動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 224 )

鶏歩と鶏行歩の真実

*心意六合拳・鶏歩の真実・・・体幹は腹横筋と前鋸筋により、半身となります。

*一般的には、半身を大胸筋と肩で造ります。これが間違いの元となります。このほうが簡単なので、胸と肩に流れやすい。

*これは、龍腰・龍身の無理解から来ています。龍腰・龍身とは、脇の前鋸筋から鼠蹊部へ向けて切り込むことです。このラインを交差するように両側で造ります。形意拳者も心意六合拳者も、これをはっきりと認識していません。中国語の資料でも、曖昧な表現に終始しています。

*唯一、アホのフジマツが世界で初めて明らかにしました。本来は昔から存在しているものなのてすが、明確化されていませんでした。心意六合拳の熊吊膀も、この理解が無いと撃つことはできません。全ての心意六合拳の技に存在しています。全ての宋氏形意拳の技に存在しています。

*心意六合拳の龍盤の姿勢にも現れています。そして、相撲の蹲踞の姿勢にも隠れています。

*ただ、違いもあります。心意六合拳は、はっきりと龍腰の半身を造ってから撃ちます。宋氏形意拳は、龍腰の半身の過程があります。

*それが、心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩の違いとなって現れています。しかし、足の指行性は同じです。根本的な部分は同じです。

*足は本質的に指行性です。それは、"鶏歩"と"鶏行歩"に現れるように、ニワトリの指行性と一本足です。

*その鶏歩の造りは、鼠蹊部の折れ曲がり、膝裏の折れ曲がり、足首の折れ曲がり、の三カ所折れ、となります。

*この三カ所、特に足首が折れ曲がることによって、体重は足首に降りて来ます。しかし、足首は関節なので、体重の負担は下腿三頭筋にかかります。

*これだけのことです。とても単純です。ところが、難しい人もいます。

*それは、ある種の類人猿が、大腿直筋で直立二足歩行したためです。それが後にヒト科となりました。そして、現代のヒトとなりました。そのために、鶏歩でも大腿直筋主導で立ってしまいます。足首が折れ曲がるということが、理解できません。もっと上の大腿直筋で立っているからです。下の下腿三頭筋まで体重が降りて来ません。

*しかし、恐竜から始まって鳥類、そしてニワトリは指行性で二足歩行しました。ネコ科(虎) とイヌ科(狼) も指行性ですが、彼らは四足歩行です。

*ニワトリは二足歩行の指行性です。しかも、ゆっくりと歩く時は一本足時間を長く取ります。

*このニワトリの一本足時間が、ヒトの指行性を出現させました。そのために、鶏歩は、後ろ足の指行性となります。その体重は、後ろ足の下腿三頭筋が主導して支えています。

*しかし、ヒトは大腿直筋主導です。大腿直筋により、蹠行性の二足歩行が確立しました。さらに、がに股のヒトもいます。特に日本人に多いように感じます。がに股のヒトは、外側広筋により、蹠行性の二足歩行をします。

*武術の基礎といわれる馬歩も、外側広筋主導です。したがって、蹠行性となります。そのままの姿勢では、勁力が発生しないので、沈墜勁などの発勁動作が必要となります。

*鶏行歩の真実・・・鶏行歩とは連続する鶏歩のことです。すなわち、鶏歩の足が左右交替します。地面を蹴って歩いているわけではありません。

*特に、大きい鶏歩となり、移動します。大きい鶏歩にすると、鶏歩を維持するのが難しくなりますが、すぐに一本足になるので問題ありません。つまり、より一本足を強調した歩き方となります。

*この一本足状態の時に、既に勁力が発生しています。

*前のめりに歩くと、一本足状態が造れません。一本足状態があったとしても、時間が短過ぎます。つまり、ウォーキングのような前のめり歩行は、勁力の発生を阻害します

*ランニングは、そもそも地面を蹴って跳躍しているので、問題外です。鶏歩と鶏行歩の真実を理解して、勁力を獲得します。
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by tiger-hawk | 2016-06-07 06:57 | 心意六合*形意

肩も腰も無きもの

(昨日の体育館)

*つぶれそうな虎鷹拳院に、見学体験者が二人も来ました。珍しいこともあるものです。

*というわけで、宋氏形意拳の龍形基本功をていねいに教えてみました。

*さらに、熊の1号を詳しく解説して練習。そこから、熊の基本拳を解説してみました。

*心意六合拳の鷹爪も詳しく解説しました。

*関連して、心意六合拳の熊吊膀を紹介してみました。「武術には見えない」とお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます。なにより嬉しい言葉です。

*最後に、心意六合拳の弓歩を練習。それだけでもう時間が無くなりました。

*見学体験者に、「面白かった? 」と聴くと、「面白かった」との返事。それだけで満足しました。

*面白ければ、全て良し。というのが虎鷹拳院の動物武術です。後はなんにもありません。格闘技? 戦闘法? 知りません、そんなもん。プププ

*見学体験者が吹っ飛んでいましたが、事前に打ち合わせました。30円で手を打ちました。プププ

*先週は、カイロプラクターのちくわさんが、Hさんの肩の力が抜けるように治療したけど、元に戻ってました。やはり、本人に治す気持ちが無いと、元の木阿弥です。こればっかりは残念ですけど、仕方ありません。

*肩にハンガーを仕込んだままだと、何をやっても駄目なんですけど、自覚できないみたいです。しばらく、様子見ます。

*でも、来週からは、技の練習もします。とりあえず、形も教えます。心意六合拳の単把などです。また、肩で撃つのだろうけど・・・鷹抓把もやります。

(註) 心意六合拳の熊吊膀は、肩を当てますが、肩を使ってはいけません。体幹を使います。その体幹には尻も含まれます。むしろ、尻が主役だと思ってください。龍形基本功も、熊の1号も、体幹を用います。肩を使ってはいけません。腰を使ってもいけません。肩も腰も、無きものとします。
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by tiger-hawk | 2016-06-05 05:25 | 心意六合*形意

熊の基本拳

*つぶれそうな虎鷹拳院が、最終企画です ! これでつぶれても後悔は無い ! んなことは無い ! 後悔ばかりの人生でございました。申し訳ありません ! 涙が・・・アホやねん ! 

*宋氏形意拳の熊の1号を、そのまんま拳にしてみました。これを熊の基本拳としました。といっても以前からあるものなんですが、みんなにも見せてはいたのですが、できないようなので、積極的に教えることにしました。

*熊の1号は、心意六合拳の熊吊膀と全く同じです。熊吊膀の本質です。そして、崩拳の基本です。

*崩拳の基本ということは、自分で発見しました。心意六合拳の熊吊膀と同じとは、自分で発見しました。まあ、誰でもできることなので、すいません。

*熊の1号により、崩拳が撃てるようになりました。熊の1号により、心意六合拳の熊吊膀が撃てるようになりました。動物武術の原点です。アホのフジマツの原点です。

*見学体験の人にも、教えます。大安売りです。お得です。でも、一回でできるかどうかは・・・あなた次第です。

*たぶん無理だと思うけど、え? 無責任? ハイ、責任は取りません。昔から無責任なんです。そうやって、生き延びてきました。

*まず、多くの人は、肩にハンガーを仕込んでいます。ハンガーを入れたまま生活しています。そのハンガーを取り去る必要があります。これは一日では無理です。一日で取れる人を、素質があると称します。大丈夫です。アホのフジマツも素質なんてありませんでした。しつこいだけです。あきらめなかっただけです。

*三カ所折れ、が必要です。鼠蹊部の折れ、膝裏の折れ、足首の折れ曲がり、の三カ所折れです。

*脇の前鋸筋から鼠蹊部への切り込みが必要です。これを形意拳・心意六合拳では、龍腰・龍身と称します。しかし、その実体を明らかにしたのは、アホのフジマツです。中国の先生も、はっきりとは解説できていません。というよりも、知らない中国人が多いようです。

*これが、閉じた勁力の要です。ですから、開いた勁力=ヒト武術には無用のものです。沈墜勁・十字勁・纏絲勁・震脚などには、不要なものです。開いた勁力の、形意拳・心意六合拳にも無用のものです。つまり、多くの人には、無用なものです。

*これが大きな力=勁力を生み出します。だから、発勁動作は必要ありません。爆発する勁力は要りません。静かな世界です。

*唯一、静かな姿勢の勁力にとって、必要なものです。

*足を尻幅に開いて、平行立ちします。つま先は前方です。三カ所折れ、します。低くしなくていいです。相手の胸に拳を当てます。その時は、正面を向いています。立拳でも平拳でも、お好きにどうぞ。

*そのまま、体幹を切り込みます。体幹の動きに合わせて、拳を少し伸ばします。あくまで、体幹が主導します。拳の伸縮に頼ってはいけません。つまり、体幹が撃ちます。拳が撃つわけではありません。

*腹横筋を左右横へ引っ張ります。腹を腹で持ち上げます。丹田ではなく、ヘソが中心です。

*太極拳のロウシーアオブーも撃てるようになります。拳を掌にするだけです。

*いわゆる中国拳法のように、拳を正中線から撃ち出してはいけません。人体構造に反します。拳は外から内へ向かいます。人体構造に従います。

*しかし、肩には従いません。肩甲骨にも従いません。あくまで、拳は体幹に従います。体幹の拳です。

*それが、心意六合拳の熊吊膀ともなります。

(注) 見学体験は一回だけです。続けたい人は入会が必要です。遠方でなかなか来られない人には、個別特訓します。近距離だけど、仕事で来られない人には別に考慮します。退会はいつでも自由です。
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by tiger-hawk | 2016-06-04 06:21 | 心意六合*形意

肩の呪縛からの解放

*宋氏形意拳の町は、山西省太谷県にあります。その旧市街は時が止まったようで、清朝あるいは中華民国時代のままでした。ですから、映画のロケに使われることもありました。(新市街はコンクリートの街でした。こちらにはほとんど行ったことがありません。)

*路地を入ると、高い塀に囲まれた家が並んでいます。低いところは3m位で高いところは5m位の塀でした。元は農家ですから、中庭があります。練習はその中庭です。

*ですから、とても静かなものです。もちろん、震脚はありません。そして、沈墜勁も十字勁も纏絲勁もありませんでした。ただ、静かなだけです。

*手がかりはありました。それが、龍形基本功と熊の1号・2号でした。そして、指行性の六合歩でした。

*「十二形拳は身法を学ぶ」と宋光華先生に言われました。そのたった一言で、龍形基本功と熊の1号・2号がカギをにぎっていると勝手に直感しました。

*崩拳(五行拳) のカギです。五行拳の根本は崩拳にある、とこれも勝手に直感しました。陰陽五行説は迷信、とはっきりしていたので、いわゆる相生相克の五行拳も迷信です。

*熊の1号は崩拳のことです。熊の2号は横拳のことです。後にこれは合体すると解りました。

*熊の1号は、心意六合拳の熊吊膀その他に相当します。熊の2号は、心意六合拳の龍形裹風その他に相当します。そして、熊吊膀の中にも熊の2号が隠れています。龍形裹風の中にも熊の1号が隠れています。

*熊の1号とは、体幹の縦の絞りです。熊の2号とは、体幹の横の絞りです。縦の絞りの中に横の絞りが含まれています。横の絞りの中に縦の絞りが含まれています。それを自覚するまでにかなりの年数がかかりました。ハイ、アホのフジマツです。

*宋氏形意拳は、その絞りの過程で撃ちます。心意六合拳はしっかりと絞った状態から撃ちます。

*宋氏形意拳には絞りの過程があるので、絞りの基本功が生まれました。それが、熊の1号・2号です。

*心意六合拳はいきなり絞りの完成を求められます。構造としては、心意六合拳のほうが単純です。単純なのですが、いきなりの完成形なので、理解が難しくなります。すると勢いに頼ることになり、全ては崩壊します。

*宋氏形意拳では、絞りの基本功がしっかりとしていないと、失敗します。先生はそんなことを解説してくれません。だから、失敗例が少なくありません。(他の形意拳については無知です。) 

*体幹の絞りが無いと、身体は開いてしまいます。すると、静かな姿勢の勁力は失敗します。

*いいかえると、体幹の絞りを理会していると、五行拳は成功します。心意六合拳も成功します。

*これに気付かせてくれたのは、宋氏形意拳と心意六合拳を学ぶという偶然です。あるいは武術の才能も素質も欠落したフジマツを、神様が哀れんでくれたのかもしれません。無宗教なんですが。プププ

*というわけで、熊の1号から教えるのですが、肩が勝手に動くという現象に悩まされました。肩・脇・尻が一体化する、ということの理会が難しいようでした。

*鉄牛耕地でも、肩が勝手に支える、という現象に悩まされました。

*拳・掌も、肩が勝手に撃つ、という現象に悩まされました。

*肩の呪縛を解くには、脇で撃つ、ということを理会しなければなりません。脇とは前鋸筋のことです。その脇の根底には腹横筋があります。つまり、呼吸法を体得する必要があります。

*そして、腹横筋と前鋸筋で重ね餅のような体幹を造ります。肩の呪縛から解放されます。
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by tiger-hawk | 2016-06-03 05:56 | 心意六合*形意

身体のバランスを整えます

(昨日の体育館から)

*五行拳(宋氏形意拳) をやろう、とのちくわさんの提案で、熊の1号・2号・3号をやってみました。

*五行拳の形は既に教えてあるので、根本的なところから再構築です。熊の基本功ができれば、五行拳は完成します。

*熊の1号・2号・3号は、体幹の絞り(龍腰・龍身) のことです。心意六合拳の熊吊膀と同じことです。

*宋氏形意拳と心意六合拳の違いは、体幹の絞りのタイミングです。

*心意六合拳は体幹の絞りが完成した時点から撃ちます。宋氏形意拳は体幹の絞りの過程があります。絞りながら撃ちます。

*どちらが単純かというと、完成させてから撃つ心意六合拳のほうが単純で簡単です。

*でも、そこに落とし穴があります。体幹の絞りを学習する過程が欠落しています。いきなり心意六合拳の熊吊膀をやると、身体が回転してしまいます。すると、身体が開いてしまいます。それは、鼠蹊部の開きとして、具体化します。

*あるいは、体幹の絞りの一方通行です。身体が回転してしまうと、片方だけ絞る結果となります。もう片方の鼠蹊部は開いてしまいます。

*その結果、姿勢勁力は崩壊します。姿勢=バランス、ということです。バランスが崩れてしまいます。

*そこで、勢いでごまかすことになります。ますます、勁力から遠ざかります。勢いがあると、迫力が出ていかにも強そうですが、そこに姿勢勁力は存在しません。

*心意六合拳に助走は必要ありません。鶏行歩は助走ではありません。鶏行歩は、鶏歩の足が交替するだけです。

*助走すると、それだけで身体は浮いてしまいます。浮いてしまえば、勁力は存在しません。

*そのために、宋氏形意拳の五行拳は、徹底して六合歩の定歩で練習します。歩くことを放棄します。そして、体幹の絞りを徹底させます。それが、熊の1号・2号・3号となります。

*足は地に呪われています。だから、地を蹴ることがありません。足は地に吸い付いています。それも、趾球と足指が地に吸い付いています。肉球が地に吸い付いています。

*そして、体幹は絞られます。そして、前腕の筋肉で撃ちます。掌&拳は、前腕の筋肉そのものです。決して、手首を使ってはいけません。手首に負担させてはいけません。前腕の筋肉が支えます。鉄牛耕地も同様です。

*同様に、肩で支えてはいけません。肩に負担させてはいけません。腹と脇と背中で支えます。すなわち、腹横筋と前鋸筋と背中の僧帽筋で支えます。

*それが、動物武術の体幹となります。この体幹を絞ります。それが動物武術の打撃となります。

*体幹の絞りとは、脇の前鋸筋から鼠蹊部へ向かって切り込みます。同時に、尻を出してはいけません。尻は納めます。すなわち、提肛です。

*だから、腰を伸ばしてはいけません。腰はゆるめてしまいます。もちろん、猫背になってもいけません。体幹は、前鋸筋と腹横筋と腹直筋と僧帽筋で立てます。

*特に前鋸筋が大切です。前鋸筋を使えば、大胸筋を使わずに済みます。すなわち、胸を張らずに体幹が立ちます。肩を使うこともありません。

*手首・肩・胸・腰、を使うことが避けられます。

*手首ではなく、前腕の筋肉です。肩ではなく、背中の僧帽筋です。胸ではなく、前鋸筋です。代わりのものを用意してあげます。

*それが平起平落の鉄牛耕地です。腕立て伏せは、最初から肩が尖っています。肩甲骨が出ています。だから、肩立て伏せです。

*腕立て伏せは、身体のバランスを狂わせます。鉄牛耕地は、身体のバランスを整えます。

*その身体を絞ります。それが打撃となります。だから、閉じた勁力となります。身体を開くことはありません。
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by tiger-hawk | 2016-06-02 05:26 | 心意六合*形意

実は脇で撃ちます

*私には格闘技の才能も武術の素質も欠落しています。これは生まれつきなので、どうしようもない。そこで、勁力を追求しました。

*もしも格闘技の才能がある人だったら、それでもう十分です。格闘技に勁力なんか要りませんから。

*ただ、私は心意六合拳を始めて一年過ぎてから、勁力が出て来ました。だから、普通の人もその位で勁力ができるだろうと考えていました。これは、私の大きな勘違いでした。申し訳ありません。

*宋氏形意拳の熊の1号も、教えてみたら、なかなかできないのであきらめてしまいました。熊の2号となると、絶望的でした。そうなると、宋氏形意拳の五行拳は絶望的です。

*心意六合拳の鶏行歩は、できたと思ったら、次週には駄目になっていました。とっても不思議でした。それでイライラしてしまい、ごめんなさい。微妙な違いなので、自覚できないようでした。

*結局、ヒトは大腿直筋で歩きます。それは大腿直筋で直立二足歩行を始めたからです。だから、ランニングもウォーキングも、大腿直筋主導です。がに股の人は外側広筋主導になります。馬歩も外側広筋主導です。

*私は下腿三頭筋主導にすんなり移行できました。私はモノマネが上手いんです。それも、本質的モノマネです。どうも着眼点が他の人とは違うようです。

*みなさんは、一生懸命に欠点を探します。そして、その欠点に本質を見ようとします。

*私は欠点には目を瞑ります。見て見ぬフリです。そして、本質を探します。だから、武式太極拳の本質も簡単に見つけました。もちろん、宋氏形意拳と心意六合拳の経験が効果的でしたけど。

*中国では、宋氏形意拳の失敗者も観察しました。心意六合拳の失敗者も観察しました。どちらも浮いていました。下腿三頭筋に体重が降りていませんでした。大腿直筋で歩いています。

*武式太極拳では、失敗者がたくさんいました。どうも僑松茂先生は教える気が無いようでした。でも私は部外者でしたので、どうでも良かったのですけど。

*病気してからは、動物学に興味が湧きました。すると、動物の歩き方は様々だと知りました。ニワトリ(鳥類) や恐竜は指行性でした。ネコ科(虎) も指行性でした。ヒトは蹠行性でした。(蹄行性もあります。羊さん山羊さんやバレリーナは蹄行性です。) 

*鶏歩と鶏行歩は指行性でした。心意六合拳の弓歩も指行性でした。ヒト本来の蹠行性では勁力が出ません。だから、沈墜勁などの発勁動作が必要となります。

*蹠行性のヒトも、階段を下る時は指行性になります。階段を登る時は蹠行性です。(面白いので、やってみてください。) 以前、鶏行歩は平地で下り運動をする、と直感しましたが、正しかったのです。下り運動なので、地面を蹴る必要がありません。重力と体重に任せます。

*前のめりとは違います。前のめりとは、実は地面を蹴っているのです。もちろん、本人は気がつきません。重力活用法としては、このほうがコストは優秀なんですけど。(筋肉が弱ったお年寄りの歩き方です。) 

*心意六合拳の鶏歩の意味が、はっきりと解りました。しかし、私の鶏行歩を見ると、踵も使っているではないか、と疑問を持たれました。やっぱり、表面的にしか動作を見ることができないのです。とても残念ですが、まあ普通の人は、そんなものでしょう。

*後ろ足勁力のネーミングは失敗でした。普通の人は後ろ足というと、後ろ足の大腿直筋しか思い浮かべません。蹠行性なので、当然そうなります。下腿三頭筋は忘れ去られています。

*しかも、通常、足首が折れ曲がることはありません。そのために、足指に体重がかかりません。すると、下腿三頭筋が覚醒することはありません。

*鶏行歩を低く歩くのは、足首が折れ曲がることを期待しているからです。ところが、地面を蹴ってしまうと、大腿直筋で歩く結果となります。馬歩の変形みたいなものです。

*しかも、がんばるとヒトは地面を蹴ってしまいます。だから鶏行歩はがんばってはいけません。体重と重力に任せてしまいます。ここが理解の難しいところです。武術らしくない、ので承服できないようです。

*別に武術らしくないとしても、私は一向に構わないのですが。そもそも、心意六合拳は武術らしくありません。中国人でも笑う人がいます。虎抱頭とか熊吊膀とか、それ武術? なんて動作です。しかし、武術らしくやると勁力的には失敗します。

*沈墜勁などの発勁動作で、体重を瞬間的に増やす必要もありません。そのままの体重でいいんです。4kgの鈍器でヒトを殴れば死んでしまいます。腕の重さは約4kgだそうです。

*ところが、肩に力が入っていると腕は軽くなります。体幹も軽くなります。勁力は死にます。

*そこで、肩の力を抜く必要があります。でも、肩の代わりのものを造らなければいけません。それが前鋸筋なのです。前鋸筋が大きいほうが効果的ですが、実は普通に勁力を出すには、そのままの前鋸筋でも間に合います。

*要するに、そのままの前鋸筋が覚醒すればいいのです。実用としてはそれで間に合います。

*そこで、心意六合拳の鷹抓把や搖閂把が重要となってきます。鷹抓把や搖閂把は、腕の伸縮が全く無い代表的な技です。で、何処を使うかというと、脇なのです。脇の前鋸筋なんです。そこで、腕を支えます。すくい投げも、脇で投げます。

*パンチ・キックの応酬ではない闘い方が心意六合拳にはあります。現象的には腕の打撃なんですが、実は脇で撃ちます。実際に脇で撃つ技もあります。それを支えるのは指行性です。

*そして、それがディフェンスにもなります。しかし、勁力が無いとディフェンスにはなりません。ディフェンスができないと、闘うことはできません。典型的なのが、鷹抓把や搖閂把です。
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by tiger-hawk | 2016-06-01 06:25 | 心意六合*形意

口と腹は連動する

*力ではなく気だ ! ・・・という先生の気持ち、解らなくは無いです。もちろん賛成できませんけど。でも、気は気持ちですから、そこを突っ走るとおかしな方向へ行きます。

*ニホンオオカミを求めて、ニホンオオカミ復活プロジェクト・・・という文言に魅かれて、SterPeople 58号という雑誌を買ってみました。そしたら、実体のオオカミではなく、亡霊のオオカミを復活させるという内容でした。スピルチュアル・マガジンとあったので、元々、亡霊雑誌だったのです。

*買う奴(私) が馬鹿なのですが、スピリチュアルとか、サイキックとか、覚醒ワークのスペシャリストとか、ヒーラーとか、悟りのマスターとか、女神のヒーリングとか、みんな亡霊です。それだけは解りました(笑) 。

*神様たち、体幹が貧弱なんです。動物武術をやって良かったなあ、と思います。心意六合拳の師匠に排打功でボロボロにされて良かったなあ、と思います。排打功が私のヒーリングですね。プププ

*でも、心不全はヤバいです(笑) 。胸に空洞が広がってきます。そこから、エネルギーがどんどん放出されていくようです。そして、動けなくなります(笑) 。

*退院してから、鉄牛耕地を再開しました。前鋸筋への刺激が心臓に良い影響を与えた、と勝手に解釈しています。

*最近は、前鋸筋が発達して、脇の締まりが悪くなりました。するとますます、肩の力が抜けました。肩に頼らず、前鋸筋に頼ることになりました。肩の代わりのものができました。平起平落の一本足鉄牛耕地だけにしたら、効果的でした。

*腕立て伏せは、肩立て伏せになってしまいます。そもそも前鋸筋が弱いので、使えない。前鋸筋を使う習慣も無い。すると、肩を使うしか無くなる。悪循環です。

*悪循環を断ち切るには、勇気だけでは駄目です。あきらめる心が必要です。肩を使うことをあきらめることです。すると、腹筋君たちと前鋸筋を使う結果となります。何処かで代わりのものを用意しなければなりません。そこは身体が勝手にやってくれます。頼みもしないのに(笑) 。

*空手経験者に聴いたら、やはり肩甲骨を使うそうです。びっくりしました。まあ、空手にもいろいろな流派があるので、一律には言えないでしょうけど。

*また、ある見学者が胸を張っているので、注意したら、空手ではそのように教わるそうです。

*いわゆる中国拳法では、含胸拔背と称して、胸を縮めます。沈肩墜肘と称して、肘と肩を縮めます。

*宋氏形意拳では、胸を張ることはありません。胸を縮めることもありません。肘と肩を縮めることもありません。そもそも、胸を使いません。心意六合拳も同様です。

*その結果、私の大胸筋はペラペラのままです。心意六合拳の師匠に、大胸筋は使わなくていい、と言われたのでそれに従っています。

*で、まず何を使うかというと、腹横筋です。心意六合拳の雷声です。雷声のイーの音は、口を横へ広げます。口だけでなく、腹も横へ引っ張るのです。口と腹は連動するのです。食事と同じです。プププ 言い方を変えると、呼吸と腹は連動します。これが腹式呼吸法です。

*逆腹式呼吸法は、食べたものが逆流します。ゲロ呼吸法です。プププ 逆腹式呼吸法を提唱する武術家は、ゲロ武術家ということになります。え? 逃げろ~~

*腹直筋は腹横筋に従います。そして、前鋸筋と腹斜筋です。これを心意六合拳の起勢で用います。鶏歩で用います。

*でも、姿勢の形だけでは駄目です。姿勢を造る筋肉を造る必要があります。それが腕立て伏せならぬ腹立て伏せ(鉄牛耕地) です。

*腹で身体を立てるようにします。腹で身体を持ち上げます。低く成る時は、前腕の筋肉と腹で支えます。

*腹で身体を持ち上げるといっても、実際には前鋸筋も使う結果となります。前鋸筋に助けてもらいます。前鋸筋は勝手にやってくれます。
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by tiger-hawk | 2016-05-31 08:40 | 心意六合*形意

腹で腹を持ち上げる

*土曜日曜と遠方から友達が来て、いっしょに練習しました。今回の友達は初対面でしたが、楽しく練習できました。その内容を簡単に書いてみます。

*宋氏形意拳の龍形基本功・・・肩と脇腹と尻を一体化して動かす。脇腹主導ですが、決して身体を捻ってはいけません。腹横筋を横へ引っ張ります。ヘソが中心となります。腰の動きは消します。腰を無きものとします。尻も体幹の重要な構成部分となります。鼠蹊部は切り込まれます。(友達は不思議な感覚、と言ってました。自分はこれが普通なんですけど。)

*熊の1号・・・脇の前鋸筋から鼠蹊部へ向かって切り込みます。尻は収めます(提肛) 。肩と胸を使ってはいけません。この肩と胸に関しては、全ての動作に共通します。鼠蹊部の切り込みも、全ての動作に共通します。

*熊の3号・・・これは、宋氏形意拳の横拳です。熊の2号をやさしくしてみました。脇腹が左右、半回転します。これで相手を捉えます。熊の3号をやってみて、相撲の押しも完全に理解できました。自分よりも重い相手を楽々と押せます。

*例えば、蹲踞の姿勢では、鼠蹊部の切り込みと提肛(尻を収める) ができています。そのままゆっくりと立ち上がります。これ、横綱の土俵入りです。そのまま、やや半身になり押します。動物武術の場合は、完全に半身となります。

*熊の2号・・・脇腹の半回転を完全に実行します。熊の3号の半回転は少し回転不足です。腹横筋の腹圧を高めます。

*心意六合拳の弓歩・・・大きい歩幅で、内転筋に体重が掛かるようにします。後ろ足は下腿三頭筋から内側へ絞ります。体幹は脇腹からやや外側へ絞ります。逆方向となります。いわゆる雑巾絞りです。これだけで勁力が出ます。撃つのは、前腕だけとなります。いわゆる鷹爪です。

*心意六合拳の鶏歩・・・小さい歩幅で、後ろ足の下腿三頭筋に体重が降りて来るようにします。この自分の体重がそのまま勁力となります。体重移動は厳禁です。体重移動すると、姿勢は崩れます。すると、姿勢の勁力も崩れてしまいます。もはや、撃つことはできません。

*宋氏形意拳の六合歩・・・鶏歩よりは少し歩幅を大きくします。後ろ足はやや外に開きます。最初は、後ろ足の内側広筋に体重を降ろします。そこから後ろへ後退します。すると、後ろ足の下腿三頭筋に座る結果となります。後ろ足の下腿三頭筋が、椅子そのものとなります。これが空気椅子の正体です。椅子に座ってリラックスしてください。

*心意六合拳の虎撲、鶏撲食、鶏形単把・・・たくさんやっても混乱するので、技はこの三つだけです。単把は、吊歩でやりました。

*最後に体育館の更衣室で、呼吸法をやってみたら、見事、できました。これ、腹横筋をヘソを中心にして、横へ引っ張ります。これだけだと解らないので、家伝の秘密の秘訣を伝授しました。「腹で腹を持ち上げる」です。すると、前鋸筋も使えます。胸と肩はユルユルです。

*鉄牛耕地の腹と同じです。鉄牛耕地の場合、腹で身体を持ち上げます。立ってやる時は、腹で腹(と体幹) を持ち上げます。これ、私が開発しました。え? 家伝の秘密の秘訣? もちろん、ウソです。私が解明した呼吸法です。プププ 逃げろ~~

*なお、全国の知らない友達のみなさんにも、ゆる~~い特訓を差し上げます。遠慮なく、連絡ください。インチキ・フジマツ、いつでもお待ちしています。
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by tiger-hawk | 2016-05-30 05:16 | 心意六合*形意

足指は何処?

(昨日の体育館から)

*サンダーさんと練習なのですが、まだ来ないので、来てくれたwさんと練習。宋氏形意拳の龍形基本功を応用した制圧法を伝授。胸ぐらの場合、肩袖の場合、片手の場合、両手の場合、などです。私のオリジナル? です。

*逆技は使いません。体力差がある場合、逆技は掛からないので、止めました。合気道家に聴いたら、小さく当て身を入れるそうですが、それもなんだかなあー、と気に入りません(笑) 。そこで、龍形基本功そのままでやることにしました。現在のお気に入りです(笑) 。

*サンダーさんも来たので、昨日の太極拳のロウシツヨウホを伝授しました。もちろん、手首発勁も、肩甲骨発勁も、寄りかかり発勁も、使いません。

*腕の伸縮を消して、体幹の動きで撃ちます。武式太極拳のロウシツヨウホをさらに改良しました。ロウシツヨウホから、拳の動きも教えました。腕の伸縮に頼ってはいけません。というか、使いません。体幹で撃ちます。

*実はこれも宋氏形意拳の龍形基本功の応用です。それに熊の1号も入っています。腹横筋と前鋸筋の動きが大切です。二段重ねの体幹を造ります。

*相手の捉え方がヘタクソなので、どうやって相手を捉えるかを伝授してみました。これは、心意六合拳の単把の応用です。もちろん、私は習ったことがありません。でもどういうわけか、できてしまったので、できない人を理解できませんでした。今は反省して教えることにしました。

*それから、心意六合拳の虎撲を活歩で教えてみました。ところが、サンダーさんが全く覚えられません。ナンデヤネン ! だんだんイライラしてきまた。そこで、足だけやってもらいました。

*すると、心意六合拳の弓歩が全くできないことが判明しました。どうしてできないのか? 足指も趾球も全く使えないのです。

*趾球に体重を載せることができません。足指に体重を載せることができません。鶏歩ができないのも、これが原因でした。

*さらに根本的な原因が解りました。日常歩行で、足指で歩けないのです。趾球も使えません。どういうわけか、二歳児の幼児のような歩き方しかできません。

*これでは、鶏歩も弓歩もできません。これは日常歩行から変えていくしかありません。本人はその重大さに気付いてはいないようです。でも、日常歩行を変えない限り、進歩はあり得ません。足指と趾球の神経も、たいへん弱いようです。脳まで届きません。

*wさんは弓歩で勁力が出せるようになりました。もちろん、弓歩そのものができないサンダーさんは駄目です。足指を使って歩く練習をしてください。

*足指が使えないので、足首も折れ曲がりません。足首が折れ曲がらないので、下腿三頭筋に体重が降りることも永遠にありません。日常歩行を変えてください。涙のお願いです。

*まずは大きく歩くことから始めてください。そして、足指を使って歩きましょう。

*というわけで、サンダーさんとの練習で疲労困憊になりました。プププ 逃げろ~~
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by tiger-hawk | 2016-05-27 06:39 | 心意六合*形意

龍=ワニから虎鷹へ変態

*心意六合拳は十種の動物の生態で構成されています。ところが、ここに一つだけ想像上の動物がいます。それが龍です。

*心意六合拳と形意拳では、大切な身法として、龍腰があります。龍腰はしばしば龍身とも称されます。

*龍とは何か? 不思議な存在です。中国では、俗に"小龍"といえば"蛇"のことです。となると、龍腰=龍身とは、蛇のようにくねくねと腰を動かすことなのか? 

*ところが、心意六合拳の蛇撥草の技を見てみると、くねくねなんかしていません。体幹は脇腹で統一されています。腰は消えています。(蛇撥草とは、蛇が草むらを滑るように移動する様を表現しています。)

*心意六合拳の蛇行歩は、肘撃ちなんですが、肘と体幹は一体化しています。いわゆるムエタイの肘撃ちとは全く違います。(虎抱頭では、肘と頭と体幹が一体化しています。)

*以前、龍とは蛇から想像上で進化した動物だと考えていました。ところが、実際の動作とは合いません。蛇形拳もくねくねしていません。

*龍腰=龍身を解明してみたら、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向けて切り込むラインのことでした。だから、龍腰=龍身とは体幹を絞ることです。

*これを表現しているのが、心意六合拳の熊吊膀と蛇形挿把です。熊吊膀とは順歩で、蛇形挿把とは逆歩になります。どちらも身体を閉じます。

*閉じる勁力の要となります。それが体幹の絞り=龍腰・龍身でした。いわゆる十字勁とは真逆の世界です。十字勁とは開く身体・開く勁力のことです。つまり、ヒト武術とは開く勁力となります。

*宋氏形意拳の五行拳も閉じる身体・閉じる勁力となります。そのために、熊の1号と2号の基本功があります。この熊の1号と2号が、絞る体幹・閉じる勁力の根幹となります。

*後に、龍とは蛇が想像上進化したものではなく、古代ワニの化石から想像されたものだと解りました。ワニ学者の説です。確かに、龍の顔・頭部を見るとワニにそっくりです。身体は空を飛ぶために長く伸ばされていますが。私たちは空を飛ぶことはできないので、そこは無視してもいいでしょう。

*むしろ、心意六合拳と形意拳は地に呪われた武術です。大地から生まれて、大地に呪われて、やがて大地に帰ります。

*となると、ワニの体幹を造る必要があります。それが、平起平落の鉄牛耕地です。ワニの体幹は、ヒトの腹横筋・腹斜筋・前鋸筋で造ります。(腹直筋は腹横筋に連動します。) 

*前腕は前鋸筋と直結させます。それが鷹爪となります。

*鷹爪=前腕の筋肉ーー龍腰・龍身=体幹の絞りーー鶏歩・六合歩=ニワトリの一本足と指行性、と身体は構成されます。

*前腕の筋肉=鷹爪と下腿三頭筋=指行性は、四足歩行動物だとすると同じものです。ここに、ヒトは虎鷹に変態します。

*様々な動物の精霊に導かれて、ヒトは虎鷹へ変態します。
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by tiger-hawk | 2016-05-24 05:02 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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