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虎鷹拳院日誌<虎は爪を顕さず>

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カテゴリ:心意六合*形意

  • 中国のイスラーム思想と文化
    [ 2012-05-21 21:15 ]
  • 鶏歩の時間
    [ 2012-05-20 22:30 ]
  • 青い鳥・その二
    [ 2012-05-19 04:48 ]
  • 青い鳥
    [ 2012-05-18 08:58 ]
  • クソ練習
    [ 2012-05-16 07:57 ]
  • 回族と動物武術
    [ 2012-05-09 00:00 ]
  • 自分の足
    [ 2012-05-03 10:37 ]
  • ウマ
    [ 2012-05-02 06:07 ]
  • ニワトリ
    [ 2012-04-30 21:31 ]
  • 未完成弓歩の失敗
    [ 2012-04-09 10:15 ]

中国のイスラーム思想と文化

*どうして、心意六合拳のような特異な動物武術が、中国に発生したのでしょうか? それが、イスラームを信仰する少数民族の回族に発生したのは、偶然ではないでしょう。

*こんな問題設定は、日本の武術愛好家は全く興味がないでしょうが、思想と文化から理解すると、より深く心意六合拳が肉体化すると、おいらは考えます。興味が無い人は、この記事無視してください。

*武術雑誌などでは触れられていませんが、心意六合拳は漢族に馬鹿にされています。中国人のほとんどは漢族ですから、中国人は心意六合拳を馬鹿にしている、といっても間違いではありません。

*中国にも民族差別は厳然として、存在しています。極端な例としては、トルコ系のウイグル族とチベット族については、民族の絶滅政策を政府として実行しています。これは中華帝国主義の問題なので、民族問題一般とは同列ではありませんけど。しかし、回族についても、一般の中国人は差別しています。(おいらは漢族の女性と結婚した経験があるので、様々な問題を知ることができました。え? 結婚? もういいです。結婚怖いヨ~~)

*心意六合拳については、民族差別と武術差別が絡み合っています。おいらが、漢族武術家の友人に相談したところ、心意六合拳の学習について反対されました。形意拳の三体式ならば問題ないけど、鶏歩はみっともない、というのです。漢族の武術的美学に反する、というわけです。

*もう一つの問題は、上海では心意六合拳はヤクザ・チンピラ拳だと嫌われているということです。これについては、述べたことがあるので、繰り返しません。

*武術は普通、突きと蹴りで構成されていますが、心意六合拳に突き=拳はありません。心意六合拳が拳を名乗るのは、拳=武術という意味で使っているだけで、実際には形容矛盾です。

*動物は拳を作りません。せいぜい、猫パンチくらいですか? アハハ

*鶏形とか猴形とか龍形とか、心意六合拳を創作した人は、想像力に優れています。天才的アーティストです。おいらのような凡人では、思いつきません。

*でも、近年、心意六合拳は震脚&沈墜勁に堕落してしまった例が多いようです。これは、漢族との交流が盛んになったからではないか? とおいらは推測しています。

*さて、思想と文化から心意六合拳に迫ることは、アホのおいらにとっては無謀なのですが、ボチボチやってみます。

*といわけで、今日、本屋を覗いたら、参考書がありました。

*「中国のイスラーム思想と文化」勉誠出版、(著者は13人もいるので、記しません。) 2000円もするので、え? と思いましたが類書が皆無なので、買いました。ちらっと見たところ、文化大革命期のムスリム大虐殺には触れていませんでした。こうした事件についての資料は、中国では出版できません。香港でも、漢族なので無理そうです。

*もっと根本的な資料として、「イスラームから見た世界史」タミム・アンサーリー著、紀伊国屋書店、 この本、以前から知っていましたが、3400円もするので、迷っていました。でも、思い切って購入。

*こうした探求で、技が直接向上するわけもありませんけど、根源的なところで、覚悟ができそうです。少なくても、雰囲気が違ってきます。(おいらはムスリムではありません。自分自身にとっての宗教は、有っても無くても、どうでもいいです。)
by tiger-hawk | 2012-05-21 21:15 | 心意六合*形意 | Comments(10)

鶏歩の時間

*実際、何分間くらい片足で立っていられますか? との質問をもらいました。ありがとうございます。

*では、心意六合拳の師匠から教えられた練習方法を紹介します。これは、現在、虎鷹拳院ではやっていません。どうしてか? は説明します。

*鶏歩の練習方法です。

*低い鶏歩で1分半、立つ。

*高い鶏歩で30秒、休む。

*中程度の鶏歩で1分半、立つ。

*高い鶏歩で30秒、休む。

*足を換えて、同じように繰り返す。

*これはかなりたいへんです。特に、初心者は筋肉量が圧倒的に不足しています。するとどうなるか? 筋肉が不足していると、どうしても膝で立とうとします。すると、膝を痛めます。膝には筋肉がありませんから、無理が掛かります。

*で、おいらより打撃力があるコボクマシーン1号に聞いてみました。すると、中程度で30秒だそうです。30秒立って、足を換えます。

*で、まあ、個人差もありますから、30秒から45秒、あるいは1分、で足を換える、でいいと考えます。足がしびれたら、数歩歩きます。それから、また鶏歩します。

*無理はしないでください。途中でバランスが悪くなったり、足が震えてきたら、即止めます。途中で修正しないでください。修正すると、何処か緊張しますので、悪影響があります。また、そこで修正すると、どんどん悪循環に陥ります。だから、おかしいな? と感じたら、すぐに止めます。

*特に注意することは、上半身で立たない、ことです。上半身は緩めます。上半身を緊張させて、バランスを作ってはいけません。これはよくあることですが、最悪の結果を招きます。

*ここで注意することは、提肛です。尻を収めます。これはかなり難しい。特に半身で提肛すると、尻が出てしまうことがあります。だから、正面を向いて鶏歩してもいいです。特に、初心者は正面鶏歩してください。正面鶏歩なんて、心意六合拳にはありませんけど、練習の過程として有効です。

*つまり、何分間立てるか? という問題設定は必要ありません。正しい姿勢が必要です。

*ほんの僅か、前屈みになると、膝を痛めます。膝に体重が掛かるからです。これは避けてください。姿勢については、練習仲間にチェックしてもらいます。

*なお、鶏歩は順歩で練習します。逆歩は少なめにしてください。逆歩だと、どうしても前足にも体重が掛かります。それと、右利きの人は、左足後ろ足の鶏歩から練習します。右利きの場合、左足のバランスはいいのですが、筋肉は右足より弱い傾向があります。
by tiger-hawk | 2012-05-20 22:30 | 心意六合*形意 | Comments(3)

青い鳥・その二

*わたしたちは幸せになれるでしょうか・・・と森田童子は歌っていましたが、おいらは冷たい人間なので、人のことはどうでもいいんです。そこで、わたしは幸せになれるでしょうか? と悩んでいました。まあ、自分に幸せ感が無ければ、人を幸せにすることもできませんけど。

*武術の才能の欠落しているおいらは、心意六合拳の鶏行歩で、やっと幸せの尻尾を捕まえることができました。すると、宋氏形意拳もできるようになりました。震脚・沈墜勁・十字勁・纏絲勁・推手・化勁・秘伝・伝統思想などに呪縛された中国武術から、逃れられました。さようなら、中国武術、です。もはや、おいらにとって中国武術は、キョンシーやゾンビの世界です。

*拳杯をつぶされたお陰で、北京や台湾などの武術権力からも、日本や世界の武術権力からも、完全に自由になりました。元々、相手にもされていなかったのですけど、社会的繋がりも思想的繋がりも完全に消えました。これは、本当に嬉しいです。(誤解されるかもしれませんが、本心です。)

*中国武術の呪縛から逃亡できたおいらには、幸せ感が現れてきました。人間には、自由が必要です。少なくとも、思想的自由が必要です。今まで、自分で自分を縛っていたのです。まあ、頭が馬鹿だし、経験不足だし、仕方無い面もありました。でも、おいらアホですが、学習能力も少しありました。

*新太極拳<動物太極拳> は、おいらの幸せをみんなにも味わってもらいたい、と願い、考えました。既に、中国のゾンビ太極拳に犯された人々を救うことはできませんけど、これからの人には幸せに成って欲しいと想います。

*映画の中のゾンビの歩き方を観察すると、浮いて沈みます。これはまさに、鶏行歩が克服すべき歩き方です。普通の太極拳も、浮いて沈みます。キョンシーはジャンプするので、やはり着地で沈みます。

*浮いて沈むと、歩きの連続性が消えてしまいます。震脚&沈墜勁が、勁力の連続性を消してしまうのと、同じ現象です。

*え? ゾンビやキョンシーで武術を語るとは、藤松はアホかあ? ハイ、アホです。アハハ

*走り方のきれいな人は、着地しても連続性があります。ところが、自己流で走る人は、連続性がありません。着地で切れてしまうので、見ていると苦しそうです。

*鶏行歩では、連続性が要求されます。走り方と同じようなものですが、それを歩き方で表現しなければなりません。そこが難しいところです。

*歩きの連続性とは、勁力の連続性ということです。太極拳の自称する連綿不断ということです。でも、沈墜勁してしまえば、勁力は切断されてしまいます。つまり、普通の太極拳は、連綿不断ではありません。見せかけ、だけです。でも、普通の太極拳には、歩く思想がありません。だから、無理な要求なのですけど。

*鶏行歩では、連続性だけが要求されるわけではありません。一本足で歩くことが要求されます。これが勁力の源泉となります。一本足で歩くためには、一本足で立つことが前提条件です。つまり、鶏歩が要求されます。
by tiger-hawk | 2012-05-19 04:48 | 心意六合*形意 | Comments(9)

青い鳥

*青い鳥、という童話があります。ちゃんと読んだことはありませんけど(笑) 。
というわけで・・・ウィキより

『青い鳥』(あおいとり、フランス語:L'Oiseau bleu)は、モーリス・メーテルリンク作の童話劇。1908年発表。5幕10場。
2人兄妹のチルチルとミチルが、夢の中で過去や未来の国に幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、結局のところそれは自分達に最も手近なところにある、鳥籠の中にあったという物語。
青い鳥はキジバトがモデルとされることが多いが、キジバトは主にアジアに分布する種であるため、作中の青い鳥は一般的なハト科の鳥と考えた方が妥当である。また、この作品に因み、今の自分は本当の自分ではないと信じ、いつまでも夢を追い続ける人、例えば、理想の職を求めて定職につかず転職を繰り返す人や、理想の医者を求めて受診する医療機関を頻繁に変える人や、理想の結婚相手を追い求めていつまでも実在の相手を拒否し続ける人などのことを青い鳥症候群という。

*これ、日常性への回帰、として、おいらは捉えました。

*中国武術を日本に紹介したM先生は、特別な秘伝を盛んにアピールして、あおり立てました。雑誌もあおり立てました。「秘伝」なんて雑誌もあります。これ、冷静に考えると、凄い名称です(笑) 。でも、年月を過ぎると、そんなものは、はったりだとバレてしまいました。ハリボテの中国武術でした。(今でも信じている人も、たくさんいるみたいですけど・・・ウフフ それを秘伝病患者といい、全国に3000人位いるそうです。)

*秘伝は何のためにあるのか? それは弟子から金を巻き上げるためにあるのです。だから秘伝にもランクがあります。ヒエラルキーがあります。ツカミはオッケー、さらに引っ張ります。たまに「発勁」を見せたりして(笑) 。

*武術を瞑想的なものとして捉える傾向があります。立禅なんて言葉もあります。太極拳なんかは、ヨーガと同じように瞑想と考える人もいます。あるいは、癒し、と捉える人も多いようです。

*武術や太極拳を、瞑想とか癒し、と考えることは、おいらはとても気持ち悪いです。おいらは、即物的な俗人なので、瞑想も癒しも、苦手です。だから、久米仙人に共感します。曾我蕭白の久米仙人です。(ボストン美術館へ行くお金は無いので、画集で我慢しますけど。)

*秘伝もクソクラエ ! 瞑想も癒しも気も風水もクソクラエ !

*心意六合拳をやるならば、ひたすら鶏歩、です。宋氏形意拳をやるならば、ひたすら六合歩、です。瞑想なんかしません。おいら馬鹿なので、瞑想はできません。

*馬鹿なので、さらに馬鹿になって、ひたすら鶏歩、ひたすら六合歩、します。劇的な展開もありません。日常性に回帰します。ご飯を食べるように、夜寝るように、鶏歩&六合歩します。

(癒し、ならばヴィバルディの曲です。全部、同じ曲だア、なんて悪口書いてる評論家もいますけど、アハハ)
by tiger-hawk | 2012-05-18 08:58 | 心意六合*形意 | Comments(2)

クソ練習

*先日、デザインフェスタへ行ったのですが、ショースペースで少林拳みたいなダンスをやっていました。軽快な音楽に乗って、子供からオバチャンまで、カッコ良く少林拳? をやっていました。

*出だしで、映画少林寺のハッハハ、ハッハハ、の音を使っていたので、遠くから、何しているの? と近づいて行ったのです。

*何処かの道場なのかなあ? と思っていたのですけど、よおく見ると、弓歩の後ろ足の踵が浮いてます。突きは決まっているのですけど、弓歩が今一です。でも、しっかり練習しているなあ、と感心しました。しかも先頭のリーダーらしきオバチャンが、しっかり激しく動いています。集団の中頃にはオバアチャンもいて、若い人に負けじと激しく付いて行ってます。

*で、パンフレットを確認したら、「新武道 リズミックカンフー」とありました。なるほど ! 少林拳の道場がデザインフェスタのためにダンスを考案したのではなくて、日頃から、武術風ダンスをしているのです。

*かなり激しい動きなのですが、みんな楽しそうに動いています。観客受けも最高です。

*ボクシングジムやキック・ボクシングジムでも、若い女性向けのコースがあって、ボクササイズとか称しています。少林拳もダンスになったのです。面白いですねえ。

*友人が以前、ボクシングジムのトレーナー(カラダのメンテナンスのほう) をやっていたのですけど、現役のプロボクサーに聞くと、若い女性向けのプログラムのパンチはできないそうです。「別に練習して、やっとできるようになりました」なんて言っている、とのことでした(笑) 。

*虎鷹拳院の宋氏形意拳も心意六合拳も、ひたすら立っている練習がほとんどです。宋氏形意拳ならば、六合歩で立っています。心意六合拳ならば、鶏歩で立っています。初心者にはかなり辛い練習です。ちっともリズミックではありません。趣味とか娯楽とかいうと、ちっとも楽しくありません。

*おいらは、この1秒が糧となる、と想ってやっています。強くなりたかったら、ひたすら六合歩と鶏歩です。特に鶏歩は、ダイレクトにフクラハギに効きます。だから楽しいのですけど、一般の人にとってはクソみたいな練習ですねえ。

*実際、フクラハギを発見するまでは、ちっとも面白くありません。フクラハギを発見すると、オオ ! これかア ! とやっと練習の意味が分かります。それからやっと、楽しくなります。

*だから、フクラハギを発見する前に、多くの人が消えてしまいます。練習の意味も理解できないし、そもそも実感がありません。実感が無いと、実に虚しいものです。いつのまにか来なくなって、ああ辞めたのだなあ、と気付くわけです。

*残念ですけど、仕方ありません。これが震脚&沈墜勁だと、初日から実感があります。たとえできなくても、なんとなく実感があるので、楽しくなります。

*鶏行歩も、浮かず沈まず、なんて難しい要求されても、さっぱり分かりません。ちっとも面白くありません。会費取られて、クソみたいな練習を要求されて、実に馬鹿馬鹿しいものです。

*たいへん申し訳ありません。でも、フクラハギを発見するまで、我慢してください。発見できれば、楽しくなるのですけど・・・

*ひたすら鶏歩、ひたすら六合歩、です。ひたすら鷹爪、です。瞑想なんかクソクラエ !
by tiger-hawk | 2012-05-16 07:57 | 心意六合*形意 | Comments(5)

回族と動物武術

*本屋へ行ったら、「クビライの挑戦」(モンゴルによる世界史の大転回) 杉山正明著、講談社学術文庫、があった。以前、朝日選書から出ていた本が、文庫になったのだ。

*おいら、モンゴル帝国の関係書には、拘りがある。どうしてか? もしも、モンゴル帝国が無かったら、イスラームの人々が中国にたくさん来ることはなかった。当然、回族が形成されることもなかった。すると、心意六合拳も、そこから枝分かれした形意拳も発生することがなかった。

*モンゴル帝国が成立して、ユーラシアが一つになった。イラン・イラクまで、ロシアまで。モンゴルが世界史の流れを変えた。中国文明も儒教的停滞を打破された。そこから、心意六合拳と形意拳が発生した。

*中国人の官による民の差別は凄まじいものがあります。おいらの元奥さんは安徽省武術隊出身です。つまり官武術です。その官武術の立場から、民間武術(いわゆる伝統武術) を徹底的に馬鹿にしていました。これは、日本人には全く理解できないばかりではなく、想像もできないことです。でも、現実です。おいらも、結婚しなければ知らなかった現実でした。つまり、民間武術家は官武術家よりも階級が下です。下の下です。

*ところが、もっと下の階級があります。それは、中国武術を学ぶ日本人です。その中でも、さらに下の階級があります。民間武術を学ぶ日本人です。つまり、四層の階級があります。え? 士農工商かい? アハハ 似たようなものか? (似てませんね。) 

*中国社会で最も差別されるのは、俳優・歌手・芸人といった芸能人です。日本で言えば、河原乞食です。商人も差別される存在ですけど、現代では金持ちが尊敬される存在なので、事情が変りました。大学教授は給料が安いので、誰も尊敬しません。

*民間武術家は日本人を歓迎します。それは国内では差別されているけれど、外国人を教えることで、社会的評価を上げることになるからです。

*さて、おいらは民間武術を学ぶ日本人なので、最低の階級です。この差別的夫婦関係を思想的に打破しようと決意しました。(もちろん、元奥さんは何も知りません。)

*そのために、徹底的に儒教批判を展開しようとしました。毛沢東や中国共産党が何を言おうが、中国の思想は儒教です。儒教は、伝統思想の核心です。日本人は無知ですけど、仏教とか道教とか、その影響力は微々たるものです。

*中華思想の克服のためには、儒教批判が欠かせません。でも、日本人は儒教に興味がありません。中国伝統思想を大切にするかに見える日本人武術愛好家も、実は迷信のレベルで、陰陽五行説や太極図思想を掲げているだけで、理解はしていません。

*拙著「発勁力」には、儒教批判の意図もありましたけど、大幅に削除されたので、成功しませんでした。でも、「遊牧民から見た世界史」杉山正明著、日本経済新聞社、に出会ったら、もう儒教批判をしなくても、間に合うと考えました。モンゴル帝国が、イスラームを招き、回族を形成させ、心意六合拳と形意拳を発生させたのです。それで十分です。

*これで、思想的に中国武術を克服しました。え? それはお前の妄想だ? 妄想でもいいです。

*そこで、動物拳の名称使用を止めます。動物拳だと、中国武術の一つの分野と誤解されてしまいます。これからは動物武術と称します。自己満足でもいいです。動物武術です。

# 動物太極拳の起勢なんですけど、普通の太極拳の起勢は上下動します。これは面白くありません。そこで上下動をやめます。すると、最初の動作をどうするか? 武式太極拳の起勢をパクることにしました。最初に低くなります。そこから、上下動しない起勢の動作をします。これは呼吸法の練習にもなるので、アップのために三回繰り返します。
by tiger-hawk | 2012-05-09 00:00 | 心意六合*形意 | Comments(12)

自分の足

# 自分の足で歩いて、自分の目で見て、自分の頭で考える、これが大事や(梅棹忠夫)

梅棹 わたしは二年いたから、中国のことはよく知っている。それから後も、中国三◯州を全部歩いている。そこまでした人間は、中国人にもほとんどいないと言われたけれど、わたしは全部自分の足で歩いている。向こうで生活していてわかったんやけど、中国というところは日本とぜんぜんちがう。「なんというウソの社会だ」ということや。いまでもその考えは変らない。最近の経済事情でもそうでしょう。食品も見事にウソ。ウソというと聞こえが悪いけれど、要するに「表面の繕い」です。まことしやかに話をこしらえるけれども、それは本当ではない。

小山 梅棹さんは「中国を信用したらアカン」と言ってましたね。

梅棹 いまでもそう思う。しかし、ある意味で人間の深い心の奥にさわっている。人間の心の奥に、おそろしい巨大な悪があるんやな。中国にはそれがある。
・・・・・・「梅棹忠夫 語る」日経プレミアシリーズ

*以前、ミクシィをやっていた頃、形意拳コミュに参加しました。そこで、陰陽五行説なんか迷信だ、と言ったら、集中砲火を浴びました。そこで、さっそく逃げ出しました。とても、論理が通じる連中ではありませんでした。完全に洗脳されています。自分から洗脳されたがっているだけですけど。

*中国伝統思想はゴミ箱へ捨てろ ! と書いたら、武術雑誌から嫌われて原稿載せてもらえなくなりました。読者受け最悪みたいです。中国伝統思想こそは、梅棹先生の言うところの「表面の繕い」です。

*中国武術は中国幻想に支えられてきました。でも、その中国幻想は風前の灯です。中国4000年の幻想は、日本人の誤解です。中国幻想は、自分たちの手で捨てましょう。そして、自分の手足で武術しましょう。

*形意拳の五行拳を語るならば、自分のカラダ体験で語ります。それしかありません。全ての拳譜も捨てましょう。未発見の拳譜? それもどうでもいいです。

*その根拠は何か? おいらは崩拳が撃てます。五行拳が撃てます。それが根拠です。

*どんなに幼稚な言葉でも、自分の言葉で五行拳を表現します。

*心意六合拳も、撃てます。だったら、もう拳譜に支配されることもありません。

*これからは、幼稚ですけど、格好わるいけど、さらに自分のカラダの言葉で語ります。
by tiger-hawk | 2012-05-03 10:37 | 心意六合*形意 | Comments(3)

ウマ

<ウマのたどった道>

*「もしも人間が家畜化し、保護してやらなかったとすれば、おそらくウマは、とっくの昔に絶滅していただろう。」とは、かつて国立科学博物館の動物部長を努められ、我が国哺乳類学の大御所的存在でもある今泉吉典博士のご宣託です。

*進化をもとに動物の世界の栄枯盛衰を眺めてみますと、確かにウマを始めサイ・バクなどの奇蹄類(奇数の蹄を持った分類学上のグループ) が全盛を極めたのは、人類誕生以前に遡るはるかに遠い太古の時代でした。そして、人間と家畜とを除けば、現在はネズミに代表される(げっ歯類) や、ウシ・イノシシ・キリンといった偶数の蹄を持つグループ(偶蹄類) が繁栄している時代とされています。

*こうした動物界における種の変遷は、なにもウマの仲間に限るだけではなく、環境が変るにつれ、それに適応してより進化した種が栄えるというかたちで、いく度となく地球で繰り返されてきました。恐竜から現生の動物へのドラスティックな変遷は、まさにその好例になります。専門的になりすぎますので、詳しいことは省きますが、環境への適応という面から、ウマとウシとの形態を比較してみましょう。

*まず、食性は両種とも草食性ですが、消化効率の面でみるならば、簡単に噛み切っただけの餌をえん下し、一室だけの胃へ送りこむウマよりも、四室に分かれている胃で反芻し、咀嚼するウシのほうが優れています。

*また、走る点についても、力学的にはかつて数本あった指が融合し、一本になったウマの蹄よりも、二本に分かれているウシの蹄は、ダブルジョイント的な役割りを果たすうえ、形質的にも安定していますので、それだけ有利に働くと考えられるのです。

*とするならば、速く走れるのはなにもウマだけの専売特許ではなく、それなりの選抜や訓練をほどこしてやりさえすれば、ウマよりも速く速く走れるウシを作りだすことも不可能ではありません。事実、広い意味でのウシの仲間、アフリカ産のレイヨウ類が、すばらしいスピードの持ち主であることをご存知の人も多いと思われます。

*それはさておき、適者生存の原理にもとづき、ウマなる種の栄枯盛衰を単純化しますと、生きていくためには奇蹄類・偶蹄類とも、同じような環境を必要としますから、草原でまず栄えていたウマたちは、より進化したウシの仲間が棲息地へ侵入してくるにつれて、しだいに滅びざるを得ない運命にあったといえるでしょう。
・・・・・・「干支の動物誌」阿部禎著、技報堂出版

*そうだったんですかあ? いやあ、面白いですねえ。

*それにしても、形意拳の馬形拳も、心意六合拳の馬形拳各種も、よくできています。心意六合拳の馬形拳は種類がたくさんあって、面白いです。特に、蹴りがあります。後ろ蹴りもあります。おいら、後ろ蹴りはヘタクソですけど。

*太極拳の蹴り技は、少林拳の名残みたいなもので、全く不要の役立たずですけど、心意六合拳の蹴り技はそんなことはありません。

*それにしても、太極拳は進化の過程で、なんで蹴り技なんか残したのでしょうか? 過去への郷愁なのでしょうか? え? 余計なお世話だ? ごめんなさい
by tiger-hawk | 2012-05-02 06:07 | 心意六合*形意 | Comments(2)

ニワトリ

*いまでこそ、世界中に九三億羽とも称され、経済動物として他に類をみないほど多く飼育されるようになったニワトリですが、家禽としてのスタートは、肉や卵などの利用を目的に始められたのではなく、闘鶏と時告のためだったとする説が有力です。

*確かに、ニワトリの原産地のひとつでもあるインドで、紀元前二五〇〇年頃から約一〇〇〇年にわたって繁栄したインダス文明の中心地、モヘンジョダロの古代遺跡より発掘された数々の遺物のなかには、家鶏、つまり家禽化したニワトリの骨や粘土像とともに、闘鶏を模した印章がみられます。そして、これらの出土品こそが、世界中で家鶏の存在を示す最古の記録とされているのです。
・・・・・・
*この (ニワトリの祖先といわれる) セキショクヤケイですが、形態的には我が国の天然記念物に指定されている郡上地鶏とそっくりで、並べておこうものなら、ほとんどの人が同じ種類と断言するほどなのです。そして、ジャングルなどのような原生林よりも、人里近くの二次林に好んで棲みついているせいで、人目につきやすいうえ、日の出前と日没前に、彩食や交尾といった行動のピークがあって、その際には雄は烈(はげ) しく鳴くわけですが、それを聞いた人々は、一日の始まりと終わりを知ったと思われます。

*また、セキショクヤケイは一夫多妻性の家族単位で生活し、家族ごとに縄張りを持っていますから、雄は縄張りを守るために闘争本能を強く発達させています。この本能こそ人間がセキショクヤケイに興味を持ち、捕獲しようとする場合の決め手になっていて、囮(おとり) を使いさえすれば比較的簡単に生け捕りできることになります。こうした捕獲の積み重ねが、人々をしてセキショクヤケイを、闘鶏や時告などに利用する動機へ誘ったのでしょう。

*それはそうと、動物どうしを闘わせ、その勝敗によって神意を尋ね、吉凶を占った歴史は古く、闘鶏のルーツもこうした占術に由来すると考えられています。とはいえ、占術を必要とした人々は、多分、富や財産などの意識が芽生えた古代社会で、支配者や有力者となった階層だったと思われますが、やがて闘鶏はその面白さの故に、庶民の間にも娯楽として定着し、交易などにともない、各地へつぎつぎと拡がっていったのでしょう。ちなみに、ニワトリが世界中へ伝搬した最大の理由は、闘鶏のためだったととなえる人がいるほど、闘鶏の持つギャンブル性と残虐さは、古くから人々を魅了してきたのです。

*さて、こうした弊害に気づいた多くの国々で禁止され、最近ではあまり話を聞かれなくなった闘鶏ですが、それを正式なギャンブルとして成立させたのは、他のいろいろな競技と同様に大英帝国でした。ことにも、暴君として名高い一六・一七世紀のヘンリー八世とチャールズ二世は、闘鶏に熱中して細かいルールを定め、王宮内に専用の闘鶏場まで作ったといわれます。そして、この闘鶏のルールは、一八世紀になって近代ボクシングが勃興したとき、そのまま借用するほどよくできていたそうで、体重区分のヘビー・ライト・バンタムなどを始め、現在でもなお闘鶏用語が、そのままボクシングでの専門用語となっている例も珍しくありません。
・・・・・・「干支の動物誌」阿部禎著、技報堂出版

*え? これが心意六合拳や形意拳と関係あるのかあ? まあ、直接関係はありませんけど・・・でも、こうした雑学も楽しいでしょう?

*え? つまらない? まあ、そんなに殺気だって極意を求めても、そんなものはありませんから、楽しくやりましょうよ。
by tiger-hawk | 2012-04-30 21:31 | 心意六合*形意 | Comments(5)

未完成弓歩の失敗

*心意六合拳の鶏行歩を経過分析する中から、未完成弓歩の概念を作りました。でも、未完成弓歩自体は幻です。現実には存在していません。

*未完成弓歩では、前足が浮いています。前足が着地したら、後ろ足が浮いています。だから、未完成弓歩は幻です。

*鶏行歩では、普通の場合、後ろ足の踵が挙がり過ぎます。それで、鶏行歩は失敗です。勁力は消えます。フクラハギは死にます。前足は墜落します。ここは、なかなか自覚できません。なぜなら、生まれてからずうーっと、墜落して歩いてきたからです。

*おいらの場合、前足の浮いた未完成弓歩でも撃てます。現実化した未完成弓歩でも撃てます。でもそれは、鶏歩&鶏行歩が完成しているからです。完成していない人には、無理です。

*鶏行歩は鶏歩で歩きます。途中は、長い鶏歩、となります。これからは、長い鶏歩、として解説してみます。

*実は、鶏行歩を教えていて、未完成弓歩を現実化する人が現れてしまいました。これは、全くの想定外でした。まあ、それでもいいかあ? とも思いましたが、これが壁になってしまいました。

*未完成弓歩を現実化してしまうと、鶏撲食など普通の技(単練法) ができません。ドタドタと墜落してしまいます。

*これは、元々、未完成弓歩が墜落していたからです。でも、外から見ていると、ごまかされてしまいます。

*だから、未完成弓歩の現実化は、これからは厳禁します。おいらの見通しが甘かったのです。ごめんなさい。これからは、鶏歩オンリーにします。

<ハワリンバヤル> モンゴル相撲がやってくる !

5月4日(金祝) ~5日(土祝) 光が丘公園けやき広場 日本最大級のモンゴル祭り

モンゴル相撲大会 モンゴル料理食べ歩き モンゴルメロディー ゲル組み立て体験 他

問/実行委員会・内田 3979・3030

おいらの経験では、モンゴル相撲はかなりの人盛りなので、早めに場所を確保しないと、たいへんです。5日は、大相撲のモンゴル力士もくるかもしれません。以前は朝青龍も来ました。

モンゴル音楽では、モリンホール(馬頭琴) が楽しみです。
by tiger-hawk | 2012-04-09 10:15 | 心意六合*形意 | Comments(5)
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回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物太極拳・虎鷹拳院・指行性勁力・藤松英一


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