動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 12月 01日 ( 1 )

手枷足枷発勁

(昨日の体育館から)

*石抱き発勁は、少しできる人がいました。全然駄目な人もいました。駄目な人は、指示を無視して腕だけで撃つ人、体重を浴びせてしまう人、などです。

*想像の石を最後まで維持できません。最後は消えてしまいます。最後まで消してはいけません。それは想像ですけど、実在しているのです。

*石抱き発勁は、私のオリジナルではありません。本当に、心意六合拳の四把捶にある技です。

*これと同じようなものですが、心意六合拳の単把に、手枷足枷発勁があります。これは石抱き発勁から発展したものです。原理は同じですが、私のオリジナルかもしれません。しかし、様々な流派に、似たようなものがあるかもしれません。「心意拳」の特徴かもしれません。

*まずは足枷発勁=足枷鶏行歩から・・・足に重たい鉄の輪を付けます。そこにさらに重しを付けます。鎖で鉄のボールを付けます。昔の囚人のようです。それで鶏行歩します。足が重いので、地面を蹴ることができません。震脚もできません。そこで、足首は折れ曲がります。指行性に近づきます。石抱き発勁と同じようなものです。比喩に使用するモノが違います。

*心意六合拳の全ての歩法は鶏行歩です。ですから、全ての技に足枷発勁があります。それは、一本足になった瞬間に発揮されます。一本足から足を進めて撃ちます。

*そして、足枷に加えて手枷をします。手首のところに重い鉄の輪を付けます。さらに、鎖で鉄のボールを付けます。手が重いので、勢いでは撃てません。手を挙げるのも困難です。

*その状態で単把します。手を挙げて、足を進めて撃ちます。

*すると、とても重たい打撃となります。

*想うだけで、重たい打撃が撃てます。そう、足枷も手枷も想像上のものです。しかし、実際の効果があります。

*手枷足枷のミソは想像です。

*ここまで来ると、形意拳の達人のエピソードを思い出した人もいるでしょう。郭雲深でしたか? 彼は獄中で手枷を嵌められました。その状態で虎形拳=虎撲を練習します。

*出獄して、塀を撃つと、塀は完全に破壊されてしまいます。獄中で功夫が高まったのです。これは史実ではないという説もあります。どちらかよく解りません。ご存知の方がいらしたら、教えてください。

*ここでは、史実であってもなくても問題ではありません。手枷に注目します。

*手枷を嵌めた形が虎形拳の形だった、のが原因ではありません。ここでは、重しが原因です。手が重くなっていたのです。

*すると、腕力だけでは撃てません。勢いは付けられません。体重を浴びせても無駄です。

*ここでも、想像がキーワードです。だから、史実でなくても全く問題ありません。

*これで、手枷足枷の内実が明らかになりました。

*手枷によって手は重くなります。持ち上げるのは前腕の筋肉です。つまり、鷹爪のことです。

*足枷によって足は重くなります。もはや、身体が浮くことはありません。震脚もできません。足首は折れ曲がります。鶏行歩は地に呪われるのです。心意六合拳と形意拳は地に呪われていたのです。

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by tiger-hawk | 2017-12-01 08:45 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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