動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 204 )

墜落しない鶏歩・六合歩

*会員のwさんから、沖縄の古謝(こじゃ) さんについて質問されました。あの劈卦拳の天才です。

*もしも天才日本人という言葉を使うならば、それは古謝さんにこそ相応しい。古謝さんの劈卦拳以外、考えられません。劈卦拳には独特の"体幹のうねり"があります。ちょっと真似してみましたが、あの雰囲気は出ませんでした。

*どうしてもっと高い評価が得られないのか? とても不思議です。たぶん、世渡りが下手だったのかもしれません。世間の目も霞んでいたのでしょう。

*キジムナー君の情報によれば、形意拳も教えているそうです。形意拳については知りません。日本の形意拳はガチガチ五行拳が多いようです。もっとも、北京の東城区武術館で見た形意拳もガチガチ崩拳で、ちっとも面白くありませんでした。徐文忠先生に習った形意拳もガチガチでしたけど。

*私は子供の時から運動神経が鈍くて、走っても遅い。反射神経はあるのか? なんてレベルです。二起脚の右足着地はできても、旋風脚の右足着地は無理でした。馬鹿なので人にすぐに騙されます。なにしろ、小学一年生の時、五段階評価でオール1の快挙でした。先生が哀れんで2を一つくれましたけど。とにかく、毎日教室の後ろに立っていました。それで恥ずかしくもなんともありませんでした。

*教師の権威なんか無視していたので、オール1でも平気です。アハハ 18歳の時、私に反論できない東大生のリーダーに殺されそうになり、裸足で逃げ出しました。東大生といっても試験に上手いだけの奴もいます。それはアホです。

*中国では、フジマツがとても危なく見えたのでしょう。周りの中国人が助けてくれました。確かに、ボーとして中国の街をフラフラ歩いていました。馬鹿か? と言われると馬鹿です。

*武術の素質も格闘技の才能もありませんでしたが、それが幸いした一面もあります。つまり、素質や才能に頼ることはできませんでした。そこで自分で工夫しました。

*宋氏形意拳をやってみたら、フワフワと浮いている先輩がいました。ああ成っては駄目だなあ、と痛感しました。自分も浮いていたのですが、それを自覚できたというわけです。フワフワ先輩に感謝です。

*浮くのは、地面を蹴るからです。それは大腿直筋の過緊張です。もっともヒト科は大腿直筋で地面を蹴って、直立二足歩行を始めました。だから、歩けば浮くのです。走ればもっと浮きます。

*それを工夫したのが、心意六合拳の鶏歩です。形意拳の三体式です。しかし、忘れてしまう人もいます。すると浮いてしまいます。

*浮いてしまったら、沈めばいいのです。それが沈墜勁や震脚です。しかし、それは安直な解決法です。浮き沈みの繰り返しになってしまいます。

*もしも戦車のキャタピラのように歩けたら、地上ではかなり強く成れます。オスプレイは墜落しますが、墜落しない鶏歩・三体式(六合歩) を構築すればいいのです。

*そのためには、足首と足指に自分の体重を降ろします。力を抜いて降ろします。大腿直筋の過緊張を解きます。

*そのためには、鼠蹊部と足首が折れ曲がります。もちろん、自分の体重を利用しますので、筋力は直接使いません。筋力は支えるために間接的に使います。

(註)・・・宋氏形意拳が宋式心意拳だった頃、三体式は六合式と称していました。私は六合式の名称を保存しようと想いましたが、歩型なので六合歩としました。宋光華先生は北京の権力・権威に弱いので、宋氏形意拳に成ったようです。現在の中国では仕方有りませんけど。

@ 力なんか抜こうと思ったら簡単に抜ける。・・・と以前は考えていました。だから、力が抜けない人を理解できませんでした。でも私は普通の人ではありませんでした。浮いてはいけないと考えると、それを極端に押し進めます。力を抜くと考えると、それを極端に押し進めます。なんでも極端なんです。偏執狂なんです。アハハ 

@ 今はガチガチおじさん・ガチガチお兄さんのことを、なんとか理解しようとしています。それで教え方を工夫しています。実はガチガチさんは、自分にはできないと決めつけています。だからやりません。やらないことはできるようにならない、ということを理解できません。頭がガチガチです。あるいはプライドが高過ぎる。
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by tiger-hawk | 2017-01-30 07:44 | 心意六合*形意

脊椎動物の拳・掌

*拳・掌の運動線について整理してみます。

*両足を腰幅に平行立ちします。

*両手を下げ、指を身体側面に付けます。

*そのまま肩の高さまで上げます。腕は真っ直ぐのままです。

*両手の指先を合わせます。

*すると、拳・掌の運動線が現れます。

*腕は身体の外側に付いています。だから、拳・掌の運動線は外側から中心へ向かいます。

*いわゆる中国拳法の拳などは、身体の中心から撃ち出されます。

*それは人体の構造に反しているので、とても弱い拳・掌となります。試しに横から押してみてください。身体の中心から出した拳は簡単に崩れてしまいます。これが、推手や化勁の成立する条件となります。

*しかし、拳・掌の運動線は外側から中心へ向かうといっても、身体外側に運動構造を造ってはいけません。

*それだと外の殻で身体を支える構造となります。それは昆虫です。外殻動物は大きな構造を造ることができません。だから、昆虫は大きな身体が造れません。SF映画で巨大な昆虫が暴れますが、あれは無理というものです。エイリアンの成虫も大きくなりますが、外殻動物の虫では無理なのです。

*大きくて重い身体を支えるためには、脊椎動物になる必要があります。

*拳・掌も内部は脊椎を造ります。

*それが、心意六合拳と形意拳の龍腰というわけです。

*それは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かいます。外側から中心の鼠蹊部へ向かいます。内側へ絞り込みます。これは両側で同時に実行します。

*それが、宋氏形意拳の熊の基本功1号というわけです。心意六合拳の単把や熊吊膀も同様です。

*したがって、身体が回転してはいけません。腰の回転もしてはいけません。身体は内側へ絞り込みます。

*心意六合拳の熊吊膀で身体を回転させている先生がいますが、それは大間違いなのです。弱いばかりでなく、当たりません。かするだけです。

*武式太極拳の掌は、耳のそばで敬礼します。それがロウシツヨウホです。身体の外側から中心へ向かいます。そして、内側へ絞り込まれます。すると、脊椎動物の章となります。

*形意拳の崩拳も、身体の中心から撃ち出してはいけません。それではヒトの身体構造に反します。

*そして、体幹は脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ絞られます。

*外殻動物ではなく、脊椎動物になりましょう。
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by tiger-hawk | 2017-01-27 07:57 | 心意六合*形意

無人の荒野を行く

*「無人の荒野を行くが如く」という形意拳のことわざがあります。

*誰が残した言葉なのか、詳しいことは知りませんが素晴らしい言葉です。

*その意味は、相手の存在に惑わされることなく、あくまで自分の姿勢を維持しなさい、ということです。

*前のめりになることなく、いつもの練習と同じように進みなさいと教えています。

*そして、最も重要なのは、肩に力を入れてはいけない、との教えです。

*肩に力を入れてしまうと、肩が突っ張ります。肩で相手の体重を受け止めてしまいます。すると使えるのは腕力だけです。体幹は使えません。足も使えません。

*肩に力が入っていると、勁力の死を招きます。

*日常的に肩に力が入っていなくても、練習の時は肩に力が入っていなくても、相手を意識した瞬間、肩に力が入ってしまいます。

*だから、相手を意識してはいけません。相手を無視するかのように、進んで撃ちます。

*そのような態度の姿勢が大切なのです。

*すると前のめりになることなく、体重移動することなく、肩に力が入ることなく、前進して撃てます。

*だから、無人の荒野を行くが如く、前進します。心意六合拳の鶏行歩も同様です。

*黄土平原をただ一人、どこまでも進みます。放浪する狼のように・・・
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by tiger-hawk | 2017-01-15 08:13 | 心意六合*形意

歩いていない?

*もしも地面を蹴らなかったら? どうなるのでしょうか?

*ハイ、歩けなくなります。アハハ

*宋氏形意拳を学習した頃がそうでした。

*地面を蹴ると身体が浮いてしまいます。身体が浮かないためには、地面を蹴ってはいけません。でも、地面を蹴らないと歩けません。

*そのために、歩くのをあきらめました。つまり、移動稽古はできません。ひたすら、六合歩の定歩で五行拳を撃ちました。

*しかし、後で考えてみると、宋氏形意拳は歩いていません。左の六合歩がまた左の六合歩になる。または左の六合歩が右の六合歩になる。それが単練法や套路の構造でした。

*その途中は一本足になります。歩いていません。

*武式太極拳はどうでしょうか? 武式太極拳も歩いていません。

*左の弓歩が右の弓歩に変るだけです。

*心意六合拳はどうでしょうか? 心意六合拳には鶏行歩があります。心意六合拳の全ての歩法は鶏行歩、と拳譜にあります。

*鶏行歩は歩いているのか? これは微妙なところです。普通に歩くと勁力がありません。そこで一本足時間を長くします。でもなかなか伝わりません。

*それではっきりと、前足一本足で瞬間的に止まることにしました。これでペタペタ歩きを防ぎます。前足がペタペタするのは、緩急が無いからです。

*鶏行歩の中に緩急が無いと、勁力は死んでしまいます。一本足時間は緩急の緩です。ゆっくりと足を送ります。

*前足の着地は緩急の急です。踵は地面に触れるだけで、瞬間的に足指と趾球で立ちます。隠れ指行性になります。踵は上がっていませんが、足指と趾球で立っています。

*これを速く静かに実行します。そのためには、前足をゆるめてしまいます。

*ペタペタするのは、前足に力が入っているためです。すなわち、前足を強く踏み込むためです。

*そのために、武芸の全ては後ろ足の踏み込みにあり、と拳譜にあります。後ろ足の踏み込みとは、なんのことやら解りませんが、後ろ足で支え続けるということです。後ろ足で距離を稼ぎます。それは後ろ足・下腿三頭筋の伸張性収縮のことです。

*普通の歩き方だと、前のめりですから、前足の踏み込みで距離を稼ぎます。一本足時間は短くなります。勁力の形成には足りません。

*後ろ足の踏み込みで、さらに地面を蹴りません。地面を蹴ると浮いてしまいます。そこで、足首が折れ曲がります。鶏歩の場合は、後ろ足の足首が折れ曲がります。

*しかし、鶏行歩になると、前足・後ろ足の区別が無くなります。足首が折れ曲がるのは、前足一本足になった次の瞬間です。その瞬間はまだ前足です。それから足首が折れ曲がります。すると、前足は後ろ足となります。一本足時間はそのまま維持されています。

*鶏行歩を前足一本足にすると、完全に歩きのつなぎ目が無くなります。特に足首の折れ曲がりを強調すると、地面を蹴ることがありません。

*地面を蹴らないと、途中のつなぎ目が無くなります。すると、コストがかかります。疲れます。

*しかし、一本足に体重が集中します。素の体重となります。体重をそのまま全て勁力とすることができます。

*地面を蹴ると、つなぎ目が生じます。すると、勁力として利用できる体重が減ってしまいます。

*これがどれだけ疲れるかという実験があります。階段を登ってみます。片足を一段上に載せます。そこから、身体を引き上げます。また片足を一段上に載ります。そこで、瞬間的に止まります。

*するとつなぎ目が消えてしまいます。そこで地面を蹴れば楽に登れるのですが、瞬間的に止まってしまいました。さあ、一から身体を引き上げなければいけません。これを続けるとたいへんです。

*ある日、突然、駅階段の登りがたいへん辛くなってしまいました。いつも地面を蹴らないようにしていたので、階段でも地面(階段面) を蹴らなくなっていました。アホか ! ハイ、アホです。

*それからは、駅階段は地面を蹴るようにしています。アハハ でもこの実験は面白いのでやってみてください。え? そんなことをする馬鹿はお前だけだ? どうもすいません。

*ともかく、地面を蹴るということは歩きのつなぎ目を造るということです。地面を蹴らないと、運動は継続できません。運動は止まってしまいます。つまり、歩いていません。左右の足が交替しているだけです。それが心意六合拳の鶏行歩となります。

*歩かないので、姿勢の勁力が生まれます。

*ということは、撃つ瞬間は止まっています。ここで長勁と寸勁の区別が無くなります。それには前足指のストッパーを使います。それはまた別の問題になります。
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by tiger-hawk | 2017-01-08 07:51 | 心意六合*形意

前足一本足鶏行歩

*最近、心意六合拳・鶏行歩を前足一本足スタイルに変えました。

*これ、独自のルールがあります。隠れ指行性で前足一本足になります。その時に約2秒間静止します。これで完全に「勢い」が無くなります。

*かなりニワトリに変態できたと考えます。

*これで光が丘公園の林の中を鶏行歩しました。枯れ葉と土の上です。20分間で心が折れました。どうもすいません。根性ありません。

*でもめげずにそれからも続けました。

*すると思わぬ副作用がありました。

*心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩が少し楽になりました。

*心意六合拳・十大形套路でかなり余裕が出ました。

*単虎抱頭と鷹抓把が楽に撃てました。

*これは想定外でしたが、嬉しい誤算です。

*そういえば、鉄牛耕地を一本足に変えました。すると、前鋸筋が発達しました。体幹の形が変化しました。腹横筋・腹直筋・腹斜筋も太くなってきました。

*sさん曰く、ドラムカンだそうです。褒められたのか? なんだか解りませんが、打撃に余裕ができました。心意六合拳と宋氏形意拳(宋式心意拳) 、一本足がカギのようです。

<動物武術の訓練予定>・・・ぬるい練習ですが、遊びにおいでください。予約は要りません。
1月5日(木) 13時~平和台体育館
1月7日(土) 19時~開進第一中学校体育館
1月9日(月) 12時30分~平和台体育館
1月11日(水) 19時~開進第一中学校体育館

@ 極力、勢いを殺すこと・・・これが姿勢勁力の要領です。宋氏形意拳・熊の基本功1号も勢いを殺します。心意六合拳・熊吊膀も勢いを殺します。勢いを殺すことによって、姿勢勁力は強化されます。勢いがあると、勁力として利用できる体重が減ってしまいます。

@ 勢いを殺すのが、前足一本足鶏行歩です。これにより、全ての心意六合拳の技が構成されます。宋氏形意拳も同様です。
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by tiger-hawk | 2017-01-05 07:40 | 心意六合*形意

鷹へ虎へ変態します ! 

*あけましておめでとうございます。

*今年もつぶれている虎鷹拳院とインチキ・フジマツは、ニワトリヘの変態から始めます。

*そして、鷹へ虎へ変態いたします。

*心意六合拳と宋氏形意拳は、ニワトリの指行性一本足が原点です。

*それは、心意六合拳・鶏行歩の前足一本足にはっきりと表現されます。

*その時、体重が一本足の足首と足指に降りてきます。

*それは、ニワトリがゆっくりと歩く姿を見るとはっきりと解ります。体重は一本足の足首と足指に支えられています。

*ところが、これをヒトが真似しようとしてもなかなか難しいようです。

*それはヒトが指行性ではなく蹠行性(せきこうせい) というばかりではなく、体幹が直立しているため重心が高いからです。

*恐竜=鳥類は体幹が直立していないので、ヒトと比較すると重心がかなり低くなっています。

*類人猿は樹木から降りて直立二足歩行を始めた時、太ももの大腿直筋で地面を蹴って進みました。

*そのために、どんなに体重を降ろしても大腿直筋止まりです。

*それが武術の基礎といわれる馬歩に表現されています。

*では、なにが必要なのか? それが、足首の折りたたみです。足首のおりたたみによって指行性に近づきます。

*また、それによって下腿三頭筋が覚醒します。すると、体重が足首と足指に降りてきます。

*そして鼠蹊部の折りたたみによって、膝への体重集中が避けられます。

*鼠蹊部の折りたたみは、同時に尻を収めます。それがいわゆる提肛です。それは肛門の位置を操作するのではなく、また尻や腰を操作するのではなく、腹横筋で下腹部を持ち上げます。腹で操作します。

*それが心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩に表現されます。それが静かな姿勢勁力となります。

*すると、動的勁力の呪縛から解放されます。沈墜勁・十字勁・纏絲勁・震脚などから解放されます。自由になります。

*武式太極拳の弓歩にも姿勢勁力が隠されています。それは隠れ指行性と、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮です。

<正月特訓>
キチガイ水は飲まず、テレビは捨てて、動物武術しましょう。
1月2日(月) 12時~光が丘公園芝生広場端北口方面、道のそばに石のテーブルがあります、
<稽古初め>
1月4日(水) 19時~開進第一中学校体育館
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by tiger-hawk | 2017-01-01 07:28 | 心意六合*形意

ニワトリに変態しよう !

*来年はトリ年です。というわけで・・・ニワトリに変態しよう! キャンペーンを開始します。

*え? オメーのインチキブログ、見ている奴なんてイネーヨ ! そうなんですか? まあ、なにをやっても否定されるので、どうでもいいんですけど。あーきれいなオネーサン、帰らないでくださーい !

 
*心意六合拳はニワトリの指行性一本足歩行に学びました。というわけで、心意六合拳の鶏行歩を前足一本足歩行にしてみます。鶏歩は後ろ足裏側立ち、なんですけど。

*前足一本足だと、浮いているか浮いていないかがはっきり自覚できます。その後の踏み出しでも、浮いているとすぐに解ります。

*大きい鶏歩で止まる鶏行歩、を教えてみたのですが、あまり効果はありませんでした。どうもすいません。

*そこで、一気にニワトリに変態してみたいと考えています。私も短気なんで、このほうがいいかな、と考えました。これからは、前足一本足鶏行歩です。

*そのまま、前足一本足の技に移行します。心意六合拳の馬形鑽拳です。

*虎鷹拳院に来る人、なかなか練習しないので、やりにくいのですけど。私は先生に指示されると、止まれといわれるまで30分でも一時間でも一つの技を練習していました。

*とにかく先生の指示が絶対でした。でも、日本人はすぐに止めてしまいます。あっ違う、とか言い出してごまかします。私がやらないとやりません。幼稚園レベルです。

*上海では、6時から18時まで、一つの技だけを練習した時期もあります。その間、先生はお茶飲んだり新聞見たり、来客の相手をしたり、出かけたり、消えたり、していました。

*そもそも発勁の方法なんて教わったことありません。宋氏形意拳では、基本功を頼りに、歩くのをあきらめてひたすら六合歩の定歩で五行拳を撃っていました。

*心意六合拳では、師匠の技を盗みました。鷹抓把や鶏撲食を頭の中でイメージして、地面を蹴らない伸びない後ろ足を発見しました。唯一見せてくれたのが、陳先生の踵上げて降ろして、の動作でした。それを見て、後ろ足裏側の伸張性収縮を確信しました。

*それを伸びない後ろ足で実行します。その後ろ足は、前足一本足から始まります。

*でも、日本人には期待できないので、ていねいに教えることにしています。中国人の教え方だと、あまり効果ありませんし。中国の先生にも駄目な人はたくさんいます。結局、姿勢勁力を体得できないのです。

*でも最後は自分の感覚が頼りです。私の膝の角度や腰の高さを見ても、無駄なんです。自分の感覚を覚醒させて、自分の体重を探します。あなたの感覚まで、私は入り込めません。そんな超能力はありませんから。

*ところでwさんから、センセー字間違えていますよー、と指摘されました。僑松茂先生なんですが、僑の字ニンベン要りませんでした。ごめんなさい。喬が正しい。というわけで、武式太極拳と称することにします。自分が習った時は武式太極拳でした。そのままにします。訂正してお詫びいたします。

<正月特訓>
キチガイ水は飲まず、テレビは捨てて、動物武術しましょう。
1月2日(月) 12時~光が丘公園芝生広場端北口方面、道のそばに石のテーブルがあります、
誰でも歓迎します。お年玉は出ませんけど。

稽古初め・・・1月4日(水) 19時~開進第一中学校体育館

@ シロクマさんから、お年賀いただきました。ありがとうございます。DVDもありました。「心意神功」戴氏心意拳らしい。この人、首振りオジサンだっけ? 戴氏心意拳も動的勁力ですね。沈墜勁の一種みたい。実は1989年に山西省へ行った時、山西省形意拳協会の会長に、よかったら戴氏心意拳の先生紹介してやる、と言われました。一瞬迷いましたが、行きませんでした。今思うと、静的勁力で良かったと想います。
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by tiger-hawk | 2016-12-31 07:03 | 心意六合*形意

自分で自分の体重を探します

*もしも自分が指行性四足歩行動物=虎ならば、手指は足指となり、手首は足首となり、前腕の筋肉は下腿三頭筋となります。

*心意六合拳の鷹爪は、前腕の筋肉で指を操作します。そして、鷹爪の拳・鷹爪の掌ができます。

*体重は足指と足首に降りてきます。それが、心意六合拳の鶏歩・宋氏形意拳の六合歩となります。

*この時に働くのが、下腿三頭筋の足首に近い部分です。この関係は、鷹爪と同じです。前腕の筋肉ですが、手首に近い部分が働きます。

*体重を足首と足指に降ろすことは、たいへんに難しくなります。年単位で考えてください。すぐにできる人は天才です。達人になれます。フジマツはもちろん馬鹿なので達人にはなれませんでした。

*もしも体重が足首と足指に降りて来たら、もういつでも撃てます。棒立ちでも問題ありません。

*力を抜くことの目的は、体重を足首と足指に降ろすことです。だから脱力が目的ではありません。まして、脱力=勁力ではありません。

*高速鶏行歩は可能ですが、限界があります。どんどん速くすると、最後はランニングになって浮いてしまいます。ぎりぎりのところで、ランニングになる手前で止めます。飛行機が永遠に滑走するみたいです。飛び上がりません。だから、地に呪われた心意六合拳です。

*一本足鉄牛耕地は、両足鉄牛耕地よりも楽です。これはオバチャンAが指摘していました。つまり、一本足のほうがバランスがいいのです。

*使うのは、一本足の足首・足指と下腿三頭筋です。手首(掌根と指の第一関節) と前腕の筋肉です。そして腹横筋です。

*鉄牛耕地で下がる時は、前腕の筋肉で支えます。上がる時は腹横筋で身体全体を持ち上げてやります。

*腕立て伏せは肩で支えます。だから、肩甲骨が出てしまいます。大胸筋が緊張してしまいます。そして、腹が落ちてしまいます。上げる時も腹は落ちたままです。

*心意六合拳の鶏行歩は、ニワトリの指行性一本足に学びました。だから、鶏行歩は一本足歩行なのです。

*どういうことでしょうか? 鶏行歩は歩きますからどうしても前のめりになりやすい。体重が足首と足指から抜けてしまいます。つまり浮いてしまいます。そこで、区切りを付けます。

*前足一本足になった時が一歩となります。その時に体重が足首・足指に降りているかどうか確認します。その感覚を確認できたならば、それを維持したまま後ろ足は前足となります。この時に抜けてしまう人がほとんどです。

*膝の角度がどうしたとか、腰の位置が高いとか低いとか、表面・外面ばかり見る人がいます。そのような人は絶対に上達しません。

*そうではなく、自分の内面の感覚を探します。自分の内面の感覚ですから、私はそこまで入り込めません。自分で自分の体重を探します。

<正月特訓> 
やります。正月はキチガイ水を飲んでグダグダしている人がいますが、そんなカラダに悪いことは止めて動物武術しましょう。初めての人も歓迎します。お年玉は出ませんけど。
1月2日12時~光が丘公園芝生広場端北口方面、道のそばに石のテーブルがあります。寒いので暖かくしてください。

@ LLのTシャツとトレーナーは100キロ超級のシロクマさんにあげることにしました。他に着れる人がいないので。ご愛用ください。んじゃ ! 
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by tiger-hawk | 2016-12-29 07:21 | 心意六合*形意

腕の力と足の力

*どうして力を入れると駄目なのか? それを宋氏形意拳で学びました。山西省太谷県で、宋光華先生の自宅にいた時です。近所の先輩が訪ねてきました。

*先輩の拳を見たら、明らかに身体が浮いていました。一つは上半身に力が入っているので、足指まで体重が降りてきません。体幹と腕の問題です。

*もう一つは、地面を蹴ってしまうので、完全に浮いてしまいます。これが深刻な問題でした。勁力は死んでしまいます。

*それを見て、自分も歩けなくなりました。もちろん、自分も浮いていたのです。それはもう酷いもので、後に間違ってコボクマシーン1号にその当時の映像を見られてしまい笑われました。

*それで、歩くのをあきらめて、五行拳をひたすら六合歩の定歩で撃つことにしました。

*これは足の問題ですが、腕の問題もありました。

*腕にも力を入れてはいけないのです。特に、上腕二頭筋だけでなく、上腕三頭筋もいけません。

*上腕三頭筋は腕を伸ばす筋肉ですから、いいようなものですが。後に、心意六合拳の鉄牛耕地で自分の上腕三頭筋は力こぶができましたが。

*上腕二頭筋は相手を引き付ける時に使います。打撃には直接使いません。では、上腕三頭筋は? 無駄に力こぶができたのか?

*これはパンチング・ミットを撃つと解ります。相手を撃つと衝撃が跳ね返ってきます。反動が来ます。その反動を受け止めるために必要でした。

*結局、撃つためには前腕の筋肉が必要でした。上腕三頭筋も上腕二頭筋も直接は必要ありません。もちろん、武術のためには必要ですけど。

*この前腕の筋肉こそ、指の第一関節から先を緊張させる筋肉でした。前腕の筋肉で拳・掌を造ります。これが、心意六合拳の鷹爪です。そして、上腕の力は直接必要ありません。前腕と上腕を使い分けるのです。

*そしてもちろん、肩の力と胸の力を抜きます。これは大胸筋の問題です。心意六合拳の師匠に武術者には大胸筋は要らないと言われました。そんなに大きくする必要はない、とのことです。身体を見せるためには必要ですけど。

*鉄牛耕地では、表側の筋肉を付けることができません。大胸筋はできません。上腕二頭筋もあまり大きくなりません。前腕の筋肉も上腕三頭筋も衣服を着ていると解りません。小胸筋も前鋸筋も全く見えません。腹横筋も見えません。僧帽筋も目立ちません。(僧帽筋も打撃の際に壁になります。) 

*心意六合拳の鶏歩でも、下腿三頭筋はそんなに太くなりません。内転筋は全く見えません。半腱半膜様筋も大腿二頭筋も裏側なので見えません。結局、見えない筋肉を造ります。

*地面を蹴ってはいけない、と宋氏形意拳で学びました。これも、自分で考えました。宋光華先生に指示されたわけではありません。(中国の先生は肝心なことを教えません。教える研究はほとんどしませんから。私も病気してから変化しました。)

*だから、心意六合拳の師匠の技で「伸びない後ろ足」を発見できました。陳先生が、後ろ足の踵を上げて降ろして見せてくれた時、指行性勁力をはっきりと理解できました。下腿三頭筋の伸張性収縮です。

*帰国して教えてみたら、みんな後ろ足の大腿直筋で地面を蹴ってしまいました。これ、見た目は変りません。ほとんど見分けできません。

*日頃、大腿直筋で地面を蹴って歩いていると気付きません。だから、心意六合拳はニワトリの指行性一本足に学んだのです。

*足の力については、大腿直筋の力をゆるめることが必要です。そうしないと下腿三頭筋が覚醒しません。

*腕の力については、腕を前鋸筋から生やすことが必要です。上腕三頭筋も上腕二頭筋も打撃の際はゆるめてしまいます。肩も胸もゆるめてしまいます。前腕の筋肉は軽く使います。これがふにゃふにゃ崩拳となります。

*心意六合拳の師匠に、熊吊膀(ゆうちょうぼう) はクマなんだから力は要らない、と言われました。クマは軽く腕=前肢を振っただけでヒトの身体をえぐってしまう。だから、それを真似して力を入れません。腕力ではありません。腕を力強く振り回している中国の先生もいますけど。(ツキノワグマよりもクロクマかグリズリーを想像してください。) 

*腕力ではなく、体幹全部を使います。それが形意拳と心意六合拳の龍身と龍腰です。それを宋氏形意拳の龍形基本功と熊の基本功1号で学びます。ほとんど全ての人は肩が先行してしまいます。脇腹が主導します。そして、尻も入ります。尻を忘れてしまう人が多いようです。

*腕の力と足の力を抜きます。どのように抜くのか? それが課題となります。
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by tiger-hawk | 2016-12-28 09:25 | 心意六合*形意

人工的不自然武術

*心意六合拳の鷹爪は武式太極拳の手型と同じです。武式太極拳の僑松茂先生にも、同じような手型の指導を受けました。

*その要領は、指を大きく開いて指先だけ緊張させるというものです。指先とは指の第一関節から先ということです。で、実際に教えてみると、指の第三関節を緊張させる人が大部分でした。結果、指先の第一関節は使えません。

*そして、肘も肩も固めてしまいます。上腕三頭筋と上腕二頭筋も緊張させてしまいます。

*鷹爪を教えると、どんどん悪くなる、という結果でした。

*肘も肩もゆるめる必要があります。上腕三頭筋も上腕二頭筋もゆるめる必要があります。

*指の第三関節もゆるめる必要があります。

*鷹爪を教えると、真逆のことをやってしまうようです。

*これ、形意拳と心意六合拳の龍腰でも経験したことです。

*龍腰を教えると、脇腹から身体を捻ってしまうという結果になりました。

*龍腰も鷹爪も、教えるべきではなかった。どんどん悪くなる一方でした。

*足指についても同様でした。足指を意識する、と教えると足指を硬直させてしまいます。

*結局、何かを教えると硬直してしまうようです。反応が硬直しかありません。

*身体を固めることしかできないみたいです。

*そして、ゆるめることを要求すると、全てをゆるめてしまいます。結局、寝るしかありません。

*身体の各部位を部分的に使う、というのが原則です。

*鷹爪ならば、指先の第一関節だけ使う。龍腰ならば、脇腹をゆるめる。足指もゆるめる。足指ウォーキングも心意六合拳・鶏行歩も、やわらかい足指が必要となります。

*全ての筋肉を使う、なんては最低の行為です。筋肉も使い分けします。普通の人は、筋肉の話しを全部の筋肉と受け取ってしまうようです。それでは、身体が硬直してしまいます。

*全ての筋肉を美しくする必要はありません。カラダを見せる仕事をしているわけではありません。

*自分が快適であれば、それでいいんです。

*特に必要なことが、足の筋肉の使い分けです。裏と内の筋肉を主体とします。表の筋肉は意識する必要がありません。

*ところが、現代日本人は表の筋肉で立って歩いています。これを裏と内の筋肉で立って歩くように改造します。それが心意六合拳の鶏歩と弓歩と鶏行歩です。宋氏形意拳の六合歩です。

*これがなかなか難しいようです。私は馬鹿なので、一年半位かかりました。

*表の筋肉で歩くと身体が浮いてしまいます。それは大腿直筋がジャンプの筋肉だからです。ジャンプとは地面を蹴ることです。だからウォーキングもランニングもジャンプしています。

*下腿三頭筋は姿勢を維持する筋肉なので、普通はジャンプに使いません。中には下腿三頭筋で地面を蹴る人もいますけど。どうも八卦掌はそうらしいです。というわけで、八卦掌と心意六合拳は相性が悪いようです。八卦掌を練習するのなら、心意六合拳は止めたほうがよろしいようです。

*鶏行歩は地面を蹴らないので、そのままだと踵から墜落してしまいます。つまり、蹠行性(せきこうせい) だと墜落してしまいます。そこで、蹠行性をあきらめて指行性に近づけます。

*そのために、踵は地面に触れるだけですぐに趾球で立ちます。さらに足指で立ちます。

*本来のヒトは、大腿直筋で地面を蹴って歩きます。だから、自然のままだと沈墜勁や震脚などの選択しかありません。それが蹠行性のヒトの自然です。

*心意六合拳と宋氏形意拳はニワトリの指行性一本足に学んだので、ヒトとしては不自然になります。自然にあるものではなく、人工的なものです。動物武術は自然的武術ではなく、人工的武術です。

*余談ですが、日頃食べている野菜も自然なものではなく人工的なものです。ヒトが数百年以上かけて加工したものを現在食べています。自然な植物には毒物が多いそうです。だからジャングルでは餓死する危険があります。果物は不味いし虫がたくさん入っています。
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by tiger-hawk | 2016-12-25 07:47 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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