動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 214 )

キャタピラとロープ

*下腿三頭筋に体重を降ろすと、姿勢の勁力が発生します。これが、心意六合拳の鶏歩・弓歩と宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*ところが、これには意識改革が必要となります。それは、太もも表=大腿直筋の問題です。なぜなら、ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を確立したからです。

*類人猿は現在四種とされていますが、太古のアフリカには様々な類人猿がいました。その中から様々な初期人類=猿人が生まれました。

*初期人類と類人猿の区別は難しいのですが、常時の直立二足歩行がヒトとされています。ややこしいのですが、チンパンジーも時には直立二足歩行します。南米のオマキザルは数キロも直立二足歩行するそうです。

*化石人類学では、ヒトとサルの違いを足では大腿骨で区別するそうです。大腿骨が真っ直ぐならば、常時の直立二足歩行と見なされます。

*ヒトとなった類人猿は、大腿骨を真っ直ぐにして、大腿直筋を大きくして、常時の直立二足歩行を確立したそうです。

*そのために、大腿直筋が主、下腿三頭筋が副、という関係ができました。それでも、歩幅が大きいと下腿三頭筋も活躍できます。

*歩幅が大きいと、足首は折れ曲がり、足指が使えるようになります。しかし、現代日本人は歩幅が小さくなっています。そのために、足首は硬直し、足指は退化しつつあります。

*心意六合拳の鶏撲食などは極端に大きい歩幅で練習します。それは、足首が折れ曲がり、下腿三頭筋の負荷が増し、足指が使えるようにするという目的があります。

*しかし地面を蹴ってしまうと、その効果は無くなります。地面を蹴るというのは、ジャンプするということです。だから、ランニングは連続するジャンプでできています。

*太極拳や形意拳・心意六合拳などがフワフワと浮いてしまうのも、地面を蹴る=ジャンプするからという原因です。浮いてしまうので、沈むために、沈墜勁や十字勁や震脚を導入したわけです。

*しかし、根本的な解決法があります。それは、地面を蹴らなければいいわけです。それはベルコンベアーに乗って移動します。つまり、戦車のキャタピラを身体に造ります。そうなると、上下動が無くなります。それが、心意六合拳の鶏行歩です。

*足のキャタピラの上には荷物=コンテナが積載されます。荷物とは体幹のことです。しかし、体幹を遊ばすと荷崩れを起こします。そのために、体幹は絞られます。

*肩と胸は使わないので、前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞られます。トラックの荷物をロープで縛るようなものです。そのロープとは主に腹横筋と前鋸筋です。腹斜筋と腹直筋もロープとなります。

*足はキャタピラとなり、荷物の体幹はロープの腹横筋と前鋸筋で絞られます。

*体重は下腿三頭筋に積載されます。そのまま歩くために、下腿三頭筋が主となります。そのために、足首は折れ曲がります。

*足首が伸びてしまうと、下腿三頭筋は空っぽとなります。そんな心意六合拳の鶏歩もあります。そうなると、体重は大腿直筋に移動してしまいます。この体重移動は阻止します。

*足首は折れ曲がり、歩幅は大きくなります。そうなると、下腿三頭筋だけでは足りなくなります。そこで、太もも裏=大腿二頭筋も動員されます。足指と趾球ー足首ー下腿三頭筋ー大腿二頭筋というラインができます。これが、心意六合拳の弓歩の構造です。

*キャタピラなので、勁力が途切れることはありません。いいかえると、発勁動作がありません。必要が無くなります。

*足のキャタピラだけでなく、荷物=体幹を絞るロープを用意します。それが、腹横筋と前鋸筋です。
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by tiger-hawk | 2016-04-10 05:59 | 心意六合*形意

体幹と歩き方

*体幹は何処から始まるのか? 世間一般ではどうなっているのか? アホのフジマツは知りません。で、勝手に決めると、動物武術の心意六合拳と宋氏形意拳では、体幹は肛門から始まります。つまり尻からが体幹です。

*尻の反対側が鼠蹊部です。尻と鼠蹊部は表裏一体です。鼠蹊部は折り曲げられます。すると、尻を出してしまう人がいます。そこで、尻は腹横筋で持ち上げられます。そうして、尻は収まります。これを提肛と称します。

*ここが動物武術世界の始まりです。尻から世界は始まります。

*尻の上に輪切りにした体幹部品を載せていきます。最初は腹横筋です。それから脇腹の前鋸筋です。そして、小胸筋です。

*この構造を、腹斜筋で補強します。真ん中に柱を立てます。腹直筋です。背後から僧帽筋で補強します。これで全てです。

*これを絞ります。脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって、絞ります。これを体幹の絞りと称します。

*いわゆる半身とは、体幹の絞りということです。絞りは両脇腹から、つまり両方向から実行されます。

*肩と胸=大胸筋は使いません。したがって、肩と胸=大胸筋は体幹に含まれません。では何処へ行ったのかというと、もやもやと霧に包まれています。はっきりと認識できません。

*では、腕は何処から生えているのか? 腕は脇腹の前鋸筋から生えています。これが、龍= ワニ=爬虫類の身体です。ですから、龍腰・龍身と称します。トカゲみたいなものです。

*そして、前鋸筋と前腕が直結されます。これが、鷹爪の拳理です。腕は前鋸筋から生えているので、拳・掌は前鋸筋と直結されます。というわけで、全ての技は前腕で撃つ、ということになります。蹴りならば、足首と下腿三頭筋で蹴ります。

*四足歩行と考えると、前腕の筋肉と下腿三頭筋は同じものです。

*しかし、ヒトは二足歩行なので、同じ二足歩行のニワトリ=鳥類=恐竜を参考にします。それが、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。

*ヒトは蹠行性ですが、ニワトリ=鳥類は指行性です。ネコ科の虎も指行性です。したがって、動物武術は指行性となります。実際には踵がありますので、半指行性ですけど。

*これが動物武術の体幹と歩き方となります。
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by tiger-hawk | 2016-04-09 05:58 | 心意六合*形意

閉じられた身体=渾身拳

*先日、初めて来た人から勁力を引き出しました。なかなか上手くいったので、一人で喜んでいました。心意六合拳の弓歩でしっかりと勁力が出ていました。(個人差があります。)

*考え方としては、誰でも生まれながらにして勁力は持っている、ということです。ただし、自然のままだと身体が開いてしまっている。だから、勁力も開いていて、閉じられることが無い。

*姿勢の勁力は、閉じられた勁力です。そのために、閉じられた姿勢を造ります。これは一人では無理です。つまり、文字通り手取り足取りの指導が必要です。私の姿勢を真似してもできません。手取り足取りなんて指導は受けたことがありませんが、私ができたのは例外です。そのように考えます。

*手取り足取りの指導が必要なので、このアホblog を読んでもできません。写真も動画も役に立ちません。

*また、がに股の人は、そこから治す必要があります。がに股からは、永遠に勁力が生まれません。身体が開いてしまっているからです。特に、鼠蹊部が開いてしまっています。鼠蹊部は閉じる必要があります。これは絶対条件です。

*肩に力が入っている人も困難となります。これは、常に肩の力を抜くことを心がけます。そして、ゆるゆる体操をします。

*太もも表=大腿直筋に力が入っている人には、ふにゃふにゃその場ランニングがおすすめです。

*最初に、がに股、怒り肩、硬い太もも、などを矯正します。そのための体操をします。いいかえると、それらを矯正する必要の無い人は、すぐに勁力が出ます。

*腕立て伏せは怒り肩を造る元となります。肩のハンガーが固定されてしまいます。肩のハンガーを取るために、腕立て伏せは禁止となります。腕立て伏せをしている限り、熊の1号の拳を撃つことはできません。つまり、崩拳は撃てません。(肩甲骨発勁は論外です。)

*鉄牛耕地は、腹と前腕だけで実行します。すると、前鋸筋と僧帽筋は自然と使っていることになります。実は上腕三頭筋も自然に使ってしまいます。胸の力は抜くようにします。大胸筋は貧弱になります。

*閉じられた勁力は、閉じられた姿勢から造られます。閉じられた姿勢のためには、体幹の絞りが必要となります。

*体幹は前鋸筋から絞られます。実際には、前鋸筋は緊張して膨らみます。そして、腹横筋も緊張して膨らみます。腹横筋が膨らむと、腹の中央は少し凹んで、脇腹が膨らみます。具体的には、腹横筋を左右横へ引っ張ります。腹横筋は左右に付いているので、そのまま自然にできます。

*体幹の絞りを片側だけで実行すると、身体が開いてしまいます。体幹の絞りは、両側から実行します。これはとても微妙なので、手取り足取りが必要です。見ただけではできません。理解もできません。

*心意六合拳・鶏歩の後ろ足を開いてはいけません。後ろ足は完全に前を向いています。ところが、体幹は絞られます。これは矛盾しているので、なかなか理解できません。

*形意拳・三体式の後ろ足は開いています。そこで、身体を閉じる過程が必要となります。ところが、内側広筋が内側へ入ってはいけません。つまり、膝先とつま先は一致させます。

*形意拳・三体式の閉じる過程というのは、体幹の絞りとなります。これが熊の1号の実際の姿です。

*心意六合拳でも形意拳でも、体幹の絞りは論じられたことがありません。つまり、明らかにされたことがありません。

*それは、心意六合拳でも形意拳でも、発勁動作のある限り、体幹の絞りは必要無いからです。体幹の絞りは、唯一、姿勢の勁力にとって必要だからです。体幹の絞りは、閉じられた勁力、閉じられた身体のためにあります。

*閉じられた身体は、そのまま渾身拳となります。勁力の塊となります。
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by tiger-hawk | 2016-04-05 05:19 | 心意六合*形意

基本功の真意

*馬鹿なので、人にすぐ騙されるフジマツです。ウフフ すぐに人を信じてしまいます。人の気持ちの真意が解りません。空気が読めないアホです。つまり、頭が弱いのだろうと思います。

*でも、基本功の真意を探る、基本技の構造を考える、とかはどういうわけか得意です。

*そういうことは自然に解ってしまいます。すると、解らない人を理解できない、という現象に陥ります。どうしてできないのだろう? 自分は先生に教わったことないけど、できてしまったのに。

*今は、世間の人には見えないのだ、と割り切っています。見えないところが見えてしまった自分としては、ゆっくり教えようと思います。実はとても短気なので、我慢が足りません。そんな素顔は隠して、教えようと思います。時々素顔が出てしまうけど、勘弁してください。

*たとえば、宋氏形意拳の龍形基本功です。これを十二形拳の龍形拳の基本功としては、考えませんでした。何かとても大切なことなんだ、と直感的に捉えました。宋氏形意拳そのものの原理として、考えました。

*すると体幹が見えてきました。体幹とは何か? 体幹とは肩と尻が一致することです。肩と尻が一致すると、体幹が現れてきます。これがズレると体幹が崩壊してしまいます。尻は肩を主導します。それが心意六合拳の熊吊膀です。それが宋氏形意拳の崩拳です。

*ですから、腰を回すとかは間違いです。腰は無視します。むしろ、腰の動きは消してしまいます。(提肛=尻を収めるとは腰の存在そのものを否定します。)

*では、動きの中心とは何か? それは腹です。腹横筋のことです。腹横筋を左右横へ引っ張ります。すると、ヘソ周りに楕円形の中心が現れます。腹の中央は少し凹みます。脇腹はかなり膨らみます。

*ヘソ周りの楕円形が、身体全体の動きの中心となります。

*そして、前腕の外側から背中にかけて、張りを造ります。この構造が、強い構造を造ります。

*龍形基本功は、大きく両手を広げた形ですが、これが狭くなると、心意六合拳の虎撲となります。単把になります。馬形拳になります。形意拳の虎形拳・馬形拳となります。太極拳のロウシツヨウホとなります。

*片手撃ちでも、両手撃ちです。片手が遊んでいてはいけません。撃たない片手も、しっかりと仕事をしています。

*全ての技、少なくと心意六合拳と宋氏形意拳の全ての技の基本構造は同じです。それは、龍形基本功となります。

*腕の外側の張りと背中の張りは、前腕の鷹爪から始まります。背中の張りは僧帽筋です。

*この全体の構造を強化するのは、心意六合拳の平起平落鉄牛耕地です。腕立て伏せは肩を使いますから、この構造を破壊してしまいます。

*龍形基本功に熊の1号を加えると、体幹の絞りができるようになります。

*心意六合拳には熊の1号が無いので、体幹の絞りについて無知な中国の心意六合拳先生も少なくありません。すると、身体が開いてしまいます。悲惨な熊吊膀が現れます。これは心意六合拳の龍形挿把や蛇行歩で修正できるはずなんですけど。

*幸い、虎鷹拳院には熊の1号がありました。熊の精霊に感謝です。(インディアン魂風にいえば)

*宋氏形意拳はド田舎の形意拳なので、世間のみなさんは熊の1号について存知あげません。いわゆる上海の山西派形意拳は宋氏形意拳ではありません。伝承拳譜もねつ造されています。技術もかけ離れています。(フジマツは両方学習しました。)

*熊の1号を最初に教えてくれた宋光華先生に感謝です。

*そして、心意六合拳の起勢を教えてくれた張克強先生に感謝です。(フジマツはなかなかできなかったけど。できた時、その真意に気付きました。)
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by tiger-hawk | 2016-04-04 05:26 | 心意六合*形意

防御も攻撃も体幹の絞り

(昨日の体育館から)

*体幹は雑巾のように絞れ ! ・・・心意六合拳の猴縮身の防御=猴抱頭(サルが頭を抱える) をやってみました。

*そこから、パンチングミットでサルパンチの練習をしてみました。平行立ちから変形鶏歩になり、左右へ撃ちます。もちろん、下腿三頭筋に体重を積載します。

*防御も攻撃も体幹の絞りです。肩も胸も使わず、前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞ります。これが、形意拳と心意六合拳がいうところの龍腰です。龍=ワニ=爬虫類の体幹です。(これは妄想家フジマツが解明しました。)

*みんなまだ絞りが不十分なので、心意六合拳の龍形挿把をやってみました。

*体幹の絞りで、身体と勁力が凝縮します。そして、凝縮したまま前腕の鷹爪で撃ちます。

*この凝縮を心意六合拳では縮身と称します。縮身とは体幹の絞りのことです。

*典型的なのが、心意六合拳の弓歩です。

*後ろ足は、足首と下腿三頭筋から太もも裏=大腿二頭筋を内側へ絞ります。

*体幹は前鋸筋から鼠蹊部へ向かって、後ろ足とは反対側へ絞ります。後ろ足と体幹は、絞りの方向が逆となります。

*こうして、身体は凝縮されます。勁力は内側へ集まります。そのまま鷹爪で撃ちます。

*心意六合拳では、体幹の絞りを完成させてから撃ちます。宋氏形意拳では、体幹の絞りの過程があります。だから、宋氏形意拳の六合歩は体幹の絞りが未完成です。心意六合拳の鶏歩では、体幹の絞りが完成しています。

*心意六合拳のほうが単純となっています。

*宋氏形意拳の熊の1号は、体幹の絞りの過程を学ぶことになります。もちろん、腹横筋は横へ張ります。前鋸筋は収縮して膨らみます。・・・すると、前鋸筋と腹斜筋が繋がります。(これはちくわさんが指摘していました。でも、意識しなくても繋がります。)

*この前鋸筋は鉄牛耕地で造ります。肩を使わず、肩の代わりに前鋸筋を用います。すると、肩が落ちてきます。肩のハンガーが取れます。そして、前鋸筋と前腕が直結します。ここが大切です。

*防御も攻撃も体幹の絞りです。身体を凝縮させます。これが、心意六合拳のいうところの渾身拳・周身功となります。
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by tiger-hawk | 2016-03-27 04:07 | 心意六合*形意

伝統思想を捨てて動物の生態に学びます

*姿勢を造れば、勁力が発生します。しかし、そんな話しはちょっと信じられません。

*そもそも動作が無ければ運動は発生しません。だから、発勁動作が必要となります。体重移動が必要となります。その体重移動が姿勢の勁力を殺します。

*常識的には、沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、などの発勁動作が必要となります。

*もちろん、姿勢の勁力にも動作は存在します。発勁動作ではありませんけど。

*その動作とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することなのです。 これで勁力が発生します。これが体重移動してしまうと、他に移動してしまいます。結果、下腿三頭筋は空っぽになります。これが、姿勢の勁力の死です。

*それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩の本質です。宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*そのために、足首は折り曲がります。結果的に指行性となります。

*しかし、指行性になれば勁力が発生するわけではありません。

*ランニングは指行性で地面を蹴ります。ウォーキングは蹠行性で地面を蹴ります。

*心意六合拳の鶏行歩は、指行性で地面を蹴りません。左右の足が交替するだけです。その時の一本足時間を大切にします。それがニワトリの一本足時間となります。その足は指行性です。

*地面を蹴ることが、発勁動作に繋がります。というか、発勁動作そのものです。地面を蹴ることが、姿勢の崩壊に直結します。

*姿勢の勁力は、地面を蹴らないことから始まります。だから、ニワトリの一本足時間なのです。

*そして、最後は前腕の鷹爪で撃ちます。これによって、姿勢の崩壊はあり得ません。(但し、最後まで肩を使わないことが大切です。肩で当たる時も、肩を使いません。それが心意六合拳の熊吊膀です。そして、宋氏形意拳の熊の1号です。)

*もしも、姿勢の勁力が存在しないのなら、辛い鶏歩や六合歩(三体式) をやる必然性がありません。

*鶏歩や六合歩で立って、辛い思いをする必要は全くありません。無意味な練習です。鶏歩や六合歩の存在理由は、姿勢の勁力があればこそ、なのです。

*それが心意六合拳や宋氏形意拳の存在理由なのです。もし、発勁動作が欲しいのならば、他の武術流派を練習すればいいのです。心意六合拳や宋氏形意拳を練習する必要はありません。

*この辺りの問題は、中国でも整理されていません。今のところ、日本の虎鷹拳院が最も進歩的なのです。中国でも日本でも、使い道の無い伝統思想が邪魔をしています。

*心意六合拳には、素朴な動物生態論がありました。これが救いの道でした。回族はイスラームを信仰する少数民族です。そのために漢族の伝統思想に犯されることがありませんでした。その伝統思想とは儒教です。(漢族に伝わった心意六合拳には、余計な伝統思想が導入されたようです。)

*中国の伝統思想を捨てて、動物の生態に学びます。

*ついでに、中国武術の共同幻想も捨ててしまいます。中国武術という武術流派は存在していません。中国武術は幻想です。中国武術とは、1970年代に中国共産党政府によって政策として作られました。それは全国武術比賽(全中国武術表演大会) として具現化しました。

*国家も共同幻想ですが、権力の裏付けがあります。それは、直接には暴力装置としての警察と軍隊です。警察は国内向け、軍隊は国外向けの暴力装置です。しかし、中国武術には暴力装置が存在していません。武術権力はあっても、とても曖昧な存在です。だから参加しなければ、無視できます。

*日本における中国武術の共同幻想は、中国武術雑誌によって作られました。ところが、今やその中国武術雑誌も存在していません。共同幻想の立つ所も無くなりました。
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by tiger-hawk | 2016-03-26 04:21 | 心意六合*形意

構造は龍形基本功

*動物武術の構造は、宋氏形意拳の龍形基本功です。

*その両腕を広げたポーズが、身体の根本構造となります。

*その両腕の外側と背中に一本の張りを造ります。

*両腕が狭まれば、形意拳の虎形拳となります。心意六合拳の虎撲となります。(太極拳の双按となります。)

*両掌を両拳にすれば、心意六合拳と形意拳の馬形拳となります。馬形拳は、片拳を前にしたものもありますが、それは、両拳の位置がズレているだけで、両腕と背中の張りは同じです。

*同様に、両掌を片掌にしても、両腕と背中の張りは同じです。それは心意六合拳の猴形単把となります。搖閂把となります。宋氏形意拳の劈拳となります。(太極拳のロウシツヨウホとなります。)

*ということは、龍形基本功は宋氏形意拳の六合歩(三体式) の腕形となります。そして、心意六合拳の鶏歩の腕形となります。

*いわゆる中国拳法では、胸を縮めて張りを造ります。これを含胸拔背と称します。これは間違いです。胸を縮めてはいけません。胸を縮めるにせよ、広げるにせよ、大胸筋を使ってはいけません。

*拳を正中線に沿って出してはいけません。とても弱い構造となります。形意拳の崩拳は、見た目、正中線に従っているようですが、それは錯覚です。実は、体幹が一つになって動いているだけです。

*両手をまっすぐに前に出してみましょう。その両手の指先を身体の前で合わせてみます。それが拳の軌道となります。それが人体の構造だからです。

*拳を正中線に沿って出すことは、人体の構造に反します。

*拳は身体の中心から出すのではなく、身体の中心へ向かうのです。

*それだけだと弱いので、体幹の絞りを用います。脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって切り込みます。体幹の絞りは、左右の両線となります。これが、いわゆる龍腰・龍身ということになります。

*体幹の絞りについて無知だと、身体は開いてしまいます。動物武術に開合は存在しません。常に体幹の絞りを用います。

*体幹の絞りについて無知だと、心意六合拳の起勢は、鶏歩は、肩と胸を用いて開いてしまいます。熊吊膀は両手を振り回す結果となります。

*拳を腕の伸縮で成立させるのではなく、拳の構造で成立させるのです。掌も同様です。つまり、拳も掌も、龍形基本功の腕形となります。

*打撃は、身体の構造で撃ちます。その構造とは、龍形基本功のことです。

*胸を縮めるのではなく、胸を広げるのでもなく、胸は用いません。同様に、肩は用いません。

*胸と肩の代わりに、前鋸筋を用います。腹横筋を用います。それが強い構造を造ります。その強い構造で撃つのです。拳や掌で撃つわけではありません。肩で撃つわけではありません。

*この構造を、心意六合拳の一本足の平起平落鉄牛耕地で強化します。

*腕立て伏せでは、肩が出てしまいます。肩が出てしまうとは、大胸筋を使っているということです。たとえ、両手を狭めても同じ構造となります。つまり、効果が無いばかりでなく弊害があります。腕立て伏せは止めましょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-25 02:14 | 心意六合*形意

原点は熊の1号

*動物武術の原点は、宋氏形意拳の熊の1号です。

*熊の1号は、崩拳の原点です。崩拳は五行拳の原点です。つまり、熊の1号は、様々な拳と掌と技の原点です。(この辺り、宋氏形意拳の公式見解とは違うかもしれません。私の独断と偏見ですから。)

*そして後に、熊の1号は心意六合拳の熊吊膀と同じだと気付きました。すると、熊吊膀の間違いやすい点にも気付きました。それは、肩が体幹から分離してしまうことです。

*熊の1号は、宋光華先生に初めて会ったその日に見せてもらいました。ガツンと撃たれただけですけど。翌日の早朝、一人で見よう見まねで練習していました。すると、起きて来た宋光華先生がゆっくりとやって見せてくれました。習ったのはそれだけです。正味5分位かな。

*それから一人で練習を続けてきました。最近はちょっとアレンジして、体幹の絞りを完全にしました。

*熊の1号は、教えてみると、肩が勝手に動いてしまうようです。そのために、教えることが困難です。(私はすぐにできてしまったため、人の気持ちが理解できませんでした。申し訳ありません。)

*これは、ヒトの習慣性の問題のようです。ヒトは直立二足歩行ですから、腕と肩は地面から解放されました。同時に、腕と肩は体幹から分離しました。

*熊の1号は、分離した腕と肩を、もう一度、体幹に戻すことを要求しています。

*そして、全ての拳と掌と肘と腕と肩を、体幹の支配下に置くことを要求しています。

*その体幹は、二本の横軸と一本の縦軸で構築されています。

*二本の横軸は、前鋸筋と腹横筋です。一本の縦軸は、腹直筋です。

*それを背中の僧帽筋が援護します。それが、牛の字形の体幹となります。

*その始まりが、熊の1号なのです。

*しかし、ほとんどの人は、肩が暴走してしまいます。体幹から肩が分離してしまいます。

*これが、姿勢の勁力を阻害します。姿勢の勁力は、最後は前腕だけで撃ちます。それが、姿勢の崩壊を防ぎます。これが、心意六合拳の鷹爪の拳理です。

*ところが、多くの人は、肩で撃ってしまいます。肩を使ってしまいます。見てみると、肩が詰まっています。そのために、姿勢の勁力が死んでしまいます。

*熊の1号の失敗も、肩を使ってしまうことによります。心意六合拳の熊吊膀の失敗も、肩を使ってしまうことによります。

*熊吊膀は肩を当てますが、肩を使ってはいけません。

*当たる所は肩なのですが、実は体幹が一体となって当たります。

*これが、拳にも掌にも肘にも腕にも適用されます。当たる所は、拳であったり掌であったり、肘であったり腕であったりするのですが、実は体幹が当たるのです。

*これが、心意六合拳は体当たり、と誤解されるところとなります。その誤解している中国の先生も、肩が体幹から分離しています。不幸の上に不幸が重なります。

*幸いにして、宋氏形意拳の熊の1号がありました。偶然なのか、熊の精霊のご加護なのか、知る由もありませんが。

*熊の1号により、肩と腕が体幹に戻ります。肩と腕は、体幹と一体化します。
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by tiger-hawk | 2016-03-23 05:11 | 心意六合*形意

腕は脇腹から生やします

(昨日の体育館から)

*腕は脇腹から生やします。腕を肩から生やしてはいけません。それだと、肩を使ってしまいます。肩を使うと勁力は死んでしまいます。

*腕が脇腹から生えているのが、龍=ワニです。これが爬虫類の特徴です。動物武術の心意六合拳と宋氏形意拳は、龍=ワニから、勁力の体幹を理解しています。

*これを理解してもらうために、心意六合拳・単虎抱頭の劈を練習してみました。劈は腕の伸縮が無いので理解しやすいと考えました。

*単虎抱頭のもう一つの要素は、高い姿勢から鶏歩になることです。正確な鶏歩になるために、足首を折り曲げます。すると、下腿三頭筋に体重が積載されます。

*下腿三頭筋に体重が積載されると、勁力が発生します。これで単虎抱頭の劈が撃てます。

*パンチング・ミットで練習してみました。

*即時に、鶏歩にならないといけません。どんな時にも、遠い距離からも、即、鶏歩になれるように練習します。

*よくある間違い・・・前のめりになること。体重を浴びせて、寄りかかってしまいます。これは、熊吊膀でもよく見られます。体重を直接使ってはいけません。体重は後ろ足の下腿三頭筋に積載します。

*前のめりになると、正確な鶏歩が造れません。いつでも鶏歩に成れるようにすることが大事です。

*鶏歩とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することです。それが必要条件です。目先の攻撃に心を奪われると、鶏歩が崩れて、勁力も崩壊します。

*ですから、勢いに引きずられてはいけません。速度と勢いは別のものだと理解しなければいけません。だから、地面を蹴ってはいけません。地面にはやさしく接します。
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by tiger-hawk | 2016-03-20 06:12 | 心意六合*形意

一本足の鉄牛耕地

*最近、心意六合拳の三盤落地が完成したり、宋氏形意拳の半歩崩拳の構造が解ったり、切れない鶏行歩が完成したり、とても進歩したのですが、その原因が解りました。

*それは、一本足鉄牛耕地の効果です。特に、回す鉄牛耕地ではなく、平起平落の普通の鉄牛耕地の効果です。もちろん、一本足です。二本足よりも一本足です。

*一本足の鉄牛耕地だと何がいいのか? これ、心意六合拳の鶏行歩そのものなんです。特に、一本足の下腿三頭筋そのものです。

*一本足の鉄牛耕地では、足首が効果的に折れ曲がります。その結果、切れない下腿三頭筋ができあがります。すると、切れない鶏行歩=切れない勁力となります。

*もちろん、鉄牛耕地は足指と趾球を使う指行性です。指行性の一本足鶏行歩となります。まさに、理想的です。

*回す鉄牛耕地だと、前へ倒した時に、下腿三頭筋が抜ける時間があります。平起平落の鉄牛耕地だと、下腿三頭筋が抜ける時間はありません。結果として、下腿三頭筋が抜けない鶏行歩、その技ができ上がります。

*回す鉄牛耕地は、前腕と上腕三頭筋に直接効きます。伸び伸びと気持ちいい。いいところもあるのですが、やはり、平起平落の一本足鉄牛耕地を主体に練習しましょう。

*私は、平起平落の一本足鉄牛耕地を、10回1セットで7セットまたは8セット、回す一本足鉄牛耕地を3セットまたは2セットを基準としています。この10セットを、朝昼晩の三回に分けて実行します。

*10回1セットなので、右足一本足で5回、左足一本足で5回、と分けてやります。

*特に、腹と前腕を使います。もちろん、足首と下腿三頭筋も使います。

*注意点は肩を使わないことです。肩が出てしまうと、腕立て伏せになってしまいます。腕立て伏せだと、永遠に肩の力が抜けません。

*そのために、腹と前腕で身体を支えます。腹と前腕で身体を持ち上げます。特に低い姿勢から、腹で身体を持ち上げるように意識します。すると、上手くいきます。

*一本足の平起平落鉄牛耕地、実行しましょう。心意六合拳の鶏行歩も完成します。宋氏形意拳の崩拳も進歩します。
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by tiger-hawk | 2016-03-16 07:11 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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