動物武術の虎鷹拳院日誌

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2017年 12月 04日 ( 1 )

石を抱いて軽く歩く

*「心意六合拳・四把捶の意味はなんですか? 」・・・フジマツ

*「それは爆弾の製造方法を教えるようなものだ。危険過ぎて、初対面の君に答えることはできない。」・・・回族の陳先生

*なんでも質問しなさい、と言われたので質問したのに、と,当時の私はムッとしました。感情がすぐに顔に現れる私です。馬鹿なので芝居はできません。その場の三人の先生にもすぐに伝わりました。・・・今は陳先生の言葉も理解できます。

*四把捶に、サルが石を抱く、という技があります。サルはその石の重さに、つくづく嫌気が差しました。そこで、目の前の相手にぶつけてしまいます。

*この重い石は想像上のものです。すなわち、想うだけで発勁ができてしまいます。これは確かに危険です。

*もちろんこの話しには前提条件が抜けています。

*それは、鶏歩で立つことができること、鶏行歩で歩くことができること、そして鷹爪ができること、の三つの条件です。どれもたいへん難しいことです。

*だからこの話しは、半分ウソともいえます。しかし、半分は本当です。

*心意六合拳と形意拳は、想うこと、なのです。そして、想うことは実現します。もちろん、実現する方向性が間違っている場合は失敗します。

*重い石を抱いているので、沈墜勁や震脚は使えません。そんなことをしたら、重い石を足下に落としてしまいます。足指を骨折してしまいます。

*想うことは「気」ではありません。気とは占いのことです。古代の戦争において、その吉凶を雲の動きから占いました。気の字の上の部分は、雲の流れを表しています。(白川静先生の字源辞典「字統」などによります。) 

*しかし、占いで戦争の行方はわかりません。勝敗は、客観的情勢と主体的力量によって決まります。

*それを無視して、精神論で突撃しても、玉砕するだけです。

*武術も、正しい訓練方法が必要です。しかし、中国ではそれを教えてくれません。それは、整理されていない、という側面もあります。幸い、私の先生たちは、ヒントとなる基本功を教えてくれました。私はそれを整理しただけです。

*心意拳者は、一生、重い石を抱いて歩いて行きます。それは神に背いた罪と罰なのです。悔い改めなさい。あれ? なにか方向が違うな? 失礼いたしました。

*実は、この重い石とは自分の体重のことです。体重を重力に逆らって直立させることはたいへんです。そこで、体重を全身に分散させます。胸、肩、腰、などに分散させます。そうすれば、生活できます。

*その体重をわざわざ、足下の足首に降りさせます。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩なのです。

*そのために、大胸筋の力を抜きます。肩の力を抜きます。腰の力を使いません。

*さらに、鼠蹊部を切り込みます。そして、足首は折り曲がります。指行性一本足になります。するとヒラメ筋が覚醒します。いつもは棒のようなヒラメ筋が目覚めます。

*しかし、石を抱いているので、もはや軽いフットワークはできません。それでも、重い石を抱いていても、軽く歩くのが心意六合拳の鶏行歩なのです。

追伸

坊主さんから高山おかき、いただきました。これ、めっちゃおいしいんです。止まらなくなります。また太ります。どうすればいいのでしょうか? 誰かオセーテ ! 
というわけで、今年最後のライブは、高円寺稲生坐、12月29日(金) 、20:00~22:30、石井明夫&井上ともやす、その後は、年越しライブ稽古、12月31日(日) 22時~0時過ぎ、光が丘公園ゆりの木広場(北口方面、トイレの横の地図看板のある辺り)、参加無料、会員でない人もどうぞ、0時過ぎに解散、初詣へ行きたい人は勝手に行くこと。オラ知らねー、寒いから電気毛布で寝る。

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by tiger-hawk | 2017-12-04 08:01 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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