動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:姿勢勁力( 243 )

前足指のストッパー&後ろ足指の指行性勁力

*武式太極拳ワークショップから入会した人いるんですか? シロクマさんに聴かれた。もちろん一人もいません。まあ、ネームが違います。例えば、太◯拳とか意◯とか業界では有名どころと、こちらはインチキフジマツですから。

*でもなかなか楽しかったから、それでよし。入会する人は突然来てそのまま入会します。シロクマさんのように。つまり、変人です。フジマツが変態武術なので、虎鷹拳院に来る人はみんな変人です。オバチャンズだけは別ルートで間違って来ただけです。

*どうして肩が暴走するのだろう? どうして肩と尻が同調できないのだろう? どうして腰が暴走するのだろう? どうして足指が隠れたままなのだろう?

*とっても不思議でした。

*でも、肩が暴走するのは、直立二足歩行するヒトの本能的反射です。肩と尻が同調できないのも、直立二足歩行の結果です。四足歩行ではありませんから。腰が暴走するのも、直立二足歩行の結果です。

*足指が隠れたままなのは、現代日本人の足指が既に退化しているから、というわけです。これはちくわさんが指摘していました。つまりホンダのアシモ君です。あのモンスターが日本人の姿です。

*動物武術の心意六合拳と宋氏形意拳は、直立二足歩行を基準としていません。

*それは、ネコ科・イヌ科動物の指行性四足歩行と、ニワトリの指行性一本足を基準としています。それとの、蹠行性ヒトとの妥協の産物が、心意六合拳と宋氏形意拳なのです。

*だから、心意六合拳や宋氏形意拳や武式太極拳の技を学習したところで、全く役に立たないというわけです。技以前の問題が重要です。

*この認識が欠落していると、武式太極拳ワークショップもクソの役にも立ちません。

*それを端的に表現するのが心意六合拳の鶏行歩です。それは蹠行性のフリをした指行性です。

*鶏行歩には、二つの重要な要素があります。

*一つは前足指のストッパーです。

*一つは後ろ足指の指行性勁力です。

*この二つは、心意六合拳と宋氏形意拳と武式太極拳の全ての技に必要です。

*でもどれか一つといわれると、前足指のストッパーは、心意六合拳の単把で学ぶことができます。これは比較的簡単なので、おすすめです。

*後ろ足指の指行性勁力は、宋氏形意拳の崩拳で学ぶことができます。これも比較的簡単です。

*前足指のストッパーが無いと、身体が前方へ流れてしまいます。すると、せっかくの後ろ足指の指行性勁力も消えてしまいます。

*後ろ足指の指行性勁力は、足首が折れ曲がるところから始まります。足首が折れ曲がらないと、足指が出現しないからです。

*これが歩くと、前足の足首が折れ曲がります。それがすぐに後ろ足足首となります。左右の足が交替するので、そうなります。

*なお、足指は何かをしてはいけません。何もしなくていいんです。ここを誤解する人がたくさんいます。そして、地面をつかんだりします。足指は地面をつかんではいけません。もちろん、地面を蹴ってもいけません。なんにもしなくていいんです。

*というわけで、格闘技的武術や動作勁力の流派のみなさんには、全く参考にならないと思います。申し訳ありません。逃げろ~~ 

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by tiger-hawk | 2017-06-24 15:36 | 姿勢勁力

姿勢勁力原論(構造としての勁力)

*姿勢勁力は、姿勢の構造そのものが勁力となります。姿勢勁力=構造勁力ということです。

*この点が動作勁力と決定的に異なるところです。動作勁力とは、いわゆる沈墜勁、震脚、纏絲勁、十字勁、開合、などの動作に基づく勁力のことです。一般的武術は全て動作勁力です。

*例えば、心意六合拳の弓歩で立つ、心意六合拳の鶏歩で立つ、宋氏形意拳の六合歩で立つ、それだけで発勁状態となっています。だから、立つ練習が基礎となります。

*このことを理解していないと、余計な動作を加えて姿勢勁力を崩壊させてしまいます。すなわち、動作を加えることによって、姿勢が崩れてしまいます。

*そのために、肩から発勁することが姿勢勁力の原形となります。この時、肩は動きません。動いてはいけません。肩が動いたら、姿勢勁力の構造が壊れてしまいます。(このことに無知な中国の先生も少なくありません。) 

*そのために、宋氏形意拳・熊の基本功1号が発勁の原形となります。心意六合拳の熊吊膀が発勁の原形となります。どちらも肩が動いてはいけません。

*拳・掌で撃つ場合は、前腕だけが動きます。前腕の筋肉で撃ちます。それが心意六合拳の鷹爪ということです。前腕の筋肉で指を操作します。

*この時、上腕の筋肉は動きません。前腕の筋肉だけ動きます。動作勁力の場合、上腕の筋肉も動きます。上腕の筋肉が重要な役割となります。

*どうして上腕の筋肉は動かないのか? それは上腕の筋肉が動くと、肩も動いてしまうからです。肩が動くと、姿勢の構造が崩れてしまいます。

*肩で当たるのに、肩が動いてはいけません。それが心意六合拳の熊吊膀です。でもそれでは当たりません。相手との距離があると、当たりません。

*そこで、身体全体がそのままの状態で前進します。すなわち歩きます。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*鶏行歩は、姿勢の構造を崩さずに歩きます。ですから、地面を蹴ってはいけません。余計な運動を加えてはいけません。

*だから、勢いを加えません。勢いは殺します。そのために、前足の足指がストッパーとなります。

*体当たりを主張する心意六合拳もありますが、それは動作勁力だからです。姿勢勁力の場合、体当たりはあり得ません。

*肩で当たる場合、肩を動かしたり、前のめりになったりする人がいますが、それは姿勢勁力の構造勁力としての意味を理解していません。

*姿勢勁力は、その構造のための骨格を造ります。それは内骨格となります。脊椎動物と同じ内骨格です。

*動作勁力は、その構造上、外骨格となります。すなわち、運動としては身体外側のラインを使います。

*姿勢勁力の内骨格とは、心意六合拳と形意拳でいうところの龍身・龍腰です。

*龍身とは、腕を脇腹の前鋸筋から動かします。腕と前鋸筋を直結させます。すると、肩をスルーします。

*龍腰とは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞り込みます。このラインは鼠蹊部でクロスして内転筋に繋がります。

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by tiger-hawk | 2017-06-23 08:30 | 姿勢勁力

動物の姿勢に学ぶ

*ヒトの直立姿勢では、足首が硬直しています。足首と踵が地面を蹴っているのです。そのままでは蹠行性となります。

*そこで、足首の力を抜いてしまいます。すると、足首は折れ曲がります。これを利用して歩きます。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*その時の条件としては、足指が地面を蹴ってはいけません。ということは、足指の力を抜きます。だから、足指が地面をつかむなんてことはあってはいけません。

*下腿三頭筋も地面を蹴ってはいけません。ということは、下腿三頭筋も力を抜きます。

*肩・腰・膝も力を抜きます。肩で立ってはいけません。腰で立ってはいけません。膝で立ってはいけません。

*こうしてやっと体重が足首に降りてきます。その足首も力を抜きます。すると、足首は折れ曲がります。すると、足指が出現します。指行性に近くなります。するとやっと体重は下腿三頭筋に降りてきます。

*足指が地面を蹴ってはいけません。すると、下腿三頭筋が体重を支える結果となります。これはあくまで"結果"です。だから、下腿三頭筋に力を込めてはいけません。

*オバチャンBが、お医者さんに矯正された自分の直立姿勢の写真を見せてくれました。それは、ヒトとしての正しい姿勢です。なにしろ直立姿勢ですから。そんなものを見せられて、どう反応したらいいのでしょうか? アホのフジマツは困ってしまいました。アハハ

*動物武術は、ヒトとしての正しい姿勢なんか求めていません。虎(ネコ科)の指行性姿勢について学びます。さらにニワトリの指行性一本足について学びます。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。

*はっきりいうと、ヒトの正しい直立姿勢なんてどうでもいいのです。そんなものはとっくの昔に捨ててしまいました。

*鼠蹊部を折り曲げます。するともう直立姿勢ではありません。さらに尻を収めます。いわゆる提肛です。すると腰の背中側のくびれが無くなります。背中のS字ラインが消えるのです。それはもうヒトとしての正しい姿勢ではありません。

*そして、膝で立ってはいけません。すると、表側の大腿直筋よりも裏側の下腿三頭筋を使います。もはやヒトの姿勢ではありません。

*上半身は直立させるのですが、下半身は指行性となります。その境目の鼠蹊部は折れ曲がるので、四足歩行動物に近くなります。

*動物武術としての心意六合拳と宋氏形意拳の求める姿勢は、ヒトの正しい姿勢ではなかったのです。

*ウォーキングはヒトとしての正しい歩行法です。動物武術者はもはやヒトではありませんから、ウォーキングなんかやらないのです。

*ヒトは直立するために、肩を怒らせて、腰を伸ばして、尻を出して、鼠蹊部を伸ばして、膝で立ちます。

*求めるものは、足指から手指に至る勁力です。それを膝・腰・肩が邪魔します。しかし、足指も足首も下腿三頭筋も邪魔をするのです。

*足指に足首に下腿三頭筋に、力を込めてしまうと、たちまち邪魔をしてきます。

*なにしろ動物武術者も元はヒトですから、ヒトとしての姿勢を否定すると、たいへん疲れます。しかしそれも、変態動物になるための試練です。姿勢勁力を獲得するための試練です。

*動物の姿勢に学ぶのが、動物武術の選択した運命なのです。

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by tiger-hawk | 2017-06-22 08:24 | 姿勢勁力

半人間半動物

*武式太極拳ワークショップに参加してくれたみなさん、ありがとうございました。


*しかし、武式太極拳の弓歩は隠れ指行性です。隠れ指行性なので、直立するヒトの本能と合いません。ヒトの蹠行性(せきこうせい) と合いません。虎鷹拳院の動物武術はヒトの本能に違反しているのです。指行性の姿勢勁力が実感として解らないのは、本能と相容れないからです。


*恐竜=鳥類は指行性の二足歩行です。こちらのほうが隠れ指行性と親和性があります。四足歩行ですが、ネコ科とイヌ科も指行性です。


*スピード・スケートはかなり指行性に近いだろうなあ、と感じていました。さらに身体を前傾させます。あれだけ前傾すると、重心は胸の辺りにあると思われます。すると、まさに恐竜=鳥類そのものです。スピート・スケーターは人間ではなく、恐竜=鳥類だったのです。


*ジャンプ・スキーもかなり前傾姿勢になります。すると、重心は恐竜=鳥類ということです。こんなことを考えるのは、アホのフジマツだけだろうと思いますけど。


*腰の曲がったおばあさんは、残念ながら蹠行性なので人間のままです。アハハ


*ヒトは直立二足歩行です。そして踵で立つ蹠行性(せきこうせい) です。当然、踵は直立しています。すると、足首も直立しています。直立した足首は硬直します。硬直していても日常生活に問題はありません。


*足首が直立している限り、指行性にはなれません。そこで、指行性の心意六合拳・鶏行歩では、足首が折れ曲がります。


*しかし、ランニングはジャンプ運動なので、足指と趾球でジャンプします。ジャンプすると身体は浮き上がりますので、指行性の姿勢勁力としては使えません。


*ウォーキングは蹠行性なので、踵でジャンプします。これもジャンプ運動なので、指行性の姿勢勁力としては使えません。地面を蹴る運動は、見た目はジャンプしていなくても、本質的にはジャンプ運動なのです。だから、大腿直筋主体となります。


*心意六合拳の弓歩と鶏歩、宋氏形意拳の六合歩は、どれも隠れ指行性です。この中で一番指行性に近いのは、心意六合拳の鶏歩です。


*私が指行性に気付いたのも鶏歩からでした。鶏歩の後ろ足の踵は地面から離れています。前足の踵は地面に触れていますが、体重は掛かりません。


*ところが、後ろ足の踵を高くする先生がいます。こうなると、後ろ足の下腿三頭筋は空っぽになります。そして、前足の大腿直筋で立つ結果となります。これは何を意味するのか?


*それは蹠行性です。指行性の振りをした前足一本足の蹠行性です。後ろ足の足首を観察すると、角度としては直立姿勢と同じです。全く折れ曲がっていません。体重が掛かっていないのだから、当然です。


沈墜勁や震脚を使うとこうなります。使用後の姿です。もちろん、勁力は一時停止です。そんな鶏歩の写真を残した有名な先生もいます。もしかしたら、意図的かもしれません。一般的に中国人先生は、本当のことを教えないのです。


*こんな鶏歩をしていると、膝を壊す危険性があります。膝が痛くなります。これを膝で立つ、と私は称していました。でも、わからない人がいました。そこで、人を教えるためにはどうすればいいのか? フジマツはアホ頭で考えました。


*それが、折れ曲がる足首です。足首が折れ曲がると、必然的に体重は足指と趾球のほうへ行きます。足指の出現です。しかし、足指ちと趾球だけで体重を支えるのは無理なので、下腿三頭筋が助けてくれます。下腿三頭筋の覚醒です。


*しかし、鼠蹊部が伸びているとやはり体重は膝に掛かります。鼠蹊部も折れ曲がることが必要です。四足歩行動物の鼠蹊部もやはり折れ曲がっています。それが直立すると、鼠蹊部が伸びます。


*ヒトの直立姿勢を考えてみると、鼠蹊部が伸びています。足首も伸びています。それが人間というものです。蹠行性ですから、踵に体重を降ろします。人間ですから。


*それに違反するのが動物武術としての宋氏形意拳と心意六合拳です。


*オバチャンBが、お医者さんに矯正された正しい姿勢の写真を見せてくれました。これはどうなのよ、フジマツセンセーというわけです。それが正しい人間の姿勢です。動物武術は人間の姿勢ではありません。動物ですから。


*先に上げたスピートスケートの姿勢も、ジャンプスキーの姿勢も人間のものではありません。恐竜=鳥類の姿勢です。


*しかし、心意六合拳と宋氏形意拳は前傾姿勢を嫌います。簡単に倒されてしまいます。しかも、後ろ足の下腿三頭筋は空っぽになります。それでは無意味です。無勁力ですから。


*そこで、上半身は直立させます。ところが、下半身は直立しません。上半身は人間ですが、下半身は動物です。それが動物武術です。


*人間の本能に反した奇妙な半人間半動物ができあがります。


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by tiger-hawk | 2017-06-21 08:36 | 姿勢勁力

筋力ではなく体重です

*日曜日・・・9時から宋氏形意拳を個別特訓。12時15分から開進第一中学校体育館で、武式太極拳ワークショップ。ちくわさんに助けられながら、なんとか乗り切る。15時15分から延長戦、17時解散。みんなも疲れてグッタリ。

*月曜日・・・9時から宋氏形意拳を個別特訓。昨日とは別の人です。12時30分からサンダーさんが参戦。13時頃、オバチャンBも参戦。15時15分、とりあえず終了。オバチャンBはそのまま仕事へ。

*そのまま公園に移動して、練習再開。既にフジマツは電池切れ。もう駄目そう。サンダーさんが指導してくれて、基本功を特訓。フジマツはベンチに腰掛けたら、そのまま寝落ちする。しばらくして復活。フジマツさんがお手本を示さないとダメですよ、とサンダーさんに叱られる。

*次はいつ来れるかわからないというので、朝から基本功を徹底的に練習。宋氏形意拳の熊の基本功0号・1号・3号(横拳) ・2号、龍形基本功、さらに鷂形基本功、猴形基本功まで。

*五行拳、馬形拳、虎形拳、さらに猴形拳で彼の頭もパンク状態。フジマツの頭とカラダもパンク状態。頭が重い。いつもは空っぽの頭なんですが。脳が白化している模様。アルツハイマーがさらに広がった。

*彼の足もパンパンに張れて、古傷の膝が悲鳴を上げている状態。サンダーさんが緊急治療。とりあえず復活したけど、もう無理なので、18時過ぎに解散。彼はそのまま新宿から長距離バスで帰るとのこと。おつかれさまでした。サンダーさんだけは元気なので、電車賃がもったいないと歩いて帰宅。2時間位歩くらしい。

*みなさんの課題・・・やはり肩を中心にして動くので、肩の力が抜けない。肩の力を抜いて、脇腹主導に切り替えること。しかし、脇腹を捻ってはいけません。脇腹を捻ると間寛平ちゃんのイヤンイヤンになってしまいます。フジマツが真似すると、「面白い」とオバチャンBが笑います。お笑い芸人になれば良かった? あれもメンタル強くないと無理っス。

*私の前鋸筋を触ってみて、みんなびっくりしてました。前鋸筋は、鉄牛耕地で造ります。なるべく肩を使わないようにすると、代わりに前鋸筋や小胸筋が助けてくれます。僧帽筋も助けてくれます。前鋸筋と腹横筋は宋氏形意拳・熊の1号でも強化します。熊の1号のほうがわかりやすい。

*意識としては、前腕の筋肉と腹筋で身体を支えます。腹筋は腹横筋主体です。脇腹主体と書いたけれど、身体全体は腹横筋で主導します。

*そして、鼠蹊部と足首を折り曲げます。これには力は要りません。力は邪魔です。あくまで自分の体重を利用します。筋力ではなく体重です。これ、重要。体重は力を抜かないと感じられません。

*足首が折れ曲がると、足指が出現します。指行性に近くなります。この足指から手指へ至る勁力を造ります。途中、膝、腰、肩、などが邪魔します。邪魔者を排除しなければなりません。

*いつもは、膝・腰・肩などで身体を操作しています。これを変態させます。膝・腰・肩を使うのは、ヒトの直立二足歩行の本能です。

*この本能の部分を変態させるのが、動物武術としての宋氏形意拳と心意六合拳です。すると、指行性の姿勢勁力となります。外的勁力・動的勁力は要らなく成ります。姿勢勁力のほうが面白いと想います。面白ければそれでいいんです。

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by tiger-hawk | 2017-06-20 08:14 | 姿勢勁力

ゴクイ「相手を足指で捉える」

*アホのフジマツは、どうして指行性の姿勢勁力を発見できたのか? 会員のシロクマさんには学習障害といわれています。ちくわさんにはアスペルガーといわれています。つまり、フジマツは頭がおかしい。自分でもおかしいと想う。アハハ


*私には武術の素質も格闘技の才能も完全に欠落していました。それが幸いしました。


*持って生まれたものが貧弱でした。頭も悪い。身体能力も低い。だから自分の才能に頼ることはできません。もちろん達人なんて無理っス。


*でもせっかく武術をやっているのだから、撃てるようになりたいと想いました。それだけのことです。


*それと中国の伝統思想はそんなに重要ではない、と解りました。まあ、ウソとはったりが多い。荘子なんて全編はったり。気とか馬鹿ではないのか? 気で打つなんて詐欺師です。あるいは言語障害です。気で発勁はできません。


*発勁には生きている肉体が必要です。血と肉と骨が必要です。そして、勁力運動が必要です。


*勁力運動には、外的勁力運動と内的運動があります。内的勁力運動は目に見えません。それは、足指から手指へ連なります。


*外的勁力運動は目に見えます。いわゆる、沈墜勁、震脚、十字勁、纏絲勁、開合、いろいろあります。


*どっちでもいいんですが、私は静かなほうが好きです。震脚にはうんざりしていました。なにより、勁力運動が一時停止してしまいます。それは沈墜勁などの外的勁力も同じです。


*姿勢勁力は地面からエネルギーをもらうので、勁力運動の一時停止はありません。しかし、現代日本人の足指は眠っているので、地面を感じ取れません。感覚端子が死んでいます。その結果、アシモ君という化け物が生まれました。


*足指はむしろ、地面を蹴ってしまいます。指行性のランニングも、地面を蹴ってしまいます。ウォーキングも地面を蹴ってしまいます。大切なパートナーの地面に暴力を加えてしまいます。地面へのDVです。


*DVはやめて、地面にはやさしく接しましょう。そして、上半身の力を抜きます。すると、体重は足首へ降りてきます。


*しかし、ヒトは直立二足歩行なので、足首は硬直したままです。そこで、足首をゆるめてしまいます。すると、体重は足指へ到達します。


*しかし、それだけでは体重を支えられないので、下腿三頭筋が覚醒します。それを心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩で知りました。


*太極拳はゆっくり運動なので、かつては内的勁力が存在していたはずです。しかし、外的勁力を導入したために、内的勁力は失われてしまいました。


*今日では、知る限りでは、武式太極拳(僑式太極拳) に内的勁力が残されています。


*内的勁力には出口が必要です。それが心意六合拳の鷹爪です。すなわち、前腕の筋肉のことです。


*18日の武式太極拳ワークショップで、内的勁力に触れてみましょう。遊び感覚で練習します。


<今日のゴクイ>


*肩に力が入っている人、肩に力を入れてしまう人、は勁力が出ません。自ら勁力に蓋をしてしまいます。


*そんな人は、肩で相手を捉えているのです。そんなことは止めましょう。永遠に撃てません。


*ではどうすべきか?


*「相手を足指で捉えます」、自分の足指で捉えます。そして、撃ちます。ゴクイ「相手を足指で捉える」です。


*足指が覚醒すると、足指が目のような感覚器官になります。その足指の目で相手を捉えます。


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by tiger-hawk | 2017-06-17 08:46 | 姿勢勁力

足指を見つけるために

*指行性の姿勢勁力は、その名の通り、姿勢によって勁力が発生しています。つまり、ある種の姿勢であれば、発勁状態というわけです。

*その姿勢とは、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、武式太極拳の弓歩、などです。

*そこからアホのフジマツは、必要最低限の要素を取り出しました。それさえあれば、棒立ちでも撃てる、というわけです。

*それは二つあります。

*それは、鼠蹊部の折れ曲がり、足首の折れ曲がり、の二つの要素です。

*鼠蹊部の折れ曲がりには、尻を収める=提肛が含まれています。尻を出してはいけません。

*足首の折れ曲がりは、蹠行性(せきこうせい) から指行性への変態を促します。つまり、足指を出現させます。

*ヒトは直立二足歩行といわれますが、直立しているので、足首が硬直しています。すると、足指に体重がかかることはありません。

*すると、小さな歩幅だと足指は使うことがありません。

*大きな歩幅でも、地面を蹴っていると、足首は硬直したままです。これは、ウォーキングやランニングのことです。

*そこで、地面と仲良く歩きます。そう、肉球のあるネコのように。しかし、ネコ科やイヌ科は指行性ですが、四足歩行です。二足歩行のヒトとはかなり距離があります。

*そこで、二足歩行の動物に学びます。そう、恐竜=鳥類のことです。その中でも、静かなニワトリの指行性一本足に学びます。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。それが、心意六合拳と形意拳の原点です。

*今日では、鶏歩の無い心意六合拳、鶏行歩の無い心意六合拳もなどもあるそうです。長い間に、動物武術から人間武術へ戻って(退化して) しまったわけです。そのほうが安易ですから、原点を忘れてしまったのです。

*そうなると、姿勢勁力も失われているので、外的勁力・動的勁力が必要となってきます。それが、沈墜勁や震脚などとなります。その他にも、十字勁、纏絲勁、開合、人間の世の中にはいろいろあります。

*姿勢勁力とは、足指から手指への内部運動です。その内部運動が無いとなれば、外部運動が必要となります。それが一般的な発勁というわけです。だから、発勁は爆発、ということです。しかし、内部運動は爆発しません。

*外部運動の現象としては、身体を浴びせる、体重移動する、寄りかかる、体当たりする、腰を使う、肩を使う、膝を使う、などがあります。どれも似たり寄ったりです。

*現代日本人はみんなホンダのアシモ君なので、足指が退化しています。そこで、日常歩行を変える必要があります。それには長期間の訓練が必要です。

*さこで、手っ取り早く足指を感じてもらうために、姿勢勁力の弓歩を使います。それには、足の小指側のエッジではなく親指側のエッジを用います。小指側のエッジでは外側広筋主体になってしまいます。親指側のエッジで、内転筋主体になります。

*そして、足首の硬直を解きます。つまり、足首をゆるめてしまいます。すると、足首が折れ曲がります。すると、足指が出現します。なんだか回り道ですが、これが早道です。

*そして、半身の弓歩となります。このほうが、下腿三頭筋が解りやすいのです。後ろ足の裏側筋肉を用いるためです。この時に、鼠蹊部が開いてはいけません。特に後ろ足側の鼠蹊部が開きやすいので注意しましょう。

*ここから練習です。相方に肩口と上腕を押してもらいます。それを後ろ足の足指から抵抗します。これだけで姿勢勁力が発生しています。とても簡単です。でも、蹠行性でもできてしまいます。踵からでもできてしまいます。それでは無意味なので、指行性でやってもらいます。ここはかなり微妙ですけど。

*後ろ足の足指で地面を蹴ってもいけません。あくまで自分の体重を利用します。筋力ではなく体重、です。

*もちろん、体重移動してはいけません。身体を浴びせてはいけません。地面を蹴ってはいけません。前のめりになってはいけません。突然、外されても動くようではいけません。

*撃つ時、押す時は、前腕の筋肉だけ用います。上腕の筋肉は用いません。それが心意六合拳の鷹爪です。

*棒立ちで撃てるのに、なんで鶏歩や六合歩の練習が必要なのか? 棒立ちでも撃てるようになるのは、長期間の訓練の結果です。鶏歩や六合歩の訓練の結果なのです。

*それに棒立ちでは負荷が軽過ぎるので、足の訓練になりません。鶏歩や六合歩は、足首に体重を降ろすための訓練です。足首に体重が降りると、下腿三頭筋が覚醒します。自分の体重で訓練するので、スポーツ・ジムへ通うオカネも時間もかかりません。

*但し、上半身で立っている人が多いようです。上半身で立っていると、訓練の効果がありません。もちろん、勁力も発生しません。肩を中心にして、ゆるめてしまいましょう。ゆるゆる体操です。禅密功などがおすすめです。

*できないからやらない、なんて幼児みたいな反応する人がいます。(三歳か ! ) できないからやるのです。やらないことは永遠にできません。ちっぽけなプライドは捨てましょう。

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by tiger-hawk | 2017-06-16 08:09 | 姿勢勁力

前足が着地した瞬間

*ある日、オバチャンBに質問されました。どうしてセンセーの足指は盛り上がっていないの? 有名な達人先生の足指は盛り上がっているわよ。

*さらに話しを聴くと、その達人先生の足指は地面をつかんでいるらしいです。だから、足指が盛り上がるのです。

*アホのフジマツは世の中の達人に興味が全くありません。オバチャンBは、武術とか格闘技には興味が全く無いのですが、達人には興味があるようです。シ◯テ◯の女達人の話しもします。きれいなオネーサンには興味がありますが、女達人なんかには興味の無いフジマツです。第一、怖いですよおー もちろん、怖い人ではないことは承知していますけど。

*私は武術をはじめてしばらくしたら、自分には武術や格闘技の才能とか素質とか、完全に欠落している事実を知りました。それ以来、達人なんかには成れないと悟りました。

*中国各地をふらふらしたのは、何か面白いことないかなあ、と想っただけです。だから、達人に成りたいという、武術に興味のある人たちの願望については、全く理解できませんでした。宇宙人と話しているみたいです。

*だから、現実世界の達人にも興味は全くありません。達人? なにそれ、おいしいの? なんて具合です。ウフフ

*しかし、足指が地面をつかむと、身体は浮き上がってしまいます。だから、足指はなんにもしてはいけません。

*現代日本人の足指は死んでいると主張しているではないのか? そのくせ、足指はなんにもしなくていいのか?

*ハイ、なんにもしなくていいんです。ただ、体重が載ればそれだけでいいんです。その時に足指がなにかすると、足首が硬直してしまいます。すると、下腿三頭筋が過緊張してしまいます。

*この下腿三頭筋もなんにもしなくていいんです。足指や足首だけでは体重を支えられません。そこで、仕方無く下腿三頭筋に負荷がかかります。でも下腿三頭筋は"積極的に"参加してくれたわけではありません。本当に仕方無く参加しただけです。

*だから下腿三頭筋は"消極的に"体重を支えます。それがいいんです。

*日本人はクソ真面目なので、筋肉の話しをすると、そこを緊張させてしまいます。だから本当は筋肉の名称なんか使用しないほうがいいのかもしれません。でも言葉は記号ですから、仕方無く筋肉名称を使います。

*指行性の姿勢勁力は姿勢が命です。その姿勢は背筋を伸ばしたり、胸を張ったりしてはいけません。普通に存在していればいいんです。だから、一生懸命にやる必要はありません。がんばる必要はありません。足指が地面をつかむ必要はありません。

*でも、それだけでは手がかりがなんにもありません。

*そこで、普通の歩き方と心意六合拳・鶏行歩の違いの一つについて指摘してみます。

*鶏行歩は、身体が浮いてはいけません。したがって、地面を蹴ってはいけません。すると、足首は折れ曲がります。

*その結果、ある事実が浮かび上がります。

*それは前足が地面に着地した瞬間のことです。

*前足が着地した瞬間、前足で立っています。それが普通の歩き方です。もう体重移動が終了しています。

*前足が着地した瞬間、前足で立ってはいません。まだ後ろ足が身体を支えています。それが、鶏行歩の特徴です。心意六合拳の、宋氏形意拳の、武式太極拳の、特徴です。

*心意六合拳の鶏歩は、弓歩は、宋氏形意拳の六合歩は、武式太極拳の弓歩は、前足が着地した瞬間を表現しています。

*だから、前足に体重移動していません。いまだ、後ろ足で立っています。そして、足指ー足首ー下腿三頭筋の内部運動が起きています。勁力トライアングルのことです。この内部運動が手指にまで伝わります。肩はそれを阻止しようと邪魔します。とても強力な阻害物として肩が働きます。どうしても勁力を失敗させてやろうと、肩はがんばります。腰も勁力を阻止しようとがんばります。

*武術だからがんばらねば、と脳も勁力を阻止しようとします。おっと忘れていた。膝も勁力を阻止しようとがんばります。

*なんか全身阻害物だらけです。自分の脳まで敵対しています。ナンテコッタ

*しかし、私は怠け者なので、下腿三頭筋もがんばりません。仕方なしに体重を支えます。しょうがないねえ、と支えます。本当はやりたくないのですが、眠っていたいのですが。

*鶏行歩に戻ります。そんな消極的な足の筋肉なので、前足が着地した瞬間、前足は働きません。前足もやる気がありません。

*そこで仕方無く、後ろ足裏側が身体を支え続けているのです。後ろ足もやる気がないのですが、仕方ありません。

*しかし、私が鶏行歩すると、とても滑らかに歩いてしまいます。だから、見ても解りません。するとオバチャンBに叱られます。センセーの足見てもさっぱり解らないわよ ! センセーがブタだということは解るけど。

*そこで、時々、分解動作してもらいます。前足が着地した瞬間、後ろ足で立っていることを確認してもらいます。

*人のことなんかどうでもいいんです。自分さえ良ければいいんです。だから達人先生のことなんかどうでもいいんです。自分の身体をコントロールすることが大事です。自分の身体を自分で制御することは、なかなか難しい課題です。

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by tiger-hawk | 2017-06-14 08:38 | 姿勢勁力

足指から手指への内部運動

*こんにちわ、地のエネルギーを現代日本人に注ぎ込もうと、日々奮闘努力しているアホのフジマツです。


*しかし、現代日本人はガチガチの大腿直筋を手に入れて、足指を捨ててしまいました。もはや、足指の感覚は死んでいます。


*足指は、地のエネルギーを受け取る接続端子なんですが、その接続端子が死んでいます。


*その結果、ホンダのアシモ君が生まれました。彼にはもちろん、足指がありません。あれが現代日本人の姿なのです。


*指行性の姿勢勁力には、内部運動があります。内部の勁力運動です。足指から手指まで貫通しています。これを体験したことのない人たちにとって、存在そのものが信じられません。


*例えば、合気上げをすると、内部運動は消えてしまいます。ですから、合気道と姿勢勁力は無関係です。


*例えば、沈墜勁や震脚すると、内部運動は消えてしまいます。ですから、一般的な勁力は外部運動です。


*内部運動は見ることができません。外部運動は目に見えます。外にある運動だから、当然のことです。


*この内部運動は、足指から手指に伝わります。手指は前腕の筋肉で造ります。すなわち、心意六合拳の鷹爪です。


*しかし、それを妨害するハードルがあります。第一に膝です。第二に鼠蹊部です。第三に腰です。第四に肩です。また一部の人は肘をハードルにします。


*こうして見ると、関節が邪魔をしています。


*そして、最初のハードルがあります。第一とすべきハードルです。それが足首なんです。実は足首が邪魔なんです。


*ヒトの直立二足歩行では、足首が硬直しています。この足首の硬直を解く必要があります。


*だから、足首をゆるめてしまいます。すると、足首は折れ曲がります。


*すると、足指が出現します。足指に体重が載ります。これだけでいいんです。


*足指は余計なことをしてはいけません。地面をつかんではいけません。地面を蹴ってはいけません。


*足指はなんにもしなくていいんです。ただ、あるだけでいいんです。


*それが足指を使って歩く、という言葉の意味です。つまり、足指そのものを使うことはありません。単に体重が載るだけです。


*しかし、足首はゆるんでいます。足首は足指を助けてはくれません。


*すると、ここではじめて下腿三頭筋が登場します。下腿三頭筋が助けてくれます。


*しかし、下腿三頭筋は余計なことをしてはいけません。ただ単に体重を支えるだけなんです。地面をつかんではいけません。地面を蹴ってはいけません。力を込めてはいけません。


*ところが、現代日本人はクソ真面目です。つい、余計なことをしてしまいます。それが姿勢勁力を破壊してしまいます。


*よかれと思ってしたことが、自分の首を締めてしまいます。悪意はありませんが、結果的に自分の姿勢勁力を殺してしまいます。


*だから、力をゆるめることから練習したほうがいいようです。どうやらそれでシロクマさんは禅密功をやっているようです。ただし、強制はできません。「それは心意六合拳ですか? 」なんて叱られてしまいます。正直にいって、技を覚える身体になっていないのですが。


*私は宋氏形意拳の五行拳で、徹底的に力をゆるめました。これでいくつかのハードルを越えました。


*熊の基本功を教えてみても、日本人は力を込めてしまいます。そんな力は要らないのだけれど・・・といつもつぶやいています。


*まあ、力を込めたほうがカッコいい。心意六合拳らしい。武術らしい。でも、姿勢勁力は破壊されてしまいます。


*ユーチューブを見ると、そんな破壊された姿勢勁力の死体が累々と横たわっています。どうでもいいので、見ないことにしています。


*しかし、力をゆるめてみると、心意六合拳の鷹爪は死んでしまいます。前腕の筋肉は死んでしまいます。もはや、拳も掌もできません。指先に意識集中して、というと、肩まで固めてしまいます。ナンダカナー


*筋肉は使い分けが要求されます。前腕の筋肉を使って、上腕の筋肉は使いません。どうしてそんなことができるの? とびっくりされますが、誰でもできます。


*ところが、自分の身体が自分のものではない人たちがいます。固定観念に縛られていて、自由に動けません。その人たちの身体は別の人が操っているのです。


*指行性の姿勢勁力は、自分の身体を自分の元に取り戻す行為なのです。


お知らせです。


@ 7月12日(月)は平和台体育館が休館なので、練習を休みます。代わりに13日(火)、13時から平和台体育館で練習します。


@ 武式太極拳めっちゃ簡単套路(アレンジ=アホのフジマツ) は、14式です。名称は6月18日の武式太極拳ワークショップで発表します。これで完成形です。もういじりません。武式太極拳は、足指から手指への内部運動をかなり外へ見せてくれます。


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by tiger-hawk | 2017-06-12 08:08 | 姿勢勁力

武術・格闘技の常識に反します

*こんにちわ、反常識の動物武術者=アホのフジマツです。

*指行性のランニングは、地面を蹴って進みます。地面を蹴るので、身体は浮きます。すなわち、ランニングはジャンプ運動ということです。ジャンプ運動とは大腿直筋を主要な筋肉とします。筋トレだとバーベル担いでスクワットです。

*心意六合拳の指行性鶏行歩は、地面を蹴ってはいけません。地面を蹴ると、身体は浮きます。身体が浮くと、姿勢勁力は死にます。

*しかし、ヒトは地面を蹴って進みます。だから、ウォーキングも地面を蹴ります。それは蹠行性(せきこうせい) ですが、やはりジャンプ運動です。ジャンプ運動ですから、大腿直筋を主要な筋肉とします。

*では、下腿三頭筋はなにをしているのでしょうか? 下腿三頭筋は抗重力筋として、地味に身体を支えています。

*この下腿三頭筋に、もっと重要な役割を与えます。それが指行性勁力です。

*しかし、それは大腿直筋と下腿三頭筋の分担がひっくり返ることではありません。

*心意六合拳の鶏歩で、弓歩で、宋氏形意拳の六合歩で、低い姿勢になるのはなんのためでしょうか?

*それは、下腿三頭筋に体重を支えてもらうためです。ところが、下腿三頭筋が地面を蹴ってしまうと、元の木阿弥です。やはり、身体が浮いてしまいます。

*どうやら、八卦掌という武術は下腿三頭筋が地面を蹴って進むようです。これは、心意六合拳と宋氏形意拳の目的とする方法ではありません。どちらが正しいという問題ではなく、方法論が異なっています。

*では、心意六合拳と宋氏形意拳の推進力とはなんでしょうか? 地面を蹴ることは推進力として放棄しました。

*その推進力は、自分の体重です。だから、階段の下り運動に似ています。階段の下り運動は指行性になります。

*しかし、これを平地でやるとなると、前足が邪魔になります。そこで、前足を高く挙げてやります。

*それが鶏歩からの第一動作です。

*どういうことかというと、軸足の後ろ足は全く変化しないで、前足だけ挙げます。

*しかし、ヒトは地面を蹴ることが本能となっています。そこで、軸足の後ろ足も高く挙げてしまいます。これが間違いの元です。

*鶏歩の後ろ足は全く変化することなく、前足だけ高く挙げます。これが、鶏歩から鶏行歩への第一動作となります。

*心意六合拳の基本技は全てそのような構造です。例えば、鶏撲食(けいぼくしょく)や熊吊膀(ゆうちょうぼう) などです。

*鶏行歩はいきなり左右の足が交替するので、通常の歩行になってしまう危険性があります。地面を蹴ってしまう危険性があります。そこで、鶏撲食などで練習することをおすすめします。

*ニワトリの指行性一本足は、地面を蹴ってしまうことを回避するために導入されました。

*しかし、ヒトの骨格は指行性ではなく、蹠行性です。そこでは、足指は眠っています。とりわけ現代日本人の足指は死んでいます。

*そこで、足指に体重を乗せてやります。しかも、足指は地面を蹴ってはいけません。

*その条件を満たすために、足首は折れ曲がります。それも、自分の体重で折れ曲がります。

*その時に必要なことは、力を抜くことです。力は必要ないばかりでなく、邪魔な存在となります。その力とは、地面を蹴る力だからです。

*力を使うと、足首は伸びて硬直してしまいます。それが、ヒトの直立二足歩行だからです。直立の本質です。すると、蹠行性のままです。

*心意六合拳と宋氏形意拳は、直立してはいけません。それは曲立を要求されます。曲立一本足歩行が要求されます。指行性での曲立一本足歩行です。まるで恐竜=鳥類みたいです。だから、鶏行歩ということです。

*鶏行歩は地面を蹴ってはいけないので、力を抜いてしまいます。すなわち、勢いを殺してしまいます。これが、ヒトの本能に反します。武術の常識に反します。格闘技の常識に反します。

*勢いを殺すとは、動作の繋がりを断ってしまうことです。その結果、一つの技は一つの技で終わります。次の技に繋げてはいけません。ここがたいへん重要となります。

*ところが、例えば鶏歩では後ろ足が軸足になっています。すると、連打連撃が容易となります。すなわち、潜在的に次の技と繋がっています。構造的に次の技に繋がっています。

*しかし、勢いがあると、次の技に繋がりません。見た目は繋がっていますが、もはや姿勢勁力は死んでいます。

*逆説的ですが、これが姿勢勁力の構造です。それは武術・格闘技の常識に反する行為となります。

*結果的に、相手の体重は軽く感じます。すると、前腕での打撃に専念できます。より大きな勁力となります。勢いを殺した結果、大きな勁力を手に入れます。おかしな話しです。にわかには信じられません。

*心意六合拳の技は二歩で構成されています。その二歩とは助走ではありません。助走してはいけません。その二歩は、足首に体重を降ろすために存在しているのです。勢いを殺すために存在しているのです。

*このことに無知な中国人心意六合拳家、中国人形意拳家もたくさんいます。無知だと身体は浮いていますから、沈むしか選択肢がありません。結果、沈墜勁や震脚しか使えません。それだと勁力は切れてしまいます。とても不幸なことですが、仕方ありません。

*なんのために、鶏歩で、弓歩で、六合歩で、じっと立っているのでしょうか? それは勢いを殺すために立っているのです。だから、力を抜いて足首に体重を降ろします。足首も力を抜いてしまいます。すると、足首は折れ曲がります。

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by tiger-hawk | 2017-06-11 08:28 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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