動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 09月 27日 ( 1 )

勁力には意味は無い

*「人生には意味は無い。ただ呼吸しているだけ。」というある映画のせりふがありました。なかなか素敵な言葉です。でもまあ、その通りなんですが、何かやりたい、というのも正直な気持ちです。


*フジマツ、死ぬまでの時間はもう短いのですが、やりたいことがあります。それは、姿勢勁力の理解を深めたい、ということです。自分自身にとっても、世の中にとっても。(世の中を良くしたい、という気持ちは全くありません。アハハ)


*姿勢勁力には、内部の勁力運動があります。これが面白い。心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩における内部勁力運動です。


*回族の陳先生は、この内部運動を外から見えるようにしてくれました。ちょっとだけよ、なんて具合ですけど。


*それは、鶏歩から小さい弓歩になる動きです。その時、後ろ足裏側筋肉は伸張性収縮します。


*この動き、武式太極拳の虚歩から弓歩になる動きと、内容は全く同じです。だから、僑松茂先生の武式太極拳は、すぐに解りました。


*でもこれ、動きがあるから、完全な内部運動というわけではありません。(それでも普通の人には理解できませんが。)


*ところが、心意六合拳の鶏歩には動きがほとんどありません。宋氏形意拳の六合歩にも動きがほとんどありません。


*だから、訳が解りません。私が見せても、納得できません。


*でも、手がかりはあります。


*それが心意六合拳の鶏行歩です。


*鶏行歩は、鶏歩から前足を半歩進めます。それが最初の一歩となります。


*ここに勁力があります。最初の半歩に全てが隠されています。


*ところが同じことをやっても、普通の人には勁力がありません。


*普通の人は地面を蹴るので、身体が浮いてしまいます。フワッと浮きます。そして沈みます。(それが発展すると、沈墜勁や震脚となります。)


*そのために、技や套路=型をやっても無意味となります。撃てない技です。使えない套路=型です。


*ところが、技の中にも手がかりがあります。それは、前進しても浮かない身体のことです。


*下から撃っても、上から撃っても、横へ撃っても、足は同じ動きです。下半身に変化はありません。ここにヒントがあります。


*私はそのヒントに気がつきました。馬鹿なので一年以上掛かりましたけど。そして、回族の陳先生の一言で、全ては氷解しました。


*内部の運動と外部に現れる運動が、全く同じことに気付きました。なんて単純な構造なんだ、と嬉しくなりました。


*でもこれ、人に説明するのはたいへんです。


*中国ではどうしているのか? もちろん、中国人ですから説明なんかしません。ひねくれ者の陳先生がどうして見せてくれたのか? 不思議なんですが。もっとも、陳先生も動きをちらっと見せただけです。


*鶏歩でそのまま撃つ場合、後ろ足は伸びないけれど、内部で伸張性収縮します。つまり、膝は曲がったままです。


*ところが、膝に注目するから間違います。膝はどうでもよかったのです。膝に体重を載せてはいけないので、膝はどうでもいいのです。


*問題は、折れ曲がった足首にあります。折れ曲がった足首によって、足首に降りた体重をそのまま維持します。そして、維持したまま体重を運びます。しかし、ちょっとでも変化すると、体重は別のところへ行ってしまいます。


*そのままでいいんです。何かする必要はありません。ところが人は何かやりたいのです。すると、体重は何処かへ行ってしまいます。


*だから、勢いは禁物です。前のめりも禁物です。ただ、「体重があるだけ」でいいのです。


*「人生に意味は無い。ただ呼吸しているだけ。」だから、武術にも意味はありません。ただ、呼吸するように練習するだけです。


*そして、勁力にも意味はありません。ただ、足首に体重を降ろすだけ。そして、それをそのままにして運ぶだけです。


「勁力に意味は無い。ただ体重があるだけ。」


お知らせ


新設 ! 「武式太極拳無料教室」日曜日9時20分~50分、光が丘公園、来年2月の練馬区報に載せてもらいます。


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by tiger-hawk | 2017-09-27 08:40 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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