動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 232 )

手の動きと足指・足首の動きが一致します

*「オマエのその技術(勁力) 、人に教えてはいけない」と別れた中国人の嫁さんに言われたことがあります。教えるとオマエが不利になる、とのこと。どうやら、中国人は教えない、というのは定説らしいです。

*私の場合、勁力が欲しかった。頭は悪いし、身体能力も劣っているので武器が欲しかった。それが勁力です。

*八極拳で震脚をさんざんやったので、もう震脚はいいや、と思っていました。そして、宋氏形意拳に出会ったら、勁力らしいものがなにも無い。どうやって撃ったらいいのか? まるでわからない。(今考えると、動作勁力が無い。)

*ともかく、自分の身体が浮いていることだけは解った。でも沈墜勁は使えない。使ってはいけない。そのままで浮かない身体を造らないといけない。その方法が解らない。

*力を入れると、崩拳など五行拳が撃てない。それで力を抜きました。すると、ますます撃てなくなりました。撃てなくてもいい、と頭を切り替えました。フニャフニャ崩拳・五行拳の始まりです。

*手がかりが何も無いので、教わった龍形基本功と熊の基本功1号・2号をやり続けました。たぶん、それが大切なのだろう、と勝手に決めました。それが幸いしました。

*どうして熊の2号が必要なのか? とオバチャンAに聴かれました。普通にストレートに撃てばいいのに、というわけです。わざわざ小さい半円を造る必要があるのか? というわけです。どうしてだろう、と一瞬考えました。

*自分でやってみると、手の動きと足指・足首の動きが一致していました。きれいに連動しています。

*すると、足首が「深く」折れ曲がります。(姿勢勁力の始まりは、折れ曲がる足首です。)

*シロクマさんは自称101kgだそうです。まだ103kgはありそうですが。アハハ ともかく、筋肉太りの100kg級なので、普通に立っていては押せません。ただの100kgなら押せるのですが。

*それで、心意六合拳・鶏歩、または宋氏形意拳の六合歩を「深く」します。深く足首が折れ曲がります。すると押せます。(この時注意したいのは、膝が折れ曲がるわけではない、ということです。あくまで足首が折れ曲がります。つまり、膝に体重を載せてはいけません。足首に体重を降ろします。)

*足首が深く折れ曲がると、より強い勁力が出ます。(強い勁力とは形容矛盾だ、という突っ込みは勘弁してください。)

*熊の2号の最初の動作の意味が解りました。やっと解ったのかい ! ボケ ! ハイ、どうもすいません。質問してくれたオバチャンAに感謝です。

*また、熊の1号・2号は足指で立ちます。足指の第一関節の部分です。特に、親指、人差し指、中指を使います。薬指、小指は重要ではありません。小指は浮かなければ、それで十分です。

*世間では小指が大切らしいのですが、姿勢勁力では浮かなければそれでいいです。

*小指側エッジを使うと、がに股になります。がに股にならなくても、膝が開いて胯が開きます。膝と小指が一致してしまいます。

*すると内転筋が効きません。立つ時、歩く時、内転筋でバランスを取ります。それができなくなります。

*今回は、手を開いて横拳をやってみました。熊の2号よりも解りやすいと思いました。横拳にも拳があります。掌だけではありません。でも、掌の横拳のほうが解りやすいと考えます。

*横拳の学習は、掌の横拳から始めます。

*熊の2号は解らない、という声が多いので、これからは掌の横拳から始めることにします。やっていることはほとんど同じですから。

*すると、手の動きと足指・足首の動きが一致しているのが理解できます。

*横拳の動きで、推手の動きも陳式太極拳の動きも理解できます。推手も陳式太極拳も虎鷹拳院ではやりませんけど。参考にしたい人は遊びに来てください。一回で終わります。30分でできます。以後は体育館に来る必要ありません。

追伸・・・世界に一つだけの花、はどうして間違いなのか? 「弱者の戦略」稲垣栄洋 著、新潮選書、から

 この世に存在している生物はそれがどんなにつまらなく見える生き物であったとしてもそれぞれの居場所で、ナンバー1なのである。
 もし同じ居場所に棲む生物がいたとすると、激しい競争が起こるため、自然界に存在しているすべての生き物にとって、自分の居場所は自分だけのものとなっているはずである。つまりすべての生物がオンリー1でもあるのである。
 ナンバー1であることが大事なのか? オンリー1であることが大事なのか? この答えはもうおわかりだろう。
 既に述べたように、すべての生物はオンリー1である。しかし、ナンバー1でなければ生存できないという鉄則もある。つまり、すべての生物は、どんなに小さくともナンバー1になれるオンリー1の場所を持っているのである。
 オンリー1というのは個性のことではない。その個性を最大限に活かしてナンバー1になることのできる「ポジション」のことなのである。もっともSMAPが歌う「世界に一つだけの花」は、「花屋の店先に並んだいろんな花」である。人間が世話をしてくれる花屋の花であるなら、ナンバー1でなくとも、オンリー1であればそれでいい。
 しかし、自然界であれば、ナンバー1になれる居場所を見出さなければ生存することはできない。オンリー1とは、自分が見出した自分のポジションのことなのである。
 どんなに小さくとも、ナンバー1を勝ち取った生物が、この自然界を埋め尽くしている。世界のどこかの場所で、すべての生物はナンバー1なのである。(引用終わり) 

この花屋の花とは、動物ならば家畜、ということになります。野生動物ではありません。なんだか、人類学の自己家畜化説と通じるものがあるのかな? アハハ

ところで野生動物の繁殖拡大は自然淘汰では説明できません。それは食料問題です。優秀なものが生き残るのではなく、食料を確保できれば生き残るのです。(参照「はだかの起原(不適者は生き残る)」島泰三 著、木楽舎)

追伸2

根気よく教えたら、オバチャンAから簡単に勁力が出ました。引っ込む鎖骨、が効いたようです。引っ込む鎖骨で、含胸拔背です。そのまま撃てば、寸勁も長勁も無くなります。肩甲骨発勁も無くなります。よかったです。

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by tiger-hawk | 2017-10-31 08:14 | 心意六合*形意

本能違反の心意拳

*普通、ヒトはこけながら歩きます。しかし、それだと素の体重しか使えません。

*そこで、勢いを加えます。それが動作勁力です。いわゆる沈墜勁、震脚、十字勁、纏絲勁、開合、などのことです。これらは勢いを分類しただけのことです。そのために、心意六合拳を体当たりと誤解する人も現れます。それが心意六合拳の中国人先生だったりします。

*姿勢勁力は勢いを否定します。そのために、歩いて撃っても、止まって撃っても、結局は止まって撃っています。だから、心意六合拳の鶏行歩には勢いがありません。勢いがあるように見えるのは、目の錯覚です。

*心意六合拳にいわゆるパンチが無いのは、そのためです。そしてそのために、姿勢勁力に最も適しているのが心意六合拳となります。カラダ全部を使いますが、勢いは殺します。ここは理解が難しいところです。(走って撃つ心意六合拳とか形意拳とか、論外です。おやすみなさい) 

*今日、勢いで撃つ心意六合拳が多いのは、無知なだけです。そのほうが簡単、ということもあります。三ヶ月でできます。ガンガンやるだけです。

*しかし、勢いを否定する姿勢勁力は理解が難しい。それは、ヒトの本能に反するからです。本能違反の姿勢勁力です。

*ヒトは蹠行性(せきこうせい) の二足歩行です。しかし、姿勢勁力で求められるのは指行性の二足歩行です。それは無理があります。指行性の二足歩行は恐竜=鳥類です。もはやヒトではありません。

*そこで、足首が折り曲がります。それで指行性になります。さらに一本足時間を長くします。それがニワトリの指行性一本足です。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。

*鶏行歩は、前へ突っ込んではいけません。ところが、ヒトは毎日毎時、前へ突っ込んで歩いています。だから、鶏行歩はたいへん困難になります。どうしても、地面を蹴って前へ倒れ込みたいのが、ヒトの本能なのです。

*そこで、私は二種類の前段階鶏行歩を考えました。

その一・・・一歩毎に止まります。大きい鶏歩で止まります。そこで自分が前へ突っ込んでいないかどうか、チェックします。これはかなりもどかしいです。そして、辛いです。前へ行きたいのに行けない、みたいな感じです。かなり力を抜かないとできません。

その二・・・前足一本足状態で止まります。これを繰り返します。ニワトリの指行性一本足にかなり近くなります。

*これらができるようになったら、滑らかに鶏行歩します。

*通常ヒトは、地面を蹴り、前足の踏み込みで前進します。ビジネスマンの前足の踏み込みはかなり力強いものです。(お年寄りになると、前足の踏み込みは消えて、純粋にこけて歩くだけです。幼児も同様です。) 

*それを古拳譜風にいうと、後ろ足の踏み込みで身体を運びます。そのように改造します。そのために、前足の膝は伸びません。力も入りません。これが本能違反の鶏行歩です。

*後ろ足の踏み込みとは、後ろ足の足首が折れ曲がることです。すなわち、指行性になることてす。霊長類は蹠行性ですから、これは進化の道に反します。

*宋氏形意拳の六合歩は、姿勢勁力の下腿勁力トライアングルそのものです。

*ところが、宋氏形意拳の五行拳はかなり特殊です。心意六合拳の鶏行歩だけでは解決できません。

*五行拳には五行拳の事情があります。心意六合拳はパンチを捨てて、拳の問題を解決しました。拳と身体が簡単に一体化しました。ところが、五行拳はパンチではないけど、パンチみたいな要素があります。

*もちろん陰陽五行説は関係ありません。それはご隠居に任せます。五行拳には特有の訓練が必要となります。

*それが熊の基本功1号と2号です。最近、熊の1号の教え方が進歩しました。それが、引っ込む鎖骨です。五行拳も引っ込む鎖骨状態を維持して撃ちます。

*これで、胸、肩、上腕の力が抜けます。

*これが心意六合拳にも良い影響を与えます。純粋に鷹爪だけで撃つことになります。すなわち前腕前半の筋肉だけで撃ちます。

*また、体幹あるいは流行の言葉でいうと、軸を造ることができます。

*体幹とか軸とか、末端の筋肉から造ります。すなわち、下腿勁力トライアングルのヒラメ筋と、鷹爪の前腕前半の筋肉です。末端の筋肉から造るので、軸という言葉はあまり使いたくありません。

*それでもまだ宋氏形意拳・五行拳特有の撃ち方があります。これは心意六合拳よりもさらに力を抜く必要があります。心意六合拳では、そこまで求めていません。鶏行歩よりもさらに本能違反の五行拳です。

追伸

体育館を借りるのが難しいので、2月の無料ワークショップを二本立てにします。第一部は武式太極拳、第二部は宋氏形意拳・炮拳、とします。これはお得です。どちらでも、両方出てもかまいません。楽しいですよ~~

追伸2

勁力に失敗する傾向・・・筋肉を固めて動くと失敗します。ゆるめてしまいましょう。とりあえず、禅密功などいかがでしょうか。筋肉をゆるめて動きましょう。下腿三頭筋もゆるめます。寸勁は捨てましょう。鎖骨の下を引っ込めると、大胸筋の力が抜けます。そのまま動きます。撃つ時もそのままです。

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by tiger-hawk | 2017-10-27 08:17 | 心意六合*形意

末端の筋肉から発想する

*宋氏形意拳を学習してみて解ったこと

*自分の身体がフワフワ浮いていること。それは無意識に地面を蹴ってしまっているから。

*では、どうすればいいか? それは力を抜くしかない。

*すると、だんだん下腿に体重が降りて来る。これが、下腿の勁力トライアクングルとなる。

*しかし、この時点ではまだ勁力トライアングルに気付けなかった。ところが、六合歩の形は下腿三角形そのものです。

*心意六合拳を学習してみて解ったこと

*それは、末端の筋肉を鍛えること

*それが鷹爪の拳理です。

*手の末端の筋肉とは、前腕前半の筋肉のことです。これが鷹爪となる。

*では足の末端の筋肉とは?

*それが下腿三頭筋のことです。すなわち、腓腹筋とヒラメ筋。とりわけ、足首に近いヒラメ筋です。

*ヒラメ筋が勁力トライアングルを支えます。

*そして、蹠行性から指行性になります。これが動物武術の意味です。

*すなわち、自分が四足歩行動物になったと想像すること、です。これはあくまで想像です。実際にはヒトは手と足の長さがかなり違うために四足歩行はできません。だから、赤ちゃんはハイハイします。

*そして、指行性四足歩行動物を想像します。それが虎です。

*世の中、体幹トレーニングが流行ですが、動物武術は末端の筋肉のために体幹があります。

*すなわち、前腕前半の筋肉を支えるために前鋸筋があります。さらにそれを下から支えるために腹横筋があります。

*ヒラメ筋を支えるために腓腹筋があります。

*腓腹筋を支えるために大腿二頭筋があります。大腿二頭筋を支えるために大腿四頭筋があります。

*そして、全体のバランスを支えるために内転筋があります。

*末端の筋肉から発想します。それが心意六合拳の鷹爪です。

*中国武術者の大好きな推手も、鷹爪で解決できます。もしも鷹爪の阻止線を突破されたら、体を入れ替えます。それが心意六合拳の吊歩です。あるいは蛇撥草です。無理してがんばる必要はありません。無理してルールを守る必要はありません。

追伸

武式太極拳は実質上、推手を捨てました。その意味は? 考えるべきですけどね。鷹爪で勁力ができます。推手では勁力ができません。この差は大きい。

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by tiger-hawk | 2017-10-21 08:49 | 心意六合*形意

形意炮拳スタイル

*宋氏形意拳・炮拳を練習していたら、5連撃のコンビネーションができました。

*作ろうなんて思っていなかったけれど、なんとなく流れでできてしまいました。

*単なる思いつきかい ! ハイ、そもそも思いつきだけで生きていますから。人生の目的? 武術の目的? そんなものフジマツにはありません。テキトーにいい加減に生きていますからあー。威張るな ! ボケ !

*とまあ、炮拳を練習していたら、新しい発見がいろいろありました。

*というわけで、宋氏形意拳・炮拳の無料ワークショップをやろうかな? と思いつきました。

*形意拳なら知名度もあります。ある程度の練習人口もあります。

*しかし、フジマツ社会的評価ゼロであります。誰一人来ないのでは? その時は一人で練習します。心配ご無用。

*なにしろ、水曜日夜の学校体育館は悲惨な状況でした。止めてしまおうかな? 止めてしまおうと思うこともありましたが、広い体育館は気持ちいいので、続けています。

*というわけで、体育館を無事借りられたら、炮拳・無料ワークショップやります。一人も来なくてもやります。アハハ なにしろ一人練習大好きです。

*フジマツさん、離婚してからクリスマスも正月も一人孤独に過ごしていましたか? などとシロクマさんが嫌なこと言ってました。指摘されるまで孤独なんて感じていませんでした。指摘されると・・・でもまあ、どうでもいいです。今は一人でいることが楽しくなりました。人に気を使うのはメンドー臭い。実は人としゃべるのもメンドー臭い。

*このまま社会的評価ゼロで死んでいきますが、ちくわさんが伝えてくれるでしょう。コボクマシーン1号やシロクマさんは人を教えることに興味ないので。

*というわけで、炮拳5連撃です。

1 起勢から一歩前進して、逆歩炮拳

2 そのまま順歩炮拳

3 半歩前進して、逆歩鑽拳

4 半歩前進して、順歩崩拳

5 半歩崩拳

*これを左側と右側を交互に練習します。別にどうってことないコンビネーションですが、自分一人気に入っています。

*形意拳はいろいろなスタイルをやりました。でもなんだかなあ? なんて感じ。これ使えるの? 

*徐文忠先生の上海の自宅で、山西派形意拳、なるスタイルを習いました。この山西派形意拳、上海にしか存在していません。もちろん、山西省にはありません。

*創始者は宋氏形意拳に関係していますが、その後いろいろなスタイルを取り入れてゴチャマゼスタイルを作りました。ゴチャマゼが悪いわけではありませんが、徐文忠先生が半歩崩拳を震脚で撃ってドヤ顔した時は、完全に冷めました。

*震脚は八極拳でさんざんやったので、もう卒業していました。もうお腹いっぱいで、たくさんです。震脚は気持ち悪くなります。

*その後、形意拳の発源地ー山西省太谷県へ行きました。形意拳の故郷に行けば、何かあるのでは? と期待しました。

*偶然、静かな形意拳ー宋氏形意拳に出会いました。今から考えると偶然ではないような気がしますが。車派形意拳の先生にも会いましたが、普通の形意拳にしか見えませんでした。普通はもう要りませんでした。

*震脚系の形意拳では、安徽省で凄いなあと感じられる青年に会いました。彼の先生は南京中央国術館の先生だった人ですが、国民党関係者だったので文化大革命で迫害されて社会の底辺に沈んでいました。

*中国でいろいろな形意拳を見ましたが、震脚系では彼だけ凄いと感じました。他はふ~ん、普通だなあ、なんて感じ。北京の東城区武術館で見た形意拳は、ざんねーん、でした。まあ震脚は気持ち悪くなるので、膝にも悪いし、パスです。

*もちろん本場の宋氏形意拳にも失敗した先生はいます。本場だから上手いわけではありません。そんな失敗した先生も参考にしました。反面教師として使えます。

*身体が浮いている人は、あれ自分だな、と自分の姿を見ました。これはなかなか成果がありました。この先輩が一番の先生です。アハハ

*「引っ込む鎖骨」も炮拳が一番わかりやすい。というわけで、炮拳スタイルです。

追伸

「なんだか太くなった」・・・最初に気付いたのはオバチャンAでした。太いというより重くなりました、フジマツの下腿三頭筋。その後、シロクマさんにも気付かれてしまった。パワーアップしたな、と言われてしまった。これ、ダラリ鶏歩の効果です。全身の力を抜いてダラダラします。そのまま鶏歩します。だから、ダラリ鶏歩。ダラダラしていると、体重が下へ降りてきます。それを下腿三頭筋が受け止めます。すると、下腿の腓腹筋とヒラメ筋が重くなってきます。

ダラリ効果で、宋氏形意拳の五行拳も重くなりました。六合歩もダラダラやってます。

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by tiger-hawk | 2017-10-20 08:45 | 心意六合*形意

心意六合拳の熊吊膀は形意拳の炮拳

(昨日の体育館から)

*胸と肩の力を抜き、鎖骨を引っ込めます。すると、アーチ状の体幹になります。これが本当の含胸拔背です。

*普通の含胸拔背は、胸を縮ませます。すると、胸に力が入ってしまいます。これは間違いです。

*アーチ状の体幹はなかなか難しいので、文章では伝えられません。興味のある人は体育館に来れば教えてあげます。男性は触って教えられます。女性だと私が警察に逮捕されてしまうので、真似してみてください。

*心意六合拳の熊吊膀(ゆうちょうぼう)、宋氏形意拳の熊の1号、など全てこの体幹で撃ちます。

*心意六合拳と宋氏形意拳の全ての技は、このアーチ状の体幹で撃ちます。

*宋氏形意拳の五行拳だと、炮拳がわかりやすい。

*炮拳の拳は崩拳と同じ、と宋光華先生に教わったので、あまり炮拳を重要視していませんでした。

*しかし、炮拳を重点的にやってみたら、新しい発見がありました。

*体幹の形が心意六合拳・熊吊膀と同じでした。熊吊膀を拳で表現すると、形意拳の炮拳になります。(普通の熊吊膀は力入れ過ぎなので、炮拳にはなりません。)

*炮拳は、熊の1号と2号が融合しているので、とても気持ちよく撃てます。今のところ、マイ・ブームになっています。(死語かな? )

*心意六合拳だと、熊の掌になります。これもわかりやすいので、Hおじさんにやってもらいました。シロクマさんをバンバン叩いていたら、だんだん目の色が変わってきました。危ない ! 逃げろ~~

*そんな練習をゆるゆるとやっていたら、もう時間になりました。また、来週 ! 
追伸 大胸筋の力を徹底的に抜きます。これはなかなか難しいのでゆっくりやってみてください。その分は、前鋸筋と小胸筋でカバーできます。前鋸筋と小胸筋は鉄牛耕地で造れます。

但し、疲れて来るとどうしても肩を使ってしまいます。その時は即時中止します。もうやりません。自分の限界を感じるようにします。今の自分の限界は、一本足鉄牛耕地で12回1セットで5セットです。それ以上やると肩を使ってしまいます。疲れている時は3セットにします。だから、最初は1回でも上等です。

追伸

心意六合拳・鶏行歩を30分やるようにしています。速度は中速です。これでかなり身体の調子がよくなりました。それと宋氏形意拳・炮拳をやります。炮拳風鑽拳も作ってみました。これもなかなかいいです。炮拳風鑽拳はフジマツ・アレンジです。まだ、誰にも教えたことありません。

追伸2

鶏行歩で前足一本足になります。この時に、膝が前へ出てもかまいません。要するに、膝に体重が載らないこと、足指で立ち止まること、が大切なんです。形で理解しようとする人がいますが、それが間違いの元です。形ではなく、内容なんです。内容で判断します。だから、動画では判断できません。私の心意六合拳と宋氏形意拳も、動画では判断できません。ほとんどの人には見えません。見える人は姿勢勁力がある人だけです。

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by tiger-hawk | 2017-10-19 08:12 | 心意六合*形意

肩を使わず前腕だけで撃つ

(昨日の体育館から)

*「出ない鎖骨」をやってみました。

*出ない鎖骨とは、要するに肩を使わない、ということです。

*普通の拳でも掌でも、心意六合拳の単把でも虎撲でも、最後に肩を使ってしまいます。宋氏形意拳の崩拳でも同様です。

*ゆっくりやってもらうと、肩で最後の一押し、をしています。

*この、肩で最後の一押し、を止めてもらいます。

*すると、肩の代わりに何を使うのか?

*直接には、前腕の筋肉です。これが、前腕だけで撃つ、という意味です。

*そのためには、上腕の筋肉を使いません。全て、前腕に意識集中します。そのためにも、体を浴びせてはいけません。

*これが心意六合拳の鷹爪の意味です。

*しかし、これが難しいらしい。特におじさんXは格闘技出身なので、難しいようです。しかし、一般的に、中国武術でも空手でも太極拳でも、最後に肩を使ってしまいます。

*肩を使わずに前腕を使います。この感覚がわかりにくいようです。

*フジマツはどうしてわかったのか? というと、心意六合拳の馬形拳の一つからです。あるいは心意六合拳の龍形裹風かもしれません。

*どちらも、腕がほとんど伸びません。馬形拳の逆突きでは、身体も鶏歩そのままです。腰が全く動きません。この動かない腰が大切です。

*宋氏形意拳の場合、体幹がかなり動きます。拳はあまり伸びないので、体幹の動きで距離を稼ぎます。

*心意六合拳の馬形拳では、その体幹の動きもありません。拳がコブシ一個分動くだけです。

*心意六合拳と宋氏形意拳は何処が違うのか? と質問されました。心意六合拳は鶏歩、宋氏形意拳は六合歩(三体式) 、その違いだけです。

*なんていうと、形意拳者から非難されるかもしれませんが、特殊なフジマツ理論だとご容赦ください。

*で、六合歩は未完成鶏歩なので、撃つ瞬間に鶏歩に近づきます。そのために、龍身と龍腰がはっきり表現されます。

*鶏歩は完成形なので、龍身も龍腰も見えません。もうできあがっている、という前提です。そのために、学習過程がはっきりしないのです。それで失敗する場合があります。

*六合歩は未完成鶏歩ということで、学習過程としての基本功が発達しました。

*それが、龍形基本功、熊の基本功1号と2号です。

*私は秘伝なんかには興味がなかったので、それらの基本功を馬鹿みたいに繰り返しました。今も繰り返しています。

*帰り際に、おじさんXが趙先輝先生の動画を見せて、「これ浮いているよな」と質問していました。いいえ、浮いていません、と答えました。

*趙先輝先生のスタイルは一時期、私もコピーしていました。私の撮影した若い時の映像もあります。私と比べると、かなり硬い表現ですが、かなりヤバい拳です。

*私は硬い表現では無理と判断したので、徹底的に力を抜きました。そこは才能の無さを、やわらかい表現でカバーしたのです。これはどちらでもいいと考えます。

*宋光華先生のほうがやわらかい表現でしたので、その影響もあります。これは好みの問題なので、どちらにせよ、肩の力が抜けていれば問題ありません。

*私は徹底的にやわらかくしたので、太極拳風に表現することもできるようになりました。これには、自分の勁力を見せない、という効果もあります。かなり、ひねくれ者です。性格悪いです。アハハ

*肩の力を最後まで抜ききります。そして、前腕だけで撃ちます。

*もちろん、根本的勁力は、後ろ足の勁力トライアングルとなります。

*そして、体幹は前鋸筋で動かします。そして、最後は前腕だけで撃ちます。

*そのために、前腕の覚醒が必要となります。それが鉄牛耕地です。

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by tiger-hawk | 2017-10-08 08:12 | 心意六合*形意

鋭角になる勁力トライアングル

*弓歩と内転筋の関係を明らかにしたので、心意六合拳・鶏歩と宋氏形意拳・六合歩についても明らかにします。

*鶏歩の例として、虎抱頭と蛇行歩について見てみましょう。

*虎抱頭は、上から下へ肘撃ちします。これ、見たところ、身体が沈むみたいです。そこで、しゃがむ人が多く見られます。

*しかし、しゃがむと全く撃てません。つまり、身体が沈んではいないのです。見た目に騙されてはいけません。ということは沈墜勁ではありません。

*では何が実行されているのか? 

*それは、勁力トライアングルがより鋭角になるのです。ほんの少しだけ、ですけど。

*勁力トライアングルとは、足指・趾球ー足首内側ーヒラメ筋、で造る三角形のことです。これがさらに鋭角になります。特に足首内側の角度が鋭角になります。しかしほんの少しなので、気付く人はいません。教えてくれる先生もいません。私も教わったことはありません。

*では、教わっていない先生はどうやって撃つのか? 肘だけで撃ちます。つまり腕だけで撃ちます。本当は体幹で撃ちます。

*拳も掌も腕だけで撃ちます。単把も虎撲も腕だけで撃ちます。もちろん、全て体幹で撃つべきものです。これは中国の先生でも間違っている場合が少なくありません。注意すべきところです。

*鶏歩の蛇行歩について見てみましょう。

*蛇行歩は、下から上へ肘撃ちします。では、身体は上へ向かうのか? というと、上へ向かうことはありません。

*下から上へ撃つ時、勁力トライアングルは鋭角になります。これもほんの少しなので、気付く人はほとんどいません。

*私も習った当初は全く解りませんでした。教えてくれる先生はいません。

*これも中国の先生でも、間違っている場合が少なくありません。では、間違っている先生は、どうやって撃っているのか? それは勢いで撃ちます。勢いでごまかします。それでも当たれば痛いので、ごまかしてしまいます。

*勢いに頼っていては、本当の勁力を理解することはできません。しかし、迫力はあるので、無知な人は騙されます。

*騙す先生も故意にやっているわけではありません。悪意は無い、というべきでしょう。無知なだけです。でも、無知は罪、なのです。

*どうして馬鹿のフジマツには解ったのか? それは解りません。勢いだけでは、体格差、身体能力差、は埋まりません。負けるのは確実です。

*なによりも、鶏歩そのものに勁力があるのではないか? と、なんとなく考えていました。フジマツの馬鹿な頭も使い方次第です。昔の人も言いました、「馬鹿とハサミは使いよう」ナンチャテ。ちょっと違うかな。

*なによりも撃てるように成りたかった。頭も体格も身体能力も貧弱だけど、だからこそ。

*心意六合拳の鶏行歩も、歩く時に勁力トライアングルが鋭角になります。これもほんの少しだけです。だから、勢いは要りません。

*さて、宋氏形意拳の六合歩です。

*これは五行拳で見てみましょう。そのほうが解りやすい。

*鑽拳は、下から上へ撃ちます。さて、どうなるのでしょうか?

*身体は浮き上がるのでしょうか? そんなことはありません。

*では、沈むのでしょうか? そんなことはありません。

*では? 六合歩は中途半端な鶏歩です。ということは、撃つ時、鶏歩に近づきます。

*これも、鶏歩と同様に、勁力トライアングルが鋭角になるのです。

*崩拳も同様です。劈拳も同様です。横拳も同様です。

*そして、炮拳も同様です。実は炮拳が一番解りやすいと考えています。炮拳の効用は、前鋸筋だけではありませんでした。

*なんとなく気付いていたかもしれません。勁力トライアングルの鋭角化は、宋氏形意拳の六合歩から気付いたかもしれません。どうやら、そのようです。

*なにしろ、六合歩は中途半端な鶏歩です。未完成の鶏歩です。だからこそ、勁力トライアングルの鋭角化に気付きました。

*宋氏形意拳の熊の1号と2号があったからこそ、体幹勁力に気付きました。心意六合拳の龍身と龍腰を解明できました。同じような関係です。

*では、撃てない人はどうして撃てないのか?

*それは勁力トライアングルが鈍角だからです。それだけの理由です。身体が浮いていれば、当然、勁力トライアングルは鈍角になります。でも、沈んでも解決できません。しゃがんでも無駄です。

*これは力んでいると、気付くことはありません。ゆるんでいないと、気付きません。ということは、宋氏形意拳のフニャフニャ五行拳が原点だったのです。

*書いているうちに気付きました。やっぱりフジマツは馬鹿です。というオチでした。チャンチャン

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by tiger-hawk | 2017-09-30 07:24 | 心意六合*形意

弓歩には二種類の方法がある

*心意六合拳の弓歩には、二種類の練習方法があります。これ、シロクマさんに言うの忘れたので、ここに記して、全国のみなさんにも公開します。

*これは心意六合拳・鶏歩にも、宋氏形意拳・六合歩にも関係してくる要領です。

*心意六合拳の弓歩では、内転筋の覚醒が大切です。

*そのために、半腱半膜様筋から大腿二頭筋を引っ張るように緊張させます。

*すると、内転筋が膨らみます。一般的に内転筋は貧弱なので、意識集中しても膨らみません。何処にあるかも解りません。

*覚醒のためには、ある程度の筋肉量も必要となってきます。

(註) 気の発勁信者、内家拳信者、筋トレ主義者、などには筋肉の話しは誤解されますが、ここでは省略します。

*これを第一段階とします。

*しかし、実際に撃つ時は、この緊張が邪魔になります。そんなに気張らなくていいんです。姿勢勁力の邪魔になります。動きも悪くなります。

*そこで、ゆるめてあげます。ゆるんだ状態から入ります。

*すると、内転筋に体重が降りてきます。体重を用いる練習が可能となります。これを第二段階とします。

*内転筋が覚醒していないと、体重が内転筋に降りてくることはありません。だから、まずは内転筋の覚醒が目的となります。次は、内転筋に体重が降りてきますから、これを利用します。

*心意六合拳の鶏歩では、まず、フニャフニャにします。

*次に、宋氏形意拳の熊の1号を掛けます。すると、前鋸筋と腹横筋が緊張します。緊張といっても、そんなにガチガチにしてはいけません。動けなくなります。少しでいいんです。

*宋氏形意拳の六合歩は、未完成の鶏歩ともいえます。

*撃つ瞬間に、熊の1号と2号を掛けます。それまではゆるんでいます。六合歩そのものはゆるんだままです。

*最近、五行拳の炮拳がお気に入りです。これ、前鋸筋が解りやすい。前鋸筋から入ります。

*つまり、熊の2号から入ります。そして、熊の1号で撃ちます。熊の1号と2号が融合しています。ということは、横拳と同じです。

*崩拳も熊の2号から入り、1号で撃ちます。鑽拳と劈拳も同様です。ということは、五行拳は横拳に統合されます。五行拳は横拳に代表されます。

(註) これは宋氏形意拳の話しです。他の形意拳については知りません。その方面の道場で習ってください。

*心意六合拳・弓歩の話しに戻ります。

*まず、内転筋の覚醒を目指します。

*内転筋が覚醒したら、体重を利用する練習に切り替えます。撃つ時も同様です。

追伸

シロクマさんが電子レンジをくれたので、試してみました。やっぱり便利です。ボロ部屋にも文明開化の音、チン、がしました。

追伸2

最近、頭を空っぽにする練習をしています。元々、馬鹿なのでとても簡単なんですけど。幼稚園の頃から、プラプラのったり歩いていたそうです。それで今でも、のんびり鶏行歩しています。がんばって鶏行歩している人を見ると、どうしたんだろう? なんでがんばるんだろう? と不思議な気持ちになります。よく、裸の大将に似ていると言われます。

追伸3

10月8日(日) 光が丘公園でパラグアイ・フェスがあるようだ。ラテン系のきれいなオネーサンが来るぞ。フジマツは残念ながら、上野公園の野外音楽堂へ行きます。怖いオネーサンや怖いオジサンたちが出演します。石井明夫がお気に入りです。

追伸4

希望の党が勝利して、日本は戦争国家になるそうです。これは長生きしないで、早めに死ぬべきだな。まあ自分は何もしないので、逃亡します。アハハ さようなら~~ にしても、希望の党とはいいネーミングですね。まさに全体主義と戦争そのもの。ハンナ・アーレントが生きていたら、なんと言うでしょうか? 

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by tiger-hawk | 2017-09-29 08:30 | 心意六合*形意

形意拳の炮拳と前鋸筋の覚醒

(昨日の体育館から)

*久しぶりにコボクマシーン1号と会いました。

*さっそく、宋氏形意拳の崩拳をチェックしました。

*まだほんの少し体重移動が残っています。彼から体重移動が完全に消えた時、恐ろしい破壊力が生まれるでしょう。

*姿勢勁力においては、何をなすべきか?

*それは、地面を蹴るのではなく、足首が折れ曲がります。(地面を蹴ると、体重移動が起こります。身体が浮きます。)

*そのことは下半身の問題です。

*同時に始まる上半身=体幹の問題があります。

*足首が折れ曲がると同時に、何が起こるのか?

*それは、前鋸筋が始動します。足首(ヒラメ筋) と同時に、前鋸筋にスイッチが入ります。

*体幹の勁力は、前鋸筋から始まります。

*そして、前鋸筋は上腕と肩をスルーして、前腕の筋肉と結合します。心意六合拳の鷹爪です。

*全ての打撃は、前鋸筋から始まります。すると、脇がつぶれることはありません。脇は少し空いています。

*これに気付いたのは、宋氏形意拳の熊の1号と2号からです。動き始めると、まず前鋸筋が始動します。前鋸筋スイッチ・オンです。

*腕撃も、拳も、掌も、前鋸筋の打撃となります。

*太極拳の起勢も、脇がつぶれません。(脇をつぶす太極拳の道場もありますが、それについてはノーコメントでご勘弁。)

*:形意拳の崩拳も、脇がつぶれません。(脇をつぶす拳の道場もありますが、それについてもノーコメントで。 )

*形意拳の横拳も、前鋸筋が効いています。そうしないと撃てません。

*心意六合拳の馬形拳も、脇がつぶれません。虎撲も単把も、脇がつぶれません。全ての技において、脇がつぶれません。前鋸筋が始動しているからです。

*形意拳だと、炮拳がわかりやすい。

*炮拳の後ろの手は、額の高さまで上げます。これは、相手の拳を滑らせて防御しています。

*ところが、もう一つの意味がありました。

*それは前鋸筋の覚醒です。

*手を高く上げてスライドさせるので、脇腹が引っ張られます。すると、前鋸筋を刺激します。

*今まで眠っていた前鋸筋が、目を覚まします。

*これ、腕回し運動と同じ効果です。手をまっすぐに上げて、耳のところから真後ろに回します。すると、脇腹が引っ張られます。脇腹の前鋸筋を刺激します。ゆっくりやってください。

*炮拳は、前鋸筋打撃の典型的な技となります。

*脇が閉じていると、前鋸筋もスイッチが入りません。

*脇の閉じた太極拳や突きは、??? そんなことを習っている人たちは気の毒ですが、それも彼らの選択の結果です。

*心意六合拳の技だと、寒鷹蹲架(かんようそんか) の技で、脇腹が伸びて前鋸筋を刺激します。

*宋氏形意拳だと、五行拳の炮拳です。炮拳には大事な意味がありました。単なる防御ではありませんでした。

*というわけで、炮拳を活歩で練習しました。とても気持ちよかった。脇腹を伸ばしてから打撃すると、とても気持ちいいのです。これが炮拳の秘伝です。本当ですよ。フジマツが発見しました。

*心意六合拳には、もっと直接的な方法があります。脇腹そのものを相手に当てる技です。鷂形と龍形にあります。その場合、脇腹を伸ばして当てます。

*排打功では、相手と同時に脇腹を当てます。そんなわけで、排打功の演武では、三節棍を束ねて脇腹(と腹と背中) を撃たれました。そこで、呼吸法に開眼しました。

*一番最初は、逆腹式呼吸法を実験したので大失敗しました。大きなダメージをもらいました。演武会でしたので、平気な顔をしていましたけど、内心は冷や汗です。KO寸前です。一日、気持ち悪かった。でもお陰で、逆腹式呼吸法は決定的に「使えない」とはっきり確認できました。(そんなところで実験するとは、ホントにアホです。どうもすいません。)

*それからは、ちゃんと雷声呼吸法を用いました。アザはたくさんできるけど、ダメージありません。めでたしめでたし

*そんなわけで、体幹勁力は、腹横筋と腹直筋だけでは決定的に駄目で、前鋸筋の覚醒が大切です。形意拳の炮拳も、前鋸筋が大切です。

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by tiger-hawk | 2017-09-22 08:03 | 心意六合*形意

心意と形意の通低音

*上手い人と下手な人の違いは、何処から来るのでしょうか?

*肩の力を抜くことは当然です。いわゆる中国拳法や太極拳の道場では、そんなことも指導していないこともありますけど。

*肩の力を抜いても不十分です。上腕もフニャフニャにします。

*上腕の筋力と前腕の筋力を分離させなければなりません。突きに上腕三頭筋は不要です。邪魔なんです。もちろん、上腕二頭筋も不要です。使い道が違います。

*必要なのは、前腕の筋力だけです。それも、手首近くの前腕筋です。

*勁力の出る所は、手の指先と足の指先です。

*手の指先を張ります。第一関節の部分です。そのために、前腕筋を使います。

*下手な人は、前腕だけでなく、上腕の筋肉も張ってしまいます。さらに肩も張ります。もう勁力は出て行かれません。引きこもってしまいます。

*その前に、下手な人は第三関節を張ってしまいます。見かけ上の指の付け根です。それは大間違いです。全体を丸くして、第一関節からの指先を張ります。

*その指先で掌を造ります。拳を造ります。

*拳の造り方は、手の甲と手首を真っ直ぐにします。その手の甲の張りをそのままに、指先を丸くして拳を造ります。すると、手の内に空気が残ります。15年振りに来たYさんの表現だと、鉛筆一本握ったような感覚です。

*そして、上腕三頭筋も上腕二頭筋もフニャフニャにします。すると、鋭く速い拳が撃てます。

*そのことは、宋氏形意拳の崩拳で学びました。また、心意六合拳の鷹爪の拳理から学びました。

*肩の力を抜くのはいいんですが、それでは腕を支えられません。

*そこで、肩の代わりのものを用意します。

*それが脇腹の前鋸筋です。前鋸筋から腕が生えます。それが、心意六合拳・形意拳のいうところの「龍身」です。

*これは、なかなかの努力が必要です。特に下手な人は、肩を張って生きて来たので、修正は困難となります。

*私も下手でしたので、苦労しました。才能なんて持ち合わせていませんから。

*それでも、肩に力が入っているなんて自覚はありません。

*幸い? 中国にも下手な先生はたくさんいます。

*山西省太谷県へ行った時、宋光華先生の近所にいた先輩を反面教師にしました。

*その先輩は、身体がフワフワと浮いていました。その崩拳はハエが止まるようでした。でも、その腕力はとても強いものでした。私なんぞひと捻り、なんて感じです。

*その先輩を見て、自分の姿が見えました。腕力は貧弱ですが、身体は浮いています。自分の崩拳もとても遅いものでした。

*歩くと浮いてしまうので、歩くのはあきらめました。とにかく、肩の力と上腕の力を抜きました。その結果、小学生も倒せない崩拳ができあがりました。

*二年後、心意六合拳を学びました。心意六合拳の鶏行歩で、やっと歩けるようになりました。そうしたら、崩拳も撃てるようになりました。

*その後、宋氏形意拳の熊の1号と2号を合体させました。横拳と崩拳の合体です。

*だんだんと、心意六合拳も力が抜けてきました。足首に体重が降りてきました。

*足首が折れ曲がり、指行性に近づきました。足指の出現です。すると、ヒラメ筋が覚醒しました。

*前腕の筋肉が手の指先を支えます。ヒラメ筋が足の指先を支えます。指行性四足歩行動物=虎へ近づきました。

*最近、宋氏形意拳・熊の1号と、心意六合拳・鶏歩を合体させました。みんなにはまだ教えていませんけど。これはなかなかの傑作です。

*心意六合拳は勇猛果敢、というイメージが先行してしまって、勁力を見失うことがあります。中国でもそんな感じです。

*本来、心意六合拳はとても地味な武術です。演武する人は、かなり派手にやりますけど。そのエッセンスは、宋氏形意拳の基本功として目に見える形としてあります。根っこは同じものでしたので、通低する要素があるのです。

*それを見通したのは、日本人=外国人のフジマツの特権です。中国人だったら無理な芸当です。回族=心意六合拳、漢族=形意拳という民族差別構造がありますから。

*私にはほとんど民族差別感情がありません。嫌韓も嫌回も嫌漢もありません。韓国料理も大好きです。そこかい ! 日本人が特別、という感情もありません。でも、中国では私は外国人です。それが幸いしました。

追伸

一ヶ月一回千円のコースに、15年振りのYさんが来ました。この企画、あの人は今? の企画でもあります。結婚したり、子供できたり、転職したり、給料大幅に下がったり、いろいろな事情で離れた人とまた会いたいなあ、という気持ちで作りました。以前より教え方も工夫しています。なお、失業中のサンダーさんは来ないそうです。仕事見つけてください。ヤバいよヤバいよ

オオカミたちの本当の生活、を買ってみた。カナディアン・ロッキーに現れた、あるオオカミ一家の盛衰を追った貴重な記録、とある。他にも、ハンナ・アーレントの「全体主義の起原」の新翻訳もあった。これを買うと食費がなくなるので中止。他にも欲しい本があったが、中止。しばらくオオカミとにらめっこします。でもオオカミ、かわいい。

ジュンク堂には赤ベコもあった。思わず買いそうになった。ヤバいよ

日曜日9時20分~50分、武式太極拳無料教室をやるかもしれません。一人でも来たらやります。来年2月の練馬区報に載せるつもりです。光が丘公園です。

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by tiger-hawk | 2017-09-12 08:33 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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