動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 10月 30日 ( 1 )

2スタンス理論

<お知らせ>
10月30日(月) は平和台体育館の事情により、16時から練習します。

<騙す武術>

*心意六合拳には弱者の生き残る方法があります。それは、蛇形、猴形、龍形、馬形、虎形などの技に隠れてあります。体格差や身体能力差を補うものです。

*それも技術の内ですから、当然許される範囲だと考えます。ところが、弟子を騙す先生もいます。私は回族のある先生に、心意六合拳のウソ套路を教わったことがあります。別の先生には、ウソ技=ウソ単把を教わりました。どちらも私の師匠が、「フジマツからかわれたんだよ」と指摘してくれました。それで被害はありませんでした。

*もっと悪質な例があります。それは推手やタントウ(立禅) です。数十年、推手やタントウをやって、結局勁力を獲得できなかった例があります。これは被害甚大です。武術人生を台無しにされてしまいました。これは、わざと勁力から遠ざけた例です。悪意は無かったかもしれませんが、詐欺師といっていいでしょう。私は幸いにも、推手やタントウに興味がありませんでした。そのために被害を免れました。(悪意は自覚しないと、無いとされます。ヒトは悪意が無くても殺人を犯します。)

*そのことを指摘しても、認めない人もいます。認めてしまうと、自分が否定されたかのように感じてしまうのでしょう。しかし、無駄な時間を過ごしたことは事実です。無駄だと知ることも進歩ではないでしょうか。

<二つのスタイル、二つのスタンス>

*姿勢勁力の根本は指行性です。これは、心意六合拳と形意拳が動物武術だったことが原因です。特に、ニワトリの指行性一本足を取り入れたことが原因です。

*しかし、ヒトは蹠行性です。蹠行性のヒトが指行性一本足になるのは、とても不自然です。そこで、揺り戻し現象が起こります。

*それが蹠行性の動作勁力となります。沈墜勁や震脚などのことです。

*そのために、心意六合拳と形意拳には二つの勁力スタイルが生まれました。一つは姿勢勁力スタイル、もう一つは動作勁力スタイルです。そして蹠行性スタンスと指行性スタンスです。

*どちらのスタイルが良いのか? これはそれぞれメリットとデメリットがあります。選択は個人の好みとなります。

*しかし、姿勢勁力は指行性なので、ヒトの本能に反します。これが大きな障害となります。

*だから、自然が大好きな人は動作勁力が合っていると考えます。

*ただ立っているだけで勁力が発生する姿勢勁力は、とても静かです。宋氏形意拳が静の形意拳といわれるのは、理由がありました。

*姿勢勁力で心意六合拳を理解すると、迫力はどうでもいいとなります。というわけで、フジマツの心意六合拳は全く迫力がありません。最近では鶏歩もフニャフニャになってしまいました。自分としては楽しいのですが、世間的にはどうしたものか? アハハ

*指行性というとランニングが有名ですが、 ランニングはジャンプ運動です。ジャンプすると身体は浮いてしまいます。浮いた身体は利用できる体重が無くなってしまいます。というわけで、ランニングは使えません。

*心意六合拳には跳躍技がたくさんありますが、着地した瞬間に撃っています。跳躍は戦術で戦略ではありません。

*ウォーキングは蹠行性ですが、やはりジャンプ筋肉の大腿直筋に頼ります。すると、隠れジャンプ運動となります。身体は浮いてしまうので、ウォーキングも使えません。

*ジャンプ運動とは、地面を蹴ることです。ヒトは地面を蹴って前進します。地面を蹴らずに前進するためには、足首が折れ曲がります。すると指行性になります。

*小指側エッジを使うとがに股の蹠行性になります。そのために、親指側エッジを使います。親指側エッジの指行性です。

*しかし、ヒトは膝と大腿直筋で直立二足歩行しています。そのために、そのままでは膝に体重が載ってしまいます。そこで、鼠蹊部が折れ曲がります。同時に尻を収めます。

*すると、体重は下腿に掛かります。ヒラメ筋が覚醒します。

*すると、下腿の勁力トライアングルが造られます。足指・趾球ー足首内側ーヒラメ筋、による勁力トライアングルです。

*この下腿勁力トライアングルが姿勢勁力の根本となります。体幹の勁力はまた別の問題です。

*蹠行性は踵を使って立ち、踵を使って歩きます。指行性は踵を使わずに、足指と趾球で立ち・歩きます。

*ヒトなど霊長類は蹠行性です。ネコ科・イヌ科は指行性です。踵に相当する関節はかなり高い位置にあります。

*恐竜=鳥類も指行性です。恐竜=鳥類は指行性二足歩行ですが、ニワトリはゆっくり歩く時、指行性一本足になります。心意六合拳はこれに着想して、鶏歩と鶏行歩を作りました。

*ヒトの骨格は蹠行性なので、完全な指行性にはなれません。鶏行歩では瞬間的に踵が地面に触れます。足首が折れ曲がります。即、足指と趾球で立ちます。前足一本足状態になります。

*宋氏形意拳の六合歩では、踵が地面に触れていますが、体重は足指と趾球で支えています。筋肉は主にヒラメ筋・腓腹筋となります。

追伸

4スタンス理論が嫌いなのは、下心が見え見えだからです。あなたの個性を尊重します、その個性を伸ばしましょう、という大衆受けをする言葉で誘惑します。「世界に一つだけの花」というわけです。これは商売のための理論なのです。姿勢勁力はヒトの本能に反する勁力運動です。個性どころか本能に反します。

追加のお知らせ

11月25日(土) は学校事業の関係で開進第一中学校体育館が使用できません。平和台体育館地下武道場に変更します。

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by tiger-hawk | 2017-10-30 08:01 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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