てばヤバいことになります。もしも引き寄せられたら、自分から撃てばいいのです。

*合気道みたいな技も、自分からキスするように近づくと無効になります。逃げると技にはまります。キス作戦です。これが本当の愛です。アハハ

*身体が浮く原因は、大腿直筋で地面を蹴ってしまうからです。いわば、ランニング状態です。あるいはウォーキング状態です。

*姿勢勁力の障害は、肩の力と太もも表側=大腿直筋の力です。この二つの力が姿勢勁力を破壊します。その先輩は二つとも備わっていたので、反面教師として最適でした。

*私としては、肩と上腕の力を徹底的に抜いて、五行拳を練習しました。歩くと浮いてしまうので、歩くのはあきらめました。そこで、六合歩の定歩でひたすら五行拳を練習しました。すなわち、移動稽古はあきらめました。

*二年後、上海郊外で心意六合拳を本格的に学習しました。すると、鶏行歩、鶏撲食、鷹抓把など、移動稽古ばかりです。

*その師匠の動きから、伸びない後ろ足を発見しました。その中身は、後ろ足裏側の伸張性収縮です。見ていると、少し伸びるのですが、完全には伸びません。しかも、体重移動しません。

*回族の陳先生のアドバイスのお陰で、その見えない動きの中身が解りました。

*しかし、普通の人の後ろ足は、大腿直筋で地面を蹴ってしまいます。だから、後ろ足といっても表側主体です。スクワットと同じです。馬歩も同様です。

*私は人を教える時、折れ曲がる足首、という表現を考えました。それは、地面を蹴らない方法です。鶏歩と鶏行歩は、折れ曲がる足首で実行します。すると、足指が覚醒します。指行性に近づきます。

*そして、ヒラメ筋が覚醒します。これは、宋氏形意拳の六合歩も同じです。

*折れ曲がる足首は、自分の体重に任せます。だから、足首の力も抜きます。足首が地面に抵抗している場合が、圧倒的に多いのです。いわば、足首が地面を蹴っています。それは、ヒラメ筋が地面を蹴っているのです。もちろん姿勢勁力を破壊します。

*地面に抵抗しない足首とは、フニャフニャ足首のことです。そこから、フニャフニャ鶏行歩が生まれました。

*また、心意六合拳の鉄牛耕地のお陰で、前鋸筋、小胸筋、前腕筋、などが発達しました。

*自分の最初の鉄牛耕地も、実は腕立て伏せでした。肩甲骨を使っていました。でも、それだと撃てません。心意六合拳の技と適合しません。虎撲の身体と矛盾します。そこで、肩甲骨を使わない方向へ進みました。すると、前鋸筋、小胸筋、前腕筋、などに効果があります。これが前鋸筋から生える腕となります。すなわち、心意六合拳と形意拳の「龍身」です。

*この前腕の筋肉が、心意六合拳の鷹爪となります。寸勁も長勁も、直接には前腕の筋肉と前鋸筋で撃ちます。拳も掌も前腕筋で造ります。前鋸筋と前腕筋を直結させるので、肩はスルーできます。気で打つ? それは詐欺師です。気とは気持ちのことです。つまり心理学です。"気"とか"意"とかも心理学です。合気道も心理学です。

*ところが、肩甲骨で撃つ人がいて、びっくりしました。肩甲骨発勁です。以前、鉄牛耕地を一日200回やる、という会員がいて、驚愕しました。

*私には想像もできませんでした。でも、見せてもらったら肩甲骨を使っていました。肩甲骨が異常に出ます。それは腕立て伏せでした。さらに、彼から、肩甲骨をやわらかくする体操を見せてもらいました。気持ち悪くて、笑ってしまいました。

*聴くところによると、ブルース・リーも映画の中で肩甲骨クニャクニャ体操をしていたそうです。となると、いわゆるワンインチパンチも肩甲骨発勁なのでしょうか? 知っている人がいたら教えてください。

*私は片足の鉄牛耕地を、右足6回と左足6回やります。これが1セットで、調子のいい時は5セットやります。調子の悪い時は3セットが限界です。実は両足よりも片足のほうが楽なんです。やりやすいのです。

*肩甲骨発勁は寸勁のパフォーマンスとしてやる人がたくさんいるそうです。気持ち悪い光景です。実は肩甲骨発勁を長年やっていると、肩の力が抜けなくなります。姿勢勁力としては絶望的です。だから肩甲骨発勁を長年やっている人は、姿勢勁力に向いていません、残念ですが。肩の呪いです。

*大腿直筋で地面を蹴るのは、ウォーキングでも推奨しています。だからウォーキングをやってはいけません。それは足首を硬直させます。ただでさえ、現代日本人の足首は硬直しています。

*これを克服するのが、フニャフニャ足首です。それがフニャフニャ鶏行歩となります。すると足指から撃てます。肩甲骨フニャフニャではありません。肩甲骨から撃ってはいけません。(足指で地面をつかんではいけません。念のため)

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by tiger-hawk | 2017-08-23 08:48 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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