動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 217 )

原点は熊の1号

*動物武術の原点は、宋氏形意拳の熊の1号です。

*熊の1号は、崩拳の原点です。崩拳は五行拳の原点です。つまり、熊の1号は、様々な拳と掌と技の原点です。(この辺り、宋氏形意拳の公式見解とは違うかもしれません。私の独断と偏見ですから。)

*そして後に、熊の1号は心意六合拳の熊吊膀と同じだと気付きました。すると、熊吊膀の間違いやすい点にも気付きました。それは、肩が体幹から分離してしまうことです。

*熊の1号は、宋光華先生に初めて会ったその日に見せてもらいました。ガツンと撃たれただけですけど。翌日の早朝、一人で見よう見まねで練習していました。すると、起きて来た宋光華先生がゆっくりとやって見せてくれました。習ったのはそれだけです。正味5分位かな。

*それから一人で練習を続けてきました。最近はちょっとアレンジして、体幹の絞りを完全にしました。

*熊の1号は、教えてみると、肩が勝手に動いてしまうようです。そのために、教えることが困難です。(私はすぐにできてしまったため、人の気持ちが理解できませんでした。申し訳ありません。)

*これは、ヒトの習慣性の問題のようです。ヒトは直立二足歩行ですから、腕と肩は地面から解放されました。同時に、腕と肩は体幹から分離しました。

*熊の1号は、分離した腕と肩を、もう一度、体幹に戻すことを要求しています。

*そして、全ての拳と掌と肘と腕と肩を、体幹の支配下に置くことを要求しています。

*その体幹は、二本の横軸と一本の縦軸で構築されています。

*二本の横軸は、前鋸筋と腹横筋です。一本の縦軸は、腹直筋です。

*それを背中の僧帽筋が援護します。それが、牛の字形の体幹となります。

*その始まりが、熊の1号なのです。

*しかし、ほとんどの人は、肩が暴走してしまいます。体幹から肩が分離してしまいます。

*これが、姿勢の勁力を阻害します。姿勢の勁力は、最後は前腕だけで撃ちます。それが、姿勢の崩壊を防ぎます。これが、心意六合拳の鷹爪の拳理です。

*ところが、多くの人は、肩で撃ってしまいます。肩を使ってしまいます。見てみると、肩が詰まっています。そのために、姿勢の勁力が死んでしまいます。

*熊の1号の失敗も、肩を使ってしまうことによります。心意六合拳の熊吊膀の失敗も、肩を使ってしまうことによります。

*熊吊膀は肩を当てますが、肩を使ってはいけません。

*当たる所は肩なのですが、実は体幹が一体となって当たります。

*これが、拳にも掌にも肘にも腕にも適用されます。当たる所は、拳であったり掌であったり、肘であったり腕であったりするのですが、実は体幹が当たるのです。

*これが、心意六合拳は体当たり、と誤解されるところとなります。その誤解している中国の先生も、肩が体幹から分離しています。不幸の上に不幸が重なります。

*幸いにして、宋氏形意拳の熊の1号がありました。偶然なのか、熊の精霊のご加護なのか、知る由もありませんが。

*熊の1号により、肩と腕が体幹に戻ります。肩と腕は、体幹と一体化します。
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by tiger-hawk | 2016-03-23 05:11 | 心意六合*形意

腕は脇腹から生やします

(昨日の体育館から)

*腕は脇腹から生やします。腕を肩から生やしてはいけません。それだと、肩を使ってしまいます。肩を使うと勁力は死んでしまいます。

*腕が脇腹から生えているのが、龍=ワニです。これが爬虫類の特徴です。動物武術の心意六合拳と宋氏形意拳は、龍=ワニから、勁力の体幹を理解しています。

*これを理解してもらうために、心意六合拳・単虎抱頭の劈を練習してみました。劈は腕の伸縮が無いので理解しやすいと考えました。

*単虎抱頭のもう一つの要素は、高い姿勢から鶏歩になることです。正確な鶏歩になるために、足首を折り曲げます。すると、下腿三頭筋に体重が積載されます。

*下腿三頭筋に体重が積載されると、勁力が発生します。これで単虎抱頭の劈が撃てます。

*パンチング・ミットで練習してみました。

*即時に、鶏歩にならないといけません。どんな時にも、遠い距離からも、即、鶏歩になれるように練習します。

*よくある間違い・・・前のめりになること。体重を浴びせて、寄りかかってしまいます。これは、熊吊膀でもよく見られます。体重を直接使ってはいけません。体重は後ろ足の下腿三頭筋に積載します。

*前のめりになると、正確な鶏歩が造れません。いつでも鶏歩に成れるようにすることが大事です。

*鶏歩とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することです。それが必要条件です。目先の攻撃に心を奪われると、鶏歩が崩れて、勁力も崩壊します。

*ですから、勢いに引きずられてはいけません。速度と勢いは別のものだと理解しなければいけません。だから、地面を蹴ってはいけません。地面にはやさしく接します。
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by tiger-hawk | 2016-03-20 06:12 | 心意六合*形意

一本足の鉄牛耕地

*最近、心意六合拳の三盤落地が完成したり、宋氏形意拳の半歩崩拳の構造が解ったり、切れない鶏行歩が完成したり、とても進歩したのですが、その原因が解りました。

*それは、一本足鉄牛耕地の効果です。特に、回す鉄牛耕地ではなく、平起平落の普通の鉄牛耕地の効果です。もちろん、一本足です。二本足よりも一本足です。

*一本足の鉄牛耕地だと何がいいのか? これ、心意六合拳の鶏行歩そのものなんです。特に、一本足の下腿三頭筋そのものです。

*一本足の鉄牛耕地では、足首が効果的に折れ曲がります。その結果、切れない下腿三頭筋ができあがります。すると、切れない鶏行歩=切れない勁力となります。

*もちろん、鉄牛耕地は足指と趾球を使う指行性です。指行性の一本足鶏行歩となります。まさに、理想的です。

*回す鉄牛耕地だと、前へ倒した時に、下腿三頭筋が抜ける時間があります。平起平落の鉄牛耕地だと、下腿三頭筋が抜ける時間はありません。結果として、下腿三頭筋が抜けない鶏行歩、その技ができ上がります。

*回す鉄牛耕地は、前腕と上腕三頭筋に直接効きます。伸び伸びと気持ちいい。いいところもあるのですが、やはり、平起平落の一本足鉄牛耕地を主体に練習しましょう。

*私は、平起平落の一本足鉄牛耕地を、10回1セットで7セットまたは8セット、回す一本足鉄牛耕地を3セットまたは2セットを基準としています。この10セットを、朝昼晩の三回に分けて実行します。

*10回1セットなので、右足一本足で5回、左足一本足で5回、と分けてやります。

*特に、腹と前腕を使います。もちろん、足首と下腿三頭筋も使います。

*注意点は肩を使わないことです。肩が出てしまうと、腕立て伏せになってしまいます。腕立て伏せだと、永遠に肩の力が抜けません。

*そのために、腹と前腕で身体を支えます。腹と前腕で身体を持ち上げます。特に低い姿勢から、腹で身体を持ち上げるように意識します。すると、上手くいきます。

*一本足の平起平落鉄牛耕地、実行しましょう。心意六合拳の鶏行歩も完成します。宋氏形意拳の崩拳も進歩します。
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by tiger-hawk | 2016-03-16 07:11 | 心意六合*形意

形意拳と心意六合拳の間に

*形意拳は槍の技法から考案された・・・という伝説がありますが、もちろん、ただのコジツケです。形意拳は心意六合拳から派生した武術です。

*形意拳の発源地は山西省です。その太谷県は車派形意拳と宋氏形意拳の発源地とされています。隣の祁県は戴氏心意拳の発源地とされています。

*しかし、山西省には形意拳なる名称がありませんでした。車派形意拳は、戦前(解放前) 、車派心意拳と称していました。宋氏形意拳は、私が拝師した時(1989年当時) は、宋式心意拳と称していました。

*形意拳なる名称は、明らかに河北系形意拳からの影響です。それは、北京の国家武術権力からの影響ではないか、と推測されます。

*心意六合拳はイスラームを信仰する回族から創造されました。心意六合拳は心意拳とも、六合心意拳とも呼ばれていました。どれも間違いではありません。

*しかし、形意拳は漢族から発展しました。漢族としては、差別された少数民族から創造された事実は認め難いものだったのでしょう。それで、槍の伝説が創られたと考えられます。また、回族の心意六合拳と区別するためにも形意拳の名称が創られたと考えられます。

*心意と形意は中国語の発音としては、声調が違うけれど音は同じです。中国語には声調というアクセントが四つあります。(広東語には八個もあるそうです。それを知って学習をあきらめました。) 声調が違えば、全く違う言葉となります。

*日本語には音が80個位しか無いのに、アクセントがほとんどありません。箸と橋、にはアクセントの違いがありますけど。それで文脈・文意から言葉を推測することになります。雰囲気を察する日本人です。最近では、"大丈夫"という言葉が、ノーサンキューを意味するそうです。

*さて、形意拳と心意六合拳の最大の違いは、形意拳の三体式(六合歩) と心意六合拳の鶏歩の違いです。

*三体式では、身体が少し開いています。後ろ足が斜めになっています。鶏歩では身体が閉じています。後ろ足が真っ直ぐ前を向いて前足と一致しています。つまり、鶏歩では完全に身体が閉じています。

*形意拳と心意六合拳には、龍腰・龍身の言葉があります。その龍腰・龍身の意味は、体幹の絞り、です。脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって、体幹を絞ります。

*この体幹の絞りについて無知だと、身体が回転してしまいます。典型的なのが、心意六合拳の熊吊膀です。腕が回転して、身体も回転してしまいます。

*これは、龍腰を腰の回転と誤解してしまったことによります。龍腰とは腰とは無関係です。龍腰とは、体幹全部を使うことで、腰を使うことではありません。龍腰とは体幹の絞りです。これは、世界で初めてフジマツが明確化しました。龍=古代ワニの体幹です。

*ところが、宋氏形意拳には体幹の絞りが備わっていました。私のオリジナルではありません。それが、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号です。

*体幹の絞りの過程運動と基本功が、宋氏形意拳には備わっていたのです。そのために、私も体幹の絞りを理解できました。(解説されたことはありません。)

*心意六合拳は、最初の鶏歩から体幹の絞りの完成を求められます。そのために、体幹の絞りを理解できずに、失敗する先生が少なくありません。

*体幹の絞りとは、三体式(六合歩) から鶏歩への過程運動なのです。体幹を絞ることにより、身体は閉じられます。閉じられた身体から勁力は発射されます。それが、動物武術の姿勢の勁力となります。

*幸いにも、心意六合拳の学習の前に宋氏形意拳を学習する機会がありました。それは、運命のいたずらかもしれないし、神様のお導きかもしれません。ともかく、宋氏形意拳の基本功のために、体幹の絞りを理解し体得できました。

*形意拳と心意六合拳の間に、三体式(六合歩) と鶏歩の間に、体幹の絞りの過程運動がありました。

(註1) 、戦前とは第二次世界大戦(太平洋戦争) 以前との意味です。解放前、とは、戦後の国共内戦の結果、中国共産党が政権を奪取する前との意味です。少しずれますが、だいたい同じと解釈しました。正確には、解放前となります。つまり、中国共産党が政権を奪取してから、ということで権力の影響が考えられます。(解放? かどうかは疑問がありますけど。) 

(註2) 、宋氏形意拳では、三体式を六合式と称していました。1989年当時です。その後、三体式と改めたようです。宋光華先生、権力に弱いので(笑) 。私は、歩型なのだから、六合式ではなく六合歩でしょう、と考え、六合歩と称することにしました。
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by tiger-hawk | 2016-03-16 06:32 | 心意六合*形意

両拳の内実は体幹

*心意六合拳にはパンチがありません。どうしてパンチが無いのでしょうか? それは、右拳も左拳も独立していないからです。全ては両拳でできているからです。

*たとえ片拳であっても、両拳で撃っているからです。それが、心意六合拳と宋氏形意拳の馬形拳に現れています。

*心意六合拳の原点は、挑領と鷹捉と虎撲です。それは収勢を構成しています。どれも実は体幹で撃ちます。そのうちの一つの虎撲は両掌で撃ちます。体幹と両掌が一体化しています。

*虎撲から発展した単把も、当たる所は前掌の掌根ですが、その実、両掌で撃ちます。

*鷹捉も、両掌で撃ちます。その腕は、肩からではなく、体幹から(前鋸筋から) 生えています。龍=ワニ=爬虫類の前肢です。挑領も、実は両腕で撃っています。

*心意六合拳と宋氏形意拳の打撃は、全て体幹で撃ちます。だから腕は、肩からではなく体幹から(前鋸筋から) 生えています。それが、龍腰・龍身の正体です。それを理解できない人は、失敗します。

*そのことを理解するために、宋氏形意拳の龍形基本功があります。熊の1号・3号・2号があります。

*「片拳でも両拳」ということを信じてもらうために(会員のみんなは私の言うことを信じていないみたいなので、プププ) 、心意六合拳の馬形拳をやってみました。

*心意六合拳の馬形拳といってもたくさんあるので(宋氏形意拳の馬形拳は一個だけ、楽 ! ) 、その中から馬形◯道を練習しました。

*この馬形◯道なんですけど、◯の字が日本語では使わないようです。中国語の音は、cuan、で声調は第四声です。でもその後ろの字も第四声の道なので、連続すると、たぶん第四声にはならないと思います。

*え? 発音はどうでもいい? こりゃまた失礼いたしましたあー あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! 

*◯の字は、足ヘンで穴カンムリに鼠です。この穴カンムリに鼠は、漢和辞典で見ると、サンと読むらしい。読んでも使わない字ですね。足が付くと、もう普通の漢和辞典には載ってません。え? 諸橋轍次先生の大漢和辞典を見ろや? やですよ、持ってないし、メンドー臭い。意味解んない。

*で◯の字の意味は、跳ねる、です。馬が跳ねるように走る、ようにやれやボケ ! という意味らしいです。しかし、跳躍というよりも、躍動に近い。

*実際、連続して刮地風で、馬が疾駆するようにやります。そのようにやれ、と師匠にも言われました。

*で、躍動という意味なので、日本語としては、馬形躍道、でもいいんじゃね? と勝手に思いました。それで、馬形躍道、ということにしました。躍動だから躍道、ナンチャッテ ! え? 真面目にやれ? どうもすんまへん、旦はん。

*もう、大日本帝国の大本営の決定なので、死んでも覆りません。玉砕しても問題ありません。ホントかい? 文句言う奴は電波停止や !  

*意味は跳ねるなんですが、実際には跳ねません。ジャンプしません。見た感じ、そんなようにやれ、というだけです。疾駆するようにしなさい、ということです。

*馬形躍道は、両拳で撃ちます。この感じで、片拳でも撃てるようにします。これ、実際には、背中の張りで撃ちます。両腕の外側から背中が張ります。つまり、宋氏形意拳の龍形基本功と同じです。

*宋氏形意拳の馬形拳は、前拳と後ろ拳が別れます。でも、両拳が動きます。片拳=前拳だけ動くということがありません。これでも、「片拳でも両拳撃ち」が学べます。

*形意拳の馬形拳は、馬の手綱を持っているような感じです。え? オレは片手で手綱を持ち、片手で拳銃を撃つ? こりゃまた失礼いたしました。まさに、馬賊ですね。馬賊の旦那はともかく、動物武術は、両拳・両掌で撃ちます。

*両掌・両拳の内実は体幹です。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:29 | 心意六合*形意

静かな勁力

*心意六合拳には様々な傾向があります。宋氏形意拳にも様々な傾向があります。それらは流派ともいうべきものです。

*つまり、心意六合拳には様々な流派があります。宋氏形意拳にも様々な流派があります。

*しかし私は、心意六合拳と宋氏形意拳の本質的部分に気付きました。

*それは、第一に素晴らしい先生方に出会えたことによります。第二に、中国での多くの失敗例を反面教師にしました。

*そして、伝統とか、拳譜とか、秘伝とか、伝説とかに捕われることなく、撃てるようになるためには、どうすればよいか? との一点に着目したからです。

*その一つは、宋氏形意拳の龍形基本功に代表される「体幹勁力」です。胸ぐらをつかまれるとか、肩をつかまれるとか、袖をつかまれるとか、手首をつかまれるとか、に対しての逆技がいろいろとあります。しかし、相手の腕力が優れていた場合、技をかけることができません。

*ところが、龍形基本功を応用すると、簡単に相手をつぶせます。それは、腕力で劣っていても、体幹勁力で勝っているからです。この体幹勁力が、心意六合拳と形意拳でいわれるところの「龍腰・龍身」でした。それはもちろん、自分一人で解明しました。

*この体幹勁力が、拳や掌や様々な技となります。

*体幹勁力には、根本勁力が必要となります。それが、足の勁力です。それは、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩に代表される、ニワトリの一本足時間と虎の指行性です。これについては、張克強先生の鶏歩と鷹抓把と、回族の陳先生のアドバイスから、解明しました。

*そしてさらに、前腕の鷹爪です。前腕の筋肉で指を遠隔操作します。特に、指の第二関節に意識集中して指を広げます。すると、前腕の筋肉は緊張するけれど、上腕の筋肉は弛緩しているという状態を造ります。最後は前腕だけで、鷹爪だけで撃ちます。

*発勁の瞬間には、趾球と足指の間の距離と時間を用います。究極の指行性です。この短い距離と時間で撃ちます。これは、心意六合拳の虎抱頭を練習する中で、自分一人で解明しました。宋氏形意拳の崩拳も同様です。

*これは、前足と前手を同着させる技術です。タイミングを合わせます。体重移動のことではありません。これに、趾球と足指ー足首ー下腿三頭筋の、勁力トライアングルを組み合わせます。

*先生方から基本功とヒントをもらいました。それを自分の中で熟成させて、最後は自分一人で解明・整理できました。

*私は馬鹿で才能もありませんが、撃てるように成りたいとの一心で解明しました。だから、みなさんも、撃てるようになるとの執念があればできるようになります。この執念が欠落していると、成功は望めません。

*あるいは、沈墜勁など発勁動作のある蹠行性勁力を選択することも、一つの道ではあります。ヒトは元々蹠行性(せきこうせい) なので、こちらのほうが広い門となっています。これらは虎鷹拳院では取り扱いません。

*ヒト武術=蹠行性の勁力、動物武術=指行性の勁力、という構図になります。

*みなさんの成功を祈ります。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:27 | 心意六合*形意

鰐の体幹、虎の足、鷹の爪

*動物武術(心意六合拳と宋氏形意拳) は、どのような身体を目指すのでしょうか? 

*それを、ワニの体幹、虎の足、鷹の爪、とまとめてみました。

*もはや、人間ではありません(笑) 。怪物です。怪物に人体を改造する計画、それが動物武術です。

*ワニの体幹とは、龍腰・龍身のことです。龍腰・龍身と表現すると、身体をくねくねすることだと誤解されてしまいますが、そもそも龍とは、古代ワニの化石から想像された動物です。顔もワニに似ています。

*龍にも足がありますが、ワニと同様に脇腹から生えています。これは爬虫類の特徴です。つまり、肩がありません。

*動物武術の姿勢の勁力の最大の障害は、肩の力です。肩で勁力を詰まらせてしまいます。爬虫類と同様に、肩は無いものと考えればいいのです。

*龍腰・龍身とは、身体をくねくねさせるものではありません。体幹を絞るためのものです。そのために、蛇よりもワニの体幹を想像します。龍は古代ワニの化石から生まれました。

*体幹は、脇の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞られます。これは、左右の運動路線となります。右脇の前鋸筋から左側の鼠蹊部へ、左脇の前鋸筋から右側の鼠蹊部へ、走ります。

*ワニの体幹は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号、などから造られます。また、心意六合拳の熊吊膀、龍形挿把、などから造られます。そして、鉄牛耕地で仕上げます。(腕立て伏せは肩で実行するので、やってはいけません。鉄牛耕地は腹と前腕=鷹爪で実行します。)

*鶏腿(鶏歩と鶏行歩) は、ニワトリの一本足時間から生まれました。しかし、ニワトリの一本足時間だけでは、決定的に不足しています。

*これに、虎(ネコ科) の指行性を加えます。指行性とは、趾球と足指(肉球) で、立ち、歩くことです。ニワトリの一本足時間は止まっていますが、虎の指行性により、一本足時間は、経過運動となります。(鳥類も指行性ですけど) 

*虎の足は、心意六合拳の鶏歩、弓歩、鶏行歩、宋氏形意拳の六合歩、などから造られます。

*鷹の爪=鷹爪とは、前腕の筋肉で指を遠隔操作することです。前腕の筋肉で、鷹爪の掌を造ります。前腕の筋肉で、鷹爪の拳を造ります。前腕の筋肉は鉄牛耕地で鍛えます。

*まずは鷹の掌を造ります。指の第二関節で、手を広げます。

*次は、指の第二関節で、拳を造ります。これが、鷹爪の拳となります。手首はフラットになります。手の甲の皮膚が張ります。

*これで、動物武術の身体が完成します。ワニの体幹、虎の足、鷹の爪、の三つの要素です。

*姿勢の勁力のネックは、肩の力ともう一つ、太もも(大腿直筋) の力です。一般の人は、太ももに力を入れ過ぎています。これが、鶏行歩の失敗の最大の原因です。

*これは、肩の力と同様に、ヒトの直立二足歩行に由来しています。ヒトは、太ももを人体最大の筋肉として、太ももで地面を蹴って、樹上生活から草原生活へと進出しました。

*さらに、サルは元々、蹠行性(セキコウセイ) ですから、ヒトも踵で立って、踵で歩きます。現代日本人はそれを極端に押し進め、足指を全く使わなくなりました。その結果、ホンダのアシモ君が生まれました。

*これを、足指を使って歩くように改造します。指行性ウォークです。さらに、虎の指行性に改造します。鶏行歩です。すると、太もも=大腿直筋よりも下腿三頭筋に負担がかかります。

*鶏行歩は、自分の体重だけ運搬すればいいのですが、一般の人は太ももで地面を蹴ることにより、余計なことをしてしまいます。当然、太ももは過緊張となっています。これが、姿勢の勁力の障害となります。

*太ももの力を緩めます。すると、足首に体重が降りて来ます。さらに足首の力も緩めます。すると、フクラハギなど下腿三頭筋が覚醒します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:24 | 心意六合*形意

ダウンフォースの謎

ダウンフォース (down force) は、走行する自動車に対して空力によって発生する、負の揚力、つまり自動車が地面に押さえつけられる向きに発生する力である。  (ウキペディア)

*心意六合拳の鶏歩と鶏行歩は、浮き上がってはいけません。宋氏形意拳の六合歩は、浮き上がってはいけません。しかし、歩くと、どうしても浮いてしまいます。

*そこで、ダウンフォースが必要となります。拙著「発勁力」で書いたところの、スポイラー勁のことです。

*特に、心意六合拳の三盤落地は浮き上がりやすい。三盤落地の中の、飢虎撲羊と、三盤落地にある鶏行歩は,浮き上がりやすい。この、浮き上がりやすい性質が、三盤落地を困難にしています。

*そのために、押さえ付けるようなイメージ法を用います。手を前へ出して、押さえ付けるイメージです。

*ところが、実際に押さえ付けるのは、手ではなく足なのです。

*では、足の何処の筋肉を用いるのでしょうか?

*太ももの表=大腿直筋でしょうか? 太ももの表の筋肉で押さえ付けることは、とても簡単です。

*なぜなら、通常、ヒトは太ももの表の筋肉で、地面を蹴って歩いているからです。ウォーキングも、そのようにできています。そして、ランニングも同様です。だから、それをちょっと変えればいいことです。

*ところが、鶏行歩を失敗している人を観察してみると、太ももの表の筋肉でダウンフォースを発生させています。

*さらに、沈墜勁や十字勁や震脚のダウンフォースも、太ももの表の筋肉です。

*となると、太ももの表の筋肉は、動物武術では使えません。大腿直筋でダウンフォースを発生させてはいけません。それは、蹠行性(せきこうせい) を意味します。

*指行性になるためには、どうすればいいのか?

*自分の鶏行歩の動きを観察してみました。すると、太ももの裏の筋肉=大腿二頭筋を使っていることが解りました。大腿二頭筋でダウンフォースを発生させています。

*指行性ウォークでも、大腿二頭筋を活用しています。

*さらに、浮き上がりやすい三盤落地でも、大腿二頭筋を十分に活用させて、ダウンフォースを発生させています。

*この、裏のダウンフォースが、姿勢の勁力の発生に直結します。太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースがあるために、勁力は生きてきます。

*反対に、太ももの表=大腿直筋のダウンフォースは、姿勢の勁力を殺してしまいます。蹠行性になってしまうからです。

*太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースを開発しましょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:22 | 心意六合*形意

指揮棒or猫の髭

*先日、ある人に「小手パンチ」を教えてみたら、「これは小手パンチではない」と叱られた。

*確かに、小手ではなく、体幹で撃ちます。でも、感覚的には、小手パンチなんです。プププ 小手パンチは心意六合拳に基づいています。

*私の宋氏形意拳・崩拳はフニャフニャ崩拳です。でも、実のところフニャフニャではありません。とても鋭くてとても速い崩拳です。他に例がありません。故佐藤聖二さんもびっくりしてました。今はさらに進歩しています。

*宋光華先生よりも速いです。趙川輝先生よりも速いです。フジマツ独自の崩拳です。これは、近いうちに映像にする予定です。

*でも、フニャフニャなんです。何処がフニャフニャかというと、肩がフニャフニャです。胸がフニャフニャです。上腕がフニャフニャです。手首近くの前腕だけが硬くなります。

*このフニャフニャ崩拳、今のところ、撃てる人はいません。でも、たぶん、コボクマシーン1号は近いところまでは行ってます。

*崩拳は、腕の伸縮で撃ってはいけません。これも体幹で撃ちます。そして、体重移動してはいけません。体重移動すると、軽くなってしまいます。体重移動しないから、重くなります。

*フニャフニャ崩拳は、熊の1号と2号に基づいています。

*この熊の1号なんですけど、ほとんどの人は肩を使ってしまいます。肩がフニャフニャではありません。だから、失敗します。胸を使ってしまう人もいます。そして、腕を使ってしまう人もいます。

*実は、熊の1号は、腕の力は使わないのです。拳を動かしますが、拳はフニャフニャなんです。

*では、拳は何のためにあるのか? 何のために動かすのか? それは、体幹と腹を導くためのものです。オーケストラの指揮棒みたいなものです。センサーみたいなものです。猫の髭みたいなものです。

*熊の2号も同様です。熊の3号も同様です。それを拳に一生懸命、力を入れている人がほとんどです。

*正直いうと、こんなこと説明しなければ解らないの? という気持ちですけど、説明することにしました。

*私は説明を受けたことはありません。でも、私はヘンタイですから、普通の人には説明が必要です。

*勁力の根本は、後ろ足の下腿三頭筋にあります。ところが、下腿三頭筋も力を入れてはいけません。それでは、勁力が死んでしまいます。

*後ろ足の下腿三頭筋は、体重を支えるだけでいいんです。それ以上の余計なことをしてはいけません。ところが、みなさん、余計なことをしてしまいます。

*これも説明しないと解らないみたいなので、説明することにしています。入力でもない出力でもない、中間の状態です。いわばニュートラルなんです。

*後ろ足の下腿三頭筋は、自分の勁力のセンサーの役割もあるんです。指揮棒or猫の髭です。
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by tiger-hawk | 2016-03-14 06:20 | 心意六合*形意

技の本質を盗む

(昨日の体育館から)

*片拳でも両拳、片掌でも両掌、について復習しました。どういうことか、というと、拳・掌は、両手で撃つことを基本とする、ということです。

*これは、突き手と引き手、ということではありません。宋氏形意拳にも心意六合拳にも、突き手と引き手の関係はありません。

*突き手は存在しません。引き手も存在しません。

*いわゆる突きも存在しません。

*掌は、心意六合拳の虎撲を、宋氏形意拳の虎形拳を基本とします。

*拳は、心意六合拳の馬形拳を、宋氏形意拳の馬形拳を基本とします。

*片手の突きは存在していないのです。ここが、ボクシングや空手とは違うところです。いわゆる中国拳法とも違います。全ての拳・掌は、両手で撃ちます。

*見た所、片手で撃つ形であっても、その根本は両手で撃っているのです。

*全ての心意六合拳の技、宋氏形意拳の技は、龍形基本功(宋氏形意拳) を根本としています。

*それは、体幹の勁力を造ります。腕の外側から、背中にかけて、張りを造ります。この張りの形で撃ちます。それが、馬形拳となり、虎形拳=虎撲となります。

*すると、片拳・片掌であっても、強い張りができます。それは、片拳・片掌ではないからです。

*つまり、動物武術には、片拳・片掌が存在していないのです。存在しているように見えるのは、見た目だけです。錯覚です。

*あるのは、体幹の勁力、ということになります。これが、龍形基本功の、心意六合拳・虎撲と馬形拳の、宋氏形意拳・虎形拳と馬形拳の本質なのです。

*え? お前はそれを誰に教わったのか? 誰かに具体的に教わったという記憶はありません。自然に理解できました。氷解した、というべきでしょう。

*やっていれば、誰にでも理解できる、と考えていました。でも、そうでもありませんでした。ほとんどの人は、一生懸命、突いています。そんなに力は要らないのになあ・・・なんで力を入れるのかなあ・・・といつも想っています。

*いわゆる突きも、当たれば痛いのですが、体幹の勁力とは根本的に違います。体幹の勁力は、体幹そのものを用います。腕は用いません。肩も用いません。背中と腹を用います。だから、そんなに力は要りません。

*突きならば、空手のほうが強いのです。パンチならば、ボクシングのほうが強いのです。だから、動物武術には、突きもパンチもありません。体幹の勁力ならばあります。それが、虎形拳であり、馬形拳なのです。

*そのことを理解するために、鉄牛耕地をやっているのです。しかし、腕立て伏せをやっている限り、肩の力は永遠に抜けません。永遠に"突き"をやるはめになります。

*私は宋氏形意拳の技の形を習いました。心意六合拳の技の形を習いました。しかし、その本質論の解説を受けたことはありません。

*しかし、私は先生の技を盗むことを心がけていました。その本質を盗むのです。そうしないと、形をなぞっているだけになってしまいます。

*だから、基本功と基本技を大切にしました。だから、姿勢の勁力を獲得しました。それが、宋氏形意拳がいうところの「静」です。心意六合拳がいうところの「影無く来たりて、跡無く去る」です。

*私は世間からインチキとよく言われました。社会的評価ゼロです。でも、全く気になりません。それは、本質を体得しているからです。だから伝統思想も要りません。陰陽五行説も要りません。気も要りません。

*心意六合拳の技の形ならば、宋氏形意拳の技の形ならば、5分もあれば覚えられます。

*しかし、そんなものは、全く役に立ちません。本質を理解して、体得していないと、無意味なのです。

*虎鷹拳院に来て、套路を要求した人たちは、全て失敗しました。勁力を獲得することはできませんでした。そして、消えていきました。残念ですが、どうしようもありません。

*技を盗む気持ち、勁力を盗む気持ち、が大切です。その気持ちが無い人は、必ず失敗します。自分勝手な解釈で失敗します。私に何ができるのでしょうか? 何もできません。

*技の本質を獲得するのは、私ではなく君なのです。勁力を獲得するのは、私ではなく君なのです。

*私は先生の技の本質を盗むことを、心がけました。その手がかりはあります。それが、基本功と基本技なのです。
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by tiger-hawk | 2016-03-10 03:31 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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