動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 198 )

延長しますワークショップ

*武式太極拳ワーク・ショップは、2月19日(日) 12時開場、12時15分~15時15分、の予定です。

*でも、体育館は17時まで借りています。そこで、希望者には延長します。もちろん、希望者だけです。

*心意六合拳の鶏撲食(けいぼくしょく) の歩法を練習します。鶏撲食の歩法の中に、心意六合拳と宋氏形意拳の勁力の根っこがあります。

*この根っこを習得すれば、心意六合拳と宋氏形意拳の根本が理解できます。

*時間があれば、心意六合拳・鶏形単把も練習します。

*なお、武式太極拳ワークショップの参加者が対象です。延長時間だけの参加は認められません。

*武式太極拳の勁力は、虚歩から弓歩の間にあります。虚歩から弓歩に成るのですが、その中間動作が大切です。

*虚歩は、後ろ足の足裏全体で立っています。そこから、つま先へ移動します。つまり、蹠行性(せきこうせい) から隠れ指行性に移行します。

*同時に、後ろ足裏側の下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮します。

*これだけで勁力が発生します。

*ただし、表側の大腿直筋が過緊張している人には難しいものがあります。ガヂガチおじさんは、大腿直筋と大胸筋が過緊張しています。これで勁力は死にます。

*日頃、大腿直筋で歩いている人も大腿直筋が過緊張しています。特に現代日本人は大腿直筋で歩いています。足指は使いません。その結果、ホンダのアシモ君が生まれました。だから、アシモ君には足指がありません。あれが現代日本人の姿です。

*そこで、足をゆるめます。また、足指ウォーキングします。
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by tiger-hawk | 2017-02-07 07:44 | 心意六合*形意

外から自分を観察します

*どうして喬松茂先生は武式太極拳(喬式太極拳) を弟子にちゃんと教えなかったのか? 今は完全に理解できました。

*弟子の演武を見ながら、なんだか浮いているなあ、と喬先生はつぶやきました。それで私は、太極拳における浮いている状態を完全に理解できました。

*独り言なのか? 私に聞こえるようにつぶやいたのか? そこまでは解りませんでしたが。どうせ質問したところで、とぼけるに決まっているのだから。

*先日、素人のオネーサンaを指導したら、初日で心意六合拳・弓歩の勁力を出しました。小さな勁力でしたが、それでも姿勢勁力です。

*それはオネーサンaにいわゆる中国拳法の経験が無かったことが幸いしました。つまり、悪いクセがありませんでした。ガチガチお兄さんでもありませんでした。

*そして、性格が素直でした。本人は素直ではない、と否定していましたが、私もそう思います。とても頑固です。自分の意志を大切にします。だから、いきなり訪ねてきました。私のアホblog だけで判断して。

*でも、私に習いながら私を馬鹿にする人もいます。とてもプライドの高い男もいます。そんな人はたいてい失敗しますが、実在しました。

*以前、一日だけ空手家先生を指導したことがあります。私なんかよりとても腕力があり、身体能力も高そうでした。心意六合拳の弓歩で勁力を出していました。心意六合拳の鶏歩はまだ無理でしたが、続ければ簡単に出しそうです。

*で、私は遠からず倒されてしまうでしょう、彼が悪い人だったら。幸い、いい人でした。まあ普通、悪い人は虎鷹拳院には来ません。頭から馬鹿にしているので。

*でも、心意六合拳のことわざが理解できました。・・・師匠は弟子に餌を与え養う。やがて弟子は師匠を倒す。・・・なんか怖い世界ですねえ・・・

*私が武式太極拳を習った当時、武式太極拳第五代伝人がいました。喬先生は、伝人を名乗りたかったら勝手に名乗れ、なんて言ってました。本を出したかったら勝手に出せ、とも言ってました。私の前ではそんなこと言ってました。つまり、彼のことを認めていませんでした。(彼の本は北京体育大学出版社から出ていました。) 

*私から見ても勁力は無さそうでした。フワフワと浮いていました。後に来日し東京でも指導していました。電話がありましたが、私は行きませんでした。彼が嫌いでしたし、勁力も無いし、他団体でしたし。先のエピソードで演武したのは彼の奥さんです。

*オーストラリアに移住して、後に奥さんを◯したらしいです。どんな事情があったのか知りませんが、彼の奥さんは強烈な人でした。私なら絶対に逃亡するところです。もちろん、◯す発想はありません。裸足で逃げ出します。私、ヘタレなんです。18歳の時も、靴を履いていたら◯されると瞬間に判断して、裸足で逃亡しました。(当時の◯◯なら私の死体は消せます。) 

*というわけで、武式太極拳の勁力は初日でも出せます。ただし、大胸筋と大腿直筋が過緊張している人は出ません。胸・肩・太ももはゆるめてください。いろいろと考える人は失敗します。私の場合はアホなので、勁力だけは成功しました。

*心意六合拳の鶏歩は、微妙なバランスが求められます。地面を蹴るとバランスが良くなります。しかし、姿勢勁力は消えます。

*武式太極拳には鶏歩がありませんから、その分とても簡単です。しかし、普通の弓歩は大腿直筋で造ります。すると失敗します。武式太極拳の弓歩は裏側の下腿三頭筋と大腿二頭筋で造ります。

*いろいろ考える人は、正確に考えてください。客観的に自分を観察します。もう一人の自分がいて、外から自分を観察します。(幽体離脱とは違います。) 外から自分を観察できない人は、進歩が遅くなります。プライドとか自意識は不要です。
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by tiger-hawk | 2017-02-06 07:47 | 心意六合*形意

オオカミの走り?

(昨日の体育館から)

*久しぶりに関西から来たXさんを迎えて、もうすぐコアラと結婚するオネーサンaを交えて、blog に書いた心意六合拳・形意拳のおかしな歩法を教えてみました。

*これさえできたら、もう勁力を獲得してしまうという歩法です。

*一番解りやすい、心意六合拳・鶏撲食(けいぼくしょく) からやってみました。

*最初の一歩が肝心です。これでもう運命が決まります。

*でもやはりちょっと無理でした。鶏歩が浮いている人には早過ぎました。まあ、いつか解ると思うので、解説した要領を忘れないで練習してください。

*鶏歩が浮いている原因は、いろいろあります。人によって違いますが、だいたい共通する原因を並べてみます。

*上半身がゆるんでいないと失敗します。

*学校では、胸を張れ、背筋を伸ばせ、と教えられます。この学校教育が間違っています。だから、真面目な人は悪影響を被ってしまいます。(私は不真面目な人間なので、悪影響はありませんでした。先生のいうことなんか無視です。アハハ) 

*胸を張ると、大胸筋が過緊張してしまいます。これだけで身体が浮いてしまいます。なにしろヒトは直立二足歩行なので、すぐに悪影響が出ます。

*大胸筋が過緊張すると、肩が緊張してしまいます。肩が緊張すると、もういけません。勁力が死んでしまいます。肩はいつもゆるめるように注意します。

*背骨は胴体の真ん中にあります。背中を触ると感じるのは、背骨の突起です。というわけで、背筋を伸ばすと、背骨は反り返ってしまいます。

*背筋を真っ直ぐにするためには、どうしたらいいのでしょうか? 幸いなことに腹直筋があります。腹直筋で体幹を立てます。すると、背筋は真っ直ぐになります。

*お年寄りの背中が曲がるのは、腹直筋が衰えるからです。ではどうしたらいいでしょうか? 腹筋運動する? いわゆる腹筋運動は腰を痛めるたげです。腰痛の原因にもなります。

*腹直筋は体幹を立てます。これだけでいいんです。座っていも練習できます。座って何もしないと、猫背になってしまいます。腹直筋がゆるんでいるからです。腰痛の原因になります。(腹直筋は見せるためのものではありません。腹筋が割れていなくてもどうでもいいんです。腹筋で体幹を立てることが必要不可欠です。) 

*しかし、体幹の土台が必要となります。腹直筋はタテ方向なので、ヨコ方向の柱が必要となります。

*それが腹横筋です。腹をほんの少し凹ませて、左右横へ引っ張ります。ヘソの横数センチのところに圧力点が二つできます。ヘソそのものではありません。だから楕円形になります。

*これが心意六合拳の雷声となります。最初は息を吐きながら実行します。慣れてきたら、息を吸う時も維持します。息を吸う時に腹横筋がゆるんでいると、KOされてしまいます。

*同時に尻を収めます。腹横筋で膀胱のあたりの下腹部を持ち上げるようにします。すると、尻が収まります。これをいわゆる提肛と称します。

*そして、鼠蹊部が折れ曲がります。相撲の蹲踞の姿勢と本質的に同じです。いわゆるハイレグの部分です。真っ直ぐに立っていても、鼠蹊部が伸びてしまわないように注意します。鼠蹊部が伸びていると、とても弱い姿勢となります。中年のオジサンの姿勢を見ると、ほとんどの人の鼠蹊部が伸びています。

*なかなか下半身へ行きません。アハハ

*「哲学者とオオカミ」(愛・死・幸福についてのレッスン) 、マーク・ローランズ著、を読むと、イヌとオオカミの走りの違いについて述べていました。

*イヌの走りは、ほんの少し垂直方向の力が働くそうです。その結果、上下動が生じます。オオカミの場合、上下動が全く無いそうです。その結果、滑るように走るそうです。

*残念なことに、オオカミの走る姿を見る機会がありませんが、上下動が無いのは心意六合拳と宋氏形意拳にも共通しています。特に、心意六合拳の鶏行歩に顕著です。(沈墜勁や震脚を用いると上下動します。地面を蹴ると上下動します。) 

*アメリカのイエローストーン公園に二ヶ月位滞在すれば、オオカミの走りが見えるかもしれない。そんなチャンスは死ぬまで無いけど。アハハ 

(註) 走り=ランニングなので、オオカミの走りと鶏行歩は本質的に異なります。オオカミはバランスが素晴らしいのでしょう。イヌは家畜化されて少しズレたようです。

*ヒトの場合、滑るように歩くためには、足首が折れ曲がります。体重は足首と足指にかかるようにします。すると上下動が消えます。足首と足指は筋肉そのものではありませんから、実態としては下腿三頭筋が働きます。

*浮かない心意六合拳・鶏歩、浮かない宋氏形意拳の六合歩、を造るためには、鼠蹊部と足首が折れ曲がることが必要不可欠となります。

*しかしヒトは低い姿勢を造ると、膝を折り曲げてしまいます。すると、太ももの大腿直筋が過緊張してしまいます。大腿直筋の過緊張とは、実は墜落する姿勢なんです。

*なぜなら、その時、下腿三頭筋は空っぽとなります。足は大腿直筋と直結します。途中が空っぽです。非常に不安定となり、浮いた姿勢となります。浮いた姿勢は墜落するしかありません。

*下腿三頭筋を覚醒させて、浮かない鶏歩、浮かない六合歩を獲得しましょう。
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by tiger-hawk | 2017-02-05 07:56 | 心意六合*形意

おかしな歩き方

*とてもおかしな歩き方です。前足が前へ出ます。心意六合拳と形意拳の最初の一歩は、前足が前へ出ます。例外もありますが、基本の単練法はそうなっています。

*普通の歩き方では、後ろ足が前へ出ます。その後ろ足は前足となります。次の一歩は、やはり後ろ足が前へ出ます。そうして歩いて行きます。

*ところが、心意六合拳と形意拳の最初の一歩は、前足が前へ出ます。そのために、後ろ足に体重のほとんどが載っています。そうしないと、前足を前へ運べません。前足に体重が載っていると、前足を動かすことができません。

*だから心意六合拳の鶏歩は、形意拳の三体式(宋氏形意拳の六合歩) は、ほとんど後ろ足で立っています。

*このおかしな歩き方に、姿勢勁力の基礎勁力が隠されています。

*そのことに無知な人は、震脚に意味があると誤解しています。あるいは、後ろ足を引き付ける「跟歩」に意味があると誤解しています。

*浮いている身体では撃つことができません。だから、震脚や沈墜勁を用います。それだけのことです。後ろ足を引き付けないと、前足を前へ出すことができません。それだけのことです。

*前足を前へ出すためには、前足に体重移動してはいけません。前足に体重移動してしまうと、もう前足は動けません。

*これがニワトリの指行性一本足と関係があります。一本足になることによって、体重移動しなくなります。体重移動以前の動作が加わります。

*ここに、心意六合拳と形意拳の指行性勁力が成立します。

*ジクザク歩法の最初の一歩では、後ろ足が前へ出ます。その時も、いきなり体重移動してはいけません。その前に、指行性勁力が発動します。

*すなわち、後ろ足の下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮します。この場合は弓歩になりませんので、大きい鶏歩・大きい六合歩となります。その最初の「きざし」あるいは「起こり」があります。

*これは解説してもらわないと、なかなか解りません。なぜなら、普通のように歩けば、いきなり体重移動してしまうので、その過程が存在していないからです。

*あるいは、地面を蹴ってしまうと、同様にその過程が消えてしまいます。

*もちろん、私はある段階でこの隠された過程を理解できました。でもこれは例外的でした。多くの人は気付きません。だから私は公開しています。先生から教えてもらったことはありません。でも、先生の動作を観察していれば、理解できました。
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ジュンク堂へ行ったら一冊ありました。これは面白そうです。サル的生き方からオオカミ的生き方へ変われそうです。
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by tiger-hawk | 2017-02-04 08:43 | 心意六合*形意

墜落しない鶏歩・六合歩

*会員のwさんから、沖縄の古謝(こじゃ) さんについて質問されました。あの劈卦拳の天才です。

*もしも天才日本人という言葉を使うならば、それは古謝さんにこそ相応しい。古謝さんの劈卦拳以外、考えられません。劈卦拳には独特の"体幹のうねり"があります。ちょっと真似してみましたが、あの雰囲気は出ませんでした。

*どうしてもっと高い評価が得られないのか? とても不思議です。たぶん、世渡りが下手だったのかもしれません。世間の目も霞んでいたのでしょう。

*キジムナー君の情報によれば、形意拳も教えているそうです。形意拳については知りません。日本の形意拳はガチガチ五行拳が多いようです。もっとも、北京の東城区武術館で見た形意拳もガチガチ崩拳で、ちっとも面白くありませんでした。徐文忠先生に習った形意拳もガチガチでしたけど。

*私は子供の時から運動神経が鈍くて、走っても遅い。反射神経はあるのか? なんてレベルです。二起脚の右足着地はできても、旋風脚の右足着地は無理でした。馬鹿なので人にすぐに騙されます。なにしろ、小学一年生の時、五段階評価でオール1の快挙でした。先生が哀れんで2を一つくれましたけど。とにかく、毎日教室の後ろに立っていました。それで恥ずかしくもなんともありませんでした。

*教師の権威なんか無視していたので、オール1でも平気です。アハハ 18歳の時、私に反論できない東大生のリーダーに殺されそうになり、裸足で逃げ出しました。東大生といっても試験に上手いだけの奴もいます。それはアホです。

*中国では、フジマツがとても危なく見えたのでしょう。周りの中国人が助けてくれました。確かに、ボーとして中国の街をフラフラ歩いていました。馬鹿か? と言われると馬鹿です。

*武術の素質も格闘技の才能もありませんでしたが、それが幸いした一面もあります。つまり、素質や才能に頼ることはできませんでした。そこで自分で工夫しました。

*宋氏形意拳をやってみたら、フワフワと浮いている先輩がいました。ああ成っては駄目だなあ、と痛感しました。自分も浮いていたのですが、それを自覚できたというわけです。フワフワ先輩に感謝です。

*浮くのは、地面を蹴るからです。それは大腿直筋の過緊張です。もっともヒト科は大腿直筋で地面を蹴って、直立二足歩行を始めました。だから、歩けば浮くのです。走ればもっと浮きます。

*それを工夫したのが、心意六合拳の鶏歩です。形意拳の三体式です。しかし、忘れてしまう人もいます。すると浮いてしまいます。

*浮いてしまったら、沈めばいいのです。それが沈墜勁や震脚です。しかし、それは安直な解決法です。浮き沈みの繰り返しになってしまいます。

*もしも戦車のキャタピラのように歩けたら、地上ではかなり強く成れます。オスプレイは墜落しますが、墜落しない鶏歩・三体式(六合歩) を構築すればいいのです。

*そのためには、足首と足指に自分の体重を降ろします。力を抜いて降ろします。大腿直筋の過緊張を解きます。

*そのためには、鼠蹊部と足首が折れ曲がります。もちろん、自分の体重を利用しますので、筋力は直接使いません。筋力は支えるために間接的に使います。

(註)・・・宋氏形意拳が宋式心意拳だった頃、三体式は六合式と称していました。私は六合式の名称を保存しようと想いましたが、歩型なので六合歩としました。宋光華先生は北京の権力・権威に弱いので、宋氏形意拳に成ったようです。現在の中国では仕方有りませんけど。

@ 力なんか抜こうと思ったら簡単に抜ける。・・・と以前は考えていました。だから、力が抜けない人を理解できませんでした。でも私は普通の人ではありませんでした。浮いてはいけないと考えると、それを極端に押し進めます。力を抜くと考えると、それを極端に押し進めます。なんでも極端なんです。偏執狂なんです。アハハ 

@ 今はガチガチおじさん・ガチガチお兄さんのことを、なんとか理解しようとしています。それで教え方を工夫しています。実はガチガチさんは、自分にはできないと決めつけています。だからやりません。やらないことはできるようにならない、ということを理解できません。頭がガチガチです。あるいはプライドが高過ぎる。
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by tiger-hawk | 2017-01-30 07:44 | 心意六合*形意

脊椎動物の拳・掌

*拳・掌の運動線について整理してみます。

*両足を腰幅に平行立ちします。

*両手を下げ、指を身体側面に付けます。

*そのまま肩の高さまで上げます。腕は真っ直ぐのままです。

*両手の指先を合わせます。

*すると、拳・掌の運動線が現れます。

*腕は身体の外側に付いています。だから、拳・掌の運動線は外側から中心へ向かいます。

*いわゆる中国拳法の拳などは、身体の中心から撃ち出されます。

*それは人体の構造に反しているので、とても弱い拳・掌となります。試しに横から押してみてください。身体の中心から出した拳は簡単に崩れてしまいます。これが、推手や化勁の成立する条件となります。

*しかし、拳・掌の運動線は外側から中心へ向かうといっても、身体外側に運動構造を造ってはいけません。

*それだと外の殻で身体を支える構造となります。それは昆虫です。外殻動物は大きな構造を造ることができません。だから、昆虫は大きな身体が造れません。SF映画で巨大な昆虫が暴れますが、あれは無理というものです。エイリアンの成虫も大きくなりますが、外殻動物の虫では無理なのです。

*大きくて重い身体を支えるためには、脊椎動物になる必要があります。

*拳・掌も内部は脊椎を造ります。

*それが、心意六合拳と形意拳の龍腰というわけです。

*それは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かいます。外側から中心の鼠蹊部へ向かいます。内側へ絞り込みます。これは両側で同時に実行します。

*それが、宋氏形意拳の熊の基本功1号というわけです。心意六合拳の単把や熊吊膀も同様です。

*したがって、身体が回転してはいけません。腰の回転もしてはいけません。身体は内側へ絞り込みます。

*心意六合拳の熊吊膀で身体を回転させている先生がいますが、それは大間違いなのです。弱いばかりでなく、当たりません。かするだけです。

*武式太極拳の掌は、耳のそばで敬礼します。それがロウシツヨウホです。身体の外側から中心へ向かいます。そして、内側へ絞り込まれます。すると、脊椎動物の章となります。

*形意拳の崩拳も、身体の中心から撃ち出してはいけません。それではヒトの身体構造に反します。

*そして、体幹は脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ絞られます。

*外殻動物ではなく、脊椎動物になりましょう。
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by tiger-hawk | 2017-01-27 07:57 | 心意六合*形意

無人の荒野を行く

*「無人の荒野を行くが如く」という形意拳のことわざがあります。

*誰が残した言葉なのか、詳しいことは知りませんが素晴らしい言葉です。

*その意味は、相手の存在に惑わされることなく、あくまで自分の姿勢を維持しなさい、ということです。

*前のめりになることなく、いつもの練習と同じように進みなさいと教えています。

*そして、最も重要なのは、肩に力を入れてはいけない、との教えです。

*肩に力を入れてしまうと、肩が突っ張ります。肩で相手の体重を受け止めてしまいます。すると使えるのは腕力だけです。体幹は使えません。足も使えません。

*肩に力が入っていると、勁力の死を招きます。

*日常的に肩に力が入っていなくても、練習の時は肩に力が入っていなくても、相手を意識した瞬間、肩に力が入ってしまいます。

*だから、相手を意識してはいけません。相手を無視するかのように、進んで撃ちます。

*そのような態度の姿勢が大切なのです。

*すると前のめりになることなく、体重移動することなく、肩に力が入ることなく、前進して撃てます。

*だから、無人の荒野を行くが如く、前進します。心意六合拳の鶏行歩も同様です。

*黄土平原をただ一人、どこまでも進みます。放浪する狼のように・・・
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by tiger-hawk | 2017-01-15 08:13 | 心意六合*形意

歩いていない?

*もしも地面を蹴らなかったら? どうなるのでしょうか?

*ハイ、歩けなくなります。アハハ

*宋氏形意拳を学習した頃がそうでした。

*地面を蹴ると身体が浮いてしまいます。身体が浮かないためには、地面を蹴ってはいけません。でも、地面を蹴らないと歩けません。

*そのために、歩くのをあきらめました。つまり、移動稽古はできません。ひたすら、六合歩の定歩で五行拳を撃ちました。

*しかし、後で考えてみると、宋氏形意拳は歩いていません。左の六合歩がまた左の六合歩になる。または左の六合歩が右の六合歩になる。それが単練法や套路の構造でした。

*その途中は一本足になります。歩いていません。

*武式太極拳はどうでしょうか? 武式太極拳も歩いていません。

*左の弓歩が右の弓歩に変るだけです。

*心意六合拳はどうでしょうか? 心意六合拳には鶏行歩があります。心意六合拳の全ての歩法は鶏行歩、と拳譜にあります。

*鶏行歩は歩いているのか? これは微妙なところです。普通に歩くと勁力がありません。そこで一本足時間を長くします。でもなかなか伝わりません。

*それではっきりと、前足一本足で瞬間的に止まることにしました。これでペタペタ歩きを防ぎます。前足がペタペタするのは、緩急が無いからです。

*鶏行歩の中に緩急が無いと、勁力は死んでしまいます。一本足時間は緩急の緩です。ゆっくりと足を送ります。

*前足の着地は緩急の急です。踵は地面に触れるだけで、瞬間的に足指と趾球で立ちます。隠れ指行性になります。踵は上がっていませんが、足指と趾球で立っています。

*これを速く静かに実行します。そのためには、前足をゆるめてしまいます。

*ペタペタするのは、前足に力が入っているためです。すなわち、前足を強く踏み込むためです。

*そのために、武芸の全ては後ろ足の踏み込みにあり、と拳譜にあります。後ろ足の踏み込みとは、なんのことやら解りませんが、後ろ足で支え続けるということです。後ろ足で距離を稼ぎます。それは後ろ足・下腿三頭筋の伸張性収縮のことです。

*普通の歩き方だと、前のめりですから、前足の踏み込みで距離を稼ぎます。一本足時間は短くなります。勁力の形成には足りません。

*後ろ足の踏み込みで、さらに地面を蹴りません。地面を蹴ると浮いてしまいます。そこで、足首が折れ曲がります。鶏歩の場合は、後ろ足の足首が折れ曲がります。

*しかし、鶏行歩になると、前足・後ろ足の区別が無くなります。足首が折れ曲がるのは、前足一本足になった次の瞬間です。その瞬間はまだ前足です。それから足首が折れ曲がります。すると、前足は後ろ足となります。一本足時間はそのまま維持されています。

*鶏行歩を前足一本足にすると、完全に歩きのつなぎ目が無くなります。特に足首の折れ曲がりを強調すると、地面を蹴ることがありません。

*地面を蹴らないと、途中のつなぎ目が無くなります。すると、コストがかかります。疲れます。

*しかし、一本足に体重が集中します。素の体重となります。体重をそのまま全て勁力とすることができます。

*地面を蹴ると、つなぎ目が生じます。すると、勁力として利用できる体重が減ってしまいます。

*これがどれだけ疲れるかという実験があります。階段を登ってみます。片足を一段上に載せます。そこから、身体を引き上げます。また片足を一段上に載ります。そこで、瞬間的に止まります。

*するとつなぎ目が消えてしまいます。そこで地面を蹴れば楽に登れるのですが、瞬間的に止まってしまいました。さあ、一から身体を引き上げなければいけません。これを続けるとたいへんです。

*ある日、突然、駅階段の登りがたいへん辛くなってしまいました。いつも地面を蹴らないようにしていたので、階段でも地面(階段面) を蹴らなくなっていました。アホか ! ハイ、アホです。

*それからは、駅階段は地面を蹴るようにしています。アハハ でもこの実験は面白いのでやってみてください。え? そんなことをする馬鹿はお前だけだ? どうもすいません。

*ともかく、地面を蹴るということは歩きのつなぎ目を造るということです。地面を蹴らないと、運動は継続できません。運動は止まってしまいます。つまり、歩いていません。左右の足が交替しているだけです。それが心意六合拳の鶏行歩となります。

*歩かないので、姿勢の勁力が生まれます。

*ということは、撃つ瞬間は止まっています。ここで長勁と寸勁の区別が無くなります。それには前足指のストッパーを使います。それはまた別の問題になります。
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by tiger-hawk | 2017-01-08 07:51 | 心意六合*形意

前足一本足鶏行歩

*最近、心意六合拳・鶏行歩を前足一本足スタイルに変えました。

*これ、独自のルールがあります。隠れ指行性で前足一本足になります。その時に約2秒間静止します。これで完全に「勢い」が無くなります。

*かなりニワトリに変態できたと考えます。

*これで光が丘公園の林の中を鶏行歩しました。枯れ葉と土の上です。20分間で心が折れました。どうもすいません。根性ありません。

*でもめげずにそれからも続けました。

*すると思わぬ副作用がありました。

*心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩が少し楽になりました。

*心意六合拳・十大形套路でかなり余裕が出ました。

*単虎抱頭と鷹抓把が楽に撃てました。

*これは想定外でしたが、嬉しい誤算です。

*そういえば、鉄牛耕地を一本足に変えました。すると、前鋸筋が発達しました。体幹の形が変化しました。腹横筋・腹直筋・腹斜筋も太くなってきました。

*sさん曰く、ドラムカンだそうです。褒められたのか? なんだか解りませんが、打撃に余裕ができました。心意六合拳と宋氏形意拳(宋式心意拳) 、一本足がカギのようです。

<動物武術の訓練予定>・・・ぬるい練習ですが、遊びにおいでください。予約は要りません。
1月5日(木) 13時~平和台体育館
1月7日(土) 19時~開進第一中学校体育館
1月9日(月) 12時30分~平和台体育館
1月11日(水) 19時~開進第一中学校体育館

@ 極力、勢いを殺すこと・・・これが姿勢勁力の要領です。宋氏形意拳・熊の基本功1号も勢いを殺します。心意六合拳・熊吊膀も勢いを殺します。勢いを殺すことによって、姿勢勁力は強化されます。勢いがあると、勁力として利用できる体重が減ってしまいます。

@ 勢いを殺すのが、前足一本足鶏行歩です。これにより、全ての心意六合拳の技が構成されます。宋氏形意拳も同様です。
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by tiger-hawk | 2017-01-05 07:40 | 心意六合*形意

鷹へ虎へ変態します ! 

*あけましておめでとうございます。

*今年もつぶれている虎鷹拳院とインチキ・フジマツは、ニワトリヘの変態から始めます。

*そして、鷹へ虎へ変態いたします。

*心意六合拳と宋氏形意拳は、ニワトリの指行性一本足が原点です。

*それは、心意六合拳・鶏行歩の前足一本足にはっきりと表現されます。

*その時、体重が一本足の足首と足指に降りてきます。

*それは、ニワトリがゆっくりと歩く姿を見るとはっきりと解ります。体重は一本足の足首と足指に支えられています。

*ところが、これをヒトが真似しようとしてもなかなか難しいようです。

*それはヒトが指行性ではなく蹠行性(せきこうせい) というばかりではなく、体幹が直立しているため重心が高いからです。

*恐竜=鳥類は体幹が直立していないので、ヒトと比較すると重心がかなり低くなっています。

*類人猿は樹木から降りて直立二足歩行を始めた時、太ももの大腿直筋で地面を蹴って進みました。

*そのために、どんなに体重を降ろしても大腿直筋止まりです。

*それが武術の基礎といわれる馬歩に表現されています。

*では、なにが必要なのか? それが、足首の折りたたみです。足首のおりたたみによって指行性に近づきます。

*また、それによって下腿三頭筋が覚醒します。すると、体重が足首と足指に降りてきます。

*そして鼠蹊部の折りたたみによって、膝への体重集中が避けられます。

*鼠蹊部の折りたたみは、同時に尻を収めます。それがいわゆる提肛です。それは肛門の位置を操作するのではなく、また尻や腰を操作するのではなく、腹横筋で下腹部を持ち上げます。腹で操作します。

*それが心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩に表現されます。それが静かな姿勢勁力となります。

*すると、動的勁力の呪縛から解放されます。沈墜勁・十字勁・纏絲勁・震脚などから解放されます。自由になります。

*武式太極拳の弓歩にも姿勢勁力が隠されています。それは隠れ指行性と、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮です。

<正月特訓>
キチガイ水は飲まず、テレビは捨てて、動物武術しましょう。
1月2日(月) 12時~光が丘公園芝生広場端北口方面、道のそばに石のテーブルがあります、
<稽古初め>
1月4日(水) 19時~開進第一中学校体育館
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by tiger-hawk | 2017-01-01 07:28 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
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