動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

2017年 11月 30日 ( 1 )

石を抱いて発勁する

(昨日の体育館から)

*心意六合拳の古い語句に、地に輪っかの無いことを恨む、とあります。大地に輪っかが生えています。それを左右の手でつかんで、大地を引っさげて歩きます。

*これ、大地鶏行歩、と私は称しています。つまり、とても重いものを手に引っ掛けて、歩きます。すると、もはや地面を蹴ることができません。すると、足首が折れ曲がります。踵が高く挙がることはありません。とても長い距離は歩けませんが、短い距離で効果があります。

*これはあくまで、想像で実行します。本当に重いものを持つと、効果ありません。ダンベルを持って歩いても、無意味です。(たまにそんな馬鹿な質問をする人がいます。本当にいるので、あきれてしまいます。)

*注意点としては、膝に荷重をかけると、膝が壊れます。つまり、足首が折れ曲がらないと、膝が壊れます。その場合は、膝で歩いていることになります。初心者には教えないほうがいいようです。

*これと似たような技が、心意六合拳・四把捶にあります。それは、重い大きな石を抱いて歩きます。これもあくまで想像です。本当に石を抱いて歩いても効果ありません。

*石があまりに重いので、もうイヤになります。放り出したくなります。

*そこで石を持ち上げて、目の前の相手にぶつけてやります。具体的には双把=虎撲します。

*石を抱いて発勁、です。

*これを練習してみました。とてもよい発勁の練習になります。練習の時は、相手を押してやります。軽く吹っ飛びます。

*もちろん、体重を浴びせてはいけません。浴びせるのは、あくまで想像の石です。だから、前のめりになってはいけません。それでは石を落としてしまいます。

*腕の力だけでやってはいけません。それでは、石をぶつけられません。

*失敗する人・・・なんとか石は抱けるのですが、持ち上げた瞬間、石はとても軽くなってしまいます。ぶつける時は、石は無くなっています。

*あるいは、前のめりになり、石は自分の足に落としてしまいます。足指が骨折してしまいます。

*想像力の貧困です。あまりにも貧乏なんです。「想う」ことができません。

*想像することによって、発勁できます。

*私は、心意六合拳の師匠の後ろ足を見て、勁力を理解しました。

*それはただ見るだけでは駄目なんです。動画を見ても無駄なんです。

*動画を見てもいいんですが、その後に想像します。目の前に小さな先生を出現させます。その小さな先生が動きます。

*額の前、10cm位のところに小さい先生がいます。先生は8cm位かな? 等身大だとうざい。動かしにくい。見えにくい。

*頭の中で動かれると、うざいので、額の前に出してしまいます。

*動作や套路を覚える時も、額の前に出してやります。いつまでも先生の顔だとウザイので、自分の顔と身体に置き換えてやります。

*話しを戻します。

*この、石抱いて発勁、は全ての技に共通しています。単虎抱頭の劈でやってみました。パンチング・ミットでやります。

*撃ちたい人は腕力でやってしまいます。腕力でやると、腕はとても軽くなります。打撃も軽くなります。

*腕が曲がってしまう人は、打撃がとても軽くなります。(腕を曲げて短く撃つ方法もありますが、難しいので省略しました。その場合、鷹爪が完全にできていないと無理です。) 

*失敗する人・・・石を抱いて鶏行歩を全て忘れてしまいます。目の前のミット、あるいは自分の手に、心の全てを奪われてしまいます。自分の尻が出ていることも見えません。自分の足のことも忘れてしまいます。

*想像力が貧乏です。あまりにも貧乏なので、涙を禁じ得ません。ご同情申し上げます。アーメン 神のご加護を

*想像しましょう。あなたは石を抱いて鶏行歩します。十字架を背負ってゴルゴタの丘を登るキリストのように・・・違うか !

*失礼いたしました。神様、ごめんなさい。あっ見捨てないでくださーい ! 

*想像すると発勁できる、なんだか面白いですね。あなたも石を抱いて発勁しませんか? 

[PR]
by tiger-hawk | 2017-11-30 08:48 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー