動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 198 )

腕力ではなく体幹力

少なくとも今まで経験した打撃が高威力になったもの、延長線上にあるものと思っていました。受けてみると、今まで経験したことのないものでしたが。

*という感想をいただきました。感想ありがとうございます。

*これは、肩の力、胸の力、上腕の力を抜くとできます。大胸筋はもちろん、上腕三頭筋も上腕二頭筋も使いません。

*でも、これだけでは説明不足となります。

*もちろん、使う筋肉もあります。気で撃つわけではありませんから。

*前腕の筋肉を使います。鷹爪のことです。前鋸筋、腹横筋も使います。さらに、腹直筋と腹斜筋も使います。そして、背中の僧帽筋も使います。

*これは何を意味するかというと、宋氏形意拳の龍形基本功の体幹のことです。

*そして、これらの筋肉を覚醒させるために、心意六合拳の鉄牛耕地を実行します。

*つまり、腕力に頼ることなく、体幹力を造ります。

*体幹力が基礎となります。(解りやすくするために、足についてはここでは触れていません。)

*上腕三頭筋については、撃つ時には使いませんが、撃った直後には使います。つまり、相手の身体からの反動の衝撃に耐えるために使います。上腕三頭筋も鉄牛耕地で造ることができます。

*上腕二頭筋は打撃には使いません。打撃に上腕二頭筋を使うとブレーキになってしまいます。

*上腕二頭筋は、相手をつかんで引き寄せる時に使います。ですから、柔道や相撲には大切です。

*心意六合拳では、出した手を空で戻してはいけない、と教えます。出した手は、相手の衣服や皮膚や頭髪をつかんで戻します。頭髪の無い人の場合は、耳です。

*でも多用はしません。つかみには頼りません。心意六合拳にも投げがありますが、つかんで投げるというよりも、相手のバランスを崩して倒します。どちらかというと、タックルに近いものです。

*それらの投げは、猴形と燕形にあります。熊形にもあります。私はなぜか、一回で習得してしまいました。まあ、先生も一回しか教えてくれませんでしたけど。

*さて、腕力ではなく体幹力ということは、拳は射出するものではなく、体幹を構成するものとなります。

*腕は体幹の一部となります。これが、心意六合拳の単把、宋氏形意拳の崩拳の基礎構造となります。

*射出しない拳は、心意六合拳と宋氏形意拳の馬形拳となります。

*心意六合拳の熊吊膀は、肩を当てますが、肩を使いません。中には肩を使う=肩を出す中国人先生もいますが、大間違いです。効果的な打撃にはならず、肩を脱臼する危険性があります。

*前腕の筋肉は前鋸筋と直結させます。前腕の筋肉と前鋸筋が繋がっているわけではありません。そのような姿勢を造るわけです。それが、龍形基本功というわけです。心意六合拳の虎撲というわけです。

*それを腹で支えます。腹横筋です。さらに、腹直筋と腹斜筋で補助します。背中からは僧帽筋で支えます。

*これらは、基本功の練習の結果です。結果的に筋肉の使い分けができます。いわゆる筋トレでは難しいと思います。筋トレやったことがないので、なんとも言えませんが。(すいません) 

*腕力に頼らず体幹力というわけで、厳密にいうと、動物武術に突きはありません。今まで突きという言葉も使いましたが、誤解を招いたかもしれません。

*体幹という言葉も、世間一般の体幹とズレているかもしれません。体幹トレーニングの本を読んだことないので、なんとも言えませんが。言葉だけ借りてきました。申し訳ありません。

*体幹力と折れ曲がる足首=下腿三頭筋を使うと、腕力に頼らずに、突きにはならない打撃ができるようになります。
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by tiger-hawk | 2016-04-16 05:59 | 心意六合*形意

見ても解らないことは幸い

*手梢子やることにしました、体育館で。やりたい人だけ。やりたくない人はやらないでいいです。その辺りはいい加減なフジマツです。

*やりたい人は手梢子を用意してください。といっても市販されていないので、ヌンチャクで代用できます。ヌンチャクよりも少し短いのですが、さらに片方が一握りほど短くなっています。これで自分の手に当たることがありません。

*というわけで、ヌンチャクよりも簡単です。ダブルなので、これを二本用意します。自分で購入してください。私はお金ないので、よろしく。

*サイズは私の手梢子を参考にしてください。師匠からいただいたものです。長い棒は約30cm、短い棒は約25cmです。短い棒はもう少し短くてもいいか、と思います。中間の鎖の部分は約7cmです。これは鉄工所に友達でもいないと無理ですね。

*手梢子は梢子棍のミニサイズです。手梢子が回族心意六合拳独自の武器かどうか、は私は確信ありません。少なくとも見たことはありません。たぶん、他の流派には無い? と思います。違っていたらごめんなさい。

*回族はヒカリモノの所持を禁止されていたそうです。そのために、刀剣類の技法がありません。これは、漢族が回族の反乱を恐れたためです。特にイスラーム神秘主義教団が凄まじく弾圧されました。

*イスラームは偶像崇拝を否定したので、神秘主義的傾向になるかと愚考します。神との直接対話です。仏教やキリスト教にも偶像崇拝は無かったはずですが、後世に偶像ができました。目に見えるものが無いと、人間は不安になるのですね。となると、日本はアイドル教ですかね。プププ)

*回族は中国の被抑圧民族です。差別と虐殺の歴史が続いています。中国共産党は、民族差別は無いとの立場ですが、凄まじい虐殺と民族浄化が続いています。それは、内モンゴル、チベット、ウイグルの歴史に明らかです。(実はウイグル民族というのは存在していません。トルコ系民族です。) 

*回族心意六合拳を代表する武器は、大きな二節棍です。それも刀剣類を禁止されたことの反映です。でも二節棍を携帯することは難しいので、手梢子ができたと考えられます。

*二節棍を体育館で練習したら、床がボコボコになり大問題です。手梢子ならばそんなことも無いので、お手軽ですね。

*これはもちろん、勁力とか関係ありません。誰でもできます。

*ところで、姿勢勁力の存在証明はやりません。どうしても見たい人は、見学に来てください。やさしく押してみます。最初から否定する人には、来ても見せません。

*回族の陳先生に、四把捶の意味を尋ねたら、「初対面の君にそんなことは教えられない。爆弾の造り方を教えるようなものだから。」と冷たく言われました。その時は内心反発しましたが、今はよく解ります。

*姿勢勁力は爆発はしないのですが、危険なことは間違いありません。それは、私が木の葉になることですから。見ても解らないことは幸いです。
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by tiger-hawk | 2016-04-15 06:49 | 心意六合*形意

手梢子で遊んでみた

一度、氷の上を鶏行歩でスタスタ歩く動画を撮ってみてもらえますでしょうか?

体重移動がなく、地面を蹴らないのであれば、まったく滑ることはないはずだからです。

*というコメントがありました。言葉足らずで不愉快にさせてしまったみたいで、申し訳ありません。

*体重移動しないで撃つというのは、心意六合拳の鶏歩で、そのままで撃つということです。あるいは、弓歩そのままで、または宋氏形意拳の六合歩そのままで、撃つということです。その時、地面は蹴りません。例えば、半馬歩から弓歩になるという過程運動がありません。

*つまり、定歩を基準としています。その定歩とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載した状態です。これが、後ろ足の大腿直筋に移動してしまうと、撃てなくなります。(拳を射出すれば撃てますけど。拳の射出運動は使いません。それでは腕力になってしまうからです。)

*で、歩く時は、左右の足が交替すると考えます。その一つは、抜き足差し足の泥棒歩きです。しかし、この場合は、大腿直筋で歩くので採用できません。

*そこで参考になるのが、ニワトリの一本足時間です。ニワトリがゆっくり歩く時、一旦、一本足になります。そのまましばらく止まってから、ゆっくり足を降ろします。ツルもそのように歩きます。食べ物を探しているのだろう、と思いますけど。

*そこから、歩くとは、鶏行歩とは、一本足が連続すると考えます。一本足が主体となります。この一本足も、下腿三頭筋に体重が積載されています。この一本足は指行性です。鳥類は指行性ですから。

*そのために、足首は折れ曲がります。ヒトの場合は結果として、指行性になります。

*さて、地面を蹴るとはランニング、あるいはウォーキングを基準としています。ランニングが典型的なのですが、後ろ足は弓歩状態になります。足首は伸びています。これは、地面を蹴った結果として弓歩状態になった、と考えています。これを弓歩運動と考えます。

*姿勢の勁力の場合、弓歩運動は用いません。弓歩となったその状態から撃ちます。その足首は折れ曲がっています。

*なお、摩擦が全く無い状態だと、指行性一本足で立つことも困難になります。となると、連続する一本足=鶏行歩も無理だろうなあと考えます。(シロクマ君は四足歩行だから歩けるのでしょう。) 答えになってない、とまた不愉快になられたら、申し訳ありません。もし興味があったら、体育館に遊びにおいでください。

*ところで、土曜日に手梢子を習いたいという人が来るらしい。そこで、久しぶりに手梢子で遊んでみました。

*まず、簡単な技を、と思い、熊形大劈を手梢子にしてみました。これは、最後に手梢子を自分に引きつけます。二節根の要領です。これで自分に当たらなくなります。

*それから、鷂子翻身で手梢子をやってみました。これは以前、師匠から習った技を元にしています。ちょっと二節根の技が入っています。二節根だと旋風脚風にやります。鷂子翻身だと、長拳の翻腰みたいなので、最初は頭がクラクラします。慣れてくれば大丈夫。

*最後に、鞭杆の技と二節根の技を合体させてみました。それを手梢子用にアレンジしてみました。これはなかなか面白い技です。なんとなくできてしまいました。実にいい加減、なんですが、怖い技ができました。こんな奴がいたら、絶対に近寄りません。プププ

*なお、手梢子は、梢子棍のミニサイズです。ヌンチャクで代用できますが、片方の棒は短くなっています。一握り短くします。それがダブルなので、二本用意します。ヌンチャクよりも簡単かと思います。
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by tiger-hawk | 2016-04-14 06:00 | 心意六合*形意

幻想は肉体となる

*心意六合拳はイスラームを信仰する回族から生まれた武術なので、漢族の儒教思想が存在していませんでした。心意六合拳には素朴な動物生態論しかありませんでした。

*漢族の伝統武術は、その理論の多くを儒教から借りてきました。そもそも中国には自然科学が存在していなかったので、科学と呼べるものは陰陽五行説や太極図説などの儒教思想だけでした。

*ところが、儒教は宗教です。それも国家権力の宗教です。自然科学とは無縁です。そこで私は儒教批判を企てました。しかし、モンゴル世界帝国を杉山正明から学ぶうちに、それも必要なくなりました。杉山正明の著作により中華思想=華夷思想を克服できました。(日本では、中国の仏教と道教が過大評価されていますが、中国社会への影響力はそれほどありませんでした。儒教が最大最強です。)

*そうなると、必要なのは、儒教外しだけでした。それと自然科学の動物学です。動物武術は動物の生態に基づいているからです。それが指行性勁力(動物武術) と蹠行性勁力(ヒト武術) の解明に繋がりました。

*回族はモンゴル世界帝国の形成によって、中国に成立しました。したがって、イラン系のイスラーム神秘主義教団も含まれます。皮肉にも、儒教の宋学=朱子学を中国に確立したのは、いわゆる元朝です。となると、太極思想も元朝から、となります。

*宋氏形意拳も漢族の形意拳なので、儒教思想に犯されていました。そこで、それらを外して、基本功だけに注目しました。怪しい内経論もありましたが、無視しました。清朝の四庫全書の中から発見されたと聴かされたので、怪しさ100倍でした。

*宋氏形意拳の十二形拳には、それぞれ基本功があります。猴形基本功や鷂形基本功などもありますが、あまり普遍的ではありません。例えば、猴形基本功は猴形拳のためにあります。その中で、龍形基本功と熊の1号・2号だけが普遍的内容を備えていると判断しました。もちろん、直感です。

*熊の1号は、心意六合拳の熊吊膀と本質的に同じでした。熊の1号は、体幹の縦の絞りを表現しています。熊の2号は、体幹の横の絞りを表現しています。縦の絞りと横の絞りを合わせて、体幹を立体的に絞ります。(実は、熊の1号に横の絞りも含まれています。しかし、より明確にするには熊の2号が必要です。)

*龍形基本功は、体幹の成立を表現しています。体幹とは、尻と脇腹と肩の一致したものです。そこには、捻りはありません。つまり、腰の動きが存在していません。腰の動きは体幹を分裂させます。腰の動きを消すことが、提肛(尻を収める) に繋がります。

*龍形基本功で成立した体幹は、熊の1号と2号により、絞られます。それによって、動物武術の体幹が現れます。

*ここから、心意六合拳の全ての技が生まれます。宋氏形意拳の崩拳(五行拳) と十二形拳が生まれます。なぜなら、体幹の絞りは呼吸法でもあるからです。

*この作業は、宋氏形意拳と心意六合拳を学習したフジマツによって成されました。中国では、漢族のド田舎太谷県の宋氏形意拳と回族の心意六合拳を学ぶことはあり得ません。外国人=日本人のフジマツだからできたことです。偶然でしたが、世界で初めての試みでした。

*これにより、動物武術の静かな姿勢の勁力が解明されました。それはフジマツの妄想なのか? それとも現実なのか? 私は幻想=意識であり肉体だと捉えています。

*それを信じる必要は全くありません。でも、興味を持ったら自分の身体と意識を改造することです。幻想は肉体となります。そしてやがて肉体は滅びます。人生元是一夢場(宮崎滔天) 
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by tiger-hawk | 2016-04-12 05:22 | 心意六合*形意

キャタピラとロープ

*下腿三頭筋に体重を降ろすと、姿勢の勁力が発生します。これが、心意六合拳の鶏歩・弓歩と宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*ところが、これには意識改革が必要となります。それは、太もも表=大腿直筋の問題です。なぜなら、ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を確立したからです。

*類人猿は現在四種とされていますが、太古のアフリカには様々な類人猿がいました。その中から様々な初期人類=猿人が生まれました。

*初期人類と類人猿の区別は難しいのですが、常時の直立二足歩行がヒトとされています。ややこしいのですが、チンパンジーも時には直立二足歩行します。南米のオマキザルは数キロも直立二足歩行するそうです。

*化石人類学では、ヒトとサルの違いを足では大腿骨で区別するそうです。大腿骨が真っ直ぐならば、常時の直立二足歩行と見なされます。

*ヒトとなった類人猿は、大腿骨を真っ直ぐにして、大腿直筋を大きくして、常時の直立二足歩行を確立したそうです。

*そのために、大腿直筋が主、下腿三頭筋が副、という関係ができました。それでも、歩幅が大きいと下腿三頭筋も活躍できます。

*歩幅が大きいと、足首は折れ曲がり、足指が使えるようになります。しかし、現代日本人は歩幅が小さくなっています。そのために、足首は硬直し、足指は退化しつつあります。

*心意六合拳の鶏撲食などは極端に大きい歩幅で練習します。それは、足首が折れ曲がり、下腿三頭筋の負荷が増し、足指が使えるようにするという目的があります。

*しかし地面を蹴ってしまうと、その効果は無くなります。地面を蹴るというのは、ジャンプするということです。だから、ランニングは連続するジャンプでできています。

*太極拳や形意拳・心意六合拳などがフワフワと浮いてしまうのも、地面を蹴る=ジャンプするからという原因です。浮いてしまうので、沈むために、沈墜勁や十字勁や震脚を導入したわけです。

*しかし、根本的な解決法があります。それは、地面を蹴らなければいいわけです。それはベルコンベアーに乗って移動します。つまり、戦車のキャタピラを身体に造ります。そうなると、上下動が無くなります。それが、心意六合拳の鶏行歩です。

*足のキャタピラの上には荷物=コンテナが積載されます。荷物とは体幹のことです。しかし、体幹を遊ばすと荷崩れを起こします。そのために、体幹は絞られます。

*肩と胸は使わないので、前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞られます。トラックの荷物をロープで縛るようなものです。そのロープとは主に腹横筋と前鋸筋です。腹斜筋と腹直筋もロープとなります。

*足はキャタピラとなり、荷物の体幹はロープの腹横筋と前鋸筋で絞られます。

*体重は下腿三頭筋に積載されます。そのまま歩くために、下腿三頭筋が主となります。そのために、足首は折れ曲がります。

*足首が伸びてしまうと、下腿三頭筋は空っぽとなります。そんな心意六合拳の鶏歩もあります。そうなると、体重は大腿直筋に移動してしまいます。この体重移動は阻止します。

*足首は折れ曲がり、歩幅は大きくなります。そうなると、下腿三頭筋だけでは足りなくなります。そこで、太もも裏=大腿二頭筋も動員されます。足指と趾球ー足首ー下腿三頭筋ー大腿二頭筋というラインができます。これが、心意六合拳の弓歩の構造です。

*キャタピラなので、勁力が途切れることはありません。いいかえると、発勁動作がありません。必要が無くなります。

*足のキャタピラだけでなく、荷物=体幹を絞るロープを用意します。それが、腹横筋と前鋸筋です。
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by tiger-hawk | 2016-04-10 05:59 | 心意六合*形意

体幹と歩き方

*体幹は何処から始まるのか? 世間一般ではどうなっているのか? アホのフジマツは知りません。で、勝手に決めると、動物武術の心意六合拳と宋氏形意拳では、体幹は肛門から始まります。つまり尻からが体幹です。

*尻の反対側が鼠蹊部です。尻と鼠蹊部は表裏一体です。鼠蹊部は折り曲げられます。すると、尻を出してしまう人がいます。そこで、尻は腹横筋で持ち上げられます。そうして、尻は収まります。これを提肛と称します。

*ここが動物武術世界の始まりです。尻から世界は始まります。

*尻の上に輪切りにした体幹部品を載せていきます。最初は腹横筋です。それから脇腹の前鋸筋です。そして、小胸筋です。

*この構造を、腹斜筋で補強します。真ん中に柱を立てます。腹直筋です。背後から僧帽筋で補強します。これで全てです。

*これを絞ります。脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって、絞ります。これを体幹の絞りと称します。

*いわゆる半身とは、体幹の絞りということです。絞りは両脇腹から、つまり両方向から実行されます。

*肩と胸=大胸筋は使いません。したがって、肩と胸=大胸筋は体幹に含まれません。では何処へ行ったのかというと、もやもやと霧に包まれています。はっきりと認識できません。

*では、腕は何処から生えているのか? 腕は脇腹の前鋸筋から生えています。これが、龍= ワニ=爬虫類の身体です。ですから、龍腰・龍身と称します。トカゲみたいなものです。

*そして、前鋸筋と前腕が直結されます。これが、鷹爪の拳理です。腕は前鋸筋から生えているので、拳・掌は前鋸筋と直結されます。というわけで、全ての技は前腕で撃つ、ということになります。蹴りならば、足首と下腿三頭筋で蹴ります。

*四足歩行と考えると、前腕の筋肉と下腿三頭筋は同じものです。

*しかし、ヒトは二足歩行なので、同じ二足歩行のニワトリ=鳥類=恐竜を参考にします。それが、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。

*ヒトは蹠行性ですが、ニワトリ=鳥類は指行性です。ネコ科の虎も指行性です。したがって、動物武術は指行性となります。実際には踵がありますので、半指行性ですけど。

*これが動物武術の体幹と歩き方となります。
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by tiger-hawk | 2016-04-09 05:58 | 心意六合*形意

閉じられた身体=渾身拳

*先日、初めて来た人から勁力を引き出しました。なかなか上手くいったので、一人で喜んでいました。心意六合拳の弓歩でしっかりと勁力が出ていました。(個人差があります。)

*考え方としては、誰でも生まれながらにして勁力は持っている、ということです。ただし、自然のままだと身体が開いてしまっている。だから、勁力も開いていて、閉じられることが無い。

*姿勢の勁力は、閉じられた勁力です。そのために、閉じられた姿勢を造ります。これは一人では無理です。つまり、文字通り手取り足取りの指導が必要です。私の姿勢を真似してもできません。手取り足取りなんて指導は受けたことがありませんが、私ができたのは例外です。そのように考えます。

*手取り足取りの指導が必要なので、このアホblog を読んでもできません。写真も動画も役に立ちません。

*また、がに股の人は、そこから治す必要があります。がに股からは、永遠に勁力が生まれません。身体が開いてしまっているからです。特に、鼠蹊部が開いてしまっています。鼠蹊部は閉じる必要があります。これは絶対条件です。

*肩に力が入っている人も困難となります。これは、常に肩の力を抜くことを心がけます。そして、ゆるゆる体操をします。

*太もも表=大腿直筋に力が入っている人には、ふにゃふにゃその場ランニングがおすすめです。

*最初に、がに股、怒り肩、硬い太もも、などを矯正します。そのための体操をします。いいかえると、それらを矯正する必要の無い人は、すぐに勁力が出ます。

*腕立て伏せは怒り肩を造る元となります。肩のハンガーが固定されてしまいます。肩のハンガーを取るために、腕立て伏せは禁止となります。腕立て伏せをしている限り、熊の1号の拳を撃つことはできません。つまり、崩拳は撃てません。(肩甲骨発勁は論外です。)

*鉄牛耕地は、腹と前腕だけで実行します。すると、前鋸筋と僧帽筋は自然と使っていることになります。実は上腕三頭筋も自然に使ってしまいます。胸の力は抜くようにします。大胸筋は貧弱になります。

*閉じられた勁力は、閉じられた姿勢から造られます。閉じられた姿勢のためには、体幹の絞りが必要となります。

*体幹は前鋸筋から絞られます。実際には、前鋸筋は緊張して膨らみます。そして、腹横筋も緊張して膨らみます。腹横筋が膨らむと、腹の中央は少し凹んで、脇腹が膨らみます。具体的には、腹横筋を左右横へ引っ張ります。腹横筋は左右に付いているので、そのまま自然にできます。

*体幹の絞りを片側だけで実行すると、身体が開いてしまいます。体幹の絞りは、両側から実行します。これはとても微妙なので、手取り足取りが必要です。見ただけではできません。理解もできません。

*心意六合拳・鶏歩の後ろ足を開いてはいけません。後ろ足は完全に前を向いています。ところが、体幹は絞られます。これは矛盾しているので、なかなか理解できません。

*形意拳・三体式の後ろ足は開いています。そこで、身体を閉じる過程が必要となります。ところが、内側広筋が内側へ入ってはいけません。つまり、膝先とつま先は一致させます。

*形意拳・三体式の閉じる過程というのは、体幹の絞りとなります。これが熊の1号の実際の姿です。

*心意六合拳でも形意拳でも、体幹の絞りは論じられたことがありません。つまり、明らかにされたことがありません。

*それは、心意六合拳でも形意拳でも、発勁動作のある限り、体幹の絞りは必要無いからです。体幹の絞りは、唯一、姿勢の勁力にとって必要だからです。体幹の絞りは、閉じられた勁力、閉じられた身体のためにあります。

*閉じられた身体は、そのまま渾身拳となります。勁力の塊となります。
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by tiger-hawk | 2016-04-05 05:19 | 心意六合*形意

基本功の真意

*馬鹿なので、人にすぐ騙されるフジマツです。ウフフ すぐに人を信じてしまいます。人の気持ちの真意が解りません。空気が読めないアホです。つまり、頭が弱いのだろうと思います。

*でも、基本功の真意を探る、基本技の構造を考える、とかはどういうわけか得意です。

*そういうことは自然に解ってしまいます。すると、解らない人を理解できない、という現象に陥ります。どうしてできないのだろう? 自分は先生に教わったことないけど、できてしまったのに。

*今は、世間の人には見えないのだ、と割り切っています。見えないところが見えてしまった自分としては、ゆっくり教えようと思います。実はとても短気なので、我慢が足りません。そんな素顔は隠して、教えようと思います。時々素顔が出てしまうけど、勘弁してください。

*たとえば、宋氏形意拳の龍形基本功です。これを十二形拳の龍形拳の基本功としては、考えませんでした。何かとても大切なことなんだ、と直感的に捉えました。宋氏形意拳そのものの原理として、考えました。

*すると体幹が見えてきました。体幹とは何か? 体幹とは肩と尻が一致することです。肩と尻が一致すると、体幹が現れてきます。これがズレると体幹が崩壊してしまいます。尻は肩を主導します。それが心意六合拳の熊吊膀です。それが宋氏形意拳の崩拳です。

*ですから、腰を回すとかは間違いです。腰は無視します。むしろ、腰の動きは消してしまいます。(提肛=尻を収めるとは腰の存在そのものを否定します。)

*では、動きの中心とは何か? それは腹です。腹横筋のことです。腹横筋を左右横へ引っ張ります。すると、ヘソ周りに楕円形の中心が現れます。腹の中央は少し凹みます。脇腹はかなり膨らみます。

*ヘソ周りの楕円形が、身体全体の動きの中心となります。

*そして、前腕の外側から背中にかけて、張りを造ります。この構造が、強い構造を造ります。

*龍形基本功は、大きく両手を広げた形ですが、これが狭くなると、心意六合拳の虎撲となります。単把になります。馬形拳になります。形意拳の虎形拳・馬形拳となります。太極拳のロウシツヨウホとなります。

*片手撃ちでも、両手撃ちです。片手が遊んでいてはいけません。撃たない片手も、しっかりと仕事をしています。

*全ての技、少なくと心意六合拳と宋氏形意拳の全ての技の基本構造は同じです。それは、龍形基本功となります。

*腕の外側の張りと背中の張りは、前腕の鷹爪から始まります。背中の張りは僧帽筋です。

*この全体の構造を強化するのは、心意六合拳の平起平落鉄牛耕地です。腕立て伏せは肩を使いますから、この構造を破壊してしまいます。

*龍形基本功に熊の1号を加えると、体幹の絞りができるようになります。

*心意六合拳には熊の1号が無いので、体幹の絞りについて無知な中国の心意六合拳先生も少なくありません。すると、身体が開いてしまいます。悲惨な熊吊膀が現れます。これは心意六合拳の龍形挿把や蛇行歩で修正できるはずなんですけど。

*幸い、虎鷹拳院には熊の1号がありました。熊の精霊に感謝です。(インディアン魂風にいえば)

*宋氏形意拳はド田舎の形意拳なので、世間のみなさんは熊の1号について存知あげません。いわゆる上海の山西派形意拳は宋氏形意拳ではありません。伝承拳譜もねつ造されています。技術もかけ離れています。(フジマツは両方学習しました。)

*熊の1号を最初に教えてくれた宋光華先生に感謝です。

*そして、心意六合拳の起勢を教えてくれた張克強先生に感謝です。(フジマツはなかなかできなかったけど。できた時、その真意に気付きました。)
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by tiger-hawk | 2016-04-04 05:26 | 心意六合*形意

防御も攻撃も体幹の絞り

(昨日の体育館から)

*体幹は雑巾のように絞れ ! ・・・心意六合拳の猴縮身の防御=猴抱頭(サルが頭を抱える) をやってみました。

*そこから、パンチングミットでサルパンチの練習をしてみました。平行立ちから変形鶏歩になり、左右へ撃ちます。もちろん、下腿三頭筋に体重を積載します。

*防御も攻撃も体幹の絞りです。肩も胸も使わず、前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞ります。これが、形意拳と心意六合拳がいうところの龍腰です。龍=ワニ=爬虫類の体幹です。(これは妄想家フジマツが解明しました。)

*みんなまだ絞りが不十分なので、心意六合拳の龍形挿把をやってみました。

*体幹の絞りで、身体と勁力が凝縮します。そして、凝縮したまま前腕の鷹爪で撃ちます。

*この凝縮を心意六合拳では縮身と称します。縮身とは体幹の絞りのことです。

*典型的なのが、心意六合拳の弓歩です。

*後ろ足は、足首と下腿三頭筋から太もも裏=大腿二頭筋を内側へ絞ります。

*体幹は前鋸筋から鼠蹊部へ向かって、後ろ足とは反対側へ絞ります。後ろ足と体幹は、絞りの方向が逆となります。

*こうして、身体は凝縮されます。勁力は内側へ集まります。そのまま鷹爪で撃ちます。

*心意六合拳では、体幹の絞りを完成させてから撃ちます。宋氏形意拳では、体幹の絞りの過程があります。だから、宋氏形意拳の六合歩は体幹の絞りが未完成です。心意六合拳の鶏歩では、体幹の絞りが完成しています。

*心意六合拳のほうが単純となっています。

*宋氏形意拳の熊の1号は、体幹の絞りの過程を学ぶことになります。もちろん、腹横筋は横へ張ります。前鋸筋は収縮して膨らみます。・・・すると、前鋸筋と腹斜筋が繋がります。(これはちくわさんが指摘していました。でも、意識しなくても繋がります。)

*この前鋸筋は鉄牛耕地で造ります。肩を使わず、肩の代わりに前鋸筋を用います。すると、肩が落ちてきます。肩のハンガーが取れます。そして、前鋸筋と前腕が直結します。ここが大切です。

*防御も攻撃も体幹の絞りです。身体を凝縮させます。これが、心意六合拳のいうところの渾身拳・周身功となります。
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by tiger-hawk | 2016-03-27 04:07 | 心意六合*形意

伝統思想を捨てて動物の生態に学びます

*姿勢を造れば、勁力が発生します。しかし、そんな話しはちょっと信じられません。

*そもそも動作が無ければ運動は発生しません。だから、発勁動作が必要となります。体重移動が必要となります。その体重移動が姿勢の勁力を殺します。

*常識的には、沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、などの発勁動作が必要となります。

*もちろん、姿勢の勁力にも動作は存在します。発勁動作ではありませんけど。

*その動作とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することなのです。 これで勁力が発生します。これが体重移動してしまうと、他に移動してしまいます。結果、下腿三頭筋は空っぽになります。これが、姿勢の勁力の死です。

*それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩の本質です。宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*そのために、足首は折り曲がります。結果的に指行性となります。

*しかし、指行性になれば勁力が発生するわけではありません。

*ランニングは指行性で地面を蹴ります。ウォーキングは蹠行性で地面を蹴ります。

*心意六合拳の鶏行歩は、指行性で地面を蹴りません。左右の足が交替するだけです。その時の一本足時間を大切にします。それがニワトリの一本足時間となります。その足は指行性です。

*地面を蹴ることが、発勁動作に繋がります。というか、発勁動作そのものです。地面を蹴ることが、姿勢の崩壊に直結します。

*姿勢の勁力は、地面を蹴らないことから始まります。だから、ニワトリの一本足時間なのです。

*そして、最後は前腕の鷹爪で撃ちます。これによって、姿勢の崩壊はあり得ません。(但し、最後まで肩を使わないことが大切です。肩で当たる時も、肩を使いません。それが心意六合拳の熊吊膀です。そして、宋氏形意拳の熊の1号です。)

*もしも、姿勢の勁力が存在しないのなら、辛い鶏歩や六合歩(三体式) をやる必然性がありません。

*鶏歩や六合歩で立って、辛い思いをする必要は全くありません。無意味な練習です。鶏歩や六合歩の存在理由は、姿勢の勁力があればこそ、なのです。

*それが心意六合拳や宋氏形意拳の存在理由なのです。もし、発勁動作が欲しいのならば、他の武術流派を練習すればいいのです。心意六合拳や宋氏形意拳を練習する必要はありません。

*この辺りの問題は、中国でも整理されていません。今のところ、日本の虎鷹拳院が最も進歩的なのです。中国でも日本でも、使い道の無い伝統思想が邪魔をしています。

*心意六合拳には、素朴な動物生態論がありました。これが救いの道でした。回族はイスラームを信仰する少数民族です。そのために漢族の伝統思想に犯されることがありませんでした。その伝統思想とは儒教です。(漢族に伝わった心意六合拳には、余計な伝統思想が導入されたようです。)

*中国の伝統思想を捨てて、動物の生態に学びます。

*ついでに、中国武術の共同幻想も捨ててしまいます。中国武術という武術流派は存在していません。中国武術は幻想です。中国武術とは、1970年代に中国共産党政府によって政策として作られました。それは全国武術比賽(全中国武術表演大会) として具現化しました。

*国家も共同幻想ですが、権力の裏付けがあります。それは、直接には暴力装置としての警察と軍隊です。警察は国内向け、軍隊は国外向けの暴力装置です。しかし、中国武術には暴力装置が存在していません。武術権力はあっても、とても曖昧な存在です。だから参加しなければ、無視できます。

*日本における中国武術の共同幻想は、中国武術雑誌によって作られました。ところが、今やその中国武術雑誌も存在していません。共同幻想の立つ所も無くなりました。
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by tiger-hawk | 2016-03-26 04:21 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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