動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 248 )

壁を造ります

*「最後は前腕だけで撃つ」とは、前腕の筋肉に意識集中します。つまり、心意六合拳の鷹爪です。

*上腕三頭筋も上腕二頭筋も肩も肩甲骨も、使いません。もちろん、体重移動も使いません。僧帽筋は使いますが、"壁"みたいなものです。無意識に使うので問題にしなくていいです。

*これの元ネタは、宋氏形意拳の龍形基本功です。前腕の外側を張ります。小指側の延長線上です。内側はゆるんでいます。親指側の延長線上です。僧帽筋は"壁"です。

*両側を張ると失敗します。外側だけ張ります。拳も掌も同様です。(これは心意六合拳と宋氏形意拳の場合です。他の流派については知りません。) 

*龍形基本功を応用して、簡単な技を作りました。合気道みたいな難しい技は要りません。これも、前腕の外側を張ります。上手くいかない場合は、両側を張るからです。(この技はフジマツ・オリジナルです。)

*全身の力を統一する、なんてことはしなくていいです。その時に必要な筋肉だけ使います。ブレーキになる筋肉もあります。全身の力を使うと、アクセルとブレーキを同時に踏むようなものです。

*"筋肉ではなく骨を使う"も間違っています。筋肉の全部ではなく、一部を使います。

*正確にいえば、"関節ではなく一部の筋肉を使う"というべきです。

*肘撃ちは肘を使いません。例えば、心意六合拳の蛇行歩や虎抱頭です。

*肩撃ちは肩を使いません。例えば、心意六合拳の熊吊膀や鶏撲食などです。

*拳も掌も、肘や肩を使いません。僧帽筋は"壁"になります。裏方です。

*鉄牛耕地でも、僧帽筋が裏方となります。肩で支えてはいけません。表でも裏でも肩を使いません。肩で支えると"腕立て伏せ"になってしまいます。

*肩甲骨グニャグニャは絶対にやってはいけません。"壁"が崩壊します。裏方の僧帽筋を造ります。

*体幹の表が腹横筋です。体幹の裏が僧帽筋です。この体幹を使って撃ちます。自分を制御して、相手を制御します。宋氏形意拳の龍形基本功となります。

*最前線が前腕となります。僧帽筋が壁となります。後方支援です。
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by tiger-hawk | 2016-07-16 05:57 | 心意六合*形意

内転筋で立つ

*宋氏形意拳の熊の0号は、熊の3号から生まれました。熊の3号は、熊の2号から生まれました。

*熊の2号は、熊の1号と同じでした。そして、熊の基本功の基本構造を解明したのです。

*それは、鼠蹊部の切り込み、と、足首の折りたたみです。この二つの要素で、指行性となりました。すなわち、足指と趾球で立っています。

*鼠蹊部の切り込みと足首の折りたたみは、もう一つの結果をもたらしました。

*それが、内転筋で立つ、ということです。

*熊の0号は、やや広い平行立ちです。つまり、いわゆる馬歩に近い立ち方です。ところが、内転筋で立つので、馬歩とは違います。

*内転筋で立つのは、心意六合拳の弓歩です。これは、心意六合拳の師匠に習いました。

*内転筋で立つことを、太極拳では"円襠"と称します。つまり、太極拳の起勢の姿勢は、内転筋で立つのです。これは、一般的認識とはなっていないようです。

*日本人には馴染みの立ち方で、内転筋で立つ方法があります。それが、相撲の腰割りの立ち方です。あれがそのものずばり、内転筋で立つ方法です。

*内転筋を使わないと、がに股になります。足の親指側で歩くためには、内転筋のバランスが必要となってきます。

*熊の0号は、初心者も勁力を出してしまいます。でもそのままだと打撃戦に使えません。そこから、足も半身にする必要があります。

*というわけで、熊の0号からどちらかの足を前へ出します。すると、心意六合拳の鶏歩になります。

*いいかえると、熊の0号で覚えた鼠蹊部の切り込みと足首の折りたたみを、心意六合拳の鶏歩に生かします。宋氏形意拳の六合歩に生かします。

*すると、心意六合拳の鶏歩の勁力が生まれます。宋氏形意拳の六合歩の勁力が生まれます。

*熊の0号は、心意六合拳の鶏歩の基本功なのです。宋氏形意拳の六合歩の基本功なのです。

*熊の0号により、動物武術の世界は始まります。
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by tiger-hawk | 2016-07-15 06:22 | 心意六合*形意

成功デス ! 熊の0号

(昨日の体育館から)

*久しぶりに桜台体育館で、Sさんと練習です。今日の課題は、足指で歩くこと、と宋氏形意拳・熊の0号です。

*足指で歩くといっても、そんなに難しくありません。前足の足指に体重が載ったのを確認してから、後ろ足を前へ送ります。その時に、つま先を垂らさないようにします。

*地面を蹴ることなく、自分の体重だけを支えます。この歩き方ができると、それだけで撃てます。前足の足指と趾球で立った瞬間に撃ちます。身体が流れないようにしてください。

*Sさん、最初はぎこちなかったけど、だんだん滑らかになりました。

*そして、熊の0号です。これは熊の1号を簡単にしたものです。なるべく手の動きを省いて、その要素だけに特化しました。

*決め手は、鼠蹊部の脇腹からの切り込み、そして、足首の折りたたみ、です。そこから、半身になります。その時、反対側の鼠蹊部が開かないようにします。

*鼠蹊部は、両側で閉じられます。ここがミソです。その0号を徹底的にやりました。Sさん、少し勁力が出て来ました。まだ、最後に肩を緊張させてしまいます。

*最後まで肩を緊張させずに押し切ると、大きな勁力が出ます。足指で立つことが少し曖昧です。そこも注意してください。

*ともかく、超不器用なSさんから勁力を引き出しました。熊の0号、なかなか優秀です。フジマツの最高傑作になりそうです。

*夜は、昔の会員のMさんが遊びに来てくれました。そこで、いろいろとやりました。まずは、質問されたので、武式太極拳の単鞭です。単鞭は放物線を描きます。最後に小さい"落ち"があります。

*武式太極拳はその弓歩が大切です。小さい弓歩なので、後ろ足の下腿三頭筋から大腿二頭筋を伸ばします。この弓歩ができれば、それだけで撃てます。

*そして宋氏形意拳・龍形基本功からの応用技です。これもフジマツ・オリジナルです。

*肩袖を取られた場合、手首を取られた場合、両手首を取られた場合、胸ぐらを取られた場合、など全て龍形基本功で対処します。難しい技は要りません。

*体幹で動くので、強い相手にも対処することができます。実はここがミソです。強い力で締め上げられても、体幹なので対処できます。

*前足の踏み込みも伝授しました。これは文章だと説明が難しいので、またの機会に。これも、足指の使い方にコツがあります。元ネタは、足指で歩く、ということです。つまり、蹠行性から指行性です。

*フニャフニャ鶏歩もやってみました。心意六合拳の鶏歩なんですが、フニャフニャ動かしてみます。それで足首を折り畳みます。すると、心意六合拳・燕子点水が難なく撃てます。しゃがんだり、お辞儀してはいけません。

*そこから、心意六合拳・虎抱頭もやってみました。これも、フニャフニャ鶏歩による足首の折りたたみで撃てます。でも、もう一つ要素が加わります。それは、脇腹の折りたたみです。アコーディオンみたいな感じで、脇腹を折り畳みます。もちろん。パンチング・ミットで練習します。

*最後に、熊の0号です。久しぶりに来たYさんも加わりました。すると、Yさん、あっさりと勁力を出してしまいました。これには、本人もびっくりしていました。私は0号の優秀さに嬉しくなりました。熊の0号、成功です。

*あれだけ苦労していた熊の1号も、熊の0号のお陰で簡単になりました。要点は、鼠蹊部の切り込みと足首の折りたたみです。熊の0号が虎鷹拳院のレッスン0です。始めて間もない人でも、勁力が出てしまいます。いいのかな? 
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by tiger-hawk | 2016-07-14 05:59 | 心意六合*形意

自分を冷たく観察する

*心意六合拳の鷹爪の拳も解りやすく教えることができました。宋氏形意拳の熊の0号も開発しました。

*かなり教え方が上手くなりました。では、今まで何をやっていたのか?

*鷹爪の掌をできるようにしろよ、と思っていました。熊の1号・2号ができるようにしろよ、と思っていました。申し訳ありません。

*できない人の気持ちが解りませんでした。ごめんなさい。

*私は頭が馬鹿です。身体能力も最低です。そんな私が勁力を造れたのだから、誰でもできる、と思い込んでいました。

*ところがそうではありませんでした。確かにフジマツ、人より馬鹿です。人より身体能力が劣っています。(なにしろ若い頃、旋風脚の右足着地ができない。せいぜい両足着地です。二起脚の右足着地はできたけれど、高く跳べない。最低です。) 

*しかし、普通の人には見えない動きが見えてしまいます。着眼点が一般の人と違います。どうしてかは知りませんが、目の付けどころが普通の人とは違います。

*だから、下腿三頭筋も見えてしまいました。大腿直筋も見えてしまいました。勁力も解明してしまいました。基本功の意味と目的も、自然に解読してしまいました。

*普通の人は、筋肉の話しをすると、さっそくその筋肉に力を入れてしまいます。全く自分には信じられない行為なのですが、本当にやってしまいます。相手がおかしいのか? と思うのですが、自分がおかしかったのでしょう。

*腕は体幹の一部、と教えるのですが、相手を押す時、手以外の部分は全て忘れてしまいます。完全に忘れてしまいます。目の前の相手に、心の全てを奪われてしまいます。すると、全身が緊張してしまいます。

*「どうしても力を入れたい病」、というのが普通の人にはあります。これが厄介です。間違いのほとんどは、"力の入れ過ぎ"です。

*どうして? と理解の範疇を越えているのですが、普通の人はそうなんだ、と納得するようにしています。フジマツが特異な変態なんだ、と思うようにしました。

*すると、解りやすい方法も開発できました。

*こんなこと教わらなくてもできたよ、と思うことがたくさんありました。実際、教わらなくてもできてしまいました。その意味も見えてしまいました。

*自分の状況、相手の状況、その場の状況、を冷たく瞬間的に観察します。そして、行動を決定します。そんな訓練をしてみてください。(高校生の頃、それで何度も死地を脱出しました。)

*まずは自分を冷たく観察します。もう一人の自分が自分を観察します。すると、技を覚えるのは簡単です。自分が覚えようとすると、難しくなります。動いている自分を想像します。すると、簡単に覚えられます。

*だから、がんばると駄目なんです。一生懸命にやると駄目なんです。無我夢中にやると失敗します。一生懸命にやる自分を、冷たく観察する自分がいます。

*先生も欠点がたくさんある普通の人間です。先生を特別な存在だと考えてはいけません。まして、神格化してはいけません。達人も普通の人間です。もちろん、私は達人なんかじゃありませんけど。ハイ、アスペルガーの発達障害です。

*冷たく観察します。自分を冷たく観察します。
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by tiger-hawk | 2016-07-13 05:49 | 心意六合*形意

三本の指先と足の指

(昨日の光が丘公園から)

*世の中、いよいよ大日本帝国の復活か? とざわめいていますが、今のところ光が丘公園は平和です。いつまで平和なのかは解りませんが・・・プププ なにしろ光が丘公園、元は陸軍成増飛行場で特攻も出陣したところです。戦後は米軍住宅になりました。ガキの頃、金網の向こうで、めっちゃ太った白人オバチャンが歩いていました。

*オバチャンBが鷹爪の拳をみごとに完成させていました。これは楽しくて笑ってしまいました。上半身も下半身も筋肉貧弱なんですが・・・

*心意六合拳の鷹爪の拳は、鷹爪の掌から造ります。まずは鷹爪です。その感覚を拳に生かします。

*鷹爪の掌は、指の第二関節を広げます。でも、普通の人は第三関節を広げます。すると、肩に直結し肩が緊張してしまいます。でも、なかなか第二関節を使うことができません。

*そこで、鷹爪の掌が未完成でも鷹爪の拳を造れないか? と考えました。

*これは、鷹爪の掌で相手を捉えるところがヒントになりました。相手を捉えるには、三本の指先を使います。

*三本の指とは、人差し指・中指・薬指の三本です。これを広げて、指先を相手に密着させます。密着させるように撃ちます。練習では押してみてください。触れるところは、三本の指先と掌根です。

*これ、鉄牛耕地と同じです。やることはいつも同じなんです。

*鷹爪の拳では、三本の指先を緊張させます。そのまま拳をにぎります。すると手の内に少し空気が入ります。手の甲の皮膚は張ります。そして、前腕の筋肉と直結します。結果として、手首はフラットになります。

*単純に手首をフラットにしても、拳は定まりません。弱い拳になります。強い拳は、三本指の指先から始まります。

*宋氏形意拳の六合歩が辛そうでした。私は六合歩で本を読む、という練習をしていたので、辛い気持ちが解りません。ごめんなさい。3分間ですので、我慢してください。

*足指を使って歩く、という練習をやってみました。足指を使うといっても、特別なことはしません。前足の足指に十分体重が載ったのを確認してから、後ろ足を送り出す、というだけのことです。でも、つま先を垂らしてはいけません。足首は折り畳まれたままです。

*現代日本人は、足指を使って歩かないので、足指が退化しつつあるとのことです。

*この足指が、心意六合拳の三盤落地に繋がります。三盤落地の飢虎撲羊です。宋氏形意拳の崩拳も足指を使って撃ちます。

*足指を使うと、下腿三頭筋に直結します。三本指の指先が前腕の筋肉と直結するのと同じです。後肢(足) と前肢(手) ですから、同じなんです。

*足指を使わないと、大腿直筋に直結し、下腿三頭筋は抜けてしまいます。

*最後は、武式太極拳で終わりました。最初の部分だけです。
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by tiger-hawk | 2016-07-12 00:11 | 心意六合*形意

開かない身体

(昨日の体育館から)

*参議院選挙のため、学校体育館が使えないので、平和台体育館で練習しました。平和台体育館は空調があるため、快適に過ごせました。

*真夏の開進第一中学校体育館では、椅子に座っていた見学者が倒れるという事件が過去ありました。その人はしばらくしたら回復したのですが、二度と現れることはありませんでした。悲劇です。真夏の学校体育館は、ジワジワと体力を奪います。

*虎鷹拳院の練習は、基本功をゆっくりと練習するのが主体なので、そんなに激しい運動はありません。がむしゃらに一生懸命やっても、無駄にヘタクソになります。

*心意六合拳の鶏歩にしても、宋氏形意拳の六合歩にしても、立っているだけの地味な練習です。

*すると、体重98kgのガッシリした人が入会してくれました。もう、大歓迎です。小柄な人は、大きい人を練習相手にすると、ごまかしが効きません。体重を浴びせても無意味です。これから楽しくなります。

*どうして拳に体重を乗せてはいけないのか? と質問されました。それは簡単な理由です。体重を乗せた拳というのは、前のめりになります。前のめりになると、後ろ足の踵は高く挙がります。すると、後ろ足の下腿三頭筋は空っぽになります。

*それでは、足の力を生かせません。後ろ足の裏側の筋肉は全部空っぽです。大腿二頭筋も空っぽです。半腱半膜様筋も空っぽです。内転筋も空っぽです。内側広筋も空っぽです。

*浮いている状態となります。だからといって、地面を蹴ってもいけません。地面を蹴ると、やはり浮いている状態となります。

*だから、心意六合拳の鶏歩は後ろ足の踵を高く挙げてはいけません。地面から離れても低いままです。踵は使わずに、足首が折り畳まれます。すると、下腿三頭筋を生かすことができます。

*その下腿三頭筋も地面を蹴ってはいけません。あくまで、自分の体重を支えるだけです。それ以上の筋力を使ってはいけません。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*下腿三頭筋が地面を蹴ると、後ろ足の大腿直筋に体重移動してしまいます。これでもう浮いた状態になります。

*ウォーキングもランニングも、大腿直筋で地面を蹴って進みます。だから、浮いた状態となります。指行性ランニングになると、見た目も空中を飛んでいます。それを無理矢理に押さえ込むと競歩となります。押さえ込むのも大腿直筋です。

*ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を獲得しました。そして、大腿直筋で地面を蹴って進みます。幼児の歩き方を観察すると、よく解ります。

*しかし、ヒトは足指の親指側で歩くことができます。だから真っ直ぐに歩けます。

*でも、がに股の人は、左右に身体が揺れます。足指の親指側で歩くことができません。

*それはチンパンジーの直立二足歩行です。がに股の人はチンパンジーと同じ歩き方になります。がに股は絶対に治してください。

*心意六合拳の弓歩も、武式太極拳の弓歩も、足の親指側で立ちます。内側へ絞ります。だから、足の裏側の筋肉が使えます。がに股だと、外側広筋が主体となります。内転筋は空っぽになります。

*小指側のエッジで地面を削る、なんて記述された24式太極拳の教科書がありました。それは、がに股弓歩になります。太極拳の円襠とは、がに股になることではありません。それは内転筋でバランスを取るということです。

*一般の太極拳が空中浮遊するのも、がに股弓歩が原因です。それは地面を蹴っているのです。大腿直筋で地面を蹴っているのです。

*後ろ足を内側へ絞ると、鼠蹊部が開くことはありません。鼠蹊部は閉じます。鼠蹊部が開くとは、身体が開くことです。身体が開くとは、身体が回転することです。(回転する熊吊膀があります。もちろん間違いです。)

*身体の回転は避けます。そのために、鼠蹊部は両側から切り込まれて閉じられます。それが心意六合拳の熊吊膀となります。熊の0号です。

*練習は、熊の0号から1号・3号と進みました。最後に龍形基本功で終わりました。

お知らせです。7月30日(土) 19時からの練習は、都知事選挙の影響で学校体育館が使えないため、平和台体育館柔道場で練習します。
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by tiger-hawk | 2016-07-10 06:52 | 心意六合*形意

熊の0号

*宋氏形意拳の熊の1号・2号と龍形基本功は、動物武術の原点です。つまり、それは、心意六合拳の原点でもあります。

*私は伝統武術家ではありません。ですから、歴史的事実に固執するわけではありません。あくまで本質論的に進めます。

*熊の1号から、崩拳が造られたこと。そして、熊の1号と心意六合拳・熊吊膀が全く同じものであったこと。ここから、動物武術は始まりました。

*心意六合拳から形意拳が別れて200年? 日本において、心意六合拳と形意拳が再会したのです。

*しかし、熊の1号と2号の教学はたいへん困難でした。その原因は、力の入れ過ぎです。手の動作があると、どうしても力を入れたいのがヒトの習慣みたいです。

*どうしてあんなに力を入れるのだろう? 私には理解できないことでした。

*手の動作を優先してしまうのは、手が作業するヒトの本能みたいなものでしょうか?

*本当は、体幹の動作を優先すべきなんですが。というか、手は体幹の一部なんですが。

*だったら、手の動作をできるだけ省いて、体幹の動作だけにしてしまえばいい、と考えました。

*そして、ある動作ができました。

*それは、熊の1号と2号の原形みたいな動作でした。

*鼠蹊部の切り込み、前鋸筋から鼠蹊部への切り込みによる半身、膝ではなく足首の折りたたみ、それによる足指と趾球の指行性、下腿三頭筋への体重の下降、提肛(尻を収める) 、などを徹底させます。

*それで、その動作を熊の0号と名付けました。

*これからは、龍形基本功と熊の0号を標準基本功とすることにしました。

*熊の0号は、必然的に0号になりました。成り行き任せなんですが、とても良いネーミングです。自己満足しています。

*もちろん、熊の0号だけで勁力が出ます。でも、すぐに出ない人もいます。そんな人は、力の入れ過ぎです。つまり、がんばればがんばるほど駄目になります。微妙な姿勢なので、正確に実行します。

*一生懸命にやれば成果が出る、というものではありません。がんばればいい、というものではありません。正確さが大切です。

*力の入れ過ぎとは、肩の緊張ということです。肩に力が入ってしまいます。

*ところで、鷹爪は指の第二関節で造ります。ところが、第三関節で造る人がたくさんいます。どうしても第三関節で造りたい、という人が多数派です。そのほうが簡単だからです。安直な方向へ流れます。

*そして、第三関節で鷹爪してしまうと、肩に力が入ってしまいます。第三関節と肩は直結しています。鷹爪は第二関節で造るしかありません。
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by tiger-hawk | 2016-07-09 01:41 | 心意六合*形意

基本功の基本要素

*宋氏形意拳の熊の2号は、宋氏形意拳の横拳の基本功なのですが、それは枝葉末節な問題です。

*熊の2号により、身体の内面から動くことが可能となります。

*それは例えば、陳式太極拳を内面から動かすことに成功します。

*私は若い頃、陳式太極拳を習いました。しかし、それは陳式太極拳の形をなぞっただけのものでした。もちろん、使うことも勁力も、なんにもありませんでした。いわば、塗り絵のような代物でした。

*しかし、ある日、熊の2号で陳式太極拳を動かしてみました。すると、不思議なことに身体の内面から動くことに成功しました。

*私は陳式太極拳をやっていないし、虎鷹拳院の練習科目にもありません。だから、これからも教えることはありません。しかし・・・できてしまいました。

*つまり、熊の2号を、宋氏形意拳の五行拳・十二形拳に適用することにより、内面から動くことが可能となります。さらに、心意六合拳の技に適用することにより、内面から動くことが可能となります。

*宋氏形意拳の崩拳は、熊の1号と2号が合体することにより、はるかに素晴らしい拳ができ上がりました。

*そして、熊の2号は、龍形基本功の中にも隠れていました。というか、龍形基本功の基本要素だったのです。(今頃気付いて、たいへん申し訳ありません。私の場合、気付かなくてもできている、ということがいろいろとあります。ごめんなさい。)

*ところが、この熊の2号、教えることには苦労しました。私は熊の1号も2号も、すぐにできてしまいました。だから、できない人の気持ちが解りませんでした。空気の読めないアホです。

*でも、歳取ってから、私は勁力変態だと理解しました。普通の人と目の付けどころが全く違うのです。同じものを見ても、全く違うものが見えていたのです。

*一時期、熊の1号も2号も教えることをあきらめてしまいました。もはや、日本人には無理だろう、と判断しました。

*しかし、考えてみれば、本場の山西省太谷県にも宋氏形意拳の失敗者が少なくありません。心意六合拳にしたところで、中国人の失敗者は少なくありません。そして、失敗者が先生となっています。

*だから、失敗するのは日本人ばかりでなく、中国人も失敗するのです。

*そこで、熊の2号を簡単にして熊の3号を造りました。それでも、教えるのに苦労します。

*そこでさらに、その基本要素だけを取り出して教えることにしました。

*それは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部への切り込み=体幹の絞り、鼠蹊部の切り込み、腹横筋の横張り、尻を収める、膝ではなく足首を折り畳む、足指と趾球で立つ、などの要素を徹底的に叩き込むというものです。

*もちろん、腰は消します。これがかなり成果を上げています。これからは、この方針で行きます。

*というわけで、最近の虎鷹拳院の練習、なかなか技に行けません。基本功だけで練習が終わります。

*でも、基本功の基本要素を習得した時、全ての技が甦ります。死んでいた技が生き返ります。復活の日はもうすぐです。それは神の力を借りることなく、基本要素の力で生き返るのです。

7月9日 19時からの練習・・・参議院選挙のため、学校体育館が使えません。平和台体育館で練習します。狭いので見学体験はご遠慮ください。

7月11日 13時から光が丘公園で青空練習します。ゆりの木広場近くの芝生広場の端

7月13日(水) 12時30分から、桜台体育館柔道場で臨時練習します。地下鉄有楽町線氷川台駅から歩いて10分位です。開進第一中学校とは逆の出口から、西武池袋線桜台駅方面へ行きます。狭いので見学体験はご遠慮ください。
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by tiger-hawk | 2016-07-08 06:35 | 心意六合*形意

二つの拳スタイル

(昨日の体育館から)

*二種類の拳を練習してみました。一つは、体幹を絞りながら撃つ宋氏形意拳の拳です。もう一つは、体幹を絞りきってから撃つ心意六合拳の拳です。

*体幹の絞り方は、熊の1号で学びます。心意六合拳はあらかじめ体幹を絞ります。したがって、できることが前提になっています。

*そのために、誤解して、胸と肩を使ってしまう先生も現れます。すると、悲惨な熊吊膀となります。

*はじめに熊の1号から学ぶと、そんな間違いは犯しません。私は幸運でした。

*宋氏形意拳の場合・・・相手に当たってから、体幹を絞りながら、前拳を伸ばします。ゆっくり練習してみます。

*心意六合拳の場合・・・相手に当たる瞬間には、もう体幹が絞れています。そこから前拳を伸ばします。

*この違いが、宋氏形意拳の六合歩と心意六合拳の鶏歩の違いとなって現れています。

*鶏歩の場合は、後ろ足の足指から撃つ場合もあれば、前足の足指から撃つ場合もあります。どちらでもできるので、機動力に優れています。

*六合歩の場合は、後ろ足の足指から撃つ場合だけです。

*鶏歩は大きく前足が踏み込んで、その瞬間に撃てます。"前足前手の同着"です。前足の足指から撃ちます。六合歩も、前足前手の同着なのですが、その意味合いが違ってきます。撃つのは、後ろ足の足指からです。

*ここから、心意六合拳の吊歩が生まれます。というわけで、吊歩の練習をしてみました。

*右掌(拳) 右足で撃ち込みます。ガードされます。すかさず、左掌(拳) 左足で撃ち込みます。この時に、吊歩を使います。

*吊歩を使うと、あっさりと相手のガードを解いてしまいます。とても便利です。

*もちろん、ガードを利用して撃ち込む方法もあります。こちらのほうが心意六合拳としては一般的です。どちらも使えるようにしてください。

*まずは熊の1号から学習します。難しい人は、鼠蹊部の切り込みだけ取り出して練習します。
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by tiger-hawk | 2016-07-07 06:27 | 心意六合*形意

搖閂把でぶっ飛ばせ

*昔のことを想いだす。・・・オレを搖閂把でぶっ飛ばせ、ぶっ飛ばさないとこの家から追い出す。・・・と心意六合拳の師匠から怖い顔で言われてしまいました。

*そっそんなこと言われても・・・ホテルに泊まるオカネなんて無いし、そもそもこんな上海郊外の田舎にホテルなんか無いし・・・で、仕方無く思い切り師匠をぶっ飛ばしました。

*といっても当時の自分にしっかりした勁力があるわけでもなし・・・部屋の隅のソファーに押し倒しただけです。

*それでも、その時の感触が参考になりました。

*やっぱりそうした練習をやらなければいけません。太極拳の推手なんか役に立たないし。でも、撃ち合いは怪我するだけだし。

*というわけで、押し飛ばし練習を土曜日にやってみました。最初は、虎撲からです。次回は単把もやってみます。単把は鶏形単把ではなく、猴形単把です。つまり、片手でやります。搖閂把もやってみます。太極拳のロウシツヨウホでもいいです。

*みんな何故か? 遠慮しています。遠慮は無用です。気持ちよくぶっ飛ばしてください。勁力に自信が無くてもやります。私が後ろで受け止めてあげます。体育館にソファーは無いので。

*一歩か二歩位、大きく踏み込んで押し飛ばします。相手との距離も頭の中で計算します。撃つ練習は別にやります。その時はパンチング・ミットで。

*受ける人は弓歩で踏ん張ります。胸を正面に向けます。女性は胸の前で腕をクロスしてください。セクハラにならないように。プププ

*といった具合に楽しく練習しました。これから毎回やることにします。

*相撲のはず押しでもいいです。先日、はず押しができない人がいてショックでした。とても簡単なのに。肩の力を使ってしまうと、はず押しができません。そのハンガー取り払ってください。

*体重浴びせ、寄りかかり発勁、などは論外です。しっかりと弓歩または鶏歩を造ってください。

*でも、やっぱり技術の伴わない人もいますので、特定の人とやることにします。残念ですけど。

*というわけで、月曜日の公園練習で、ちくわさんと少しやってみました。木とぶつかる危ない場面もありましたが、無事終わりました。

*オバチャンAは、姿勢の要領が解ったようで、少し勁力が出て来ました。最後にみんなで武式太極拳です。武式太極拳の弓歩は完全に解ってしまったので、みんなに解説しました。足の裏の筋肉を全部使います。足指の親指側で立ちます。
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by tiger-hawk | 2016-07-05 06:00 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
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